税理士試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)




コンテンツ 表示

税理士試験の概要

税理士とは税務書類の作成、税務代理、相談、会計業務、補佐人、コンサルティングなど税務関連のスペシャリストです。財務省が認定する国家資格で、税理士になるには税理士試験に合格することと2年以上の実務経験が必要です。また、公認会計士と混同されがちですが、税理士の独占業務は相談者の側に立つ税務業務、公認会計士の独占業務は中立な第三者としての監査業務とそれぞれ異なる役割があります。

クレアールのコースを確認する

 

 

クレアールの税理士講座が10日間無料でお試し受講可能!

クレアールのコースを確認する

 

 

 

 

試験について

税理士の試験は11科目の中から会計学に属する科目2科目及び税法に属する科目3科目の合計5科目に達したとき合格者となります。5科目を一度に受験する必要はなく、1科目ずつ受験することができます。また、合格科目は生涯にわたって有効です。

税理士試験の公式テキスト

公式テキストは存在していません。独学での勉強も可能ですが、やはり資格取得予備校に通って勉強する方法が王道です。市販の参考書の場合、TAC出版やネットスケールから参考書が出版されています。科目によっておすすめできる参考書が異なるので、ここでは簿記論に絞っておすすめの参考書をご紹介します。

税理士試験のおすすめ参考書【簿記論】

1.「みんなが欲しかった! 税理士 簿記論の教科書&問題集」(TAC出版)

TAC税理士講座(編集), TAC出版開発グループ(その他)
出版社: TAC出版; 2019年度版(2018/8/9)、出典:amazon.co.jp

30年を超える長年の受験指導実績にもとづくTAC式の税理士試験完全合格メソッドを、「教科書&問題集」としてお手元にお届けします。膨大な学習範囲から合格に必要な論点をピックアップし、テキストのエッセンスを凝縮して再構築。まさに「みんなが欲しかった」税理士の教科書に仕上がっています。独学でも学習しやすいように随所に工夫をいれていますので、日商2級レベルの税理士初学者の方も、スムーズに学習可能です。 [1] 損益会計編 だけでなく、[2] 資産会計編 [3] 資産・負債・純資産会計編 [4] 構造論点・その他編 [5] 理論編(財務諸表論のみ)シリーズもご確認下さい。

2.「税理士受験シリーズ  簿記論 完全無欠の総まとめ」(TAC出版)

TAC税理士講座(著)
出版社: TAC出版; 2019年度版(2018/11/18)、出典:amazon.co.jp

実績抜群の資格の学校・TACで使用している各種教材の内容をコンパクトにまとめた、税理士試験簿記論対策の要点整理テキストです。合格ノウハウが凝縮されているので、重要ポイントの整理に大変有効! いつでもどこでも学習でき、重要項目を隠して覚えられる便利な赤シート付きです。

3.「税理士試験必修教科書 簿記論・財務諸表論I」(ネットスケール)

ネットスクール株式会社(著)
出版社: ネットスクール; 初版(2017/8/28)、出典:amazon.co.jp

学習の効率性を最大限にまで高めるため、簿記論と財務諸表論の2科目を同時に学べるテキストです。日商簿記2級修了レベルの方を想定していますので、これから税理士試験にステップアップを考えているという方におススメの教材です。

最新の税理士テキストを確認する
Amazon  Rakuten

目次 – 所得税法 理論サブノート (税理士受験対策シリーズ)

はじめに

この理論サブノートは、最近の試験傾向を研究し、所得税法に関する膨大な条文規定の中から理論問題対策として必要な重要項目をすべて織り込み、条文体系別に編集してあります。本書を熟読し確実に理解することが合格するための一番の近道となります。

なお、本書は2019年7月1日現在の施行法令(一部、改正による延長が見込まれるものを含む。)に基づいて作成しております。

資格の大原 税理士講座

本書の特徴

Subject.1 効率的な学習を可能にする本書の構成
本書は、各税法の体系的な学習に役立つよう、各規定をその内容に基づきグループ分けをし、各グループごとに問題番号を付して掲載しております。各理論問題が属するグループを確認しやすいように、各理論問題には枝番号を付しております。

これらにより、個別理論の暗記から法律の体系的な学習が可能な一冊となっております。本書掲載の理論を確実なものとすることで、税理士試験の合格に必要な力を身に付けることができます。

体系的な学習で効率Up!

Subject.2 各規定の重要度が一目でわかる
理論問題の各規定には、過去の税理士試験の出題実績等に基ついて、各規定の重要度に応じた★印を付しております。

★★…最重要かつ基本的な規定であり、完全理解をして下さい。
★…★★を補足する規定であり、その内容を確認し、できるだけ完全理解を目指して下さい。

Subject.3 重要語句の暗記に便利な赤シート
本書は、解答上必要とされる税法用語や規定の適用要件等の重要語句を赤字表記にしてあります。付属のシートを使用し、赤字表記部分を隠すことで、各理論の最重要部分から暗記をすることが可能となります。

また、赤字表記部分をシートで隠しても文章の全体像を把握しやすいよう、赤字表記部分には、アンダーラインを付してあります。

最重要部分を確実に把握したうえで、文章全体を暗記することで、適切な解答作成が可能となる一冊となっております。

赤シートで暗記Check!

Subject.4 開きやすく閉じにくいオリジナル製本
携帯に便利なB6サイズになっており、確認したいページを開いた状態で片手でも持ちやすい様に、製本を工夫しております。

資格の大原 税理士講座 (著)
出版社: 大原出版; 第19版 (2019/8/22)、出典:出版社HP

本書の利用方法

Point.1 合格を可能にする暗記の手順

STEP.1 重要語句の暗記からスタート
税法用語や適用要件等の赤字表記部分は、解答上の最重要部分となりますので、まずは、赤字表記部分を中心に覚えて下さい。その後、付属のシートで赤字表記部分を隠し、暗部ができているかどうか確認をします。

STEP.2 文章を組み立ててみる
赤字表記部分を踏まえ、タイトルを見てその内容が説明できるように文章を組み立てる練習をして下さい。

STEP.3 暗唱できるまで繰り返し
最終的に理論全体を隠して暗唱できるよう練習します。各規定ごとにすらすらと暗唱できるようになることが目標です。各理論問題の内容理解後は反復して暗記に取り組み、本試験には万全の状態で臨みましょう。なお、条文番号については、暗記をする必要はありません。

Point.2使って便利な巻末付録
巻末には合格への近道となる様々な付録を掲載しております。ぜひご活用下さい。

STEP.1 グループ内の位置関係が一目でわかる理論体系表

出題頻度や試験傾向が一目でわかる出題分析表

STEP.3 出題内容や文章表現が一目でわかる過去試験問題


(年度)
問         題
第39回
(元年)
1 居住者が損害賠償金を支払った場合及び損害賠償金の支払いを受けた場合における所得 税法上の取扱いを説明しなさい。                      (30点)
2 予定納税額の減額の承認の申請について、その申請ができる場合、その申請の手続、そ の申請に対して税務署長のとるべき措置及び減額の承認があった場合の効果等について説 明しなさい。
(注) 「災害被害者に対する租税の減免、徴収猶予等に関する法律」に規定されている事 項については、説明する必要はありません。                 (20点)

 

Point.3 法令等の改正に対応!
改正時には、資格の大原書籍販売サイト大原ブックストアで本書掲載内容に関する法改正に伴う修正を公開します。改正後の問題や解答をいち早くキャッチできます。また、そのようなことが生じないように細心の注意を払っておりますが、万が一訂正が生じた場合には正誤表も合わせて掲載いたします。

https://www.o-harabook.jp/
資格の大原書籍販売サイト大原ブックストア

Point.4 凡例紹介

凡例
本書において使用する次の用語は、それぞれ次に掲げる法令を示すものである。
1.所得税法関係
「法」……所得税法
「令」………所得税法施行令
「規」………所得稅法施行規則
「通」………所得税法関係通達基本通達
「個通」………..所得税法関係通達個別通達
2.租税特別措置法関係「措法」…租税特別措置法
「措令」……租税特別措置法施行令
「措規」租税特別措置法施行規則
「措通」…租税特別措置法関係通達
3.その他
「通則法」………国税通則法
「災免法」………災害被室考対する租税の減免、徴収猶予等に関する法律
「復興法」………東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法
「国外送金法」………内国税の適正な課税の確保を図るための国外送金等に係る調書の提出等に関する法律

資格の大原 税理士講座 (著)
出版社: 大原出版; 第19版 (2019/8/22)、出典:出版社HP

もくじ

[1総則] 問題1-1個人の納税義務者と課税所得の範囲等
問題1-2法人の納税義務者と課税所得の範囲等
問題1-3納税地 [2各種所得の金額の計算] 問題2-1非課税所得
問題2-2保険金、損害賠償金等を取得した場合、支出した場合の取扱い
問題2-3年金についての課税関係
問題2-4各種所得の意義及び金額
問題2-5給与所得
問題2-6退職所得
問題2-7借地権等の設定に伴い取得した権利金の取扱い
問題2-8所得金額の計算の通則
問題2-9収入金額の評価の別段の定め
問題2-10資産の無償又は低額による移転があった場合
問題2-11収入及び費用の帰属時期の特例
問題2-12固定資産の交換の場合の譲渡所得の特例(租税特別措置法を除く。)
問題2-13居住用財産を譲渡した場合の課税の特例(居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失の損益通算及び繰越控除並びに特定居住用財産の譲渡損失の損益通算及び繰越控除を除く。)
問題2-14利子所得、配当所得の課税関係(非課税口座制度及び未成年者口座制度を除く。)
問題2-15有価証券の譲渡による所得の課税関係(特定中小会社が発行した株式に係る特例、特定口座制度及び特定管理口座制度並びに非課税口座制度及び未成年者口座制度を除く。)
問題2-16特定口座制度及び特定管理口座制度
問題2-17非課税口座制度及び未成年者口座制度
問題2-18特定の取締役等が受ける新株予約権の行使による株式の取得に係る経済的利益の非課税等(ストック・オプション税制)
問題2-19特定中小会社が発行した株式に係る特例(エンジェル税制)
問題2-20先物取引に係る所得の課税関係
問題2-21家事関連費等の取扱い
問題2-22資産について生じた損失の取扱い(債権を除く。)
問題2-23債権が回収不能となった場合の取扱い
問題2-24貸倒引当金
問題2-25事業を営む居住者と生計を一にする親族が支払を受ける対価
問題2-26資産に係る控除対象外消費税額等の必要経費算入
問題2-27取得費(有価証券の取得費を除く。)
問題2-28青色申告特別控除 [3課税標準] 問題3-1課税標準
問題3-2申告分離課税
問題3-3損益通算
問題3-4純損失の繰越控除
問題3-5雑損失の繰越控除
問題3-6居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失の損益通算及び繰越控除
問題3-7特定居住用財産の譲渡損失の損益通算及び繰越控除
問題3-8所得金額調整控除 [4所得控除)
問題4-1所得控除(物的控除)
問題4-2所得控除(人的控除)
問題4-3医療費控除 [5税額計算] 問題5-1平均課税制度
問題5-2配当控除
問題5-3外国税額控除
問題5-4住宅借入金等を有する場合の所得税額の特別控
問題5-5転任後の再居住年以後の特例
問題5-6認定住宅の新築等に係る税額控除 [6申告・納付及び還付)
問題6-1予定納税制度(予定納税額の減額承認申請を承認申請を除く。)
問題6-2予定納税額の減額承認申請
問題6-3確定申告(死亡又出国場合在除。)
問題64死亡又は出国の場合の確定申告
問題6-5確定申告による納付
問題6-6延納
問題6-7還付
問題6-8青色申告制度
問題6-9青色申告者の特典 [7源泉徴収] 問題7-1源泉徴収
問題7-2利子所得、配当所得の源泉徴収
問題7-3給与所得の源泉徴収
問題7-4年末調整
問題7-5退職所得の源泉徴収
問題7-6公的年金等の源泉徴収 [8雜則] 問題8-1帳簿書類の備付け等及び添付書類並びに総収入金額報告書の提出
問題8-2法定調書 [9国税通則法] 問題9-1修正申告
問題9-2更正請求
問題9-3更正又士決定
問題9-4加算税
問題9-5不服申立て [10国外出時課税] 問題10-1国外出(出国)時課税制度
問題10-2国外出(赠与等)時課税制度

付録
I所得稅法理論体系表
I理論問題出題分析表
III過去理論出題問題

資格の大原 税理士講座 (著)
出版社: 大原出版; 第19版 (2019/8/22)、出典:出版社HP

目次 – 法人税法 理論サブノート (税理士受験対策シリーズ)

はじめに

税理士試験合格のためには、理論問題に対しポイントを押さえた解答作成が重要です。すなわち、理論については「ただ書けば、合格する」のではなく、「ポイントを押さえた合格答案を書いてこそ、合格」するのです。

そのためには、法人税の取扱いを規定している「法人税法」「租税特別措置法」「国税通則法」などの法律等を暗記するとともにそれぞれの内容を十分に理解することが必要となります。

そこで、法人税の取扱いを「体系的、かつ、合理的」に暗記するための学習ツールとして、この「理論サブノート」を開発致しました。

なお、本書は2019年7月1日現在の施行法令に基づいて作成しております。

資格の大原 税理士講座

本書の特徴

Subject.1 効率的な学習を可能にする本書の構成
本書は、各税法の体系的な学習に役立つよう、各規定をその内容に基づきグループ分けをし、各グループごとに問題番号を付して掲載しております。また、各理論問題が属するグループを確認しやすいように、各理論問題には枝番号を付しております。

これらにより、個別理論の暗記から法律の体系的な学習が可能な一冊となっております。本書掲載の理論を確実なものとすることで、税理士試験の合格に必要な力を身に付けることができます。

体系的な学習で効率Up!
【法人税法理論サブノートの例】

Subject.2 各規定の重要度が一目でわかる
理論問題の各規定には、過去の税理士試験の出題実績等に基づいて、各規定の重要度に応じた★印を付しております。

★★…最重要かつ基本的な規定であり、高い精度での暗記が要求されます。
★…重要または★★を補足する規定であり、その内容を理解し、できるだけ高い精度での暗記を目指して下さい。
(注)★を付していない規定については、★★及び★を暗記した後に暗記をするようにして下さい。

Subject.3 重要語句の暗記に便利な赤シート
本書は、解答上必要とされる税法用語や規定の適用要件等の重要語句を赤字表記にしてあります。付属のシートを使用し、赤字表記部分を隠すことで、各理論の最重要部分から暗記をすることが可能となります。

また、赤字表記部分をシートで隠しても文章の全体像を把握しやすいよう、赤字表記部分には、アンダーラインを付してあります。
最重要部分を確実に把握したうえで、文章全体を暗記することで、適切な解答作成が可能となる一冊となっております。

赤シートで暗記Check!
【法人税法理論サブノートの例】

Subject.4 開きやすく閉じにくいオリジナル製本
携帯に便利なB6サイズになっており、確認したいページを開いた状態で片手でも持ちやすい様に、製本を工夫しております。

資格の大原 税理士講座 (著)
出版社: 大原出版; 第19版 (2019/8/22)、出典:出版社HP

本書の利用方法

Point.1 合格を可能にする暗記の手順

STEP.1 重要語句の暗記からスタート
税法用語や適用要件等の赤字表記部分は、解答上の最重要部分となりますので、まずは、赤字表記部分を中心に覚えて下さい。
その後、付属のシートで赤字表記部分を隠し、暗記ができているかどうか確認をします。

STEP.2 文章を組み立ててみる
赤字表記部分を踏まえ、タイトルを見てその内容が説明できるように文章を組み立てる練習をして下さい。

STEP.3 暗唱できるまで繰り返し
最終的に理論全体を隠して暗唱できるよう練習します。各規定ごとにすらすらと暗唱できるようになることが目標です。各理論問題の内容理解後は反復して暗記に取り組み、本試験には万全の状態で臨みましょう。なお、条文番号については、暗記をする必要はありません。

【法人税法理論サブノートの例】

1つの文章が暗記できたら次の文章の暗記にチャレンジ!

Point.2 使って便利な巻末付録
巻末には合格への近道となる様々な付録を掲載しております。ぜひご活用下さい。

STEP.1 グループ内の位置関係が一目でわかる理論体系表
【法人税法理論サブノートの例】
法人税法の体系

(注)一部の科目には付属しておりません。
STEP.2 出題頻度や試験傾向が一目でわかる出題分析表
【法人税法理論サブノートの例】

STEP.3 出題内容や文章表現が一目でわかる過去試験問題
【法人税法理論サブノートの例】

Point.3 法令等の改正に対応!
改正時には、資格の大原書籍販売サイト大原ブックストアで本掲載内容に関する法改正に伴う修正を公開します。改正後の問題や解答をいち早くキャッチできます!!

また、そのようなことが生じないように細心の注意を払っておりますが、万が一、訂正が生じた場合には正誤表も合わせて掲載いたします。

https://www.o-harabook.jp/
資格の大原書籍販売サイト大原ブックストア

Point.4 凡例紹介

凡例
本書において使用する次の用語は、それぞれ次に掲げる法令を示すものである。

1.法人税法関係
「法」……法人税法
「令」……法人税法施行令
「規」…….法人税法施行規則
「基通」……法人税基本通達
「個通」……法人税個別通達

2.租税特別措置法関係
「措法」……租税特別措置法
「措令」……租税特別措置法施行令
「措規」……租税特別措置法施行規則
「措通」……租税特別措置法関係通達

3.その他
「国通」……国税通則法
「配合」…減価償却資産の耐用年数等に関する財務省令
「耐通」……耐用年数の適用等に関する取扱通達

資格の大原 税理士講座 (著)
出版社: 大原出版; 第19版 (2019/8/22)、出典:出版社HP

もくじ

[1総則・定義] 問題1-1納税義務者課税所得等の範囲税率
問題1-2事業年度
問題1-3納税地
問題1-4資本金等の額
問題1-5利益積立金額
問題1-6所得の帰属に関する通則 [2所得金額の計算] 問題2-1各事業年度の所得の金額の計算方法
問題2-2収益の額 [3帰属事業年度] 問題3-1リース譲渡に係る収益及び費用の帰属事業年度の特例
(延払基準)
問題3-2工事の請負に係る収益及び費用の帰属事業年度の特例
(工事進行基準) [4配当金] 問題4-1受取配当等の益金不算入額
問題4-2配当等の額とみなす金額
問題4-3外国子会社から受ける配当等の益金不算入 [5資産] 問題5-1資産の評価損益
問題5-2棚卸資産の評価方法
問題5-3棚卸資産の意義及び取得価額
問題5-4有価証券の譲渡損益及び算出方法
問題5-5有価証券の期末評価及び売買目的有価証券の意義
問題5-6有価証券の意義及び取得価額
問題5-7減価償却資産の償却計算及び償却方法
問題5-8減価償却資産の意義及び取得価額
問題5-9少額の減価償却資産一括償却資産中小企業者等の特例
問題5-10特別償却(中小企業者等が機械等を取得した場合の特別償却)
問題5-11特別償却準備金
問題5-12繰延資産の意義及び償却計算
問題5-13外貨建取引の換算、換算方法及び換算差損益の取扱い
問題5-14デリバティブ取引に係るみなし決済及び現物決済
繰延ヘッジ時価ヘッジ [6給与] 問題6-1同族会社の意義役員の意義使用人兼務役員の意義
問題6-2役員給与の損金不算入
問題6-3使用人給与の損金不算入使用人賞与の損金算入時期 [7営業経費等] 問題7-1寄附金の損金不算入
問題7-2交際費等の課税の特例
問題7-3租税公課等の取扱い
問題7-4不正行為に係る費用の取扱い
問題7-5控除対象外消費税額等の取扱い [8圧縮記帳等] 問題8-1国庫補助金等に対する課税の特例
問題8-2保険差益金の額に対する課税の特例
問題8-3交換差益金の圧縮記帳
問題8-4収用等の場合の圧縮記帳及び特別勘定
問題8-5換地処分等の圧縮記帳
問題8-6収用換地等の所得の特別控除
問題8-7特定資産の買換えの場合の課税の特例 [9引当金準備金] 問題9-1貸倒引当金
問題9-2海外投資等損失準備金 [10欠損金] 問題10-1青色欠損金の繰越控除及び繰戻し還付
問題10-2災害損失金の繰越控除
問題10-3債務免除等があった場合の欠損金の損金算入
問題10-4欠損等法人の取扱い
問題10-5残余財産が確定した場合の欠損金の取扱い [11外国] 問題11-1移転価格税制(国外関連者との取引に係る課税の特例)
問題11-2過少資本税制
(国外支配株主等に係る負債の利子等の課税の特例)
問題11-3過大支払利子税制(対象純支払利子等に係る課税の特例) [12その他の所得計算] 問題12-1金銭債務に係る債務者の償還差損益
問題12-2リース取引に係る所得の計算
問題12-3借地権等の取扱い
問題12-4譲渡制限付株式を対価とする費用の帰属事業年度の特例
問題12-5新株予約権を対価とする費用の帰属事業年度の特例
問題12-6組合事業等による損失がある場合の課税の特例
問題12-7最後事業年度の損益の帰属等 [13税額計算] 問題13-1試験研究費の特別控除
問題13-2中小企業者等が機械等を取得した場合の法人税額の特別控除
問題13-3留保金課税(特定同族会社の特別税率)
問題13-4使途秘匿金の支出がある場合の課税の特例
問題13-5所得税額控除
問題13-6外国税額控除
問題13-7仮装経理に基づく過大申告があった場合の取扱い
問題13-8給与等の引上げ及び設備投資を行った場合等の法人税酒の
特別控除 [14申告納付等] 問題14-1中間申告
問題14-2確定申告
問題14-3青色申告
問題14-4更正の請求及び修正申告
問題14-5更正又は決定 [15組織再編] 問題15-1合併があった場合の主な取扱い
問題15-2分割型分割があった場合の主な取扱い
問題15-3分社型分割があった場合の主な取扱い
問題15-4現物出資があった場合の主な取扱い
問題15-5適格組織再編があった場合の欠損金等の取扱い
問題15-6資産等に係る調整勘定の取扱い
問題15-7株式交換等があった場合の主な取扱い
問題15-8株式分配があった場合の主な取扱い [16連結納税] 問題16-1連結納税制度
問題16-2各連結事業年度の連結所得の金額の計算方法
問題16-3連結中間申告
問題16-4連結確定申告
問題16-5連結納税の開始又は加入に伴う資産の時価
問題16-6連結欠損金の繰越控除 [17グループ法人税制] 問題17-1グループ法人税制
問題17-2完全支配関係がある法人間取引の損益の調整
問題17-3適格現物分配があった場合の主な取扱い [18法人税の概要] 問題18-1一般社団法人・一般財団法人及び公益社団法人・
公益財団法人に対する主な取扱い

付録
I法人税法理論体系表
II理論問題出題分析表
Ⅲ過去理論出題問題

資格の大原 税理士講座 (著)
出版社: 大原出版; 第19版 (2019/8/22)、出典:出版社HP

目次 – フリーター、税理士になる!

はじめに

税理士試験は難関と言われる国家試験の一つです。働きながら取得する人の平均取得期間は6~8年だといわれています。8年かけて合格できる人は良いほうで、途中で諦めてしまう人もたくさんいます。

私は,税理士試験の勉強を始めたとき,学歴なし、貯金なし,職歴なしのトリプルゼロ状態でした。税理士試験を受けるといったら,笑われました。それでも,すべての科目を一発合格し,簿記の教科書をはじめて開いたときから、5年で税理士になることができました。法人税法の全国公開模試では全国2位を得点しました。

決して,私が要領が良かったとか,頭が良かったというわけではありません。それでも,私が合格することができたのは,税理士試験に合った勉強法を取ることができたからだと思っています。

この本には、私が実践してきた「勉強法」,「テクニック」,「メンタル管理」のすべてを詰め込みました。

そして,少しばかり,私の受験物語も入れさせてもらいました。巷にあふれる合格体験記のように,スマートでもなく,かっこよくもなく,書いているときは冷や汗が止まりませんでした。

でも,受験生の多くは,私と同じように,迷いながら,悩みながら,泥臭く進み続けて、合格を手にしていくのだと思います。

私の5年間の記録が、あなたの進む道を少しでも照らせれば幸いです。

入江日和

入江日和 (著)
出版社: 中央経済社 (2018/8/29)、出典:出版社HP

目次

プロローグ「○○した」から「税理士試験に合格した、
・私が税理士になった理由
・独学は不利ではなかった
・努力する必要はない
・合格する文脈をつくる
コラム1試験概要をチェックしよう
コラム2受験資格を手に入れよう

第1章 簿記論・財務諸表論に「独学合格」する方法
・簿記論・財務諸表論は独学合格できる!
・独学合格の戦略を考えよう
・簿記論・財務諸表論「逆算」勉強法
ライバルに差をつけるテクニック

第2章 簿記論・財務諸表論の独学攻略ノウハウ
・計算問題を攻略しよう
・理論問題を攻略しよう

第3章 税法科目に「一発合格」する方法
・税法に一発合格する方法
・必勝!「半独学」スケジュール
・税法理論必勝法
・あした役立つプチテクニック
コラム3会計事務所の選び方

第4章 ゆる&ラク!勉強を続けるためのテクニック
・「がんばらない」のが継続のコツ
・短期合格のための時間管理術
・整理・整頓なんて必要ない!「解けたBOX」活用術
・ゆる〜く合格!ラクちん勉強術
・厳選!税理士受験グッズ
コラム4忘れ物をしてしまったら?

第5章 本試験~合格後までに考えたこと
・本試験当日に向けて
・税理士にならないという選択肢
・意外と大変!税理士登録
・税理士として働く

第6章 フリーターが税理士になるまで、
・税理士を目指したきっかけ
・簿記検定を受験することになる
・運命の出会いと上京
・税理士試験に挑む

入江日和 (著)
出版社: 中央経済社 (2018/8/29)、出典:出版社HP

プロローグ 「○○した」から「税理士試験に合格した」

私が税理士になった理由

私は引きこもりでした。高校を中退した後,何をするでもなく夜に起きて昼に寝る生活を2年続けました。その後,通信制高校を20歳で卒業。芸大に進学するも、1日行っただけでまた中退しました。芸大中退後就職するでもなく、地元のスーパーで働きながら、一人暮らしをしていました。地方だったので時給は810円。

お給料から家賃を引いて、毎月残るのは4,5万円。ダブルワークをしたくても、パート先で社会保険に入っていて、副業禁止だと言われていたので,これ以上収入を増やすこともできない。

「このままではいけない….。」焦燥感と不安で押しつぶされそうな日々でした。それでも,具体的に何をやればいいのか,どう頑張ればここから抜け出せるのかわかりませんでした。そんなとき,スーパーの店長に言われたのです。

「資格でも取ったら?」

その日のうちに、本屋に行って日商簿記2級の参考書を買いました、そこから5年経った今,私は税理士として働いています。東京に引っ越しもして、勉強を通じて知り合った人と結婚もしました。

勉強を始めて5年経った今の私は、5年前の自分からは全く想像のつかなかった場所に立っています。

今から5年後も,今の自分からでは想像もできない場所まで到達できたら良いなと思っています。今,この本を読んでくれているあなたの5年後も,今とは全く違うところに立っている可能性もあると思うのです。

「出会い」と「可能性」

当時,この一言は、私にとって衝撃でした。そうか,資格か!!と思ったのです。目の前がパッと開けたような,暗いトンネルを抜けて光が差したような,雷に打たれたような経験でした。

私のテンションの上がり具合に,資格の取得を勧めた高橋店長はちょっと引く。ぐらいでした(笑)。

今でも高橋店長には本当に感謝しています。

人と出会うことで,自分が思ってもみなかった自分の可能性が発掘されるかもしれません。また,自分も誰かの可能性に気づけるかもしれません。

人と出会って,素直に意見を受け入れるということはとても大事です。

独学は不利ではなかった

「資格でも取ったら」と店長に言われた日から5年で,私は次の次取得しました。簿記論・財務諸表論までは独学で取得しました。

独学
2012年6月日商簿記2級
2013年2月全経簿記上級
2013年4月証券外務員1種
2013年5月FP3級
2013年11月日商簿記1級
2013年12月ITパスポート
2014年1月FP2級
2014年8月税理士試験簿記論・財務諸表論

進学
2015年8月税理士試験法人税法
2016年8月税理士試驗消費税法
2017年8月税理士試験相続税法

お金がなかったので,独学以外の選択肢がなかったのです。しかし、やってみてわかったことは「独学は不利ではない」ということでした。むしろ,簿記の勉強というのは、独学でどんどん進んでいける人が最強なのです。

なぜなら,簿記力を身につけるために一番必要なのは「反復・継続」からです。難易度の高い問題や,閃きの必要な問題より,基本的な問題を落とさないということが一番大事なのです。そのためには,毎日,コツコツ,基本トレーニングを続けていくべきなのです。そして、基本トレーニングというのは一人でしかできないことなのです。

税法科目の勉強に入ってから,専門学校に通い始めましたが,通学と通信を組み合わせ,「本当に必要なときだけ学校に行き,あとは自宅で勉強をする」という「半独学」にて勉強をしました。

独学に少し通学を加えることで,両方の勉強法のいいとこ取りで,最大の成果を出すことができたのです。いつ学校に行くか,いつ学校に行かないかということはかなり計算してスケジュールを組んでいました。

その結果,全国公開模試では上位1%以内に入ることができたのです。全国公開模試で5%に入っていれば,本試験で何が起こっても落ちることはありません。

模試で30%に入ると合格ラインと言われていますが、それではまだまだ落ちる可能性があります。確実に合格をつかみたいなら,本試験の合格ラインと同じく,上位10%を目指した勉強をするべきなのです。

上位10%はかなり厳しい数字だと思いがちですが、税理士受験生のうち、実際に合格できるレベルまで試験範囲を勉強してきているのは10人中3人くらいです。その3人の中で1位になれば良いのです。

税理士試験は、隣の人に勝てば受かるのです。そう考えると,少し肩の力が抜けてくる気がしませんか?

入江日和 (著)
出版社: 中央経済社 (2018/8/29)、出典:出版社HP

努力する必要はない

努力って、長く続きませんよね。はっきり言って、私は努力ができない人間です。最近太ってしまって、ダイエットをしようと思い禁・おやつ生活が。していたのですが、3日と持たずマカロンを食べてしまいました。

私が勉強を続けることができたのは、努力しなかったからです。楽しいと思えるように勉強をしてきました。勉強も必死に机にかじりついてするだけではなく,テレビを見たり、ラジオを聴いたり,時には逆立ちしながら,フリースタイルで勉強してきました。

勉強をする時間を,楽しい時間にしてしまえば、努力なんていらず,自分がやりたいことをやっていたらいつの間にか合格していた、という体制を作ることができます。
私たちの日常には、いろんなことが起きます。毎日ご機嫌に過ごせるのが一番ですが,そうもいきません。家族と喧嘩したり、仕事で失敗したり、雨が降ったり,風が吹いたりするのです。

そういったときに,疲れた心に鞭を打って働治を続けることはとても人変です。そうじゃなくて、勉強が心の栄養になるように、勉強が癒しの間になるようにしていくことができれば,それが一番ですよね。

楽しみながら勉強をする

勉強というと、机に座って、静かな環境でやる,というのが定番ですが,このスタイルにとらわれなくても良いと思っています。

どんな形であれ知識が身につけばそれが勉強なのです。形式にこだわる必要はないのではないでしょうか。

逆立ち勉強法は失敗に終わりました。ほかにもチャリ漕ぎ勉強法,あやとり勉強法など、編み出そうとしたものの,失敗に終わった勉強法がたくさんあります。
眉抜き勉強法や痒み止め勉強法は効果ありでしたが,リスクを伴うのでご紹介は割愛します。

勉強というと学生時代のつらく苦しいイメージを持ちがちですが,勉強は本来,自由で楽しいものです。好きなように,フリースタイルで勉強しましょう!

合格する文脈をつくる

私が今までの受験経験で得た,合格するための秘訣があります。それは「自分の人生の中で,合格する文脈を作る」ということです。

「たまに勉強した」から「税理士試験に合格した」
「毎日勉強した」から「税理士試験に合格した」

一つ目の文章は自然ではないですよね。対して,二つ目の文章は自然だと感じるはずです。

「○○した」から「税理士試験に合格した」

という文章を作って、前の文章に何を入れるか,その文章を,自分の中にどれだけ積み上げられるか,なのです。

「不合格」に繋がりそうな文脈はちゃんと管理・排除するのです。「毎週飲みにいった」から「不合格」
「1週間勉強を休んだ」から「不合格」

というようなものは,ちゃんと意識して、できる限り積み重ねにします。

そして,「けど」が一番怖いのです。
「家事を毎日ちゃんとした」けど「合格」
「残業ばっかりで大変だ」けど「合格」
「やりたいこともやってた」けど「合格」

こういった話は,合格体験談のなかで,美談として語られることが多いです。でも,合格体験談は,稀な成功だから取り上げられるのです(この本を書いている私が言うのは恐縮ですが…)。

この「けど」は曲者です。私たちに夢を見させ,罪悪感と劣等感を与えます。あの人はちゃんと家事をしながら合格できたのに、あの人は残業してても合格できたのに……と自分自身を責めてしまい、私たちをより大変な道へ走らせます。

「けど」の前に入るのは、その人にとって大切なものというケースが多いのです。だから人は「けど,合格した」という文章を作りたがります。でも,「けど」は合格に繋がるコンテクストではないということを意識してほしいのです。人から語られる「けど,合格」なんてだいたいはちょっとカッコつけているもので,ちょっとお化粧されているものなのです。それを真に受けて、苦しんだり,頑張りすぎたりする必要はありません。

税理士試験をやっている間,「けど,合格」を叶えるために苦しんでいる人をたくさん見ました。しかし,正直なところ、私は合格のためなら切り捨てなければならない部分もあると思っています。税理士試験をやっている期間は、本当に大切な、捨てられない「けど」を考える期間でもあるのではないでしょうか。

私が合格できた理由なんて,単純で,誇れるものではありません。合格につながる「から」をたくさん集めて、不合格につながる「から」と「けど」をできる限り少なくした。それだけなのです。

入江日和 (著)
出版社: 中央経済社 (2018/8/29)、出典:出版社HP

コラム 試験概要をチェックしよう

インターネットなどで詳しい情報は得られますが,簡単に税理士要をチェックしておきましょう。

受驗資格
税理士試験を受験するには受験資格が必要です。
・学識条件(大学・短大卒業者で法律学・経済学を1科目以上履修等)
・資格条件(日商簿記1級または全経上級の合格者等)
・職歴条件(定められた事務・業務に通算2年以上従事)
・認定条件(国税審議会で個別認定を受ける)

以上のいずれかを満たす必要があります。受験資格の詳しい情報は国税庁ホームページに掲載されています。

大学や専門学校に行っておらず,また職歴条件を満たすような仕事をしていなければ,日商簿記1級などの資格試験をまずパスする必要があります。

○試験科目

会計科目 簿記論 必須科目
財務諸表論 必須科目
税法科目 所得税法 いずれかは必須科目
法人税法
相続税法
消費税法 どちらかを選択
酒税法
国税徴収法
住民税 どちらかを選択
事業税
固定資産税

税理士試験は科目合格制なので,右記の11科目から5科目を選んで受験をします。一度合格した科目は生涯有効なので,社会人でも時間をかければ合格することができます。

簿記論,財務諸表論の会計科目は必須科目です。税法では所得税法、法人税法のいずれかが必須科目です。また,税理士試験で5科目に合格をしなくても,大学院を修了し国税審議会から認定されれば,会計1科目または税法2科目の試験が免除されます。つまり,税法免除の場合,会計2科目+税法1科目の試験に合格すれば、税理士資格を得られます。大学院は働きながらでも通えます。多くの方がこの制度を利用して税理士になっています。

○合格率
各科目とも満点の60%で合格とされますが,どの科目も合格率は10~15%となっており,実質的には相対評価で行われています。受験生の中で,10人に1人に入ることができれば合格するという計算です。

○試驗日時
税理士試験は例年8月初めの1~2週目の3日間に行われます。合格発表は試験5カ月後の12月に郵送で通知が届きます。最終的に税理士試験に合格した人は,官報にて発表されます。

○受験者層
下図は2017年度税理士試験の結果です。税理士試験は、一度社会人を経験してから目指す,という方が多いので,自然と年齢層が高くなる傾向にあります。合格率を見ると,見事に年齢と反比例しています。やはり,年齢を重ねるにつれ、仕事や家庭など背負うものが多くなり,勉強時間がとれなくなっていくなどということでしょうか。税理士を目指すなら,スタートは少しでも早いほうが有利なのです。

受験者数 合格率
年齡別 41歳以上 11,320人 13.30%
36~40歳 5,798人 18.20%
31~35歳 6,270人 21.60%
26~30歳 5,626人 24.50%
25歳以下 3,960人 34.00%
合 計 32,974人 20.10%

コラム 受験資格を手に入れよう

税理士試験の受験資格のうち,資格条件を満たすための検定試験を紹介します。

○日商簿記1級
公認会計士・税理士など,会計のプロになるための登竜門として知られる資格です。合格をするまで、だいたい1,000時間の勉強が必要だと言われています。

出題科目は,商業簿記,会計学,工業簿記,原価計算の4科目です。このうち,商業簿記と会計学は,税理士試験の簿記論・財務諸表論と出題範囲がほぼ同じなので,日商簿記1級の勉強をしていれば,税理士試験の簿記論・財務諸表論の勉強はプラスアルファで済みます。
また、市販の教材が充実しており,十分に独学が可能です。

○全経簿記上級
日商簿記1級よりは知名度が低い資格ですが,日商簿記1級と出題範囲はほぼ同じです。
日商簿記1級と異なるところは、全経簿記上級のほうが「理論問題が多い」ということにあります。財務諸表論を受ける前段階として,全経簿記上級をやっておけば、財務諸表論の理論はだいぶラクになるでしょう。

また、日商簿記1級よりも合格しやすいと言われています。クセのある問題も少ないので、過去問分析をしっかりやっていれば合格することができます。市販の教材は少ないですが,日商簿記1級のテキストで代用が可能です。

日商簿記1級、全経上級とも上位10%前後が合格する相対試験です。ここで10%に入る感覚をつかんでおけば,税理士試験も比較的スムーズに進んでいけるはずです。

また,日商簿記1級の試験が「6月・11月」,全経上級の試験が「7月・2月」に行われるため、年に何回も受けるチャンスが訪れます。

年に4回チャンスがあるので、気持ちもダレず,勉強をすることができます。まずは日商簿記1級,全経上級を勉強して,試験慣れしておくと良いかもしれません。受験資格がないけれど、早く税理士試験を受けたい人は,理論に力を入れて、比較的合格しやすい全経上級の合格を目指すことをおすすめします。

ちなみに、私は、『スッキリわかる日商簿記1級』『合格するための過去問題集』『会計学理論マスター』※を5~8回転することで全経上級・日商簿記1級に合格し,受験資格を手に入れました。※現『究極の会計理論集』(すべてTAC出版)

入江日和 (著)
出版社: 中央経済社 (2018/8/29)、出典:出版社HP

目次 – 働きながら3年で税理士試験に合格した方法

はじめに

この本を手に取った方は、これから税理士試験に挑戦しようと思うが合格した人の意見が聞きたい、税法の暗記がうまくいかないが合格した人はどのように暗記しているのか知りたい等々さまざまな理由でこの本を手に取ったかと思います。最初に申し上げますが、税理士試験は簿記論を除いて暗記が必須です。暗記ができなければ絶対合格できないと私は確信しています。逆に言うと暗記さえできれば合格できる可能性は十分あります。

働きながら3年で合格したとはいえ私も税法の暗記はとても苦労しました。天才な人を除き、暗記にはとても時間がかかりますが、根気さえあれば誰でも予備校の暗記テキストを全ページ暗記することは可能です。ただし、ただ暗記しようと思っていてもうまく暗記することができません。暗記には適切な方法がありますので、私の経験を踏まえ、効率的な暗記方法を伝授します。

官報合格は長い道のりです。3年で合格した私も日商1級の勉強時間も含めて5,000時間ほど費やしております。そのため、この本では皆さんが無駄な時間を使わないためにも 2章 覚悟がありますか? において皆さんが本当に「絶対に税理士試験に合格したい!」という強い気持ちがあるかどうか確かめて頂き、その気持ちがあるのであれば3章以降の内容をお読み頂き、税理士試験に挑戦して欲しいと思います。

なお、この本では税理士試験の勉強法について税理士試験の肝である暗記についての説明に重点を置いており、計算についてはケアレスミスの防止についてのみ書いております。計算の勉強方法については、基本的には予備校の授業を受講してインプット作業を行い、問題集を解いてアウトプット作業を行うことの繰り返しです。科目ごとの具体的な計算の勉強方法は予備校にご確認下さい。

目次

はじめに

1章 税理士試験について

2章 覚悟はありますか?
2-1 税理士資格のメリット
2-2 本当に合格したいですか?

3章 3年で税理士試験を合格した勉強法
3-1 勉強を習慣化する
3-1-1 初めは短時間から
3-1-2 ご褒美を用意する
3-1-3 初心に帰る
3-2 勉強時間を確保する
3-2-1 環境を変える
3-2-2 隙間時間を利用する
3-2-3 テレビを見ない
3-2-4 家に誘惑が多い場合は外で勉強
3-2-5 友人等の交友を減らす
3-3 良い予備校を選択する
3-4 計算のケアレスミスをなくす
3-5 理論暗記方法
3-5-1 暗記作業は紙に書かず、頭の中だけで完結する
3-5-2 視覚・聴覚ではなく脳に刻むように暗記
3-5-3 出来るだけイメージで暗記する
3-5-4 暗記する期間を工夫する
3-5-5 具体的な暗記方法
3-5-6 暗記の精度について
3-5-7 理論のランクについて
3-6 通信学校以外の勉強のススメ
3-6-1 受講している専門学校以外の外販教材
3-6-2 質疑応答事例
3-6-3 基本通達
3-7 暗記が先か理解が先か
3-8 答練の順位について

4章 本試験において
4-1本試験前日
4-2 本試験の朝
4-3 本試験

5章 私の体験記
5-1 なぜ、私は税理士になろうと思ったのか
5-2 私の税理士試験経歴
5-2-1 1年目 簿記論、財務諸表論
5-2-2 2年目 消費税法、国税徴収法
5-2-3 3年目 法人税法

6章 まとめ

終わりに

目次 – 実践!税理士試験

目次

はじめに

スケジュールの立て方
1週間スケジュール法
記録ツール
進捗管理
勉強時間の見積
メニューの切り替え

受験科目の選び方
計算と理論のどちらが得意か?
実務で使うかどうか
受験者数で選ぶ
法人税法か所得税法か?

予備校の選び方
大原かTACか?
独学はどうか?
通学か通信か?

講義の受け方
質問はメールより電話が良い

復習のやり方
問題集の使い方
教材の入手方法

IT の活用方法
ダウンロード通信の活用
スマホの活用

理論の覚え方
理論の暗記は必要か?
理論暗記のイメージ
暗記の小道具
優先順位の考え方
暗記術は使えるか?
財務諸表論の「理論」

理論問題の解き方
まず全体を見渡す
各問への対応
図を書く
論点を整理する
先に見出しを書く
直接当てはめる
自分の言葉で書くなら、結論を先に書く
結論→規定→当てはめ

計算問題の解き方
まず全体を見渡す
計算問題は試験時間内で2-3回転
仕上げ時間を確保すること
所作を整える
ゴロを使って覚える

文房具の選び方
ポールペン
カラーマーカー
カード

答練の活用方法
答練の目的
理論答案を講師に見てもらう
解答で採点を記録
問題用紙と解答をセットで綴じる
答練の回転
解き直し用紙は直前で使う

本試験での対応方法
照準はあくまで本試験
会場の下見・予行演習は必ずやる
本試験当日の過ごし方
試験開始 1時間前
本試験では必ずサプライズがある
難易度が超高い場合
「止めてください!」で止めない

著者

小池 繁男
出版社、出典:出版社HP

はじめに

みなさん、こんにちは。この文書はこれから税理士試験に挑戦しようとする方、またはすでに挑戦中でなかなか結果が出ない方を対象として、私自身の受験経験から得た様々なノウハウをお伝えするものです。みなさん、お忙しい中でこれを読まれると思いますので、なるべくお伝えしたい事をコンパクトかつ具体的に書くように心がけました。

なぜこのようなものを書こうと思ったかというと、予備校などで税理士試験の各科目の内容について教えてもらうことはあっても、勉強のやり方を教えてもらう機会があまりなかった印象があるからです。このため、私の場合は自己流の勉強法でつまずいてしまい、勉強が長期化する原因となってしまいました。最初からここに書かれているような効率の良い方法を知っていたら、もっと早く試験を終えることができたはずです。このような失敗を後進の方にしてほしくないと思っていますし、すでに長期化している方にも何かのヒントとなれば幸いです。

小池 繁男
出版社、出典:出版社HP

目次 – SKYの税理士試験受験記

目次

1.はじめに

2.自ら課題を設定して自ら解決していく

3.税理士試験の特徴

4.ゴール設定

5.環境構築

6.事前準備

7.勉強全般

8.理論暗記について

9.答練全般

10.ミスの克服

11.本試験

12.科目別

13.おわりに

SKY
出版社、出典:出版社HP

はじめに

この本は、一税理士受験生の2年間の試験勉強に対する考え方、勉強方法等をまとめた本です。あくまでも私自身の考えをもって税理士試験という国家試験にアプローチしているものであり、勉強方法を推奨したり絶対解を伝えたりするものではないことは予めお断りさせていただきます。

また、執筆時点においては2年間の専念期間、5科目受験を終えただけであり、合格済み科目は3科目(簿記論・財務諸表論・消費税法)、結果待ちは2科目(法人税法・相続税法)であるため、官報合格者ではなく一税理士受験生がその記録を単にまとめたものにすぎません。しかしその中でも当稚書を手に取っていただいているのであれば、何かしらの気づき等を1つでも与えることができればとも思っております。

当書では他HP等で記載されているような税理士試験の一般的な特徴や内容はなるべく触れず、私自身が個別に考えたり実践したりしたことを述べることで、個別具体的な情報をお伝えすることを主眼としているため、そもそもの税理士試験の受験資格や申し込み方法、合格要件等を把握したい方は別途調査されることをお願いしたいと思います。

なお、この記録は科目別の具体的な勉強方法も記載していますが、その勉強に至るまでの考え方やアプローチも同様に記載しております。これは具体的な勉強はそもそも何のために行うのか、何をゴールとして行っているかを明確にすることで適切なアウトプット、インプット管理ができるためと考えています。そのため科目別の具体的なノートの取り方等を延々と紹介する等の内容ではありませんのでご了承ください。

当書の構成としましては、税理士試験受験自体の検討から始まり環境の確保や勉強全般について、答練、本試験の考え方、各科目の勉強方法といった形で受験勉強されている方にとって1年のサイクルとして取り組むテーマごとに内容を書いています。

SKY
出版社、出典:出版社HP

目次 – パン屋が税理士になる方法: 難関資格試験の突破のセオリー

まえがき

最近流行りましたね、ビリギャル!残念ながらギャルではありませんが、わたしもクラスで「ビリ」でした。高校入学後はじめての中間テストで押された「烙印」。一九九三年当時、偏差値五五程度の東京都立雪谷高等学校で最下位ということ は、世の中的には「中の下」といったところでしょうか。

この結果が証明しているように、あまり勉強は得意ではない人間です。高校卒業時は大学進学など、夢のまた夢でした。そのため「手に職をつけよう」ということで、当時とても好きだったパンを作るために、高田馬場にある東京製菓学校に一年間通い、その後、東京・代官山にある洋菓子店「シェ・リュイ」のパン製造部門に三年間勤務します。 ※勤務地は恵比寿

ちなみに、パン好きが高じてTVチャンピオンの「パン通選手権」にも出演しました。その後考えるところがあり、パン職人から税理士を目指します。

パン屋から税理士へ―。

現在は税理士事務所所長として、会計ソフトやコンサルティング会社が主催するセミナーに招聘いただき、登壇するまでになりました。そして、自らをこう紹介しています。自称「『Google先生』に、日本一愛されている税理士」と。

インターネットの検索サイト「google」に「税理士」と入力すると、個人の会計事務所ではトップに表示されます。リスティング広告という、いわゆる広告費を何百万とふんだんに使ってようやく検索上位にあがる状況のなか、自作のホームページが「税理士」の最上位に表示されるのですから。高校時代の「廣升くん」は、夢にも思っていなかったことでしょう。

さて、筆者の勉強といえる勉強がスタートしたのは成人になってから。「日商簿記検定三級」が出発点でした。そうして、二級、一級 (正確には全経上級)と合格し、その後税理士試験に挑戦。二八歳のときに、税理士試験に合格しました。

そんな経験をホームページ「升メディア http://hiromasu.com」上に少しずつ書き出し、「パン屋から税理士試験に合格する方法」として多くの方に読んでいただいています。この「パン屋から税理士試験に合格する方法」で紹介している勉強の方法は、全く奇をてらったものではありません。 巷でよく聞く「短期合格のための『非常識勉強法』」などというものではなく、超王道です。

筆者なりに工夫をして考えたつもりの勉強方法は、後から振り返るとオーソドックスな手法ばかりでした。パン屋から飛理士試験を目指し、一見「迂回路」を進んできたようでも、だ強方法にいたっては「王道」をただただシンプルに歩んでいたのです。

本書は、これまでホームページ上に掲載してきた「パン屋から税理士試験に合格する方法」をより読みやすく改編したものです。その改編作業をとおして、改めて歩んできた「王道」の必要性を痛感しています。大事なことなので繰り返しますが、これから紹介する勉強ノウハウには、「楽して合格」などといった手法はありません。王道を知ることが、すべてです。枝葉のテクニックではなく道筋の話ですから、税理士試験にかぎらず、資格試験全般に通用できるでしょう。

なお、本書の終盤では、「それでも税理士目指しますか?」という内容をつづっています。こちらもホームページにて公開し、大変多くの税理士志望者や業界関係者に読んでいただいています。

ご存知のとおり、税理士は会計や税務の専門家であり、国から保証いただいた国家資格です。ですが、資格があなたの将来を導いてくれるわけではありません。

「資格を取れば将来の仕事に困らない!」

そう、安易に考えている人は勉強を始める前に是非一読ください。税理士試験の先にある「生き方」を捉え直すきっかけとしても、本書をご活用いただければ幸いです。第二版の出版にあたって巻末には付録としてサイトに連載している独立開業奮闘記の中から特に人気の高い記事を抜粋して収録しました。税理士試験後に待って実務の話を参考にしていただければ幸いです。

目次

筆者 廣升健生(ひろますたけお)の税理士試験の戦績

第一章 税理士試験概要

税理士試験の難易度は?
税理士試験合格者の合格までの勉強時間は参考までに
税理士試験をなぜ受けるのか?の本質を見極めよう
パン屋から税理士を目指すきっかけになった漫画のエピソード
税理士試験は自分が主人公のRPG(ロールプレイングゲーム)
合格の為の一番のスキルは 自分の身の程を知ること
税理士試験を合格するためのモチベーション
受験生時代の自分はストイックだったのか?

第二章 受験予備校の話

受験予備校は大原かTAC以外の選択肢がない理由
合格に必要なのは学校?講師?やっぱり努力?
大原とTAC、両方通うと便利な勉強場所の確保
自習室の席を確実に確保する方法
大原とTAC、どちらにも通うと情報通になる
法人税法はこの講師に学べば初学者一年一発合格できる!
「厳しい講師」がいいか「優しい講師」がいいか
受験初年度で合格したいなら選んだ受験予備校と心中すべき
どちらも良いからと二股は厳禁!!
受験予備校とは一蓮托生
受験予備校にとって受験生はお客様
人生に大切なことは、大原の税理士試験の講師時代に学んだ

第三章 受験科目の選択

科目合格はトップ一パーセントの一つより九.九九パーセントの二つを目指す
同一年複数科目受験は危険です!
法人税法を一年で合格するためには理解など必要ない!?
税理士試験の科目選択。スピード重視?実務重視?
税理士試験の科目選択「スピード重視の理由」
税理士試験の科目選択「実務重視」ってなによ?
独立開業か勤務税理士かで受験科目を決めてみては?
税理士試験その前に!簿記一級受験のススメ
簿記一級は年に四回試験を受けることができる。
簿記一級の学習範囲は簿記論、財務諸表論と多くの論点が重複
簿記一級に合格して税理士試験は受けないが正解!?
税理士試験を複数科目受験しない場合の漢字検定のススメ
一年一発合格のための【一般コース】のススメ『日々の学習』
一年一発合格のための「一般コース」のススメ『本試験』
一年一発合格のための「一般コース」のススメ『複数科目が受験可能』

第四章 日々の勉強、心構え、モチベーション

税理士試験の勉強中に受験仲間は作ってはいけない
税理士試験受験中の恋愛のススメ
落ち込んだ時に「スラムダンク」を必ず読む理由
試験勉強のモチベーション維持は勉強での成果しかない!
モチベーションが下がったら自分よりダメな人を探そう!
いつ何を勉強するかが本試験の合否を左右する
専門学校で授業の一時間前に行って勉強するメリット
元旦は勉強してやる気のない時に休むべき
合格体験記をどう活用するかが鍵 概念編
合格体験記をどう活用するかが鍵 実践編
受験予備校での順位が気になる 「気にすべき時」
一年で税法三科目の計算の回し方
計算問題の攻略日々の問題は自作で配点を振るべき
一年で税法三科目の理論の回し方
新規の暗記は階段方式と達成感
新規理論は暗記レベルを見極めろ!
理論暗記は書いて覚えるは絶対ダメ
消費税法の理論暗記は覚えにくい!?
日々の勉強は計算も理論もタイムを把握し記録せよ
ミスノートの作り方
ケアレスミスはなぜ発生する?転記ミスと電卓の打ち間違い

第五章 ガジェット

おすすめのボールペン 計算編
おすすめのボールペン 理論編
税理士試験におすすめの電卓
電卓左打ちをおすすめする理由は早く打てるだけではない

第六章 直前期と税理士試験本試験

直前期に「総合問題何回まわすか」という議論はアウト
本試験当日に持っていかない理論、いつ捨てるか
直前期は受験予備校での順位を気にしないほうがよい
税理士試験の受験願書を出すタイミング
本試験前の禁欲生活は必要か
試験本試験の受験地をどうするか
本試験を沖縄で受けた感想 試験直前まで
本試験の受験地を沖縄で受けた感想 本試験当日
本試験で問題の読み飛ばしを劇的に防ぐ方法
本試験の理論問題で試験委員が喜ぶ魔法の一言!?
理論解答の字は汚くても問題なし!?

第七章 税理士試験終了後

本試験当日「今日に限って力を発揮できなかった」の言い訳
本試験が終了したら必ずやってほしいこと。
解答速報は、大原とTACの二つはチェックすべし。
合格可能性を見極めた上で九月からの科目選択
本試験終了後のオフシーズンに何を勉強する?
話のネタづくりだと思えば不合格も楽しめる!?
税理士試験に合格しなければ恋人は去っていく話

第八章 敗因検証

受験一年目消費税法の敗因検証 計算編
受験一年目消費税法の敗因検証 理論編
受腕二年目消費税法の敗因検証
固定資産税の敗因検証

第九章 仕事をしながら受験組

受験専念組が「仕事をしながら受験組」にスイッチするタイミング
受験専念組が仕事をしながら受験組になった時の落とし穴
仕事をしながら税理士試験合格を目指す一番のハードル
仕事しながらの税理士試験受験生」は本当にすごい
試験受験生を雇う会計事務所の所長の本音
独学って、どうよ

第一〇章 その他

パン業界の本質を知ってパン職人をやめた話
税理士試験はあきらめ時も肝心
会計業界の環境変化は税理士試験の傾向の変化の比ではない
税理士試験受験生を支える彼女や恋人の話
税理士試験や資格試験に適している人、そうでない人
受験期間が長くなってしまう人の共通点 メンタル編
受験期間が長くなってしまう人の共通点 計算編
受験期間が長くなってしまう人の共通点 理論編
それでも税理士を目指しますか?
税理士試験は、資格取得に時間がかかり過ぎる
税理士試験の試験勉強は、実務で意味があるのか
税理士という国家資格のブランド価値が著しく低下している
独立開業した税理士が失敗に陥る負のスパイラル
クラウド会計ソフトfreee登場以後の税理士事務所の業務の形
Googleが本気で会計ソフトを作ったら
税理士になった時には仕事がない !? 人工知能(AI)が仕事を奪う

おわりに

【付録】独立開業税理士の奮闘記

ウェブでのブランディングは、税理士試験に合格するより大変です
クラウド税理士がしんどい二つの悩み
スラムダンク谷沢にみる叱ってくれる指導者の大切さ
独立開業税理士が一年目で年収一〇〇○万を目指すべきではない理由
税理士の年収とやりがいについてクラウド税理士が考えてみた
独立開業すぐの税理士が異業種交流会に参加して「人脈」とは何かを考えた話
ウェブはマイノリティであればあるほど輝ける
独立開業ひとり税理士の愛する家族の話

筆者 廣升健生(ひろますたけお)の税理士試験の戦績

戦績 八戦五勝三敗

二〇〇二年 【環境】受験専念 【受験科目】簿記論、財務諸表論、消費税法 【合格科目】簿記論、財務諸表論
二〇〇三年 【環境】受験専念 【受験科目】法人税法、消費税法、固定資産税 【合格科目】法人税法
二〇〇四年 【環境】大原簿記学校講師一年目 【受験科目】なし ※試験勉強せず未受験
二〇〇五年 【環境】大原簿記学校講師二年目 【受験科目】固定資産税 【合格科目】固定資産税
二〇〇六年 【環境】大原簿記学校講師三年目 【受験科目】消費税法 【合格科目】消費税法

目次 – 税理士試験 一度も落ちずに短期間で確実に合格する方法

目次

はじめに
税理士というのはどのような仕事か

第一章 税理士試験を目指す人へ
1“バカ”が取得できる最高の試験が税理士試験
2合格するために必要な学習時間はどれくらい?
3税理士試験は人生の敗者復活だ
4私の受験遍歴
5税理士試験のために会社を辞めるべきか
6一般事業会社での勤務経験の強み
7会計事務所勤務の方が有利か
8何歳から税理士試験を始めるのが良いか
9勉強仲間
10いつ撤退するのか、撤退戦略

第二章 税理士試験の実態
1会計科目と税法科目の合格率について
2科目選択の考え方
3九月から十二月の科目選択について
4院免除による税理士資格取得は意味があるか

第三章 勉強の方法論
1合格するために必要な唯一のこと
2本番では自分の百パーセント以上の力は出ない
3勉強時間の効率化を図る
4一回の授業の最大化を図る
5理論は暗記すべきか
6私の理論暗記方法
7受験指導校の選び方について
8勉強する時間帯について
9ノートの作り方
10簿記一級について
11試験の時間配分
12どうすれば“合格する”ことができるのか

第四章 スケジュール
1一年間の過ごし方 九月から十二月
2一年間の過ごし方 一月から四月
3一年間の過ごし方 ゴールデンウィーク
4一年間の過ごし方 五月、六月
5一年間の過ごし方 七月
6一年間の過ごし方 直前一週間

最後に

はじめに

私は現在会計事務所を経営しています。28歳のときに税理士を志し、33歳で税理士試験に合格しました。そして38歳のときに念願かなって独立することができました。働きながら4年間で一度も不合格になることなく、5科目を取得しました。その税理士試験の経験を紹介したのが本書です。

税理士試験というのは、試験時間がたかだか二時間。しかしその二時間で一年間の結果が決まります。時には儚く、時には残酷なこともあるかもしれません。それが税理士試験というものです。

受験指導校のパンフレットには、税理士というのがとても素晴らしい仕事であり、その受験指導校に通うといとも簡単に資格が取得できるように書いてあります。そのパンフレットの内容に嘘はないかもしれませんが、合格率は各科目10%前後です。それを5科目揃えるのは至難の業です。税理士資格をいとも簡単に取得できるように見えるのはほんの一握りの方々であり、それ以外の方は、多くの時間を費やしたのちに資格を取得できずに、時には諦めていくというのが現実です。

目次 – 税理士試験教科書・問題集 消費税法Ⅰ 基礎導入編

ネットスクール
ネットスクール出版、出典:出版社HP

【税理士試験教科書・問題集 消費税法Ⅰ 基礎導入編】の中身も確認する

目次 – 税理士試験教科書 消費税法II 基礎完成編【2020年度版】

ネットスクール
ネットスクール出版、出典:出版社HP

【税理士試験教科書 消費税法II 基礎完成編【2020年度版】】の中身も確認する

目次 – 税理士試験理論集 消費税法【2020年度版】

ネットスクール
ネットスクール出版、出典:出版社HP

【税理士試験理論集 消費税法【2020年度版】】の中身も確認する

目次 – 税理士試験教科書 簿記論・財務諸表論I 基礎導入編【2020年度版】

ネットスクール (著)
ネットスクール出版 (2019/8/6)、出典:出版社HP

【税理士試験教科書 簿記論・財務諸表論I 基礎導入編【2020年度版】】の中身も確認する

目次 – 税理士試験教科書 簿記論・財務諸表論Ⅱ 基礎完成編【2020年度版】

ネットスクール株式会社
ネットスクール出版、出典:出版社HP

【税理士試験教科書 簿記論・財務諸表論Ⅱ 基礎完成編【2020年度版】】の中身も確認する

目次 – 税理士試験問題集 簿記論・財務諸表論I 基礎導入編【2020年度版】

ネットスクール
ネットスクール出版、出典:出版社HP

【税理士試験問題集 簿記論・財務諸表論I 基礎導入編【2020年度版】】の中身も確認する

目次 – 税理士試験教科書・問題集 法人税法Ⅰ 基礎導入編【2020年度版】

ネットスクール株式会社 (著)
出版社: ネットスクール出版 (2019/8/9)、出典:出版社HP

【税理士試験教科書・問題集 法人税法Ⅰ 基礎導入編【2020年度版】】の中身も確認する

目次 – 税理士試験教科書 法人税法II 基礎完成編【2020年度版】

ネットスクール (著)
出版社: ネットスクール出版 (2019/9/12)、出典:出版社HP

【税理士試験教科書 法人税法II 基礎完成編【2020年度版】】の中身も確認する

目次 – 税理士試験理論集 法人税法【2020年度版】

ネットスクール (著)
出版社: ネットスクール出版 (2019/9/12)、出典:出版社HP

【税理士試験理論集 法人税法【2020年度版】】の中身も確認する

この記事に関するタグ: 参考書独学テキスト国家資格会計税理士