電気主任技術者試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)




電気主任技術者の概要

電気主任技術者とは、発電所からビル、工事などの電気設備の工事や維持管理、保守などの仕事に従事することができます。電気設備業の事業主は、保安の監督者として電気主任技術者を選任する必要があります。電気主任技術者の資格は、第1種から第3種まで分かれており、取り扱う電圧によって変わります。1種と2種には1次と2次試験があり(3種は1次試験のみ)、1種は4科目(科目別合格あり)、2種は2科目になっています。国家資格ですので、就職・転職において大きな力になります。

最新の電気主任技術者テキストを確認する
Amazon  Rakuten

電気主任技術者試験の公式テキストは?

公式テキストはありません。様々な出版社から対策テキストが販売されています。

電気主任技術者のおすすめテキスト【第1種】

1.「2019年版 第一種電気工事士筆記試験完全解答」(オーム社)

オーム社 (編集)
出版社: オーム社 (2019/2/14)、出典:amazon.co.jp

本書は、第一種電気工事士試験の一次試験である「筆記試験」の“過去問題集”です。第1編では、筆記試験に出題される内容の要点を整理し、まとめています。また、本書の冒頭には、過去10年間で出題された全問題について、出題傾向と分析の結果を表形式でまとめ、収録しています。

2.「1級電気工事施工管理技士 実地試験対策集」(建築資料研究社)

1級電気工事施工管理技士教材研究会 (著)
出版社: 建築資料研究社; 2019年版 (2019/2/20)、出典:amazon.co.jp

過去の出題内容を徹底分析し、ポイントを押さえた実戦的編集。必要項目を網羅・解説したテキスト編、過去10年分の問題解説編で構成。

3.「分野別問題解説集 1級電気工事施工管理技術検定実地試験」(GET研究所)

GET研究所 (編集), 森野 安信 (著)
出版社: GET研究所 (2019/2/1)、出典:amazon.co.jp

4日間で攻略。動画で学ぶ本。過去10年間全問集録。

4.「1級電気工事施工管理技士 試験によく出る重要問題集」(市ヶ谷出版社)

片上男次 (著), 小坂睦夫 (著), 本庄英智 (著)
出版社: 市ヶ谷出版社 (2019/1/31)、出典:amazon.co.jp

徹底した過去問題の分析により、短期間で合格できるように工夫した。各章扉で過去の出題傾向分析と学習の指針を示した。項目毎に試験によく出る重要事項をまとめ、図表を豊富に盛り込んであり、2色刷で視覚的にも覚えやすい工夫をした。

最新の電気主任技術者テキストを確認する
Amazon  Rakuten

目次 – 図をかいてサクサク解けるシリーズ理論の計算問題 ~第三種 電気主任技術者試験受験対策~

本書の目的と構成方針

いかに少ない労力で電験3種の合格を勝ち取るかを考え、本書では立式を助けるための図を豊富に取り入れ、さらに立式しやすくするために扱う順番も思い切って整理しました。そして、数学や科学の知識については、必要になったところで必要な範囲に限定して紹介することにしました。

また、本番の試験では五者択一ですが、計算問題の場合は自分で計算した結果から正しいものを選ぶだけなので、練習時にこの選択肢は必要無いと考え省略しました。どうか一人でも多くの人が本書を使ってしっかりと練習を積み、試験に合格して欲しいと思います。

本書の使い方
一つ一つ定着が図れるように多くの問題を用意しました。似たような問題を繰り返し解くことで、自らの力で正しく立式ができるようになって欲しいと思います。また、別解を多く載せているので、たいていは自分の解いた答と途中経過を比べることができます。

そして、他のいろいろな解き方を知ることで、次に解くときは、より速く正確に出来るようになると思います。ただ、計算問題が占める割合は試験全体の一部ですから十分に時間が取れない方もいると思いますので、そのときは問題番号の頭に*のマークがついている問題(57問)のみやることで対応してください。

また、各章は理解しやすい(得点しやすい)内容から順に取り上げています。そして、出題頻度の少ないものや難易度の高いものは後の方にしました。だから、章の途中で内容的や時間的に厳しくなってきたら、次の章に行き、広く浅くやることも可能です。

最後に、最新の情報や訂正のほか、練習をするのに必要となるグラフ用紙などをhttp://3939tokeru.webcrow.jp/denken/にて公開していますので、こちらもご覧ください。

計算の仕方について
決まったやり方は公表されていないと思うので今までの経験から次のようにすると良いと思います。途中式では有効数字を四捨五入で4~5桁出しておいて、答は最後に四捨五入で選択肢の桁数(だいたい2~3桁)にあわせます。しかし、次の設問でその値を使うときは、四捨五入する前の4~5桁の値を使って計算します。本書の途中式を参考に練習してください。

注意
一部の表現や値に、厳密には正しくない部分が含まれていますが、理解をしやすくするために用いているということでご容赦願います。また、単位の表記については、他の変数などの文字と区別するために[kg]のように括弧をつけているところがあります。

なお、本書の内容により生じた結果について一切の責任を筆者は負いませんのでご了承ください。最後に、許可無く本書の全部および一部について、一切の複製を禁じます。

目次

0はじめに

1直流回路
ア 抵抗回路の計算
1電圧・電流・抵抗の関係
2合成抵抗
3電力と電力量
4a-b間の電流(テブナンの定理)
5a-b間の電圧(ミルマンの定理)
6ブリッジ回路(ホイートストンブリッジ)
7△→Y変換
5電圧計・電流計と誤差
イ コイルとコンデンサ
1蓄えられるエネルギー
2定常状態と過渡状態
3合成静電容量
ウ電子回路
1ダイオード
2バイポーラトランジスタ
3FET(電界効果トランジスタ)

2交流回路
ア 正弦波交流で使う用語とその意味
イ 直列回路
1インピーダンスとベクトルの和(足し算)
2三角比と逆三角関数
3電力と力率
4ひずみ波交流
ウ 並列回路
1電流の三角形
2蓄えられるエネルギーの最大値
3直並列回路
エ 共振
オ 電子回路
1ダイオードと整流回路
2トランジスタと増幅回路と利得
3オペアンプ

3三相交流回路
ア 相電圧・線間電圧、相電流・線電流
イ △→Y変換

4交流の仕上げ
ア 電力の計器
イ 高度な数学力を要するもの
1角周波数とリアクタンス
2複素数とペクトル
3三角関数の公式

5 物体に働く力と場(電界と磁界)
ア 万有引力とクーロンの法則
イ 電束、磁束、電束密度、磁束密度

6いろいろな電界と磁界月
ア コンデンサ内の電界
イ コイルで発生する磁界
1直線電流の場合
2円形電流の場合
3N回巻き円形コイルの場合
4ソレノイドの場合
5環状ソレノイドの場合

7構造に関するもの
ア 抵抗R
イ コンデンサC
ウ コイルL

8電気力線と磁力線
ア 電気力線と電位
イ 磁力線

9コイル内の磁束ΦとL

10起磁力、磁気抵抗、磁束

11相互インダクタンス

12誘導起電力とコイルの逆起電力
ア 誘導起電力
イ コイルで発生する逆起電力

13導体に発生する起電力

14導体に働く電磁力とトルク
ア 磁界中の電磁力
イ 導体間の電磁力
ウ 電磁力によるトルク

15ローレンツ力

16運動と力とエネルギー

索引

使用公式一覧

(資料)過去問題の出題分野分析

はじめに

電験は出題範囲が広く、内容を隅々まで学習するのはとても大変です。私だけかも知れませんが、この試験は満点が取れないように作っているような気がしています。だから、準備として過去の問題をすべて学習しても良いのですが、本番の試験では1割は見たことも聞いたこともないものが含まれていると考えて、手を付ける問題を全体の9割とし、その中から7割の正解をあげることで0.9×0.7=0.63となって6割以上に達し、合格を手にすることができると考えます。

次に、理論は他の科目に比べて計算問題が多く、必然的に電卓の利用度が多くなります。その電卓は、+、-、×、÷、√キーだけの普通の物で良く、どんなに難しい問題でもこれで解けるように作られています。

さらに、第3種は1種2種に比べ一番易しい試験なので、公式に代入するだけといった、「これ、知っていますか?どうぞ正解してください。」という配慮のある出題が多く含まれていると感じています。また、五者択一になっているので、もしも途中で間違えたとしても、その時は選択肢の中に該当するものが無く、試験中に間違いに気付いて直すことができるようになっています。

このような試験ですから、とにかく知っているやり方の問題を増やすことが必要で、あとは電卓が使えるのですから、いかに早く正確に立式ができるかということになります。最後に、本番で「今までに見たことがない計算問題」への対応についてアドバイスします。まず、でたらめにやっても当たるわけがないのでここで時間をかけたら、かけた分だけ無駄になります。

だから適当なものにマークをつけてさっさと次の問へ進みましょう。最後まで行って時間が余っていたらここへ戻り問題文をゆっくり丁寧に読んでみましょう。特に長文の場合は、今までの知識の範囲を超えるレベルの出題かもしれません。しかし、逆にこういうときは問題文の中にやり方がすべて書いてあり、その文章の内容が理解できたら指示に従って式を扱うだけで正解が出るようになっていたりするので、最後まであきらめないでやってみて下さい。(わからなかったら他の問の見直しをしていた方が賢明ですから絶対に深追いはしないで下さいね)

さあ、いよいよ学習を進めていくのですが、皆さんに次のお願いがあります。
まず、問題文は読みながら本書にあるような図をかきましょう。次に、そこから式をサクサクとかけるようになって欲しいのですが、そのためには解答を目で追うだけではなく、ペンと紙を使って一つ一つしっかりと真似をして身に付けていくようにして下さい。

それでは、最後まで長い道のりになりますが、できると信じて頑張ってください。