SEO検定試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)
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SEO検定の概要
SEO検定は、最新のSEO技術を学べる検定試験です。4級〜1級までがあり、誰でも受験できます。試験の対策には、公式テキストを用いた独学または動画による講座やテキストなどがセットになったダウンロード学習コースを選択できます。試験は、公式テキストから、選択式の80問が出題され、正解率80%以上で合格となります。
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SEO検定のおすすめテキスト
1.「SEO検定公式テキスト4級 2018年度版」(全日本SEO協会出版局)
4級向けの公式テキストです。初心者にもわかりやすい入門書となっています。 SEO検定公式テキスト4級 2018年度版の中身を確認する。
一問一答編もあります。
2.「SEO検定公式テキスト3級 2018年度版」(全日本SEO協会出版局)
この本は、3級の公式テキストです。検索順位をアップさせるための基礎的な技術を身につけられます。 SEO検定公式テキスト3級 2018年度版の中身を確認する。
3.「SEO検定公式テキスト2級 2018年度版」(全日本SEO協会出版局)
この本は、2級の公式テキストです。サイト集客力を付けてGoogleからの評価を高める力を養う事が出来ます。試験対策だけでなく、現場で行き詰ったときや迷ったときに使えるSEO運用マニュアルとしても活用できます。 SEO検定公式テキスト2級 2018年度版の中身を確認する。
4.「SEO検定公式テキスト1級 2018年度版」(全日本SEO協会出版局)
この本は、1級の公式テキストです。モバイルマーケティング、ローカルSEO、そして、ペナルティー復旧の実務を学び企業サイトのSEO担当者として活躍することが目指せます。SEO検定公式テキスト1級 2018年度版の中身を確認する。
目次 – SEO検定公式テキスト1級 2018年度版
はじめに
本書では4級から2級までのSEO基礎技術を発展させた応用技義を解説しています。 SEO技術の世界にはたくさんの基本的な概念があります。そして Googleがどのようなサイトを上位表示するのかというGoogleからの要求事項も知る必要があります。 しかし、実際の現場で自社サイトの検索順位を上げるためにそれらの「点」を知るだけでは限界があります。
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流動する検索エンジンの動向を知り、企業を取り巻く環境の変動に対応した「活きたSEO」を実践するためにはそれら「点」と「点」を結ぶ「線」を知ることが肝要です。 そしてそれらの「線」を知ることによりSEO技術を実際に業務で使う「フロー」、つまり「流れ」が見えてきます。本書では現場で実践的にSEO技術を活用するためのフロー フォーカスしてすぐに使える技術を解説しています。 それらの「フロー」とは
1.今求められるモバイル対応を実施するための流れ
2.さらにモバイルマーケティングを強化するための独自アプリづくりの作り方の流れ
3.地元客を集客するためのローカルSEOの流れ
4.検索順位が落ちた時に着実に順位を回復するため
の4つです。これらの「フロー」を知ることにより即実践可能なSEO技術を習得出来るはずです。「特に本書では検索順位が落ちた時の順位回復方法を過去の経験から分かった様々な原因を網羅してそれぞれの原因と問題解決方法を解決しています。 SEO担当者には検索順位を上げることだけが求められるのではなく、万一順位が落ちた時に速やかに順位を回復する力が求められます。
こうしたGoolgeが実施したアップデートへの対応方法を解説した後は、その先にあるSEOの未来への予測をもってSEO検定1級合格を目的とする本書は完結します。 SEOの未来を知ることは現在から将来への「フロー」を知ることでありSEOの成功が一時的なものではなく、未来にわたって安定した企業の成長を約束するためには不可欠なことです。
本書がSEOを実際の現場で役立て社会で大きく活躍しようという熱意ある学習者と最高峰のSEO技術を習得することを目指す人の一助になることを心より祈念しています。 2018年3月一般社団法人全日本SEO協会
目次
はじめに
第1章 モバイルSEO
モバイルフレンドリーアップデート
1-1 2015年4月のモバイルフレンドリーアップデート
1-2 2018年初頭導入予定のモバイルファーストインデックス
モバイル版Googleの特性
2-1 モバイルファーストへの方針転換
2-2 全ページのモバイル対応
2-3 サイトの軽量化
2-4 モバイルユーザーのトラフィック
2-5 AMPで作られたモバイルサイト
3 Webサイトのモバイル対応方法
3-1 Google がサポートする3種類のモバイルサイトの構築方法
3-2 レスポンシブWebデザイン
3-3 動的な配信(ダイナミックサービング
3-4 別個のモバイルサイト
3-5 モバイルフレンドリーテスト
3-6 Page Speed Insights
3-7 サーチコンソール内のモバイルユーザビリティ
4 Webデザインのモバイル対応
4-1モバイルサイトのデザイン技術
4-2 モバイルサイトは情報量が少なくて良いのか?
4-3 単品商品、単品サービスのトップページは?
4-4複数の商材を販売しているモバイル対応サイト
4-5 テキスト量(文字数)は?
4- 6画像の配置とサイズは?
4-7画像に含めるテキストは?
4-8画像の容量
4-9 グローバルメニューは?
4-10 電話ボタンの配置とデザイン
4-11 メールフォームを最適化する「EFO」
4-12 リピートと口コミを誘発するソーシャルボタン
4-13 地図情報
4-14 PCサイトにリンクを張る場所
5モバイルユーザーが好むコンテンツ
5-1 モバイルユーザーの特性
52ソーシャルメディア
5-3動画
5-4ゲーム
5-5コミュニケーション
6 モバイル対応サイトのトラフィック対策
6-1 全ページのモバイル対応
6-2 モバイル対応しているサイトへの登録
6-3 モバイルアプリへの登録、掲載依頼
6-4人気ソーシャルメディアアプリでの情報発信
6-5 独自アプリの配布
第2章 ASOとアプリマーケティング
1 モバイル集客の意味
1-1 PCユーザーとモバイルユーザーの数の逆転
2 モバイルユーザーとの接触方法
2-1 3つの接触方法
2-2 レコメンド
2-3 ソーシャル
2-4 サーチ
3 即戦力になる集客アプリ
3-1 すでに有名な人気アプリを活用する
3-2 LINE@
3-3 その他ソーシャルメディアアプリ
4独自アプリの企画・開発方法
4-1 モバイルアプリの爆発的普及
4-2 2つの開発方法
4-3実店舗に来てもらい、その後の来店度の来店頻度を高める。
4-4 会社名・団体名
4-5 サイト名
4-6 サービスブランド名
4-7ページ内テキストリンク
4-8 アクセスページ
4-9 Googleマップ情報
4-10ローカル性の高いコンテンツ
5 ローカルSEOの外部対策
5-1 リンク要因
5-2 広告要因
5- 3ソーシャル要因
6全国で上位表示するためのナショナルSEO
6-1全国的に上位表示されているサイトの特徴
6-2 地域性の低いテーマのコンテンツ
6-3全国各地をテーマにしたコンテンツ
6-4 サイト内から特定の地域を示す言葉を消す
6-5 全国のユーザーのトラフィックを集める方法
第4章 Googleアップデート
1パンダアップデートの意味
1-1 パンダアップデートとは?
1-2 コンテンツの品質
1-3 コンテンツの人気度
2 パンダアップデートに耐えるコンテンツ
2-1 文字数の多さ
2-2 独自性
2-3 有益性
3 ペンギンアップデートの意味
3-1 ペンギンアップデートとは?
3-2 ペンギンアップデートとリアルタイム アップデート
4ペンギンアップデートに耐えるSEO
4-1キーワードの詰め込みをしない
4-2 質が高い被リンク元だけを集める
5 その他のGoogleアップデート
5-1 ヴェニスアップデート
5-2 モバイルフレンドリーアップデート
5-3 クオリティーアップデート
5-4 ハミングバードアップデート
5-5 パイレーツアップデート
第5章検索順位の復旧方法
1 検索順位が落ちる原因
1-1 自動ペナルティーと手動ペナルティー
1-2 検索順位が落ちる11の原因
2 検索順位の復旧方法
2-1 レンタルサーバーの不調・仕様変更
2-2 サイト運営者のミス
2-3 SEO目的のリンク販売をしている
2- 4目標キーワードとページテーマにギャップがある
2-5トップページの目標キーワードとサイト全体のテーマにギャップがある
2-6 コンテンツのオリジナル性が低い
2- 7別ドメインの類似サイトを運営している
2-8他社が運営している別ドメインの サイトのコンテンツの一部をコピーしている
2-9 Googleのアルゴリズムが自動的に品質に問題があること検知
2-10 Google のアルゴリズムが自動的に不正リンクが張られていることを検知 2-11 Googleのサーチクオリティーチームが肉眼でサイトの品質に問題があると判断
3 検索順位復旧の効果的な手順
3-1 最短での順位回復がSEO担当者に求められる
3-2 最短で順位を復旧させるための11のステップ
4自社に不利な情報をGoogleに削除してもらう方法
4-1 自社に不利な情報とは?
4- 2削除してもらう方法
5 リンク対策ポリシーの策定
6 SEO担当者の倫理基準
第6章 SEOの未来
1 比較・ランキングサイトとユーザーの利便性265
1-1 情報の氾濫と消費者の混乱
1-2 比較・ランキングサイトの意義
2 人工知能の実装
2-1 Google が導入したランクブレイン
2-2 パーソナルアシスタントの発達
3マルチデバイス時代
4 検索エンジンの多様化
4-1 アップルの独自検索エンジンの登場
4-2 アップルの独自検索エンジンのSEO
4-3 Twitter Instagram検索
参考文献
索引
目次 – SEO検定公式テキスト2級 2018年度版
SEO検定試験2級とは
SEO検定2級試験は、いま企業に必要とされるコンテンツSEOと、ソーシャルメディア活用の実務を習得するためのSEO検定です。サイトに集客力を付けてGoogleからの評価を高める力を養う事が出来ます。単に概念を解説するだけにとどまらず、現場で行き詰ったときや迷ったときに使えるSEO運用マニュアルとしても活用できます。
全ての級のSEO検定試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法)を確認する
4級.「SEOの基礎知識」
SEOの全体像をつかむ初心者向け入門書。わかり易い図解入りでスピード合格を目指す。
SEO
3級「キーワード調査と内部要因最適化」
SEOの2大要素、目標キーワード設定とデータに基づいたサイト内部改善スキルを身に付ける。
2級「コンテンツSEOと外部要因最適化」
集客できるウェブサイトを目指し、コンテンツSEOの重要性と、ソーシャルメディアの活用を徹底習得。
1級「モバイルSEOとペナルティー復旧」
即実践可能な応用技術を解説。最高峰SEO技術の習得を目指しプロフェッショナルとしての確実なSEO実務を学ぶ。
目次 – SEO検定公式テキスト2級 2018年度版
はじめに
第1章コンテンツ資産の構築
1、内部要素のコンテンツ要因
1-1コンテンツのテーマ
1-2コンテンツの量
1-3コンテンツの質1-4コンテンツの人気度
2、Webコンテンツの種類
2-1テキスト(文字)
2-2画像
2-3動画
2-4音声
2-5ソフトウェア・プログラム
2-6ソーシャル
3、ユーザーの種類と提供するコンテンツ
3-1既存客
3-2見込み客
3-3無料コンテンツを探しているユーザー
3-4検証・公募・モニター募集
3-5偶然客
3-6社内スタッフ
3-7外注先企業担当社
3-8求職者
3-9マスコミ関係者
3-10業界人
3-11外国人
4、ドメイン内ブログと外部ブログ
4-1ドメイン内ブログ
4-2外部ブログ
4-3成約率を高めるための記事の書き方
5、オウンドメディア
5-1コンテンツマーケティング
5-2トリプルメディア
5-3各メディア連携と相互作用
6、コンテンツマグネット
6-1コンテンツマグネットとは
6-2情報発信者のメリット
6-3エンドユーザーのメリット
第2章外部リンク対策
1、被リンク元の数と質
1-1被リンク元の数
1-2被リンク元の質
1-3被リンク元の増加率
2、被リンク元の獲得方法
2-1被リンク元をどうやって集めるのか?
2-2リンク広告には必ずrel=”nofollow”を付ける
3、被リンク元の調査方法
3-1サーチコンソール内の「サイトへのリンク」
3-2Googleでドメイン名を検索する方法
3-3被リンク元調査ツール
第3章トラフィック要因の重要性
1、トラフィックとは?
1-1トラフィックの意味
1-2検索順位決定要因で年々重要性を増すトラフィック要因
1-3トラフィックの多いサイトが上位表示をしている
2、Googleはどのようにトラフィックを認識しているのか?
2-1検索結果上のクリック数とクリック率
2-2Googleのサービスにログインをしているユーザー
2-3Googleを利用するあらゆるユーザー
3、検索結果上位表示集団の特徴
3-1検索結果1ページ目にある「見えない垣根」
3-2無料情報提供サイト
3-3ポータルサイト
3-4比較・ランキングサイト
3-5ショッピングモール
3-6政府系サイト
3-7協会・団体サイト
3-8メーカーサイト
3-9マスメディアサイト
3-10ニュースサイト
3-11質問サイト
3-12大学・研究機関
3-13チェーン店
3-14コングロマリット
4、トラフィック獲得の施策
4-1トラフィックを増やすための9のステップ
4-2系列サイトの活用によるトラフィック獲得方法
4-3広告によるトラフィック獲得方法
4-4オフラインのトラフィック獲得方法
4-5他社との連携によるトラフィック獲得方法
4-6新しいトラフィック獲得方法第
4章ソーシャルメディア対策
1、ソーシャルメディアの重要性
2、SEOに役立つソーシャルメディアの種類
2-1Facebook
2-2Twitter
2-3Google+
2-4LINE@
2-5Youtube
2-6ソーシャルブックマーク
2-7その他ソーシャルメディア
3、誰にどのような情報を発信するのか?
3-1新商品の発表
3-2キャンペーン情報
3-3プレゼント・懸賞情報
3-4モニター募集案内
3-5求人募集案内
3-6お役立ち情報
3-7イベント情報
3-8自社サイトの更新情報
3-9スタッフ・経営者の日常報告
3-10企業の活動報告
4、ドメイン内ブログとソーシャルメディア
4-1ソーシャルメディアの落とし穴
4-2ソーシャルメディアとドメイン内ブログの使い分け
4-3ドメイン内ブログとソーシャルメディアのシナジー
5、情報拡散を促す方策
5-1ソーシャルボタンの設置
5-2ユーザーがシェアしたくなるページ
5-3ソーシャルメディアページへのリンク
5-4タイムラインの設置
5-5ソーシャルメディア広告の活用
5-6その他広告の活用
5-7インフルエンサーへの紹介依頼
5-8プレスリリース
第5章アクセス解析と競合調査
1、アクセス解析ツール
1-1Googleアナリティクス
1-2サーチコンソールとの連携
1-3その他アクセス解析ツール
2、競合調査ツール
2-1シミラーウェブPRO
2-2シミラーウェブ無料版
2-3アレクサ
3、ツールで注目すべき5つの指標
4、流入経路
4-1流入経路とは?
4-2Webマーケティングの成功とは?
4-3競合調査ツールでの流入元の見方
4-4アクセス解析ツールでの流入元の見方
4-5流入元の7つの診断ポイント
5、流入キーワード
5-1流入キーワードとは?
5-2競合調査ツールでの流入キーワードの調べ方
5-3アクセス解析ツールでの流入キーワードの調べ方
5-4流入キーワードの4つの診断ポイント
6、サイト滞在時間
6-1サイト滞在時間とは?
6-2競合調査ツールでのサイト滞在時間の調べ方
6-3アクセス解析ツールでのサイト滞在時間の調べ方
6-4サイト滞在時間の4つの診断ポイント
6-5直帰率と離脱率を下げてサイト滞在時間を伸ばす工夫
7、人気ページ
7-1人気ページとは?
7-2競合他社の人気ページの調べ方
7-3自社サイト内の人気ページの調べ方7-4人気ページの4つの診断ポイント
7-5特定のページのページビューを増やす工夫
8、ユーザー環境
8-1ユーザー環境とは?
8-2競合調査ツールでのユーザー環境の調べ方
8-3アクセス解析ツールでのユーザー環境の調べ方
8-4ユーザー環境の3つの診断ポイント
参考文献
SEO検定試験のご案内
本書について
はじめに
現代のSEOは年々複雑化の一途を辿っているように見えます。SEO検定3級で解説したようなサイトの内部を技術的に最適化することにより確かに一定の順位まで検索順位は上昇します。しかし、それだけではその順位のさらなる上昇や維持すらおぼつかないくらい検索順位の決定要因は複雑化してきています。こうした混迷する時代には一度、基本に戻ることが必要です。そもそもWebサイトを企業が作る目的は何でしょうか?
それは自社サイトに見込み客が求めるコンテンツを掲載して、少しでも早くそのコンテンツをより多くの人達に見てもらうための告知活動をすることではないでしょうかこの当たり前のことに見える「基本」に戻ることを検索エンジン最大手のGoogleは全てのサイト運営者に要求するようになりました。それは本書で解説するように訪問者数が多いWebサイトのページが様々な検索キーワードで上位表示するというトラフィック要素をGoogleは検索順位算定の大きな要因として使用するようになったからです。トラフィックというのは直訳すれば交通量のことを意味するもので、Webサイトにアクセスする訪問者数のことを言います。
Webサイトのトラフィックを増やすために何が必要かといえば、企業のWebサイト運営の基本である「コンテンツの充実」とそれをより多くのユーザーに見てもらうための「コンテンツの告知」というたった2つのことを愚直に行うことです。本書の目的は、この偶然、あるいは必然とも言えるGoogleが求める2つの必須工程を企業の現場においてSEO技術を活用し検索順位を上げ検索エンジンからの集客数を最大化する具体的な方法論を解説することです。本書は単に概念を解説するだけにとどまらず、現場で行き詰まった時、迷った時にどのような方策を取ることが出来るのかを「SEO運用マニュアル」として提供することを目標に執筆されました。
これにより今、SEO担当者に求められる品質の高いコンテンツの作成ノウハウ・安全で効果のあるリンク獲得ノウハウ・トラフィックを獲得するための具体的な施策・ソーシャルメディアの効果的な活用方法・それら施策の効果を測定してその改善に役立てる方法を解説するものです。検定試験合格の参考書として使うだけはなく、問題に直面した時の真の参考書として活用していただけることを願い上梓させていただきました。本書がSEOを実際の現場で役立てて社会で大きく活躍しようという熱意ある学習者の一助になることを心より祈念しています。
2018年3月
一般社団法人全日本SEO協会
第1章 コンテンツ資産の構築
内部要素の1つ目の要因はSEO検定3級で解説した技術要因ですが、本書がカバーする2級では内部要素のもう1つの要因であるコンテンツ要因を改善し検索順位アップを目指す方法を解説します。
1、内部要素のコンテンツ要因
コンテンツというのは情報の中身の事のことを言います。
Googleは検索ユーザーが求めるコンテンツを検索
結果ページの上位に表示させようとします。そのためGoogleで上位表示をするためにはユーザーが求めるコンテンツを作り自社サイトに掲載することが必須条件になります。
1-1コンテンツのテーマ
検索ユーザーが求めるコンテンツであるかどうかを判断する第一の条件はコンテンツのテーマが検索キーワードと一致しているかどうかです。例えば、ユーザーが東京にあるリフォーム会社を探すために「リフォーム東京」で検索した場合Webページ上に「リフォーム」をテーマにしたコンテンツが掲載されていることと東京にその会社が存在している事を指し示す言葉である「東京」というキーワードが書かれていれば、そうで無い場合に比べて検索で上位表示しやすくなります。
反対に、「リフォーム」というキーワードよりも「新築」という言葉が多く書かれていれば「新築東京」では上位表示しやすくなりますが、「リフォーム東京」では上位表示しづらくなります。そして「東京」という地域を示すキーワードよりも「神奈川」がそのWebページに多く書かれていれば「リフォーム」というキーワードが十分書かれていても「リフォーム東京」では上位表示しづらくなります。
さらには、そのWebページだけに「リフォーム」と「東京」が十分に書かれていても、そのサイトの他のWebページにそうしたキーワードがほとんど書かれていなければ評価が低くなり「リフォーム東京」では上位表示しづらくなります。コンテンツのテーマと上位表示を目指すキーワードとを一致させることが内部要素の最適化で最も重要なポイントです。これは別の言い方をすれば、「上位表示を目指すキーワードのことだけをページ内に書いてそれ以外の事はそのページには書かないようにする」という事になります。
1-2コンテンツの量
いくらコンテンツのテーマが上位表示を目指すキーワードと一致していたとしてもコンテンツの量が少なければ上位表示に不利に働きます。上位表示をするためにはコンテンツの量を競合他社に比べて増やす必要があります。例えば自社サイトにある「リフォーム東京」で上位表示を目指すページの中に「リフォーム」と「東京」という言葉が含まれた文章が300文字書かれていたとします。
しかし競合する他社サイトのページには同じ「リフォーム」と「東京」という言葉が含まれた文章が600文字書かれていた場合、コンテンツの量に2倍の開きがあり300文字しか書かれていないページは上位表示に不利になります。また、上位表示を目指すページの文字数が競合のページと同じかそれ以上あったとしても、サイト全体で見た場合、文字数が多いページが自社サイトに競合サイトよりも少なければ、競合サイトのほうが上位表示に有利になってしまいます。このため上位表示を目指す場合、特に競争率が高いビッグキーワードで上位表示するには、上位表示を目指すページにある文字数が競合よりも多い事と、サイト全体にそうした文字数が多いページの数が競合よりも多いことが重要になります。
1-3コンテンツの質
しかし、この事はコンテンツの量だけをむやみに増やせば良いということを意味するものではありません。Googleはパンダアップデートというコンテンツの品質について厳しくチェックするアップデートを実施しています。そのため、ただコンテンツ量を増やすというのではなく、質が高いコンテンツを増やす必要があります。コンテンツの質には2つの意味があります。
(1)独自性
1つは文字コンテンツが他のドメインのサイトに書かれている事をコピーしたり、一部だけを改変して見た目だけ独自性があるように見せかけたものであるかどうかです。オリジナルの文字コンテンツであることが上位表示には必要になります。また独自性があるかどうかは1つのドメインのサイト内にある他のページと比較した時も必要になります。同じような文章のかたまりが書かれているページがサイト内に多数ある場合、そのサイトの独自性が損なわれてしまいます。そのためサイト内の1つ1つのページを確認して重複している文字コンテンツがあるかどうかを調べ、重複した文字コンテンツを発見したら重複コンテンツを削除しそれぞれのページに独自の文字コンテンツを追加することが必要になります。
(2)人気度
ただし、例外もあります。それは他のドメインのサイトにある情報をまとめただけのいわゆる「まとめサイト」が上位表示しているという現象です。その理由は独自性が無い、あるいは非常に低い文字コンテンツでも様々な情報源から情報を探してとりまとめて編集するというユーザーが情報を探す手間を省くという一定の付加価値があるため、時間を節約しようとする検索ユーザーがまとめサイトを訪問するため人気がある文字コンテンツだと評価するからです。独自性が無い、あるいは非常に低い文字コンテンツばかりのサイトでも上位表示している事例が稀にあるのはこのことが理由です。
1-4コンテンツの人気度
Googleはコンテンツの人気度をどのように測定しているのでしょうか?これまでGoogleが公式に発表している情報や公開している特許情報から次の要因によってコンテンツの人気度を測定している事が分かっています。
1検索結果上のクリック率
これはGoogleが創業期のころから参考にしているデータで、検索結果上に表示されるWebページのリンクの表示回数とクリック数から算出するクリック率がコンテンツの人気度を推測する重要な指標になっています。検索結果ページ上のどのリンクがどのくらいクリックされるかという非常にシンプルなデータです。Google以外のサイトであるブログランキングシステムや各種ポータルサイトでもクリックされればされるほど順位が上がるアルゴリズムを採用しているところが昔からあります。同じユーザーが短時間に何度も同じWebページをクリックして自社のページの検索順位を引き上げる不正行為を防止するためにGoogleは検索ユーザーがネット接続する際のIPアドレスを把握しています。そのためそうした単純な不正行為は順位アップには効果が無いようになっています。
2サイト滞在時間
これはGoogleが無償で提供しているGoogleアナリティクスというアクセス解析ログソフトを見ても分かるようにGoogleは検索結果上でクリックされたページにユーザーが何秒間滞在しているか、そしてそのページからサイト内の他のページへのリンクを辿りどのページを何秒間見ているかをクッキーという技術によって計測しています。そしてそれらユーザーが閲覧した各ページの滞在時間を合計したものがサイト滞在時間として計算されてサイトの評価、そのサイトのドメインの評価にも影響を及ぼすことがわかっています。ページ滞在時間を伸ばすためには分かりやすい情報を十分な量だけ掲載することが必要です。そしてサイト滞在時間を伸ばすためには検索ユーザーが検索結果ページ上にあるリンクをクリックして訪問したランディングページから関連性の高いページにわかりやすくリンクを張る事が必要になります。
以上が検索エンジンの中でも最も高い評価基準を持っているGoogleがサイト運営者に要求するコンテンツの質の定義です。コンテンツの質の定義を知った後は、実際に質が高いコンテンツを作る方法を知る必要があります。
2、Webコンテンツの種類
質が高いコンテンツを作る方法を知る前に、そもそもWebサイト上で提供出来るコンテンツにはどのような種類があるのかを知る必要があります。
2-1テキスト(文字)
テキスト(文字)は最もポピュラーで一般的なコンテンツの種類です。そして検索エンジンが検索順位を決める上で最も重視しているコンテンツの種類です。Webページ上にはたくさんの文字数があったほうがそうでない場合よりも上位表示しやすい傾向があります。文字数を増やす工夫としては次のようなものがありま。
(1)文字部分を画像化したものはテキストに戻す
→サイト閲覧者にインパクトを与えるためにテキスト部分を画像にすることが一時期流行しました。テキスト部分を画像にすることで綺麗なフォントを使ったり立体的にしたり、縁に色を付けること等が可能になるからです。
しかし、そうすると見栄えは良くなりますが、通常のテキストよりも検索エンジンからの評価は若干下がることになります。また、画像にしてもそのALT属性にテキストを書くことは出来ますが、そこには上位表示を目指すキーワードを詰め込むことも出来るので検索工ンジンからの評価は若干下がります。
【文字部分を画像化してALT属性に画像の表面に書かれているテキストを記述した例】
そして近年ではスマートフォン等のモバイルデバイスでインターネット接続をするユーザーが増えており、文字部分を読み込みが早いテキストを使わずに画像を使えばダウンロードに若干の時間がかかるようになるためダウンロードスピードを重視するGoogleの評価も下がることになります。こうした理由から、見栄えを良くするためにこれまで画像化してきた文字をテキストに戻すことがSEOにプラスに働く環境になってきました。
そのため文字部分を画像化したものはテキストに戻すことがページ全体の文字数を増やすことになり推奨されるSEO手法になります。ただ、どうしても見出し部分はインパクトのある綺麗なフォントにしたいという場合はWebフォントを使うという手法があります。Webフォントとは、Webページの見栄えを記述するCSS(スタイルシート)のバージョン3.0で新たに導入された仕様で、ページ中の文字の表示に利用するフォント(書体)データを指定した場所からダウンロードして適用できるようにするものです。
これまでもフォントの指定は可能でしたが、Webページを閲覧しているコンピュータに指定したフォントが存在しない場合には、そのフォントでの表示はできませんでした。Webフォントを利用すると、フォントが存在しない場合にはWeb上の指定されたアドレスからフォントデータを自動的に読み込んで表示に使用することが可能になります。(e-Wordsより)
次の例は以前画像だった見出し部分をWebフォントを使いテキストに戻した例です。ソースを見るとH2タグで囲ったテキストだということがわかります。
【Webフォントを使って見出しをテキストに戻した例】
【その部分のソースコード】
<h2class=”msbg”>
<strong>プライバシーポリシー</strong>
<fontcolor=”#ECEBFC”>
PrivacyPolicy
</font>
</h2>
インパクトのあるフォントを使い見出しや本文を修飾したい場合はWebフォントを使い、少しでも多くの部分をテキストにして検索エンジンによる評価を高めるようにすべきです。
(2)画像の下にその画像についての説明文を追加する→
本文を追加することが出来ない場合はページ内にある画像の下にその画像についての簡単な説明をキャプション(説明文)としてテキストで記述すると文字を増やすことが出来ます。
さらに画像を増やしてそれらの下にキャプションを書けばかなり多くの文字を増やす事が出来ます。
(3)脚注を追加する→
脚注とは、ページの下部で本文の枠外に記載される短文のことです。用語の解説や補足説明など、文書中の特定の部分の内容をより詳細に説明するために付されます。文章中の、説明したい箇所に米印(※)や脚注番号などの特定の記号を付け加え、ページ下の欄外や文書の末尾に説明となる記述を添える形式が一般的です。
(IT用語辞典Weblio辞書)用語解説や補足説明、出典情報などの脚注を書き加えることにより文字数を増やせばページ内の情報がよりユーザーに伝わりやすくなるのでコンテンツの質を高める事も同時に出来ます。
(4)スタッフからの一言、挨拶文を追加する→
物販の場合は商品をお奨めする理由を一言、お店の場合はお客様への挨拶としての一言を書くとテキストを増やす事ができます。1人だけではなく何名かが書けばその何倍もテキストを増やす事ができます。
(5)レビューを追加する→
レビューというのは商品・サービスを使ったお客様の声の事ですが、非常に多くのWebサイトが商品の魅力や人気を証明するためにレビューを追加するようになってきています。そしてそれは同時にテキストを増やすための非常に有効な方法にもなっています。レビューを顧客に書いてもらうための工夫としてはポイントの付与やギフトカードやカタログギフト、単価の高い商品の場合は数パーセントの割引等を提供すると集まりやすくなります。ただし、極端な謝礼は法的な問題になったり悪い評判を起こす原因になることになるので避けるべきです
(6)質問文を追加する→
ページのテーマに関連した質問文を掲載すると文字コンテンツをたくさん増やすことが可能です。次の図は東京都内の墓石に関する100文字くらいの質問文を5件追加したことによって「墓石東京」でGoogleで1位表示されたページです。質問文の中にはしつこくない程度に墓石や東京を含めるようにしています。質問文はどのようにして集めたのかというと1つは過去にメールで貰った質問を編集したり、消費者視点に立って質問文を書いてくれるライターを外注するなどして集めました。ランサーズやクラウドワークス等のクラウドソーシングサービスを使えば低コストでオリジナルの記事を書いてくれることがありますのでたくさんの費用をかけずにページのコンテンツを増やすことが可能です。
続きを本書で確認
目次 – SEO検定公式テキスト3級 2018年度版
SEO検定試験3級とは
SEOをするうえで最も重要なプロセスの「目標キーワードの設定」は、自社サイトに見込客を集客するための技術です。また、「サイト内部改善」は、SEOを活用して集客しようとする際の要と言え、その技術は年々重要性を増しています。SEO検定3級は、Googleがどのようにサイトの中身を評価しているのかを知り、検索順位をアップさせるための基礎的な技術を養うカリキュラムです。
全ての級のSEO検定試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法)を確認する
4級「SEOの基礎知識」
SEOの全体像をつかむ初心者向け入門書。わかり易い図解入りでスピード合格を目指す。
3級「キーワード調査と内部要因最適化」
SEOの2大要素、目標キーワード設定とデータに基づいたサイト内部改善スキルを身に付ける。
2級「コンテンツSEOと外部要因最適化」
集客できるウェブサイトを目指し、コンテンツSEOの重要性と、ソーシャルメディアの活用を徹底習得。
1級「モバイルSEOとペナルティー復旧」
即実践可能な応用技術を解説。最高峰SEO技術の習得を目指しプロフェッショナルとしての確実なSEO実務を学ぶ。
目次 – SEO検定試験3級公式テキスト
はじめに
第1章 検索キーワードの需要調査
1、SEO技術の3大要素
2、検索キーワードの需要を調べる
2-1 コンテンツの供給状況を知る方法
2-2 検索ユーザーが検索するキーワードを知 る方法
3、Googleキーワードプランナー
3-1 最も広く使われているキーワード調査ツール
3-2 関連キーワード
3-3 各関連キーワードの平均月間検索数
3-4 各関連キーワードの競合性(競争率)
3-5 各関連キーワードのGoogleアドワーズ広告の推奨入札金額
4、Google検索キーワード予測
4-1 キーワード予測とは?
4-2 キーワード予測データを一括取得するソフト
5、その他デジタルツール
5-1 ヤフーキーワードアドバイスツール
5-2 質問掲示板
5-3 過去のメールによるお問合せ内容
5-4 ポータルサイト・人気サイトのカテゴリ名称
5-5_類義語辞典」
5-6 共起語ツール
5-7 検索結果ページの自然検索欄・広告欄
5-8 競合サイトのソース
5-9 アクセス解析ログ
5-10 サーチコンソールの検索アナリティクス
5-11 競合調査ツール
6、アナログツール
6-1 電話による聞き込み・顧客への問いかけ
6-2 チラシ広告・カタログ
6-3 新聞・雑誌広告
第2章 検索キーワードのパターンと目標設定
1、 成約率の高いキーワード
1-1 指名検索キーワード
1-2 購入検索キーワード
2、 訪問者数を増やすキーワード
2-1 情報検索キーワード
2-2 情報検索をする訪問者数を増やすことにより購入検索をする訪問者が増える
3、 シングルキーワード
3-1 単語のシングルキーワード
3-2 連語・複合語のシングルキーワード
4、 複合キーワード
4-1 2つのキーワード
4-2 3つ以上のキーワード
4-3 複合キーワードの重要性
4-4 複合キーワードでのアクセスが増えると シングルキーワードで上位表示しやすくなる
5、 長文検索
5-1 ハミングバードアップデート
5-2 スマートフォンユーザーによる音声検索 に対応
6、キーワードのバリエーション
6-1 短縮形
6-2 打ち間違い
6-3 ひらがな、カタカナ、漢字
6-4 外国語
7、目標キーワードの設定
7-1 目標キーワードとは?
7-2 上位表示の難易度によるランク付け
8、大目標=ビッグキーワード
8-1 ビッグキーワードとは?
8-2 ビッグキーワードで上位表示しやすいページ
9、中目標=ミドルキーワード
9-1 ミドルキーワードとは? 9-2 ミドルキーワードで上位表示しやすいページ
10、小目標=スモールキーワード
10-1 スモールキーワードとは?
10-2 スモールキーワードで上位表示しやす いページ
10-3スモールキーワードによるロングテールSEO
第3章 上位表示するページ構造
1、内部要素の技術要因
2、3大エリアにおけるキーワードの書き方
2-1 タイトルタグ
2-2 メタディスクリプション
2-3 H1タグ (1行目)
2-43大エリア共通の注意点
3、ページテーマの絞込
3-1 ページテーマとは?
3-2 ページテーマが複数ある場合
3-3 ページテーマを1つにすることがSEOの第一歩
4、キーワード分布
4-1 ページの上から下までキーワードを分布 させる
4-2 逆三角形型の分布が自然な文書構造
5、通常ページと一覧ページ
5-1 通常ページとは?
5-2 一覧ページとは?
5-3 一覧ページの方が上位表示しやすい理由
5-4 通常ページを一覧ページのようにする方法
5-5 一覧ページは逆三角形型のキーワード分布でなくても良い
6、ページ内の文字数
6-1 ページの文字数は何文字以上書けば良いのか?
6-2 上位表示を目指さないページの文字数
6-3 上位表示を目指すページの文字数
6-4 競争率が激しいページの文字数
6-5 文字数を簡単に数える方法
6-6 文字数が多い業界は?
6-7 文字数が多いだけではコンテンツの質は下がる
7、正味有効テキストをGoogleは評価する
7-1 正味有効テキストとは?
7-2 そのページにしか書かれていないオリジナル文章
7-3 テキストリンク以外の文章
7-4 画像のALT属性以外の文章
7-5 単語の羅列では無い助詞、助動詞、句読点等が含まれた文章
7-6 正味有効テキストを増やす工夫
8、文章構造を示すタグ
8-1 見出しを意味するタグ
8-2 段落を意味するタグ
8-3 リストを意味するタグ
9、キーワードを強めるタグ
9-1 強調タグ (1)
9-2 強調タグ (2)
第4章 上位表示するキーワード出現頻度
1、キーワード出現頻度の重要性と測定ツール
1-1 キーワード出現頻度とは?
1-2 キーワード出現頻度を調査するツール
1-3 理想的なキーワード出現頻度はページによって異なる
2、トップページのキーワード出現頻度
2-1 トップページのキーワード出現頻度は?
2-2 トップページの上位表示の黄金比率
3、サブページのキーワード出現頻度
2-1 全てのサブページのキーワード出現頻度は?
2-2 特定のサブページの目標キーワード出現頻度は?
4、カテゴリページのキーワード出現頻度
4-1 全てのカテゴリページの目標キーワード 出現頻度は?
4-2 特定のカテゴリページの目標キーワードの出現頻度は?
5、サイト全体のキーワード出現頻度=コンテンツキーワード
5-1 コンテンツキーワードとは?
5-2 コンテンツキーワードはサーチコンソールで公開されていた
5-3 コンテンツキーワードの情報を順位アップに役立てるには?
第5章 上位表示するサイト内リンク構造
1、 上位表示と成約率アップを目指すレイアウト
1-1 内部リンク構造
1-2 分かりやすいナビゲーション
1-3 アンカーテキストマッチ
1-4 画像のALT属性
1-5 関連性の高いページへのサイト内リンク
1-6 クリックを誘発してサイト滞在時間を長くする
1-7 パンくずリスト
2、スマートフォンサイトのサイト内リンク
2-1 スマートフォンページの特徴
2-2 スマートフォンサイトの典型的なレイア ウト
2-3 グローバルメニューをどこに配置するか?
2-4 リンクとリンクの距離を離す
2-5 重複リンクを避ける
2-6 リンク部分の文言はシンプルにする
2-7 Googleはモバイルファーストインデックス導入後はモバイルサイトを評価対象にする
2-8 電話番号部分のリンクは電話が発信出来るようにする
第6章 上位表示するサイト構造
1、 ドメイン構造
1-1 ドメインネームの文言
1-2 サブドメインの文言
1-2 ディレクトリ名の文言
1-3 ファイル名の文言
1-5 URLへのキーワードの詰め込みはペナルティー対象になる
1-6 並列型とツリー型
1-7 静的ページと動的ページ
2、論理構造
2-1 論理的な動線のサイト
2-2 総合サイトと専門サイト
2-3 専門サイトのメリットとデメリット
2-4 複数の専門サイトを運営する際の注意点
2-5 支店サイトを運営する際の注意点
2-6 小さなサイトが大きなサイトよりも上位表示する理由
2-7 総合サイトでも上位表示をする方法
3、インデックス状況の確認
3-1 site:での検索
3-2 サーチコンソール
4、サーチコンソール
4-1 サーチコンソールとは?
4-2 インデックスステータス
4-3 クロールエラー
4-4 モバイルユーザビリティ
4-5 HTMLの改善
5、インデックスの改善方法
5-1 サイト内リンクの調整
5-2 サイト内にサイトマップページを設置する
5-3 サーチコンソールのサイトマップ機能を使う
5-4 リンク対策
5-5 ソーシャルメディア対策
6、インデックスするページのコントロール
6-1 インデックスを拒否する方法
6-2 リンクとしての評価を拒否する方法
6-3 類似性の高いページの申告と除外のリクエスト
参考文献
SEO検定試験のご案内
本書について
はじめに
本書はSEOを成功させるために不可欠な2つの重要ポイントについて解説しています。1つは、SEOをする上で最も重要なプロセスである目標キーワードの設定です。このことが重要である理由は、目標が間違っていたら仮に上位表示したとしても自社サイトに見込み客を集客することは出来ないからです。
2つ目の重要ポイントはサイト内部の技術的な改善方法を知る事です。サイト内部の改善方法を知る事は年々重要性を増してきています。何故なら、Googleの度重なるシステム更新により、かつてのように外部サイトからのリンクを集めるだけで順位が上がるということは無くなったからです。
この大きな変化は2012年にGoogleが実施したペンギンアップデートにより起きました。むやみにリンクを集めるとサイトの検索順位が上がるどころか、Googleにペナルティーを与えられることになり逆効果になる時代が来ました。その結果、これまで主にリンクを集めることによりSEOを成功させ検索ユーザーを集客してきた企業にSEOの実施方法の大幅な変更を強いることになりました。
しかし、リンクを集める単純なSEOではなく、サイトの内部を技術的に改善して検索順位を上げる事が出来る人材が不足しているのが現状です。そのため多くの企業がスムーズな方針の変更が困難な状況にあります。本書が解説するSEO検定3級のカリキュラムは、こうした企業からの要請に応える人材を育成するために作られました。
このカリキュラムは企業の現場において、日々実験と検証を繰り返しノウハウ化された最新技術と海外の最先端の情報に裏付けされた技術体系で今、SEOを活用して集客しようとする企業が必要としている人材はGoogleがどのようにWebサイトの中身を評価しているのかを知り、検索順位アップのために自社サイトの内部要素の改善方法を熟知したSEO担当者です。本書がこれからSEO技術を習得し社会で大きく活躍しようとする方の一助になることを祈念します。
2018年3月
一般社団法人全日本SEO協会
第1章 検索キーワードの需要調査
1、SEO技術の3大要素
Googleが持っていると言われる200以上のアルゴリズムは大きく分類すると
1、企画・人気要素
2、内部要素
3、外部要素
の3つになります。
1 企画・人気要素
これはWebサイトがどのくらいのユーザーに実際に閲覧されているかサイトのトラフィック量(アクセス数)をGoogleが直接的、間接的に測定しており人気の高いWebサイトの検索順位が上がるというメカニズムです。SEOの最終目標は、自社サイトのトラフィック量を増やして人気サイトに育て上げることです。
人気サイトを作るためには企画力を養う必要があります。良い企画が人気サイトを作る原動力になるためSEOの成功にはWebの技術だけではなく、ユーザーが求める情報を予測して提供する企画力が求められます。企画要素には3つの側面があります
(1)キーワード調査
検索ユーザーがどのようなキーワードで検索しているのかを調査する方法を学び、定期的に調査をする必要があります。これは企業のマーケティング活動における市場調査と同等の重要性を持つものです。
(2)目標キーワードの設定
キーワード調査をして分かった検索ユーザーが検索するキーワードが分かったら、それを自社サイトのどのページがそのキーワードで検索した時に上位表示させるのかを決める必要があります。これを目標キーワードの設定と呼びます。
(3)サイトテーマの決定
自社サイトを効率的に上位表示させるためには自社サイトのテーマを目標キーワードに沿ったものにすることが効果的です。例えば、洋服を販売している会社でTシャツというキーワードで上位表示を効率的に行うならば、Tシャツだけを売っているTシャツの専門店にした方が様々な種類の洋服を売っているサイトよりも上位表示しやすい傾向があるので、サイトテーマをTシャツの専門店にしたほうが有利になります。
2 内部要素
内部要素には2つの側面があります:
(1)技術要因
技術的な要因というのはタグの使い方、タグの中にどのようにキーワードを書くか、そしてWebページの中に何回、何%キーワードを書くかなどがあります。
(2) コンテンツ要因
コンテンツ要因というはコンテンツの量と質、特にコンテンツの独自性があるかどうかという情報の品質面の要因です。
3 外部要素
外部要素には:
(1) リンク元の数と質
(2) ソーシャルメディアからの流入
(3)サイテーション
の3つがあります。本書では、これらのうち、SEO検定3級の出題範囲である企画要素における目標キーワードの選 定と内部要素における技術的要因について解説します。
2、検索キーワードの需要を調べる
企画・人気要素の1つ目の重要ポイントは検索ユ ーザーがどのようなキーワードで検索しているかを知ることです。それを知ることは人気キーワードを知ることであり、それはそのまま人気サイトを作るためのコンテンツ企画の手がかりになるからです。
2-1 コンテンツの供給状況を知る方法
インターネットのユーザーは自分が探している情報を見つけるために検索エンジンにキーワードを入力して検索をします。その検索キーワードをテーマにしたWebページがたくさんある場合は、自社サイトのWebページが上位表示する確率は低くなります。検索エンジン内に該当するWebページがたくさんあるために 競争率が高くなるからです。
反対に、該当するWebページ数が少ない場合競争率が低くなり、自社のWebページが上位表する確率は高まります。例えば、「交通事故 過失割合」という検索キーワードをGoogleで検索すると該当するWebページ数は約426,000件と表示されます。
さらに、その検索キーワードに「歩行者」という言葉を追加し「交通事故 過失割合 歩行者」という検索キーワードで検索すると該当するWebページ数は減少し約86,900件と表示されます。
これは、「交通事故 過失割合」をテーマにしたWebページの数は多く、「交通事故 過失割合 歩行者」をテーマにしたWebページの数はそれに比べると少ないということです。ということは「交通事故 過失割合」をテーマにしたWebページを作ったとしても「交通事故 過失 割合」というキーワードで上位表示するのは困難 な可能性が高く、該当ページ数が少ない「交通事故 過失割合 歩行者」をテーマにしたWebページを 作ったほうが上位表示しやすく自社のWebページ が検索ユーザーの目に触れやすくなりサイトの集客に貢献する可能性が高い事を意味します。
2-2 検索ユーザーが検索するキーワードを知る方法
しかし、いくら該当するページ数が少なく競争 率が低いとしても、「交通事故 過失割合 歩行者」 というキーワードで検索するユーザーがほとんど いなければ上位表示をしたとしてもサイトの集客 には役立ちません。 最も効率の良いのは、検索数が多いキーワード であり、該当するページ数が少ないキーワードを 見つけることです。つまり需要が高くて供給が少 ないものを見つけることです。 Googleは検索回数がどのくらいあるのか、その データを無償で公開しています。
検索回数だけではなく、その検索キーワードに関連する関連キー ワードは何かも公開しています。これらのデータ はGoogleキーワードプランナーを使うと見ることが出来ます。
3、Googleキーワードプランナー
3-1 最も広く使われているキーワード調査ツール
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目次 – SEO検定公式テキスト4級 2018年度版
SEO検定試験4級とは
インターネットの普及により、ウェブサイトの数が増加し続け、SEO(SearchEngineOptimization:検索エンジン最適化)による集客技術が重要になっています。SEO検定4級は、最新のSEO技術の全体像をつかむために、SEOを確立された技術体系として、インターネットの起源と検索エンジンの起源にまでさかのぼり、根本的な知識を入門者にもわかり易く解説するものです。
全ての級のSEO検定試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法)を確認する
4級「SEOの基礎知識」
SEOの全体像をつかむ初心者向け入門書。わかり易い図解入りでスピード合格を目指す。
3級「キーワード調査と内部要因最適化」
SEOの2大要素、目標キーワード設定とデータに基づいたサイト内部改善スキルを身に付ける。
2級「コンテンツSEOと外部要因最適化」
集客できるウェブサイトを目指し、コンテンツSEOの重要性と、ソーシャルメディアの活用を徹底習得。
1級「モバイルSEOとペナルティー復旧」
即実践可能な応用技術を解説。最高峰SEO技術の習得を目指しプロフェッショナルとしての確実なSEO実務を学ぶ。
目次 – SEO検定公式テキスト4級 2018年度版
はじめに
第1章 Webと検索エンジンの仕組み
1、WWWの仕組み
1-1 インターネットの誕生
1-2 WWWとWebサイトの登場
1-3 ISPとサーバ会社
1-4 IPアドレスとドメイン名
2、Webサイトの仕組み
2-1 URL (Uniform Resource Locator)
2-2 Webサイトのツリー構造
2-3 トップページ = インデックスページ
2-4 サブページ
2-5 カテゴリページ
2-6 Webページの技術要素
2-7 HTML
2-8 JavaScript(ジャバスクリプト)
2-9 CSS(スタイルシート)
2-10 その他の技術
2-11 静的ページと動的ページ
2-12 CMSとホームページ作成ソフト
3、検索エンジンの歴史
3-1 ディレクトリ型検索エンジン
3-2 ロボット型検索エンジン
3-3 薄れるトップページの重要性
3-4 ランディングページ
第2章 Googleの特徴
1、Googleの技術的特徴
1-1 Googleの誕生
1-2 ページランク
1-3 クローラー
1-4 インデックス
1-5 アルゴリズム
1-6 Googleアップデート
1-7 パンダアップデート
1-8 ペンギンアップデート
1-9 不正リンクとサーチクオリティチーム
2、Googleのビジョン
2-1 Yahoo!JAPANがGoogleを採用
2-2 その他の有力検索エンジンと市場シェア
2-3 全ての情報を検索可能にする「ユニバー サルサーチ」
2-4 細分化されたSEOへの対応
2-5 モバイル検索
第3章 SEOの意義と情報源
1、SEOの意義
1-1 コンテンツマーケティング
1-2 ネット広告費の削減
1-3 自社のブランディングとPR活動
1-4 アウトソージングSEOとインハウスSEO
2、SEO技術の情報源
2-1 Googleの公式・非公式発表
2-2 Googleの特許情報
2-3 海外のカンファレンス
2-4 海外のニュースサイト
2-5 セミナー
2-6 書籍、教材
2-7複数のサイト運営
2-8 他社へのアドバイス、情報交換
第4章 企画・人気要素
1、SEO技術の3大要素
2、キーワード調査
2-1 キーワード調査ツール
2-2 指名検索
2-3 購入検索
2-4 情報検索
2-5 ビッグ、ミドル、スモールキーワード
2-6 ロングテールSEO
3、サイトテーマ
3-1 総合サイトと専門サイト
3-2 専門サイトのメリットとデメリット
第5章 内部要素
1、技術要因
1-1 3大エリア
1-2 キーワード出現頻度
1-3 内部リンク構造
1-4 各種タグ情報
2、コンテンツ要因
2-1 コンテンツのテーマ
2-2 コンテンツの量
2-3 コンテンツの質
2-4 コンテンツの人気度
第6章 外部要素
1、被リンク元の数と質
1-1 被リンク元の数
1-2 被リンク元の質
1-3 被リンク元の増加率
2、ソーシャルメディアからの流入
2-1Facebook
2-2Twitter
2-3 Google+
2-4 LINE@
2-5YouTube
2-6 ソーシャルブックマーク
2-7 その他ソーシャルメディア
3、サイテーション
3-1 サイテーションシグナル
3-2 サイテーション対策
参考文献
SEO検定試験のご案内
本書について
はじめに
近年、インターネットを活用した集客が普及しWebサイトを持つ企業数は年々増加の一途をたどっています。
そのためWebサイトの数が増えれば増えるほど自社商品の存在を知ってもらうことが困難になるというジレンマを多くの企業が抱えるようになりました。
より短期間に自社商品の存在を見込み客に知ってもらうための手段として検索結果ページに表示されるリスティング広告が急成長し、その出稿数もそれに伴い増加するようになりました。
ただしそれはWebサイトを持てば集客が低コストで可能になるという本来のWebサイト開設の趣旨に逆行するという第二の矛盾を生み出すことにもなりました。
そうした中、SEO (Search Engine Optimization: 検索エンジン最適化)という技術が生まれ国内外の多くの企業が実践し低コストによる集客を可能にしました。
しかし、その技術の多くはネットの専門用語が多用されており、SEO初心者はもとよりWebに関する知識を学んでいない方にとって近寄り難いもののままでした。
何故ならSEOは確立された技術体系というより
は過去の経験の積み重ねによる経験知のままでありその実践には多くの経験とそれを得るための長い時間が求められたからです。
本書の目的は、SEOを確立された技術体系としてインターネットの起源と検索エンジンの起源にまでさかのぼり、現在までの歴史的流れを説明しながらSEO入門者にも分かりやすく解説するものです。
これによりWebの基礎的な知識が無くてもSEOの全体像を俯瞰し、これから本格的にSEOを学ぼうという方にとっての初心者向け入門書になりました。
インターネットを活用した集客活動のコストが年々増大する中で、今企業に求められている人材は社内でSEOを実施する確かなSEO技術を持つWeb担当者です。
本書を活用していただくことにより、世に様々な形で提供されているSEOの情報を初心者の方でも理解しやすくなるはずです。
また本書では従来のSEOだけではなく、ソーシャルメディアという新しい集客ツールも紹介されていますので今後も企業の現場で活用出来る最新のSEO技術を身につける大きなきっかけになるはずです。
本書がこれからSEOを学び社会で大きく活躍しようという方の一助になることを心より祈念しています。
2018年3月
一般社団法人全日本SEO協会
第1章
Webと検索エンジンの仕組み
SEO検定4級ではSEO初心者の方だけではなく、ネット初心者の方も根本からSEOを理解するためにSEOという技術を活用するための基盤であるwww(ワールドワイドウェブ)の仕組みから解説を始めます。
1、 WWWの仕組み
1-1 インターネットの誕生
インターネットの歴史はその前身であるARPANETの誕生からスタートしました。
ARPANETは1960年代に軍事目的のために開発された世界で初めて運用されたパケット通信によるコンピューターネットワークです。
当時は冷戦時代で核戦争の勃発が懸念される時代でした。
万一核戦争が起きた場合、重要な情報を持つコンピュータが一箇所だけにあるとそこが攻撃された場合全てのデータが消失してしまいます。しかしデータが収まっているコンピュータが複数箇所に分散されていればデータが生き残る確率が増すというコンセプトがARPANETでした。
最初は米国の4つの大学の大型コンピュータを相互に接続するという小規模なネットワークでしたが、その後世界中の様々な大学等の研究機関が運用するコンピュータがそのネットワークに接続するようになり、情報の交換が活発化しました。
その後1970年代にTCP/IPという情報交換のための通信プロトコル(通信手順)が考案され、インターネットと呼ばれるようになりました。
1-2 WWWとWebサイトの登場
1 WWW(World Wide Web:ワールドワイドウ
ェブ)
1990年代にはARPANETを引き継ぎ発展した技術としてWWW(World Wide Web)が発表されました。WWWは学術利用だけでなく商用利用も可能なものとして発展しました。
このWWWが今日Web(ウェブ)と呼ばれる無数のWebサイト同士をリンクで繋ぐ世界的なコンピューターネットワークです。
WWW上には無数のWebサイトが開設されており企業、団体、学校、個人などがWebサイトにアップロードした情報をインターネットユーザーは自由に閲覧することが出来ます。
日本ではWebサイトの事を「ホームページ」、または「HP」と呼ぶ習慣が続いてきましたが近年では海外のようにWebサイト、またはサイトと呼ぶ人達が増えてきています。
Webサイトを閲覧するための初のWebブラウザ「Mosaic」(モザイク)が誕生し、1995年マイクロソフトが発売したWindows95に搭載されたInternetExplorerの登場と共に一気にWebの世界が爆発的に成長しました。
1-3 ISPとサーバ会社
1 ISPの役割
インターネットは便利な技術ですが、そこに接続するためには当初多額の費用と運用技術が必要であり今日のように誰でも接続出来るようなものではありませんでした。
そのような中、ネットワークの技術的な知識が無い個人や企業でも低コストで気軽に利用出来るインターネット接続サービスを提供するためにISP(Internet Service Provider)が誕生しました。いわゆるプロバイダーと呼ばれる企業です。
1 レンタルサーバ会社の役割
ISPはそうした個人や企業でも手軽にインターネットに接続してWebサイトや電子メール等を利用出来るようにしましたが、Web上で情報発信をするためのWebサイトは事務所内や自宅にWebサイトを格納するサーバを構築する必要があり誰でも簡単に開設出来るようなものではありませんでした。
こうした中、一定の比較的安価な料金を払うことによってサーバの領域を貸し出す企業が現れレンタルサーバ会社と呼ばれるようになりました。そしてレンタルサーバ会社と契約することにより誰でも手軽にWebサイトを開設し情報発信する事が可能になりました。
1-4 IPアドレスとドメイン名
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