SEO検定公式テキスト1級 2018年度版




はじめに

本書では4級から2級までのSEO基礎技術を発展させた応用技義を解説しています。 SEO技術の世界にはたくさんの基本的な概念があります。そして Googleがどのようなサイトを上位表示するのかというGoogleからの要求事項も知る必要があります。 しかし、実際の現場で自社サイトの検索順位を上げるためにそれらの「点」を知るだけでは限界があります。

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流動する検索エンジンの動向を知り、企業を取り巻く環境の変動に対応した「活きたSEO」を実践するためにはそれら「点」と「点」を結ぶ「線」を知ることが肝要です。 そしてそれらの「線」を知ることによりSEO技術を実際に業務で使う「フロー」、つまり「流れ」が見えてきます。本書では現場で実践的にSEO技術を活用するためのフロー フォーカスしてすぐに使える技術を解説しています。 それらの「フロー」とは

1.今求められるモバイル対応を実施するための流れ
2.さらにモバイルマーケティングを強化するための独自アプリづくりの作り方の流れ
3.地元客を集客するためのローカルSEOの流れ
4.検索順位が落ちた時に着実に順位を回復するため

の4つです。これらの「フロー」を知ることにより即実践可能なSEO技術を習得出来るはずです。「特に本書では検索順位が落ちた時の順位回復方法を過去の経験から分かった様々な原因を網羅してそれぞれの原因と問題解決方法を解決しています。 SEO担当者には検索順位を上げることだけが求められるのではなく、万一順位が落ちた時に速やかに順位を回復する力が求められます。

こうしたGoolgeが実施したアップデートへの対応方法を解説した後は、その先にあるSEOの未来への予測をもってSEO検定1級合格を目的とする本書は完結します。 SEOの未来を知ることは現在から将来への「フロー」を知ることでありSEOの成功が一時的なものではなく、未来にわたって安定した企業の成長を約束するためには不可欠なことです。

本書がSEOを実際の現場で役立て社会で大きく活躍しようという熱意ある学習者と最高峰のSEO技術を習得することを目指す人の一助になることを心より祈念しています。 2018年3月一般社団法人全日本SEO協会

一般社団法人全日本SEO協会 (著), 鈴木 将司 (著)
全日本SEO協会出版局; 2版 (2018/4/27)、出典:出版社HP

目次

はじめに
第1章 モバイルSEO
モバイルフレンドリーアップデート
1-1 2015年4月のモバイルフレンドリーアップデート
1-2 2018年初頭導入予定のモバイルファーストインデックス

モバイル版Googleの特性
2-1 モバイルファーストへの方針転換
2-2 全ページのモバイル対応
2-3 サイトの軽量化
2-4 モバイルユーザーのトラフィック
2-5 AMPで作られたモバイルサイト

3 Webサイトのモバイル対応方法
3-1 Google がサポートする3種類のモバイルサイトの構築方法
3-2 レスポンシブWebデザイン
3-3 動的な配信(ダイナミックサービング
3-4 別個のモバイルサイト
3-5 モバイルフレンドリーテスト
3-6 Page Speed Insights
3-7 サーチコンソール内のモバイルユーザビリティ

4 Webデザインのモバイル対応
4-1モバイルサイトのデザイン技術
4-2 モバイルサイトは情報量が少なくて良いのか?
4-3 単品商品、単品サービスのトップページは?
4-4複数の商材を販売しているモバイル対応サイト
4-5 テキスト量(文字数)は?
4- 6画像の配置とサイズは?
4-7画像に含めるテキストは?
4-8画像の容量
4-9 グローバルメニューは?
4-10 電話ボタンの配置とデザイン
4-11 メールフォームを最適化する「EFO」
4-12 リピートと口コミを誘発するソーシャルボタン
4-13 地図情報
4-14 PCサイトにリンクを張る場所

5モバイルユーザーが好むコンテンツ
5-1 モバイルユーザーの特性
52ソーシャルメディア
5-3動画
5-4ゲーム
5-5コミュニケーション

6 モバイル対応サイトのトラフィック対策
6-1 全ページのモバイル対応
6-2 モバイル対応しているサイトへの登録
6-3 モバイルアプリへの登録、掲載依頼
6-4人気ソーシャルメディアアプリでの情報発信
6-5 独自アプリの配布

第2章 ASOとアプリマーケティング
1 モバイル集客の意味
1-1 PCユーザーとモバイルユーザーの数の逆転

2 モバイルユーザーとの接触方法
2-1 3つの接触方法
2-2 レコメンド
2-3 ソーシャル
2-4 サーチ

3 即戦力になる集客アプリ
3-1 すでに有名な人気アプリを活用する
3-2 LINE@
3-3 その他ソーシャルメディアアプリ

4独自アプリの企画・開発方法
4-1 モバイルアプリの爆発的普及
4-2 2つの開発方法
4-3実店舗に来てもらい、その後の来店度の来店頻度を高める。
4-4 会社名・団体名
4-5 サイト名
4-6 サービスブランド名
4-7ページ内テキストリンク
4-8 アクセスページ
4-9 Googleマップ情報
4-10ローカル性の高いコンテンツ

5 ローカルSEOの外部対策
5-1 リンク要因
5-2 広告要因
5- 3ソーシャル要因

6全国で上位表示するためのナショナルSEO
6-1全国的に上位表示されているサイトの特徴
6-2 地域性の低いテーマのコンテンツ
6-3全国各地をテーマにしたコンテンツ
6-4 サイト内から特定の地域を示す言葉を消す
6-5 全国のユーザーのトラフィックを集める方法

第4章 Googleアップデート
1パンダアップデートの意味
1-1 パンダアップデートとは?
1-2 コンテンツの品質
1-3 コンテンツの人気度

2 パンダアップデートに耐えるコンテンツ
2-1 文字数の多さ
2-2 独自性
2-3 有益性

3 ペンギンアップデートの意味
3-1 ペンギンアップデートとは?
3-2 ペンギンアップデートとリアルタイム アップデート

4ペンギンアップデートに耐えるSEO
4-1キーワードの詰め込みをしない
4-2 質が高い被リンク元だけを集める

5 その他のGoogleアップデート
5-1 ヴェニスアップデート
5-2 モバイルフレンドリーアップデート
5-3 クオリティーアップデート
5-4 ハミングバードアップデート
5-5 パイレーツアップデート

第5章検索順位の復旧方法
1 検索順位が落ちる原因
1-1 自動ペナルティーと手動ペナルティー
1-2 検索順位が落ちる11の原因

2 検索順位の復旧方法
2-1 レンタルサーバーの不調・仕様変更
2-2 サイト運営者のミス
2-3 SEO目的のリンク販売をしている
2- 4目標キーワードとページテーマにギャップがある
2-5トップページの目標キーワードとサイト全体のテーマにギャップがある
2-6 コンテンツのオリジナル性が低い
2- 7別ドメインの類似サイトを運営している
2-8他社が運営している別ドメインの サイトのコンテンツの一部をコピーしている
2-9 Googleのアルゴリズムが自動的に品質に問題があること検知
2-10 Google のアルゴリズムが自動的に不正リンクが張られていることを検知 2-11 Googleのサーチクオリティーチームが肉眼でサイトの品質に問題があると判断

3 検索順位復旧の効果的な手順
3-1 最短での順位回復がSEO担当者に求められる
3-2 最短で順位を復旧させるための11のステップ

4自社に不利な情報をGoogleに削除してもらう方法
4-1 自社に不利な情報とは?
4- 2削除してもらう方法

5 リンク対策ポリシーの策定

6 SEO担当者の倫理基準

第6章 SEOの未来
1 比較・ランキングサイトとユーザーの利便性265
1-1 情報の氾濫と消費者の混乱
1-2 比較・ランキングサイトの意義

2 人工知能の実装
2-1 Google が導入したランクブレイン
2-2 パーソナルアシスタントの発達

3マルチデバイス時代

4 検索エンジンの多様化
4-1 アップルの独自検索エンジンの登場
4-2 アップルの独自検索エンジンのSEO
4-3 Twitter Instagram検索
参考文献
索引

一般社団法人全日本SEO協会 (著), 鈴木 将司 (著)
全日本SEO協会出版局; 2版 (2018/4/27)、出典:出版社HP