ERE(経済学検定試験)マクロ・ミクロのおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)




 

ERE(経済学検定試験)の概要

ERE(経済学検定試験)は、ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学、金融論、国際経済、統計学の6分野を含む総合的な試験です。また、初級者にはミクロ経済学、マクロ経済学の科目だけを受験できる「EREミクロ・マクロ」も実施されています。経済学部の生徒が就職活動の際、自らの能力を証明するために取得したり、もう一度経済の勉強をしたい人に向いている資格です。

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ERE(経済学検定試験)の公式参考書・テキスト

ERE/EREミクロ・マクロ(経済学検定)の試験は特定非営利活動法人 日本経済学教育協会が開催しており、運営関連協会(経済法令研究会)公式テキスト「ERE[経済学検定試験]問題集 2018年12月受験用」 が販売されています。ここでは公式を中心とした合格に近づくためのおすすめ問題集テキストをご紹介します。

 

 

EREおすすめ問題集

1.「ERE[経済学検定試験]問題集 2018年12月受験用」(経済法令研究会)

経済法令研究会(編集)
出版社: 経済法令研究会(2018/9/1)、出典:amazon.co.jp

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EREミクロ・マクロ受験にも対応。特定非営利活動法人 日本経済学教育協会が認定する唯一のERE(経済学検定試験)受験対策問題集です。第31~34回の試験問題と解答を掲載、本書により出題傾向がつかめます。国家公務員試験の受験対策、演習用のテキストとしても有効に活用できます。経済学の基礎知識がある方は、こちらの公式過去問題集を繰り返し学習することが合格への近道です。常に最新版が発売されているのは経済法令研究会のみです。

2.「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5ミクロ経済学」(実務教育出版)

資格試験研究会(編集)
出版社: 実務教育出版(2017/9/25)、出典:amazon.co.jp

またEREミクロ・マクロ受験では公務員対策試験でのテキストも難易度としては重複するところがあり、公務員対策試験での経済学分野テキストも役に立ちます。EREでの範囲をまずは確かめ、不明点のところを重点的に対策することもおすすめです。副読本としても一つ手元に置いておきましょう。マクロ経済学もあります。

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目次 – ERE(経済学検定試験)問題集〈2018年12月受験用〉

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全目次 - ERE(経済学検定試験)問題集〈2018年12月受験用〉
発行にあたって

現在、わが国では、経済の再生に向けて、各分野においてはさまざまな改革が進められているところであり、そこではプロのエコノミストの活躍が必要不可欠とされ、ひいては人材の育成がますます重要なものとなっています。

経済学はきわめて専門性の高い学問であり、現実の経済政策にも活用されています。しかし、経済学を学ぶ者にとって学習した成果を測る目安がなく、従来より、その習得度を客観的に評価してほしいという各方面からの強い要望も数多くありました。

「ERE」は、主として各大学の経済学部その他社会科学系学部の学生を対象に、経済学の数理的・理論的な基礎知識の習得程度と実体経済での初歩的な応用能力のレベルを全国規模で判定する経済学検定試験であり、「学習した理解度を客観的に評価してほしい」との声に呼応して日本経済学教育協会が2002年3月から実施しているものです。以来、大学の学部を問わず、また、官民を問わず、大学生や社会人に広く活用されております。

本書は、2016年12月~2018年7月に出題された過去4回分の「ERE」の試験問題とその解答を収録したものです。
本書の効果的利用によって、「ERE」にチャレンジされ、経済学の知識をより一層深められることを願ってやみません。 2018年8月経済法令研究会

発行にあたって…….
ERE(経済学検定試験)のあらまし・・・・・
受験者の声……..

2016年12月第31回
ミクロ経済学
市場均衡と補助金・/需要の価格弾力性・・/市場均衡の安定性・/消費者均衡・・・/所得効果と代替効果・・・/エンゲル曲線・・・/余暇と労働の選択・・・完全競争企業の行動・・・/生産関数・・・/長期均衡価格…/要素需要関数・・・/パレート最適・・・/競争均衡配分・/独占企業の行動…/独占企業の利潤最大化問題・・・/シュタッケルベルク競争…/クールノー競争・・・・/公共財の最適配分…/市場の失敗・・・情報の非対称性・・・/不確実性・・・/ナッシュ均衝…/展開型ゲーム・・・/異時点間の資源配分・・・

マクロ経済学
付加価値の範囲…/国内総所得(GDI)…/国民総生産(GDP)と国民総所得(GNI)…/ストックとフロー・・・/ケインズ型消費関数・・・/期間の消費選択…/消費理論・・・/投資の限界効率・・・/マクロの投資関数・・・/45度線モデル・・・/租税乗数・・・/IS-LMモデル・・・/経済政策の有効性・・・/貨幣需要・・・/貨幣供給・・・/貨幣の理論・・・/失業の理論・・・/効率賃金仮説・・・/月均株価・・/フィリップ曲線・・・/インフレーションの費用・・・/インフレAS(総供給)曲線・・・/新古典派経済成長理論・・・/資本落の黄金律・・・/成長会計・・・

財政学
予算制度・・・/財政政策の効果…/財政運営・・・/公債・・・/課税の効率性・・・/課税の公平性・・・/公共財・・・/社会保障・・・/地方財政・・・/公共選択・・・

金融論
日本の資金循環の特徵…/間接金融·直接金融…/市場型間接金融…/証券市場…/金融機関の役制…/金融技術…/金融政策…/為替の決定理論…/郵貯·財政投融資…/金融ミクロ理論…

国際経済
貿易政策…/国際収支…/經常收支…/交易利得·損失./海外直接投資…/戰略的貿易政策…/比較優位…/購買力平面・・・/為替市場…/関税と輸入需要曲線…

統計学
確率…/正規分布…./確率分布…/カイ二乘分布と仮説検定…/標準偏差…/最小二乘法…/回帰係数の区間推定…/ダミー変数…/間接最小二乘法と段階最小二乗法…

2017年7月第32回

ミクロ経済学
需要の価格弾力性・・・/従量税の税収・・/無差別曲線・・・・/最適消費・・/支出割合の変化・・・/レオンチェフ型効用関数・・・/所得消費曲線・・・/労働供給・・・/利潤最大化・・・・/定額税の効果・・・/操業停止価格・・・/短期均衡と長期均衡・・・/不完全競争・・・/屈折需要曲線・・・/複占・・・/費用逓減産業・・・/期間の消費の最適化・・・/独占の利潤・・・/ナッシュ均衡・・・/展開型ゲーム理論・・・/不確実性と情報・・・/情報の経済学・・・/外部経済と外部不経済・・・/厚生基準…

マクロ経済学
国内総生産・・・・・./GDPデフレーター・・・/45度線モデル・・・/オイラー方程式・・・/ソロー経済成長モデルにおける貯蓄率・・・/投資の調整費用関数・・・/トーピンのq・・・/IS-LMモデル下の金融財政政策・・・/非伝統的金融政策・・・/実物的景気循環モデル・・・/リカードの等価命題…/貨幣需要・・・/貨幣供給・・・/乗数理論・・・/インフレーション・…/S-LM分析・・/成長会計・・・/ソロー経済成長モデル・・・/内生的経済成長論・・・/AD曲線・・/貨幣数量説・・・/マンデル=フレミングモデル・・・

財政学
公共財・・・/課税の公平性・中立性・・・/課税の超過負担…公債の負担・・・/財政運営・・・/公的年金の存在理由・・・日本の予算制度・・・/地方財政・・・/社会選択・・・/財政支出乗数と減税乗数・

金融論

日本の資金循環・・/日本の金融市場・・/直接金融と間接金融・・・ /情報の非対称性と金融取引・・/資本資産価格モデル・・・/ コンソル債… /日本における貨幣の定義… /為替相場と為替予 約・・・/貨幣乗数・・/為替制度と金融政策…

 

国際経済

国際収支表… /日本の経済連携協定… /購買力平価… /先 渡し為替レート・/労働の国際移動… /リカード・モデル・・・ /関税と国内税政策・/貿易と経済成長… /開放マクロ経 済学… /外国の独占企業に対する関税・

 

統計学

確率・・/分散・・・/確率変数・・・/不偏推定値・・/確 率変数・・/F分布・・・/最小二乗法

 

2017年12月 第33回

ミクロ経済学

需要の価格弾力性… /課税による厚生損失… /均衡の安定性… /財の消費と所得・・・/消費の双対性・・・/ギッフェン財の性 質…. /労働と余暇の合理的選択… /顕示選好の弱公準… / 長期の供給… /生産関数の形状… /費用関数・/完全競争 市場での利潤最大化・・・/パレート最適・・・/独占・・・/複数市 場・・・/ラーナーの独占度・・・/シュタッケルベルク均衡・・・/ 価格競争・・・/展開型ゲーム・・・/市場の失敗・・・/公共財・・・

/外部不経済・・・/ 外部経済・・・/情報の非対称性・・・/不確実 性…

 

マクロ経済学

国内総生産・国民所得の概念・・・/国内総生産・名目と実質・・・/ 財政政策の効果・・・/消費と貯蓄の理論・ライフサイクル仮説・・・/消費と貯蓄の理論・恒常所得仮説・・・/消費と貯蓄の理論・最適 消費水準決定の2期モデル・・・/投資理論・投資の限界効率・・・/ 投資理論・トービンの理論・・・/マクロ投資理論・・・/IS-LM モデルにおける経済政策の有効性・・・/経済政策の有効性・ケイン ズ的総需要管理政策への批判・・・/財政金融政策の有効性・・・/泊 貨関数・・・/貨幣の機能・・・/貨幣乗数・・・/ボーモル3Dトー ン・モデル・・・/AD-AS モデル・・・/インフレーションの形態・・・ /インフレのコスト・・・/労働需要関数… /失業と求人・・・/ソロー成長モデル・・・/成長会計・・・・/ラムゼーモデル・・・

 

財政学

予算制度・・・/財政運営・・・/課税の効率性・・・/課税の公平性 ・・・・/公共財・・・/社会保障・・・/地方財政… /公共選択 /課税の効率性・・・/地方財政・・・

 

金融論

銀行の機能… /最適な資産選択… /金利の期間構造… /企 業の資金調達・/コーポレート・ガバナンス・・/金融危機・・・ /日本の資金循環の特徴・・・/金融マクロ理論・・・・/中央銀行 の資産と負債/外国為替相場…

 

国 際 経済

購買力平価・・・/カバーなし金利平価・・・/最近の為替レートの動 向… /国際通貨・・・/比較優位・・・/余剰分析:関税の効果・・・・ /独占市場の輸入規制・・・/ASEAN経済共同体(AEC)… /へクシャー=オリーンの貿易モデル・・・/マンデル・フレミン グ・モデル

 

統計学

2項分布… /確率… /平均・分散… /正規分布… /カイ 二乗分布・・/推定・・・/相関係数・・・/最小二乗法・・・/内生変数・外生変数・先決変数

 

2018年7月 第34回

ミクロ経済学

需要曲線、供給曲線のシフト・/くもの巣理論の安定性… /消費者の効用最大化… /完全代替財… /無差別曲線と最適消費…./需要の所得弾力性… /交差弾力性… /レオンチェフ型効 用関数における支出額… /費用関数… /平均費用曲線… / 長期費用曲線… /長期の企業数… /エッジワースボックス… /効用フロンティア… /パレート最適性… /独占… /不 完全競争市場・・・/外部経済・・・/外部不経済・・・/ナッシュ均 衡… /展開型ゲーム・・・/情報の非対称性・・・/割引現在価値 ・・・/異時点間の消費・・・/コースの定理・・・

 

マクロ経済学

国内総生産と国民総所得… /トービンのq.. /ケインズ型消費 関数… /物価の変動と債務負担・・・/資本の使用者費用・・・/ GDPデフレーター・・・/年率換算GDP….. /マクロ統計・・・/投資について・・・/産業連関表・・・/消費性向・・・/投資の調 整費用・・・/財政政策… /2期間モデルとマクロの貯蓄率/45度線モデル・・・/IS-LM モデルと経済政策の効果・・・/IS -LMモデルの計算問題・/流動性の罠・・・/実質利子率と名目 利子率/流動性の罠の下での経済政策・・・/テイラー・ルール ・・・/フィリップス曲線… /ソロー経済成長モデルの基礎・・・/ソロー経済成長モデルの応用・・・/ラムゼーモデル…

 

財政学

財政の3機能・・・/公共財・・・/課税に伴う超過負担・・・/ 財政政策の効果・・・/公債の経済効果・・・/財政運営・・・/予算制度 ・・・/地方財政・・/公的年金制度・・・/政府の失敗

 

金融論

金融機関の機能・・・262/モディリアーニ=ミラー定理・・・・/情報の非 対称性と銀行貸出… /為替予約… /貨幣乗数・・・/株式のフ ァンダメンタルズ価格・・・/期待効用とリスクプレミアム・・・/ 自己資本比率規制・・・/マンデル・フレミング・モデル・・・/総需 要・総供給(AD-AS) モデルにおける金融政策…

 

国 際 経済

購買力平価・・・/金利平価・・・/国際収支表・・・/アウトソーシ ング・・・/国際金融のトリレンマ…. /FTA・・・/小国の関税 政策・/国際マクロ経済… /リカード・モデル… /ISバ ランスと経常収支…

 

統計学

標準偏差… /確率/正規分布・・・/平均・・/仮説 検定… /F分布… /最小二乗法・・・/ダミー変数・・/構造 方程式と誘導形

 

Economics Record Examination ERE(経済学検定試験)のあらまし

「ERE」とは

「ERE」は、主として各大学の経済学部その他社会科学系学部の学生 を対象に、経済学の数理的・理論的な基礎知識の習得程度と実体経済での 初歩的な応用能力のレベルを全国規模で判定する試験です。大学生にとっ ては、経済学を学ぶうえでの具体的な学習目標となり、将来のビジネス社 会において必要とされる経済学の基本知識・応用能力を養成でき、公務員 試験へ向けての模擬試験としても活用できます。

 

第35回「ERE」・「EREミクロ・マクロ」実施要項

2018年(第35回)「ERE」・「EREミクロ・マクロ」の実施および内 容等の概要は、次のとおりです。詳しくは日本経済学教育協会(TEL: 03(3267)4819) に、また、試験実施・運営に関することは検定試験運営セ ンター(TEL:03(3267)4821)にお問合せください。なお、巻末に受験願書を掲載しておりますので、切り取ってご利用ください。

■ホームページ【http://www.ere.or.jp/】 / ■e-mail finfo@ere.or.jp】

目次 – 公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 マクロ経済学

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新スーパー過去問ゼミ5 – はじめに

刊行に当たって
公務員試験の過去問を使った定番問題集として、公務員受験生から圧倒的な信頼を寄せられている「スー過去」シリーズ。その「スー過去」が、5回目の大改訂を施して「新スーパー過去問ゼミ5」に生まれ変わりました。
「5」では、最新の出題傾向に沿うよう内容を見直すとともに、より使いやすくより効率的に学習を進められるよう、細部までブラッシュアップしています。

「新スーパー過去問ゼミ5」改訂のポイント
1平成27~29年度の問題を増補
2過去15年分の出題傾向を詳細に分析
31行解説・STEP解説,学習方法・掲載問題リストなど学習効率向上のための手法を改良
4本を開いたまま置いておける、柔軟で丈夫な製本方式を導入

もちろん、「スー過去」シリーズの特長は、そのまま受け継いでいます。
・テーマ別編集で、主要試験ごとの出題頻度を明示
・「必修問題」「実戦問題」のすべてにわかりやすい解説
・「POINT」で頻出事項の知識・論点を整理

本シリーズは、「地方上級」「国家一般職[大卒]」試験の攻略にスポットを当てた過去問ベストセレクションですが、「国家総合職」「国家専門職[大卒]」「市役所上級試験など、大学卒業程度の公務員採用試験に幅広く対応できる内容になっています。「公務員試験は難関といわれていますが、良間の演習を繰り返すことで、合格への道筋はおのずと開けてくるはずです。本書を開いた今この時から、目標突破へ向けての着実な準備を始めてください。あなたがこれからの公務を担う一員となれるよう、私たちも応援し続けます。
資格試験研究会公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 マクロ経済学

資格試験研究会 (編集)
実務教育出版 (2017/9/25)、出典:出版社HP

本書の構成と過去問について

●本書の構成
1学習方法・問題リスト:
巻頭には、本書を使った効率的な科目の攻略の仕方をアドバイスする「マクロ経済学の学習方法」と、本書に収録した全過去問を一覧できる「掲載問題リスト」を掲載している。過去問を選別して自分なりの学習計画を練ったり、学習の進捗状況を確認する際などに活用してほしい。

2試験別出題傾向と対策:
各章冒頭にある出題箇所表では,平成15年度以降の国家総合職(国家I種)、国家一般職(国家II種)、国家専門職(国税専門官),地方上級(全国型・東京都・特別区),市役所(C日程)の出題状況が一目でわかるようになっている。具体的な出題傾向は、試験別に解説を付してある。
※市役所C日程については平成29年度の情報は反映されていない。

3必修問題:
各テーマのトップを飾るにふさわしい、合格のためには必ずマスターしたい良問をピックアップ。解説は、各選択肢の正認ポイントをズバリと示す「1行解説」、解答のプロセスを示す「STEP解説」など、効率的に学習が進むように配慮した。また、正答を導くための指針となるよう、問題文中に以下のポイントを示している
(アンダーライン部分):正誤判断の決め手となる記述
(色が敷いてある部分):覚えておきたいキーワード
「FOCUS」には、そのテーマで問われるポイントや注意点、補足説明などを掲載している。
必修問題のページ上部に掲載した「頻出度」は、各テーマをA,B,Cの3段階で評価し、さらに試験別の出題頻度を「★」の数で示している(★★★最頻出,★★頻出、★:過去15年間に出題実績あり、一:過去15年間に出題なし)。

4POINT:
これだけは覚えておきたい最重要知識を,図表などを駆使してコンパクトにまとめた。問題を解く前の知識整理に、試験直前の確認に活用してほしい。

5実戦問題:
各テーマの内容をスムーズに理解できるよう、バランスよく問題を選び、詳しく解説している。問題ナンバー上部の「*」は、その問題の「難易度」を表しており(***が最難)。また、学習効果の高い重要な問題にはマークを付している。
必修問題とマークのついた問題を解いていけば、スピーディーに本書をひととおりこなせるようになっている。なお、収録問題数が多いテーマについては、「実戦問題1」「実戦問題2」のように問題をレベル別またはジャンル別に分割し、解説を参照しやすくしている。6索引:
巻末には、POINT等に掲載している重要語句を集めた用語索引がついている。用語の意味や定義の確認、理解度のチェックなどに使ってほしい。

●本書で取り扱う試験の名称表記について
本書に掲載した問題の末尾には、試験名の略称および出題年度を記載しています。
1国家総合職,国家I種:国家公務員採用総合職試験.国家公務員採用I種試験(平成23年度まで)
2国家一般職,国家II種:国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験],国家公務員採用III種試験(平成23年度まで)
3国家専門職,国税専門官:国家公務員採用専門職試験(大卒程度試験].国税專門官採用試験
4地方上級:地方公務員採用上級試験(都道府県・政令指定都市)
(全国型):広く全国的に分布し、地方上級試験のベースとなっている出題型
(東京都):東京都職員I類B採用試験(平成20年度まで)
(特別区):特別区(東京23区)職員I類採用試験
※地方上級試験については、実務教育出版が独自に分析し、「全国型(全国型変形タイプ)」「関「東型(関東型変形タイプ)」「中部・北陸型」「法律・経済専門タイプ」「その他の出題タイプ」「独自の出題タイプ(東京都,特別区など)」の6つに大別している。
5市役所:市役所職員採用上級試験(政令指定都市以外の市役所)
※市役所上級試験については、試験日程によって「A日程」「B日程」「C日程」の3つに大別している。

●本書に収録されている「過去問」について
1平成9年度以降の国家公務員試験の問題は、人事院により公表された問題を掲載してい
る。地方上級の一部(東京都,特別区)も自治体により公表された問題を掲載している。それ以外の問題は、受験生から得た情報をもとに実務教育出版が独自に編集し、復元したものである。
2問題の論点を保ちつつ問い方を変えた、年度の経過により変化した実状に適合させた。などの理由で,問題を一部改題している場合がある。また、人事院などにより公表された問題も、用字用語の統一を行っている。
3東京都I類の専門択一式試験は、平成21年度から廃止されている。しかし、東京都の問題には良間が多く、他の試験の受験生にも有用であるため、本書では平成20年度までの東京都の問題を一部掲載している。公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 マクロ経済学

資格試験研究会 (編集)
実務教育出版 (2017/9/25)、出典:出版社HP

目次 – 公務員試験新スーパー過去問ゼミ5

マクロ経済学
「新スーパー過去問ゼミ5」刊行に当たって
本書の構成と使い方…
経済原論の学習方法…
合格者に学ぶ「スー過去」活用術
学習する過去問の選び方…
掲載問題リスト

第1章国民所得の決定
テーマ145度線分析・
テーマ2IS曲線…
テーマ3LM曲線…
テーマ4IS-LM分析・
テーマ5マンデル=フレミングモデル
テーマ6消費関数
テーマ7投資関数…
テーマ8貨幣理論

第2章乘数理論
テーマ9乗数理論の基本(租税・貿易があるパターン)
テーマ10IS-LM型の計算問題

第3章総需要・総供給分析
テーマ11総需要曲線…….
テーマ12労働市場と総供給曲線(AD-AS分析)
テーマ13フィリップス曲線と自然失業率仮説
テーマ14インフレ需要曲線・供給曲線・
第4章終济成長理論
テーマ15ハロッド=ドーマーの成長理論
テーマ16新古典派の成長理論・

第5章GDP統計と産業連関表
テーマ17GDP統計
テーマ18産業連関表

索引

経済原論の学習方法

1.学習を始める前に
経済原論の学習方法で最も大切なことは、公務員試験の世界と学問の世界を区別することです。
試験の世界で必要なのは、問題を解くためのルールや公式を暗記することと,それを限られたられた時間内に素早く問題に当てはめて処理する処理能力のスピードアップ化を図ることです。学問の世界ではそのルールや公式(公理や命題といわれます)を数学的に導出することに重点が置かれますが、それは試験の世界とは異なる世界なりますがそれは試験の世界とは異なる世界なのです。難しい数学を理解しないと経済原論で得点ができないような誤解がよくありますがそれは試験の世界と学問の世界を区別していないことから生じます。

もちろん、ベストなのは学問的に経済理論を完璧に理解したうえで公務員試験の問題を解けるようになることですが、そのためには何年もの月日を要することになり、短期間で多数の科目を合格レベルに持っていく必要がある公務員試験の学習方法としては、必ずしも適切ではありません。特にマクロ経済学では、専門書の間でも理論構成や専門用語の使い方が統一されていない部分があるため、中途半端に学問的な部分に深入りすると混乱する可能性もあります。本書は過去問を分析し切ったうえで、「公務員になるためにとにかく1点でも多く得点できればいいんだ」という方のために書かれたものです。

2.本書の使い方
(1)この問題集では、試験と学問の世界を明確に区別しています。そのうえで過去問をパターンごとに分けて,それぞれに対し問題を解くための公式やルールを明らかにし、設問の何をどう扱えば解答が求まるかを具体的かつ明確に指摘しています。あとはそのルールにのっとってゲーム感覚で問題を解くことができます。なお論点のイメージを明確にするために、学問的な背景にも参考として言及はされています。またまた本書で取り上げている
問題は,過去の頻出項目から最新の新傾向の問題までを含み,試験に必要なほぼ全ての論点をカバーしています。

(2)公式やルールを本当に身につけて、処理能力のスピードアップ化を図るには、繰り返し反復練習することが必要です。問題を見ただけで条件反射的に解法のルールが思い浮かぶように練習を積み重ねてください。
本書(および姉妹版の『新スーパー過去問ゼミ5ミクロ経済学』)に腰を据えてじっくりと取り組むだけで,必ずや地方上級、国家一般職,国税専門官試験などの合格レベルに達することができます。

(3)各論点には、取っ付きやすい論点も取っ付きにくい論点もあります。取っ付きにくい論点が出てきた場合には、まずはそれを後回しにして本書を読み進んでください。本書を読み進んでいくに従い経済原論の考え方に慣れてきて、以別は取っ付きにくく感じられた論点がわかってくることがよくあります。
なお,実戦問題に付いている難易度ランクが***の問題については、難易度が高いため当初は飛ばして読み進んでかまいません。
(4)地方上級で出題される経済政策は、本書で扱っている経済原論とほぼ重なっているので、本書で効率的な学習が可能になります。公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 マクロ経済学

資格試験研究会 (編集)
実務教育出版 (2017/9/25)、出典:出版社HP

目次 – 公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 ミクロ経済学

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新 スーパー過去問ゼミ5

刊行に当たって
公務員試験の過去問を使った定番問題集として、公務員受験生から圧倒的 な信頼を寄せられている「スー過去」シリーズ。その「スー過去」が、5回 目の大改訂を施して「新スーパー過去問ゼミ5」に生まれ変わりました。
「5」では,最新の出題傾向に沿うよう内容を見直すとともに、より使い やすくより効率的に学習を進められるよう、細部までブラッシュアップして います。

「新スーパー過去問ゼミ5」改訂のポイント
1 平成27~29年度の問題を増補
2 過去15年分の出題傾向を詳細に分析
3 1行解説・STEP解説,学習方法・掲載問題リストなど、学習効率向上のための手法を改良 4本を開いたまま置いておける、柔軟で丈夫な製本方式を導入
もちろん、「スー過去」シリーズの特長は、そのまま受け継いでいます
・テーマ別編集で、主要試験ごとの出題頻度を明示
・「必修問題」「実戦問題」のすべてにわかりやすい解説
・「POINT」で頻出事項の知識・論点を整理
本シリーズは、「地方上級」「国家一般職[大卒]」試験の攻略にスポット を当てた過去問ベストセレクションですが、「国家総合職」「国家専門職 [大卒]」「市役所上級試験など、大学卒業程度の公務員採用試験に幅広く 対応できる内容になっています。
公務員試験は難関といわれていますが、良問の演習を繰り返すことで、合 格への道筋はおのずと開けてくるはずです。本書を問いた今この時から、日 標突破へ向けての着実な準備を始めてください。
あなたがこれからの公務を担う一員となれるよう、私たちも応援し続けます。
資格試験研究会公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 ミクロ経済学

資格試験研究会 (編集)
実務教育出版 (2017/9/25)、出典:出版社HP

本書の構成と過去問について

●本書の構成
1学習方法・問題リスト:
巻頭には、本書を使った効率的な科目の攻略のしかたをアドバイスする「ミクロ経済学の学習方法」と、本書に収録した全過去問を一覧できる掲載問題リスト」を掲載している。過去問を選別して自分なりの学習計画を練ったり、学習の進捗状況を確認する際などに活用してほしい。
2試験別出題傾向と対策:
各章冒頭にある出題箇所表では、平成15年度以降の国家総合職(国家1種)、国家一般職(国家II種)、国家専門職(国税専門官)、地方上級(全国型・東京都・特別区)、市役所(C日程)の出題状況が一目でわかるようになっている。
具体的な出題傾向は、試験別に解説を付してある。
※市役所C日程については平成29年度の情報は反映されていない。
3必修問題:
各テーマのトップを飾るにふさわしい、合格のためには必ずマスターしたい良問をピックアップ。解説は、各選択肢の正誤ポイントをズバリと示す「1行解説」、解答のプロセスを示す「STEP解説」など、効率的に学習が進むように配慮した。また、 正答を導くための指針となるよう、問題文中に以下のポイントを示している。
(アンダーライン部分):正誤判断の決め手となる記述
(色が敷いてある部分):覚えておきたいキーワード
「FOCUS」には、そのテーマで問われるポイントや注意点、補足説明などを掲載し ている。 必修問題のページ上部に掲載した「頻出度」は、各テーマをA.B.Cの3段階で評価し、さらに試験別の出題頻度を「★」の数で示している(★★★:最頻出、★★:頻出、★:過去15年間に出題実績ありー:過去15年間に出題なし)。
4POINT:これだけは覚えておきたい最重要知識を、図表などを駆使してコンパクトにまとめた。問題を解く前の知識整理に、試験直前の確認に活用してほしい
5実戦問題:
各テーマの内容をスムーズに理解できるよう、バランスよく問題を選び、 詳しく解説している。問題ナンバー上部の「*」は、その問題の「難易度」を表してお り(***が最難)、また、学習効果の高い重要な問題にはマークを付している。
必修問題とマークのついた問題を解いていけば、スピーディーに本書をひととおりこなせるようになっている。 なお、収録問題数が多いテーマについては、「実戦問題道」「実戦問題」のように問 題をレベル別またはジャンル別に分割し、解説を参照しやすくしている。 6索引:
巻末には、POINT等に掲載している重要語句を集めた用語索引がついている。 用語の意味や定義の確認、理解度のチェックなどに使ってほしい。

●本書で取り扱う試験の名称表記について
本書に掲載した問題の末尾には、試験名の略称および出題年度を記載しています。
1国家総合職,国家I種:国家公務員採用総合職試験。国家公務員採用I種試験(平成23年度まで)
2国家一般職,国家II種:国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)、国家公務員採用II種試験(平成23年度まで)
3国家専門職,国税専門官:国家公務員採用専門職試験(大卒程度試験)、国税専門官採用試験4地方上級:地方公務員採用上級試験(都道府県・政令指定都市)
(全国型):広く全国的に分布し、地方上級試験のベースとなっている出題型
(東京都):東京都職員1類B採用試験(平成20年度まで)
(特別区):特別区(東京23区)職員I類採用試験
※地方上級試験については、実務教育出版が独自に分析し、「全国型(全国型変形タイプ)」「間 東型(関東型変形タイプ)」「中部・北陸型」「法律・経済専門タイプ」「その他の出題タイプ」「独自の出題タイプ(東京都,特別区など)」の6つに大別している。 5市役所:市役所職員採用上級試験(政令指定都市以外の市役所) ※市役所上級試験については、試験日程によって「A日程」「B日程」「C日程」の3つに大別 している。

●本書に収録されている「過去問」について
1平成9年度以降の国家公務員試験の問題は、人事院により公表された問題を掲載してい る。地方上級の一部(東京都,特別区)も自治体により公表された問題を掲載している。 それ以外の問題は、受験生から得た情報をもとに実務教育出版が独自に編集し、復元し たものである。
2問題の論点を保ちつつ問い方を変えた、年度の経過により変化した実状に適合させた。 などの理由で、問題を一部改題している場合がある。また、人事院などにより公表され た問題も、用字用語の統一を行っている。
3東京都I類の専門択一式試験は、平成21年度から廃止されている。しかし、東京都の間 題には良問が多く、他の試験の受験生にも有用であるため、本書では平成20年度までの 東京都の問題を一部掲載している。

目次 – 公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5ミクロ経済学

「新スーパー過去問ゼミ5」刊行に当たって
本書の構成と使い方
経済原論の学習方法
「微分」のルール
合格者に学ぶ「スー過去」活用術
学習する過去問の選び方
掲載問題リスト

第1章
消費者理論
テーマ1最適消費点と無差別曲線
テーマ2代替効果と所得効果
テーマ3上級財と下級財
テーマ4消費者理論の計算問題(1)..
テーマ5消費者理論の計算問題(2)
テーマ6需要の価格弾力性…
テーマ7消費者理論の展開(期待効用)

第2章
生産者理論(完全競争)
テーマ8利潤最大化と費用関数…….
テーマ9損益分岐点と操業停止点
テーマ10長期均衡,課税と費用曲線………
テーマ11生産関数(コブ=ダグラス型生産関数)・

第3章
生産者理論(不完全競争)
テーマ12独占(クールノーの点差別価格)
テーマ13複占,寡占(屈折需要曲線)と独占的競争
テーマ14ゲームの理論

第4章
市場の理論
テーマ15市場の安定(ワルラス・マーシャル・くもの巣の安定理論)…
テーマ16余剰分析(1)(完全競争市場,従量税と従価税).
テーマ17余剰分析(2)(不完全競争市場,二重価格)
テーマ18余剰分析(3)(貿易)

第5章
パレート最適と市場の失敗
テーマ19パレート最適
テーマ20外部効果,公共財……………
テーマ21平均費用逓減産業
テーマ22情報の不完全性(道徳的危険,逆選択)

第6章
ミクロ貿易論
テーマ23比較生産費説と貿易三角形
テーマ24貿易理論

索引

経済原論の学習方法

1.学習を始める前に
経済原論の学習方法で最も大切なことは、公務員試験の世界と学問の世界を区別することです。
試験の世界で必要なのは、問題を解くためのルールや公式を暗記することと、それを限られた時間内に素早く問題に当てはめて処理する処理能力のスピードアップ化を図ることです。学問の世界ではそのルールや公式(公理や命題といわれます)を数学的に導出することに重点が置かれますが、それは試験の世界とは異なる世界なのです。難しい数学を解しないと経済原論で得点ができないような誤解がよくありますが、それは試験の世界と学問の世界を区別していないことから生じます。

試験の世界は携帯電話やスマートフォンを使いこなす世界と似ています。携帯電話では、このキーを押すと通話ができるとか、このキーを押すと文字が送れるというようなマニュアル(ルール)を覚えさえすれば、携帯電話を道具として使いこなすことができます。その際に、なぜこのキーを押すと文字が送れるというような理論的・技術的な背景を完璧に理解しその設計図まで自分で描けなければ、携帯電話を使いこなすことができないということはありません。

公務員試験の経済理論の世界もそれと同様で、公式やルールの学問的な(数学的な背景を理解しないと、問題が解けないということはないのです。問題を解くためのルールや公式を暗記しそれを問題に当てはめれば、機械的に問題が解けるようになります。ルールや公式はその気になれば暗記できる単純なものが多いですし、また過去問を分析するとわかりますが、出題パターンがほぼ決まっているので、このような機械的な学習方法が許されるのです。

なおかつ、マークシート形式で出題される公務員試験の一次試験では1問を2~3分で解かなくてはいけないので機械的・パターンいます。

公務員試験では短期間で多くの科目を学習する必要があるので効率的で柔軟な学習が必要となります。
本書は公務員試験を分析しきったうえで、より効率的に合格するノウハウを掲載したもので、「とにかく公務員になるんだ」「試験で1点でも多く得点するんだ」ということを目的としている方のために書かれたものです。

2.本書の使い方
(1)本書では、試験と学問の世界を明確に区別しています。そのうえで過去問をパターンごとに分けて、それぞれに対し問題を解くための公式やルールを明らかにし、設問の何をどう扱えば解答が求まるかを具体的かつ明確に指摘しています。あとはそのルールにのっとってゲーム感覚で問題を解くことができます。まさにゲームやパズルをする感覚で使っていただければと思います。なお、論点のイメージを明確にするために、学問的な背景にも参考として言及はされています。
また本書で取り上げている問題は、過去の頻出項目から最新の新傾向の問題までを含み、試験に必要なほぼすべての論点をカバーしています。

(2)公式やルールを本当に身につけて、処理能力のスピードアップ化を図るには、繰り返し練習することが必要です。問題を見ただけで条件反射的に解法のルールが思い浮かぶように練習を積み重ねてください。そのためには本書を最低でも3~4度は繰り返してください。公式やルールの扱い方がおろそかな段階で、やみくもにいろいろな参考書を読みあさることは、実力を養ううえで適切ではありません。本書(および姉妹版の『新スーパー過去問ゼミ5マクロ経済学」)にじっくりと腰を据えて取り組むだけで、必ずや地方上級,国家一般職、国税専門官試験などの合格レベルに達することができます。

(3)試験では、主に図(グラフ)、計算問題,文章題の形式で出題されますが、図の理解が一番重要です。復習の際には,論点ごとに基本の図をぜひ自分で書いてみてください。図を書けるようになることが論点の理解と整理に直結しています。

(4)各論点には、取っ付きやすい論点も取っ付きにくい論点もあります。取っ付きにくい論点が出てきた場合には、まずはそれを後回しにして本書を読み進んでください。本書を」読み進んでいくに従い経済原論の考え方に慣れてきて、以前は取っ付きにくく感じられた論点がわかってくることがよくあります。
また、取っ付きにくいとか難しく感じる論点には、複数のルールが組み合わさったものがあります。その場合には、一つひとつ丁寧にルールを確認し整理していくと、理解しやすくなります。
なお、実戦問題に付いている難易度ランクが***の問題については、難易度が高いため当初は飛ばして読み進んでかまいません。

(5)試験に必要な数学的な知識(というよりは計算上のルール)も本書で解説されています。数学的な予備知識は特に必要としません。数学というと抽象的でわかりにくいという。印象を持つ方が多いと思いますが、公務員試験の数学の世界(計算問題)は具体的で単純です。パズルのルールを覚える感覚で計算問題を解くためのルールを覚えていってください。

(6)地方上級で出題される経済政策は、本書で扱っている経済原論とほは重なっているので、本書で効率的な学習が可能になります。公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 ミクロ経済学

資格試験研究会 (編集)
実務教育出版 (2017/9/25)、出典:出版社HP

目次 – ERE(経済学検定試験)問題集〈2019年12月受験用〉

発行にあたって

現在、わが国では、経済の再生に向けて、各分野においてはさまざまな改革が進められているところであり、そこではプロのエコノミストの活躍が必要不可欠とされ、ひいては人材の育成がますます重要なものとなっています。

経済学はきわめて専門性の高い学問であり、現実の経済政策にも活用されています。しかし、経済学を学ぶ者にとって学習した成果を測る目安がなく、従来より、その習得度を客観的に評価してほしいという各方面からの強い要望も数多くありました。

「ERE」は、主として各大学の経済学部その他社会科学系学部の学生を対象に、経済学の数理的理論的な基礎知識の習得程度と実体経済での初歩的な応用能力のレベルを全国規模で判定する経済学検定試験であり、「学習した理解度を客観的に評価してほしい」との声に呼応して日本経済学教育協会が2002年3月から実施しているものです。以来、大学の学部を問わず、また、官民を問わず、大学生や社会人に広く活用されております。

本書は、2017年12月~2019年7月に出題された過去4回分の「ERE」の試験問題とその解答を収録したものです。

2019年5月より、「EREミクロ・マクロ」試験は、CBT(パソコン受験)方式による試験を実施しています。それに伴い、マークシート方式による経済学検定試験(ERE/EREミクロ・マクロ)試験は、第37回試験(2019年12月1日実施)をもちまして終了となります。また、本書もこの2019年12月受験用をもって、発刊を終えることとなります。

本書の有効活用、CBT試験の有効活用によって、経済学の知識をより一層深められることを願ってやみません。

2019年8月
経済法令研究会

Contents

発行にあたって
ERE(経済学検定試験)のあらまし
受験者の声

2017年12月《第33回〉

ミクロ経済学
需要の価格弾力性
課税による厚生損失
均衡の安定性
財の消費と所得
消費の双対性
ギッフェン財の性質
労働と余暇の合理的選択
顕示選好の弱公準
長期の供給
産関数の形状
費用関数
完全競争市場での利潤最大化
パレート最適
独占
複数市場
ラーナーの独占度
シュタッケルベルク均衡
価格競争
展開型ゲーム
市場の失敗
公共財
外部不経済
外部経済
情報の非対称性
不確実性

マクロ経済学
国内総生産国民所得の概念
国内総生産名目と実質
財政政策の効果
消費と貯蓄の理論ライフサイクル仮説
消費と貯蓄の理論恒常所得仮説
消費と貯蓄の理論最適消費水準決定の2期モデル
投資理論投資の限界効率
投資理論 トービンの理論
マクロ投資理論
IS-LM モデルにおける経済政策の有効性
経済政策の有効性ケインズ的総需要管理政策への批判
財政金融政策の有効性
消費関数
貨幣の機能
貨幣乗数
ボーモル=トービン・モデル
AD-AS モデル
インフレーションの形態
インフレのコスト
労働需要関数
失業と求人
ソロー成長モデル
成長会計
ラムゼーモデル

財政学
予算制度
財政運営
課税の効率性
課税の公平性
公共財
社会保障
地方財政
公共選択
課税の効率性
地方財政

金融論
銀行の機能
最適な資産選択
金利の期間構造
企業の 資金調
コーポレートガバナンス
金融危機
日本の資金循環の特徴
金融マクロ理論
中央銀行の資産と負債
外国為替相場

国際経済
購買力平価
カバーなし金利平価
最近の為替レートの動向
国際通貨
比較優位
余剰分析:関税の効果
独占市場の輸入規制
ASEAN経済共同体(AEC)
ヘクシャー=オリーンの貿易モデル
マンデル=フレミングモデル

統計学
2項分布
確率
平均分散
正規分布
カイ二乗十分布
推定
相関係数
最小二乗法
内生変数・外生変数・先決変数

2018年7月《第34回》

ミクロ経済学
需要曲線、供給曲線のシフト
くもの巣理論の安定性
消費者の効用最大化
完全代替財
無差別曲線と最適消費
需要の所得弾力性
交差弾力性
レオンチェフ型効用関数における支出額
費用関数80平均費用曲線
長期費用曲線
長期の企業数
エッジワースボックス
効用フロンティア
パレート最適性
独占
不完全競争市場
外部経済
外部不経済
ナッシュ均衡
展開型ゲーム
情報の非対称性
割引現在価値
異時点間の消費
コースの定理

マクロ経済学
国内総生産と国民総所得
トービンのq
ケインズ型消費関数
物価の変動と債務負担
資本の使用者費用
GDP デフレーター
年率換算
マクロ統計
投資について
産業連関表
消費性向
投資の調整費用
財政政策
期間モデルとマクロの貯蓄率
45度線モデル
IS-LM モデルと経済政策の効果
IS-LM モデルの計算問題
流動性の罠108実質利子率と名目利子率
流動性の罠の下での経済政策
テイラールール
フィリップス曲線
ソロー経済成長モデルの基礎
ソロー 経済成長モデルの応用
ラムゼーモデル

財政学
財政の3機能
公共財
課税に伴う超過負担
財政政策の効果
公債の経済効果
財政運営
予算制度
地方財政
公的年金制度
政府の失敗

金融論
金融機関の機能
モディリアーニーミラー定理
情報の非 対称性と銀行貸出
為替予約
貨幣乗数
株式のファンダメンタルズ価格
期待効用とリスクプレミアム
自己資本比率規制
マンデル=フレミングモデル
総需要・総供給(AD-AS) モデルにおける金融政策

国際経済
購買力平価
金利平価
国際収支表
アウトソーシング
国際金融のトリレンマ
FTA
小国の関税政策
国際マクロ経済
リカードモデル
IS バランスと経常収支

統計学
標準偏差
確率
正規分布
平均
仮説検定
F分布
最小二乗法
ダミー変数
構造方程式と誘導形

2018年12月《第35回》

ミクロ経済学
均衡の安定性
エンゲル曲線
代替財、補完財
無差別曲線
需要の価格弾力性
補助金による厚生損失
需要供給曲線の集計
間接効用関数
完全競争市場
完全競争市場での利潤最大化
長期費用関数
損益分岐点
価格規制
独占
屈折需要曲線
複占
効用可能性フロンティア
契約曲線
情報の経済学
条件付き財の無差別曲線
ナッシュ均衡
汚染の排出権市場
相対的危険回避度一定の効用関数と絶対的危険回避度一定の効用関数
生産の外部経済

マクロ経済学
国内総生産
フローとストック
物価指数
失業率
ケインズ型消費関数
ライフサイクル仮説
投資理論
マクロ生産関数
財政政策の政策ラグ
実質利子率と名目利子率
IS-LM モデル
AD-AS モデル
貨幣需要
貨幣供給
IS-LM モデルにおける貨幣
失業178179フィリップス曲線
インフレーション
金融マクロ理論
マンデル=フレミングモデル
新古典派経済成長理論
経済成長理論
資本蓄積の黄金律

財政学
予算制度
財政政策の効果
財政運営
公債
課税の効率性
課税の公平性
公共財
社会保障
地方財政
公共選択

金融論
市場型間接金融
銀行の情報生産機能
家計の貯蓄行動
株式の収益率
資産選択
インフレーションとデフ レーション
過剰債務問題
日本の資金循環の特徴
金利の期間構造
金融技術

国際経済
国際収支表
交易条件
小国の輸入関税
先渡し為替レート
購買力平価
比較優位の理論
最適関税率
国内独占と輸入中間財への関税
マーシャル=ラーナ 一条件
海外直接投資

統計学
確率
確率変数
不偏推定値
帰無仮説
F分布
最小二乗法

2019年7月《第36回》

ミクロ経済学
供給の価格弾力性
非弾力的供給と租税
無差別曲線
上級財と下級財
補償変分
労働供給
顕示選 好の理論
完全競争市場での短期の企業行動
生産関数
費用関数
費用最小化
産業の長期均衡
エッ ジワースボックス
純粋交換経済
独占
屈折需要曲線
外部経済
クールノー均衡
情報の非対称性
公共財
不確実性の経済学
展開型ゲーム
同時手番ゲーム
割引現在価値
異時点間の消費

マクロ経済学
分配面からみたGDP
GDPの範囲
GDPとGDPデ フレーター
消費者物価指数の計算
ケインズ型消費関数
恒常所得仮説
長期モデルの均衡
消費と余暇の最適化問題
度線分析
株価の決定理論
投資の調整費用
ソロー経済成長モデルの性質
リカードの等価 命題
IS-LM モデルにおける線の傾き
フィッシャー方程式
LM曲線
新古典派生産関数
貨幣の保有動機
金融政策の効果
流動性のわな
物価版フィリップス曲線
新古典派成長モデル
ボーモルトービンモデル
成長会計
IS-LM モデル

財政学
公共財
課税による超過負担
課税の公平性
財政運営
国債の種類価格
財政運営
予算制度
最近の地方財政の動向
日本の公的年金制度
投票のパラドックス

金融論
日本の金融市場
直接金融と間接金融
モディリアーニー=ミラー定理
資本資産価格モデル
自己資本比率規制
貨幣乗数
貨幣供給
日本の金融政策
マンデ ル=フレミングモデル
伸縮価格マネタリーアプローチ

国際経済
購買力平価
金利平価
世界の貿易摩擦
国際収支表
オープンマクロの乗数効果
比較優位
関税撤廃の厚生分析
貿易戦略
輸出入と契約通貨
為替介入

統計学
確率
分散
仮説検定
平均の信頼区間の推定
カイ二乗分布
相関係数
最小二乗法
誤差分散
内生変数・外生変数先決変数
確率分布

Economics Record Examination ERE(経済学検定試験)のあらまし

●「ERE」とは、
「ERE」は、主として各大学の経済学部その他社会科学系学部の学生を対象に、経済学の数理的・理論的な基礎知識の習得程度と実体経済での初歩的な応用能力のレベルを全国規模で判定する試験です。大学生にとっては、経済学を学ぶうえでの具体的な学習目標となり、将来のビジネス社会において必要とされる経済学の基本知識・応用能力を養成でき、公務員試験へ向けての模擬試験としても活用できます。

●2019年7月(第36回)「ERE」・「EREミクロ・マクロ」成績結果
2019年7月、第36回EREが全国の各試験会場にて同時に実施されました。各科目の平均点は下掲のとおりです。
[ERE]
図表1.ERE平均点

科目 全体 ミクロ経済学 マクロ経済学 財政学 金融論 国際経済 統計学
配点 900点 250点 250点 100点 100点 100点 100点
平均点 406.4点 116.8点 108.9点 56.8点 44.6点 44.3点 35.0点

[EREミクロ・マクロ]
図表2.EREミクロ・マクロ平均点

科目 全体 ミクロ経済学 マクロ経済学
配点 500点 250点 250点
平均点 181.8点 92.8点 89.0点

第37回「ERE」・「EREミクロ・マクロ」実施要項

2019年(第37回)「ERE」・「EREミクロ・マクロ」の実施および内容等の概要は、次のとおりです。詳しくは日本経済学教育協会(TEL: 03(3267)4819)に、また、試験実施・運営に関することは検定試験運営センター(TEL:03(3267)4821) にお問合せください。なお、巻末に受験願書を掲載しておりますので、切り取ってご利用ください。

※第37回試験(2019年12月1日実施)をもちまして、マークシート方式による「ERE」「EREミクロ・マクロ」試験は、終了となりますが、2019年5月より、「EREミクロ・マクロ」は、CBT(パソコン受験)方式により実施されています。
詳しくは、ホームページをご覧ください。

■ホームページ 【http://www.ere.or.jp/】/■e-mail 【info@ere.or.jp】

●実施要項
図表3.実施要項

試験科目 [ERE] [EREミクロ・マクロ]
試験日 2019年12月1日(日)
試験時間 13:00~16:00(180分) 13:00~14:40(100分)
受験願書
受付期間
2019年10月1日(火)~2019年10月22日(火)
消印有効
受験料 5,000円+消費税 4,000円+消費税
出題形式・
出題数
4答択一式 90問
(1問10点、900点満点)
4答択一式 50問
(1問10点、500点満点)
出題科目 ミクロ経済学/マクロ経済学/財政学/金融論/国際経済/統計学 ミクロ経済学/マクロ経済学(「ERE」のミクロ経済学・マクロ経済学と同一問題を出題
持込品 受験票、筆記用具(HB程度の鉛筆またはシャープペンシル(ボールペンは不可)、消しゴム)、電卓持込可(ただし、金融計算電卓、関数・メモ機能
付は不可)、顔写真付本人確認書類(学生証・運転免許証・パスポート等)
正解発表 試験実施3日後(原則として、17:00以降)に上記ホームページに掲載予定
成績通知 2020年1月中旬に願書記載の住所宛に送付

※正解・ランク (偏差値によりS~Dランクまでの7段階で判定)について、日本経済学教育協会および検定試験運営センターへの電話でのお問合せはいっさいお断りしていますので、ご了承ください。

●「ERE」の出題科目と範囲(「EREミクロ・マクロ」は、ミクロ経済学・マクロ経済学のみの出題となります)
ミクロ経済学(250点)
市場と需要・供給、消費者と需要、企業と生産期 ミクロ経済学用関数、市場の長期供給曲線、完全競争市場、完全競争市場、市場の失敗、不確実性と情熱、ゲーム理論、異時点間の資源配分

マクロ経済学 (250点)
国内総生産、消費と貯蓄の理論、投資理論、貨幣需要と貨幣供給、乗数理論とIS-LM分析、経済政策の有効性、インフレーション、失業の理論、経済成長理論

財政学 (100点)
予算制度、財政政策の効果、財政運営、公債、課和の 率性、課税の公平性、公共財、社会保障、地方財政、公共選択

金融論 (100点)
日本の資金循環の特徴、間接金融・直接金融、市場刑期 接金融、証券市場、金融機関の役割、金融技術、金融政策、為替の決定理論、金融ミクロ理論、金融マクロ理論

国際経済 (100点)
国際収支、比較優位の理論、ヘクシャー・オリーンの定理、直接投資、貿易政策、外国為替市場、購買力平価説、国際資本移動、国際金融、累積債務問題

統計学(100点)
確率、平均・分散、正規分布、t分布・x2分布・F分布、仮説検定、相関係数、最小2乗法、内生変数、外生変数・先決変数、因果性テスト、構造形・誘導形、データ解析

●偏差値によるランク判定
偏差値によるランク判定は、「S・A+・A・B+・B・C・D」の7 段階により評価します。各ランクの偏差値と範囲は、次のとおりです。

なお、範囲は、正規分布のもとでのものであり、おおよその目安です。

図表4.ランク判定
(注)偏差値は、小数点以下第1位を四捨五入。

ランク 偏差値 範囲
S 73以上 上位1%以上
A+ 66以上〜73未満 1.1〜5.0%
A+ 60以上66未満 5,1〜15.0%
B+ 55以上60未満 15.1〜30.0%
B+ 47以上〜55未満 30.1〜60.0%
C 37以上〜47未満 60.1〜90.0%
D 37未満 90.1〜100.%

 

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