全経 電卓計算能力検定のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)




目次 – 全経 電卓計算能力検定試験公式テキスト

はじめに

「電卓計算能力検定試験」は、昭和62年7月25日に第1回目の試験が実施されてから、年5回施行され続けている歴史のある検定試験です。

試験は、電卓の基本的な計算である①乗算、②除算、③見取算、④複合算、⑤伝票算の5種目について出題されます(4級には伝票算がない)。

電卓の機能を使った計算は、一般的なビジネスシーンや普段の生活に欠かせないものです。

電卓の機能を使った計算ができるようになると、人生を送る上で強力な武器を手にしたことになります。

もちろん、税理士や公認会計士といった専門的な資格を取得するために、あるいは企業での経理事務担当者にとっては、電卓での計算は必須のスキルです。

その基本的な電卓計算のスキルを身につけるには、「電卓計算能力検定試験」で合格できるレベルになることが、一番の早道です。

本書は、その「電卓計算能力検定試験」受験者のために作成された、合格のための公式テキストです。

電卓操作に自信のない初心者のために、電卓の基本的な操作方法、機能の説明も十分に行いました。

また、検定試験の基本的なことから、実際に問題として出題される5種目についても、その傾向と対策についての詳しい解説を行っています。

さらに、もっとも受験者数の多い2級と3級の練習問題を掲載しました。試験での合格をめざす上級者には、自分の知識の整理をしながら練習問題で訓練し、最短の時間で効率よく合格できるような構成にしました。

監修者 公益社団法人全国経理教育協会

公益社団法人全国経理教育協会 (監修)
日本能率協会マネジメントセンター (2017/12/1)、出典:出版社HP

電卓計算能力検定試験の概要

「電卓計算能力検定試験」は、公益社団法人全国経理教育協会が主催する、電卓の計算能力を評価する全国一斉の筆記試験です。

試験は、難易度の高いものから順に、段位、1級、2級、3級、4級に分けられています。段位は、初段から十段までに分けられ、最高位が「名人」になります。

試験日
試験は、1年間に5回実施されます。その試験ごとに申込期間が決められていますので、申込期間を確認して、手続きを行ってください。試験日申込期間に関しては、「全国経理教育協会」のホームページなどで確認してください。

 

受験資格
男女の別、年齢、学歴、国籍などの制限はありません。

試驗会場
試験会場は、全国経理教育協会加盟の専門学校(以下「受付校」という)で実施されます。

受験料(税込)
1回あたりの受験料は、下記のとおりです(平成29年10月時点)。

 

申込方法
検定試験の申し込みは、すべてインターネットからになっています。

全国経理教育協会ホームページ(http://www.zenkei.or.jp/)上の全経協会検定管理システムで、メールアドレスを登録してください。「マイページ」にログインするためのIDとパスワードが発行されます(すでに登録済みの方はマイページにログイン)。そのIDとパスワードを使用して、「マイページ」にログインし、申し込み手続きを行ってください。

※受験票は送付されませんし、試験当日に試験会場で受験票を配布されることもありません。必ず自分で受験票を押印し、試験当日に持参してください。

試驗開始時間
試験の開始時間は、各受付校に掲示されています。自分が試験を受ける会場となる受付校で確認してください。試験には出題範囲と制限時間が定められています。各級の出題範囲と制限時間は、下記の表のとおりです。

 

合格基準
試験の点数は、各級とも1種目100点が満点です。合格のラインは、1級、2級、3級、4級ともに、各種目で得点70点以上となっています。

段位は各段位によって合格ラインが異なるので、右記の表を参考にしてください。

合格発表
検定の結果はマイページで確認します。試験後、おおよそ7日後には結果が出ます。

合格証書の受け渡し方法は、試験会場によって異なりますので、試験当日に確認しておいてください。

受験の注意点
①申し込み後の変更や取り消し、返金ができません。
②受験者は、試験開始時間の10分前までに着席し、受験票を指定の番号席に置いてください。
③答案の記入は、「HB」または「B」の黒鉛筆、およびシャープペンシルを使用してください。
④電卓(12桁表示可能なもの)を持参してください
⑤試験は本協会の規定する方法によって行います。
⑥試験場では試験官の指示に従ってください。

検定についての詳細は、全国経理教育協会か、全国経理教育協会加盟校にお尋ねください。

電卓計算能力検定試験の出題範囲

 

POINT
合格のためにおさえておくべきキーワード
電卓計算能力検定試験の問題には、冒頭に「注意書き」が記載されている科目があります。そこに記載されているいくつかのキーワードの意味がわからないと、合格することはできませんので、以下のキーワードの意味は理解しておきましょう。計算の前に、その注意書きに従って電卓の設定を行うことが合格には必須となります。
・無名数……「単位」のついていない数のこと。
・名数……「単位」のついている数のこと。数字の前後に「¥」「円」などの単位がついているものが名数です。
・小数点第0未満……たとえば「小数点第3位未満」の場合、「123,456789」という数値の「6」までが小数点第3位未満になる。
・円位未満……1円未満の数字のこと。ようは小数のこと。
・端数……「あまりの数」のこと。
・端数処理……あまりの数をどのように処理するかということ。端数処理には、①切り上げ、②切り捨て、③四捨五入の3つが主な処理方法。

お問い合わせ先
公益社団法人 全国経理教育協会
〒170-0004 東京都豊島区北大塚1丁目13番12号
TEL:03-3918-6131/FAX:03-3918-6196
http://www.zenkei.or.jp/

CONTENTS

はじめに
電卓計算能力検定試験の概要
電卓計算能力検定試験の出題範囲

第1章 電卓の基本
Chapter1 ●電卓の選び方
Chapter2 ●電卓キーの種類と使い方
Chapter3 ●電卓を打つ姿勢
Chapter4 ●指の使い方
Chapter5 ●タイピング練習

第2章 電卓の使い方
Chapter1 ●加減算・乗除算
Chapter2 ●GT(グランドトータル)計算
Chapter3 ●独立メモリー計算
Chapter4 ●パーセント計算
Chapter5 ●定数計算

第3章 試験問題の解き方
Chapter1 ●乗算問題の解き方
Chapter2 ●除算問題の解き方
Chapter3 ●見取算問題の解き方
Chapter4 ●複合算問題の解き方
Chapter5 ●伝票算問題の解き方
Chapter6 ●数字を書く練習

電卓計算能力検定試験3級・2級過去問題
3級
第132回・第131回・第130回・第129回・第128回
2級
第132回・第131回・第130回・第129回・第128回

○練習問題と確認問題の解答
○過去問題の解答
操作早見表(CASIO・SHARP)

付録 伝票算練習問題集

公益社団法人全国経理教育協会 (監修)
日本能率協会マネジメントセンター (2017/12/1)、出典:出版社HP

全経電卓計算能力検定1級模擬試験問題集

本書の特色と使い方

(1)本書は、公益社団法人全国経理教育協会主催による電卓計算能力検定試験1級受験者のための模擬試験問題集として編集しました。
1級模擬試験問題10回分を掲載しています。

(2)本書の模擬試験問題作成にあたっては、電卓計算能力検定試験出題範囲にしたがい、過去の検定試験出題内容をよく分析して、検定合格をめざす受験者のために、細心の注意をはらって作問しました。熱心に練習すれば、十分な成績があげられるものと確信しています。(3)本書では、すべての解答を別冊としました。特に乗算問題と除算問題の解答には、実際の検定の採点基準にしたがって、採点箇所を明示しましたので、自己採点の際にご使用ください。
(4)巻頭に、「検定受験の際の注意事項」を掲載しました。使用する電卓を選ぶ際の注意や答案作成上の注意、答えの一部を訂正した場合や端数処理をした場合の注意事項を載せています。
(5)巻頭の「基本練習」「総合練習」では、本検定の特徴である複合算問題を取り上げました。パターン別の練習問題には答えを入れていますので、正答を確認しながら、計算方法習熟にむけて練習してください。
(6)「伝票算」は、その性質上、別冊の伝票を編集しましたので、あわせてご使用ください。
(7)別冊に「段位検定参考試験問題」を2回分掲載しています。段位検定試験は1級の2倍の問題量を制限時間10分で行います。1級合格者は段位検定試験に挑戦してみましょう。
(8)裏表紙に成績記入表を入れました。練習の成果を確認してください。

全国経理教育協会 (監修)
実教出版 (2014/10/15)、出典:出版社HP

目次

検定受験の際の注意事項
基本練習
1級複合算確認問題
総合練習
1級複合算確認問題
模擬試験問題
第1回模擬試験問題
第2回模擬試験問題
第3回模擬試験問題
第4回模擬試験問題
第5回模擬試験問題
第6回模擬試験問題
第7回模擬試験問題
第8回模擬試験問題
第9回模擬試験問題
第10回模擬試験問題

検定受験の際の注意事項

(1)使用する電卓を選ぶ際の注意
①12桁の電卓を使用します。
②グランドトータルキー(GT)のついている電卓を使用します。
③メモリーキー(M)、パーセントキー(%)のついている電卓を使用します。

(2)答案作成上の注意
①答えは「正しく、はっきり、はやく」、定められた欄に書くようにします。
②答えの1の位、または円の位以上には、3位ごとにコンマ「、」をつけます。
③小数には、小数点「.」をつけます。
④コンマ「、」と小数点「.」は、はっきり区別して書きます。
⑤名数の答えには、「¥」マークは書いても、書かなくてもよいことになっています。
⑥答えを書き直す場合は、その答えを全部横線で消して書き直します。
一部だけの訂正は、その訂正が無効扱いとなります。ただし、消しゴムを使用してもよいことになっています。
元の答えの欄の中に書けないときは、欄外に書いて、元の欄と矢印でむすぶか、番号を明示します。
⑦答えを二つ以上書いたり、数字・コンマ・小数点をなぞったりしてはいけません。無効になります。
⑧コンマ・小数点は、数字の間に書くようにします。数字にふれたり、数字にかさならないように注意します。

(3)答えの一部を訂正した場合は、次のように書き直します
(例)「電卓表示窓」3’456.789

 

(4)端数処理をした場合(小数第5位未満四捨五入)は、次のように書き直します
(例)「電卓表示窓」 以下は正しい書き直し
0.1234967 → 0.12350 0.1235 .12350 .1235
以下は正しい書き直し
1.2340046 → 1.23400 1.234
次の書き直しは誤りとなります1.2340

(5)その他
①計算は答えを正しく記入して終了です。電卓で正しく計算できても、解答欄に正しく記入していないと誤りになります。答えの記入には十分注意してください。
②解答欄に記入した数字が乱雑だったり、判読できない数字は無効になります。正しい数字の書き方を練習してください。
③筆記用具は、黒鉛筆(シャープペンシルでも可)を使用することが望ましいので、ボールペン等の使用はやめるようにしてください。
④受験者が、電卓を左手で打つ場合は伝票は右手でめくります。検定試験会場では右綴じの伝票が準備されていますので、左手で打つ場合は、試験委員に申し出るようにしてください。なお、伝票ホルダーの使用は認められています。
⑤受験者が、検定試験会場で、電卓・筆記用具の貸借を行うことは認められませんので、注意してください。

全国経理教育協会 (監修)
実教出版 (2014/10/15)、出典:出版社HP

目次 – 全経電卓計算能力検定2級模擬試験問題集

本書の特色と使い方

(1)本書は、公益社団法人全国経理教育協会主催による電卓計算能力検定試験1級受験者のための模擬試験問題集として編集しました。
1級模擬試験問題10回分を掲載しています。

(2)本書の模擬試験問題作成にあたっては、電卓計算能力検定試験出題範囲にしたがい、過去の検定試験出題内容をよく分析して、検定合格をめざす受験者のために、細心の注意をはらって作問しました。熱心に練習すれば、十分な成績があげられるものと確信しています。
(3)本書では、すべての解答を別冊としました。特に乗算問題と除算問題の解答には、実際の検定の採点基準にしたがって、採点箇所を明示しましたので、自己採点の際にご使用ください。
(4)巻頭に、「検定受験の際の注意事項」を掲載しました。使用する電卓を選ぶ際の注意や答案作成上の注意、答えの一部を訂正した場合や端数処理をした場合の注意事項を載せています。
(5)巻頭の「基本練習」「総合練習」では、本検定の特徴である複合算問題を取り上げました。パターン別の練習問題には答えを入れていますので、正答を確認しながら、計算方法習熟にむけて練習してください。
(6)「伝票算」は、その性質上、別冊の伝票を編集しましたので、あわせてご使用ください。
(7)別冊に「段位検定参考試験問題」を2回分掲載しています。段位検定試験は1級の2倍の問題量を制限時間10分で行います。1級合格者は段位検定試験に挑戦してみましょう。
(8)裏表紙に成績記入表を入れました。練習の成果を確認してください。

全国経理教育協会 (監修)
実教出版 (2014/10/15)、出典:出版社HP

目次

検定受験の際の注意事項
基本練習
1級複合算確認問題
総合練習
1級複合算確認問題
模擬試験問題
第1回模擬試験問題
第2回模擬試験問題
第3回模擬試験問題
第4回模擬試験問題
第5回模擬試験問題
第6回模擬試験問題
第7回模擬試験問題
第8回模擬試験問題
第9回模擬試験問題
第10回模擬試験問題
第11回模擬試験問題

検定受験の際の注意事項

(1)使用する電卓を選ぶ際の注意
①12桁の電卓を使用します。
②グランドトータルキー(GT)のついている電卓を使用します。
③メモリーキー(M)、パーセントキー(%)のついている電卓を使用します。

(2)答案作成上の注意
①答えは「正しく、はっきり、はやく」、定められた欄に書くようにします。
②答えの1の位、または円の位以上には、3位ごとにコンマ「、」をつけます。
③小数には、小数点「.」をつけます。
④コンマ「、」と小数点「.」は、はっきり区別して書きます。
⑤名数の答えには、「¥」マークは書いても、書かなくてもよいことになっています。
⑥答えを書き直す場合は、その答えを全部横線で消して書き直します。
一部だけの訂正は、その訂正が無効扱いとなります。ただし、消しゴムを使用してもよいことになっています。
元の答えの欄の中に書けないときは、欄外に書いて、元の欄と矢印でむすぶか、番号を明示します。
⑦答えを二つ以上書いたり、数字・コンマ・小数点をなぞったりしてはいけません。無効になります。
⑧コンマ・小数点は、数字の間に書くようにします。数字にふれたり、数字にかさならないように注意します。

(3)答えの一部を訂正した場合は、次のように書き直します(例)「電卓表示窓」3’456.789

(4)端数処理をした場合(小数第5位未満四捨五入)は、次のように書き直します
(例)「電卓表示窓」 以下は正しい書き直し
0.1234967 → 0.12350 0.1235 .12350 .1235
以下は正しい書き直し
1.2340046 → 1.23400 1.234
次の書き直しは誤りとなります1.2340

(5)その他
①計算は答えを正しく記入して終了です。電卓で正しく計算できても、解答欄に正しく記入していないと誤りになります。答えの記入には十分注意してください。
②解答欄に記入した数字が乱雑だったり、判読できない数字は無効になります。正しい数字の書き方を練習してください。
③筆記用具は、黒鉛筆(シャープペンシルでも可)を使用することが望ましいので、ボールペン等の使用はやめるようにしてください。
④受験者が、電卓を左手で打つ場合は伝票は右手でめくります。検定試験会場では右綴じの伝票が準備されていますので、左手で打つ場合は、試験委員に申し出るようにしてください。なお、伝票ホルダーの使用は認められています。
⑤受験者が、検定試験会場で、電卓・筆記用具の貸借を行うことは認められませんので、注意してください。

全国経理教育協会 (監修)
実教出版 (2014/10/15)、出典:出版社HP