中小企業診断士試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)
中小企業診断士は、中小企業の経営の診断及び経営に関する助言を行います。ほかにも、知識と能力を活かして、企業と行政、企業と金融機関等のパイプ役、中小企業への施策の適切な活用支援まで、幅広い活動をしています。この資格を取得していることは、就職、転職、再就職にメリットがあります。また、経営コンサルタントとして独立するのに有利になります。
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中小企業診断士試験の公式教材(参考書・テキスト)をチェック
中小企業診断士試験の参考書・テキストは公式での出版はなく、TAC出版または2次試験で個別のテキストが大きくシェアを占めており、それらの参考書・教材の利用をされて合格をされている方が多いようです。今回は、それを中心とした各出版社のもので合格に近づくためのおすすめの参考書・テキストをまずはご紹介し、次に問題集・過去問(解説付き)をご紹介します。
中小企業診断士試験の参考書・テキスト(一次試験)
2019年度版 みんなが欲しかった! 中小企業診断士合格へのはじめの一歩
中小企業診断士に興味を持ちはじめて、名前だけ知っていても、まだどういう勉強をするのかわからない、という方に一冊目として最適です。勉強がはじめてでも、この入門講義ならスラスラ読み進めることができます。また、本試験対策においても重要な箇所ばかりをピックアップしているので、この入門講義を読めば、本格的なテキスト学習もよりスムーズになります。
中小企業診断士 2019年度版 最速合格のための スピードテキスト
合格に必要な知識を科目別に凝縮し、簡潔かつ的確な記述で、要点をコンパクトにまとめたテキストで、苦手分野、ポイントの整理で単元別で参考になります。TAC中小企業診断士講座で実際に使用されている「公式テキスト」であり、第2次試験にも対応しています。
中小企業診断士 2019年度版 最速合格のための スピードテキスト 1 企業経営理論
1 企業経営理論と同様に、2 財務・会計、3 運営管理、4 経済学・経済政策、5 経営情報システム、6 経営法務、7 中小企業経営・中小企業政策もそれぞれでの単元別で刊行されています。(Amazon、楽天ブックス)
中小企業診断士試験の問題集・過去問(一次試験)
中小企業診断士 最短合格のための 第1次試験過去問題集
初学者はもちろんのこと、不合格科目を残した受験経験者にとって、第1次試験の合格を果たすには、各科目の出題傾向を把握し、その対策を立てるということが必要となります。 本書は平成26年度~平成30年度の5年間に行われた、中小企業診断士第1次試験の 「中小企業経営・中小企業政策」について、その全問を収載するとともに、わかりやすい解説と配点、そして資格の学校・TACのデータリサーチ(受験生調査)に基づいた正答率を付しています。
中小企業診断士 2019年度版 最速合格のための 第1次試験過去問題集 1 企業経営理論
1 企業経営理論と同様に、2 財務・会計、3 運営管理、4 経済学・経済政策、5 経営情報システム、6 経営法務、7 中小企業経営・中小企業政策もそれぞれでの単元別で刊行されています。(Amazon、楽天ブックス)
ふぞろいな合格答案 エピソード11: 中小企業診断士2次試験
という受験者の間では3大テキストと言ったところで、二次対策の定番アイテムもあります。
中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識
中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ
中小企業診断士試験の問題集・過去問(二次試験対策)
中小企業診断士 2018年度版 第2次試験過去問題集 – 二次試験対策
出版社: TAC出版; 2018年度版 (2018/1/27)出典:amazon.co.jp
事例Iから事例IVまでの4科目は、”80分で処理する事例問題”であるという共通点を持っていますが、それぞれ異なる特徴も持っているところもあり(例えば1次の企業経営理論と財務・会計が異なるのと同様に、 2次の事例Iと事例IVでは特徴が異なり、事例IIも事例IIIもそれぞれ固有の特徴)しっかり問題集・過去問で確認しておく必要があります。
こちらの過去問題集は直近5年間に行われた、中小企業診断士第2次試験の筆記式の問題に加え、付録として直近3年間の口述式の問題例、および公表されている出題の趣旨を収載しています。
参考書目次
中小企業診断士 1次試験 合格テキスト シリーズ
<本書の購入特典> (利用期限:2020年7月31日)
1. スマホで見れる電子版付き! 《利用開始:発刊日より》
お忙しい方が学習を続けるためには、スキマ時間の活用が重要です。
本書はスマホでも見れる電子版付きなので、外出先にテキストを持ち歩かなくても、見たい時にいつでもテキストが見れます!
(注意) ①電子版のご利用には、インターネットへの接続環境が必要になります。
②インターネット接続に必要な通信費用はお客様負担となります。
③使用ブラウザは、Firefox、Chrome、Safari等、HTML5に対応したもの(バージョン)をご使用ください。
④電子版のダウンロードや複製、プリントアウトはできません。
2. Web講義「診断士30」の体験版付き!《利用開始:2019年9月10日より》
資格の大原がおススメする、学習の効率化に徹底的にこだわったWeb講義「時間の達人シリーズ 中小企業診断士30」。
今回、この「中小企業診断士30」の講義動画の中から、重要論点3テーマを特典として視聴いただけます。ぜひ、ご活用ください。
<「スマホで見れる電子版」「Web講義『診断士30]」の利用方法>
①申込ページへアクセスして、必要事項を入力して申し込む。(無料)
http://urx.red/WjHU
②メールで電子版及びWeb講義の利用方法が届くので、その内容に従って利用します。
3. 理解度チェック問題ダウンロード
知識の定着にはインプットだけでなく、アウトプットも重要。そこで、本書の内容に対応した理解度チェック問題を特典として用意しました。章ごとに理解度を確認すれば、合格に必要な基礎知識の定着に役立ちます!
<「理解度チェック問題」のダウンロード方法>
①大原ブックストアの書籍購入特典ページへアクセス!
https://www.o-harabook.jp/hpgen/HPB/entries/35.html
②該当書籍をクリックし、ユーザー名とパスワードを入力します。
ユーザー名 パスワード
③特典ページにある「理解度チェック問題」をクリックし、ダウンロードします。
経済学・経済政策
1. 科目紹介
中小企業診断士第1次試験における「経済学・経済政策」という科目が設置されている 目的は次のとおりである。
企業経営において、基本的なマクロ経済指標の動きを理解し、為替相場、国際収支、雇用・ 物価動向等を的確に把握することは、経営上の意思決定を行う際の基本である。また、経営戦略やマーケティング活動の成果を高め、他方で積極的な財務戦略を展開していくためには、ミクロ経済学の知識を身につけることも必要である。このため、経済学の主要理論及びそれに基づく経済政策について、以下の内容を中心に知識を判定する。
(1) 国民経済計算の基本的概念
(2) 主要経済指標の読み方
(3) 財政政策と金融政策
(4) 国際収支と為替相場
(5) 主要経済理論
(6) 市場メカニズム
(7) 市場と組織の経済学
(8) 消費者行動と需要曲線
(9) 企業行動と供給曲線
(10) 産業組織と競争促進
(11) その他経済学・経済政策に関する事項
2.合格に向けた学習の進め方
経済学・経済政策は、ボリュームがあり、また、図表の読み取り方や計算を中心とする科目である。経済学の主要理論及びこれに対応する図表を効率良く理解していただくため、「本書の利用について」をご確認いただいた上で学習を進めていただきたい。
また、本科目で合格点を獲得するためには、過去試験問題の演習も必要である。本テキストの「過去問分析表」を参考にしていただき、重要問題を中心に演習を繰り返していただくことで、さらに知識を深めていただきたい。本テキストを十分に活用して、皆様が合格という栄冠を勝ち取られることを、中小企業診断士講座スタッフ一同、心より祈念しております。資格の大原 中小企業診断士講座
本書の利用について
中小企業診断士「ミクロ経済学」過去問分析表
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
消費者行動 | 第15問☆
(最適消費点) 第16問☆ (価格效果) |
第12問☆
(特殊な無差別曲線) 第14問☆ (効用最大化) |
第15問☆
(効用最大化) 第16問 (価格效果) |
第12問
(特殊な無差別曲線) |
第17問
(エンゲル曲線) |
企業行動 | 第13問①
(限界生產力) 第18問☆ (利潤曲線) |
第15問☆
(損益分岐点等) 第16問 (生産関数) 第17問☆ (利潤最大化) |
第20問
(生産関数) 第21問 (利潤最大化条件) |
第14問☆
(費用曲線) 第15問 (等費用線) |
第18問①②
(等產出量曲線) 第19問☆ (費用曲線) |
価格の決定 | 第12問☆
(需要曲線のシフト) 第13問☆ (需要の価格弾力性) 第14問☆ (均衡の安定性) |
第13問☆
(需要の価格弾力性) 第18問 (市場均衡) |
第11問
(財の価格がマイナスになる市場) 第12問☆ (需要の価格弹力性) |
||
不完全競争市場 | 第19問☆
(独占市場) |
第19問
(差別独占) |
第23問☆
(寡占市場) |
第13問☆
(独占市場) |
|
経済厚生 | 第14問☆
(課税) 第17問 (純粋交換経済) 第20問☆ (外部不経済) |
第18問①☆
(税収と税の大きさ) 第18問②☆ (課税) |
第17問☆
(外部不経済) 第22問 (自然独占) |
第10問☆
(消費者余剰) 第11問☆ (課税) 第19問 (公共財) |
第10問☆
(生產者余剰) 第14問 (労働市場) 第15問☆ (課税) 第16問☆ (外部不経済) |
ゲーム理論 | 第22問
(囚人のジレンマ、フォーク定理) |
第20問
(交互ゲーム) |
第17問☆
(ナッシュ均衡) |
第21問☆
(ナッシュ均衡) |
|
国際貿易 | 第21問☆
(輸入関税) |
第21問☆
(輸入関税) |
第19問☆
(比較生產費説) |
第20問☆
(比較生產費説) 第21問☆ (輸入関税) |
第20問
(自由貿易地域) |
不確実性と情報 | 第23問☆
(期待効用、リスク選好) |
||||
消費者行動補論 | 第13問☆
(労働供給の決定) |
第16問☆
(労働供給の決定) |
|||
その他 | 第23問
(出荷集中度調査) |
第18問
(地球温暖化防止) |
第22問
(技術革新) |
「☆」は、重要問題ですので、過去問題集などを利用して確認しました。
中小企業診断士「マクロ経済学」過去問分析表2
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
国民経済計算 | 第3問☆
(国民所得概念) 第5問☆ (物価指数) 第22問☆ (產業連関表) |
第1問
(GDPの推移) 第4問☆ (国民所得概念) 第5問 (物価指数) |
第3問☆
(GDPの範囲) |
第4問☆
(物価指数) 第5問 (GDPの範囲) |
|
古典派とケインズ派 | 第10問
(貨幣の中立性) 第13問② (古典派の労働需要) |
第7問①②
(AD·AS分析) 第8問 (自然失業率仮説) |
第8問①②
(AD·AS分析) |
||
45度線分析 | 第4問①☆
(45度線分析) 第4問②☆ (投資乗数) |
第8問①②☆
(45度線分析) 第10問 (財政制度) |
第4問②☆
(45度線分析) |
第7間①②☆
(45度線分析) |
|
貨幣市場 | 第9問☆
(マネーストック) |
第7問☆
(マネタリーベース) |
|||
IS – LM 分析 | 第5問☆
(IS-LM分析) |
第6問☆
(クラウディング・アウト) |
第11問①②☆
(IS-LM分析) |
第9問①☆
(IS-LM分析) 第9問② (資產効果) |
|
国際マクロ経済学 | 第8問
(アブソープション) |
第9問
(購買力平価説) 第10問 (マンデル=フレミング・モデル) |
第6題
(ISバランス) 第9問①②☆ (マンデル=フレミング・モデル) |
||
消費関数・
投資関数の諸理論 |
第6問☆
(恒常所得仮説) 第7問☆ (投資理論) |
第4問
(ライフサイクル仮説) |
第9問☆
(投資理論) |
第8問☆
(投資理論) |
|
統計資料問題
その他 |
第1問
(雇用者報酬) 第2問 (判断DI) 第3問 (消費と失業の動向) 第11問 (実物的景気循環理論) 第12問 (全要素生產性) |
第1問
(一般会計歳入) 第2問 (資金循環統計) 第11問 (成長会計) |
第2問
(租税の推移) 第3問 (為替相場の推移) 第6問 (効率賃金理論) 第7問 (デフレーション) |
第1問
(失業率の推移) 第2問 (経常収支の推移) 第4問① (総需要の構成割合) 第5問 (需給ギャップ) 第6問 (景気動向指数) 第23問 (少子高齡化) |
第1問
(労働生産性等の推移) 第2問 (総需要の推移) 第3問 (景気動向指数) |
目次
第1章 消費者行動
第1節 消費者行動の仮定と予算線
第2節 予算線のシフト
第3節 無差別曲線
第4節 無差別曲線性質
第5節 最適消費点☆
第6節 所得変化の効果☆
第7節 価格変化の効果☆
第8節 特殊な無差別曲線
第2章 企業行動
第1節 生產関数
第2節 費用曲線☆
第3節 收入曲線と利潤最大化☆
第4節 損益分歧点と操業停止点☆
第3章 価格の決定
第1節 市場均衡
第2節 価格弾力性☆
第4章 不完全競争市場
第1節 不完全競争市場☆
第2節 複占市場・寡占市場
第3節 独占的競争市場☆
第5章 経済厚生-基礎
第1節 余剩分析☆
第2節 課税の影響☆
第6章 国民経済計算
第1節 国民所得
第2節 国民所得の諸概念☆
第3節 名目・実質GDP、産業連関表
第7章 古典派とケインズ派
第1節 古典派とケインズ派
第8章 45度線分析
第1節 閉鎖経済の均衡GDP
第2節 完全雇用GDPとギャップ☆
第3節 乗数効果☆
第4節 開放経済モデル
第9章 貨幣市場
第1節 貨幣供給☆
第2節 貨幣乗数☆
第3節 貨幣需要☆
第4節 貨幣市場
第10章 IS-LM分析
第1節 IS-LM分析☆
第2節 財政政策・金融政策☆
第3節 財政政策の有効性☆
第4節 金融政策の有効性☆
第11章 ゲーム理論
第1節 囚人のジレンマ☆
第12章 経済厚生-応用
第1節 外部性☆
第2節 公共財
第13章 国際貿易
第1節 自由貿易と貿易政策☆
第14章 国際マクロ経済学
第1節 為替レートの決定
第2節 マンデル=フレミング・モデル☆
第15章 不確実性と情報
第1節 期待効用仮説
第2節 情報の非対称性
第16章 国際分業
第1節 比較生產費説
第17章 消費者行動補論
第1節 労働供給
第2節 異時点間最適消費
第18章 消費関数・投資関数の諸理論
第1節 消費関数・投資関数の諸理論
「☆」は、本試験において、出題頻度が高い特に重要な論点です。
1. 科目紹介
中小企業診断士第1次試験における「財務・会計」という科目が設置されている目的は次 のとおりである。
財務・会計に関する知識は企業経営の基本であり、また企業の現状把握や問題点の抽出において、財務諸表等による経営分析は重要な手法となる。また、今後、中小企業が資本市場から資金を調達することや、成長戦略の一環として他社の買収等を行うケースが増大することが考えられることから、割引キャッシュ・フローの手法を活用した投資評価や、企業価値の算定等に関する知識を身につける必要もある。このため、企業の財務・会計について、以下の内容を中心に知識を判定する。
(1) 簿記の基礎
(2) 企業会計の基礎
(3) 原価計算
(4) 経営分析
(5) 利益と資金の管理
(6) キャッシュ・フロー(CF)
(7) 資金調達と配当政策
(8) 投資決定
(9) 証券投資論
(10) 企業価値
(11) デリバティブとリスク管理
(12) その他財務・会計に関する事項
2.合格に向けた学習の進め方
財務・会計は、「簿記・会計」分野、「財務(ファイナンス)」分野など広範囲から出題され、計算問題を中心とする科目である。財務・会計の主要論点を効率良く理解していただくため、「本書の利用について」をご確認いただいた上で学習を進めていただきたい。
また、本科目で合格点を獲得するためには、過去試験問題の演習も必要である。本テキストの「過去問分析表」を参考にしていただき、重要問題を中心に演習を繰り返していただくことで、さらに知識を深めていただきたい。本テキストを十分に活用して、皆様が合格という栄冠を勝ち取られることを、中小企業診断士講座スタッフ一同、心より祈念しております。資格の大原 中小企業診断士講座
本書の利用について
中小企業診断士「財務・会計」過去問分析表1
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
簿記の基礎 | 第1問
(帳簿組織) |
第2問☆
(経過勘定項目) |
第1問
(伝票会計) |
||
企業会計の基礎 1
(費用・収益会計、 資産・負債・純資産会計) |
第2問
(売上割戻引当金) 第5問 (社債の買入償還) |
第1問☆
(売上原価の算定) 第3問 (銀行勘定調整表) 第4問☆ (資本剰余金の配当) 第5問 (自己宛為替手形の振出) |
第1問☆
(棚卸資産の評価) 第2問☆ (売上値引・戻り・割引・割戻) 第5問①☆ (資本金組入額) 第5問②☆ (利益剰余金の配当) |
第1問
(棚卸資産の評価) 第3問 (剩余金の分配可能額) 第7問 (固定資産の減損) |
第2問☆
(減価償却と固定資産売却損益) 第7問 (サービス業の売上原価) |
企業会計の基礎2
(企業結合、税効果会計、 その他企業会計) |
第3問)
(税効果会計) 第4問 (本支店会計) 第6問 (リース会計) 第8問 (連結会計) |
第2問
(本支店会計) |
第3問
(のれん) 第4問 (リース会計) |
第4問
(工事進行基準) 第5問 (企業会計原則) 第6問☆ (税効果会計) |
第3問
(本支店会計) 第4問☆ (連結会計) 第5問 (ソフトウェア) 第6問 (リース会計) |
原価計算 | 第11問 (連産品原価) | 第6問☆
(原価計算の目的、原価分類) 第7問☆ (個別原価計算) |
第6問
(原価) 第7問☆ (標準原価計算・価格差異) 第8問① (全部・直接原価計算) |
第8問☆
(単純総合原価計算) 第9問☆ (標準原価計算・時間差異) 第10問☆ (原価の分類) |
第8問
(部門別個別原価計算) 第9問 (製造間接費の配賦差異) |
経営比率分析 | 第9問
(収益性) 第10問 (資産の費用化が与える影響) |
第11問①☆
(総資産回転率) 第11問②☆ (インタレスト・カバレッジ・レシオ) |
第9問②☆
(安全性) |
第11問☆
(収益性・安全性) 第12問☆ (長期借入・設備投資が与える影響) |
第10問☆
(生産性) |
損益分岐点分析 | 第7問☆
(目標利益達成・総資本営業利益率) |
第10問①☆
(損益分岐点売上高) 第10問② (損益分岐点比率) |
第8問②☆
(損益分岐点比率) |
第11問①②☆
(損益分岐点分析) |
|
利益と資金の管理 | 第12問☆
(増産により得られる追加的利益) |
第8問
(売上高差異・数量差異・価格差異) 第9問☆ (キャッシュフローの減少要因) |
|||
キャッシュフロー
(C F) |
第13問☆
(フリー・キャッシュフロー) |
第9問①☆
(CF計算書の表示) |
第13問☆
(間接法) |
第12問☆
(CF計算書) |
「★」は、重要問題ですので、過去問題集などを利用して確認しましょう
中小企業診断士「財務・会計」過去問分析表2
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
資金調達と配当政策 | 第15問①②☆
(MM理論) |
第12問
(株主に対する利益還元策) 第13問①②☆ (MM理論) 第14問☆ (加重平均資本コスト) |
第10問☆
(直接金融と間接金融) 第14問①②☆ (加重平均資本コスト) |
第14問☆
(内部金融と外部金融) 第17問☆ (MM理論) 第24問☆ (加重平均資本コスト) |
第21問①②☆
(財務レバレッジ) |
投資決定 | 第16問
(NPV、IRR) |
第15問①
(貸付金の現在価値) 第15問② (財務破綻リスク考慮の現在価値) 第16問①②☆ (NPV) |
第17問☆
(IRR) |
第15問☆
(税引後キャッシュフロー) |
第22問①②
(NPV、IRR) |
証券投資論 | 第14問
(効率的市場仮説) 第17問☆ (相関係数) 第18問 (ベータ値) 第21問☆ (システマティック・リスク) |
第17問①☆
(予想収益率の期待値と標準偏差) 第17問②☆ (ポートフォリオ理論) 第18問 (CAPM) 第19問☆ (ポートフォリオ理論) |
第11問☆
(効用関数) 第12問①②☆ (ベータ値、CAPM) 第15問①② (期待値・共分散・相関係数等) 第18問①② (ポートフォリオ理論) |
第16問☆
(期待値) 第19問☆ (相関係数) 第20問☆ (ベータ値) 第22問) (流動性リスク) 第23問 (ポートフォリオ理論) |
第16問☆
(ポートフォリオのリスク) 第17問 (最適ポートフォリオ) 第18問☆ (期待値・標準偏差・相関係数) 第20問 (効率的市場仮説) |
企業価値
株式価値 |
第19問☆
(配当割引モデル) 第20問① (企業評価方法の種類) 第20問②☆ (PBR) 第20問③ (DCF法) |
第13問
(企業買収、略語の意味) 第16問☆ (配当割引モデル) |
第18問☆
(配当割引モデル) |
第13問
(社債の価値) |
|
デリバティブと
リスク管理 |
第22問
(コールオプションの価値) |
第21問
(先渡取引と先物取引) 第25問☆ (オプション取引の損益) |
第14問
(デリバティブ) 第15問 (コールオプションの価格) 第19問 (為替予約) |
目次
第1章 簿記の目的
第1節 簿記とは
第2節 経営成績を示す損益計算書☆
第3節 財政状態を示す貸借対照表☆
第4節 損益計算書と貸借対照表の関係
第2章 取引・仕訳・勘定
第1節 取引とは
第2節 仕訳とは☆
第3節 勘定記入(転記) ☆
第3章 主要な取引の処理
第1節 商品売買☆
第2節 手形
第3節 現金預金
第4節 金銭の貸借
第5節 有価証券
第6節 有形固定資産
第4章 決算整理
第1節 決算
第2節 売上原価の算定☆
第3節 貸倒引当金の設定☆
第4節 減価償却☆
第5節 費用・収益の繰延べと見越し☆
第6節 損益勘定と残高勘定、精算表☆
第5章 財務諸表の作成
第1節 財務諸表の種類
第2節 損益計算書☆
第3節 貸借対照表☆
第4節 株主資本等変動計算書
第6章 資産の評価
第1節 金銭債権の評価
第2節 有価証券の評価☆
第3節 棚卸資産の評価☆
第7章 原価計算の基礎
第1節 原価計算とは
第2節 製造原価の分類☆
第3節 原価計算の方法
第8章 実際原価の計算
第1節 個別原価計算☆
第2節 総合原価計算☆
第9章 標準原価計算
第1節 標準原価計算
第2節 原価差異の計算と原因別分析☆
第10章 経営比率分析
第1節 経営比率分析
第2節 安全性の分析☆
第3節 収益性の分析☆
第4節 生産性の分析
第11章 損益分岐点分析等
第1節 直接原価計算
第2節 損益分岐点分析☆
第3節 戦術的意思決定☆
第12章 資金管理
第1節 資金増減原則
第2節 キャッシュ・フロー計算書の概要☆
第3節 キャッシュ・フロー計算書の作成☆
第4節 フリー・キャッシュ・フロー
第13章 資金調達
第1節 資金調達の形態
第2節 資本コスト☆
第3節 資本構成☆
第14章 資金運用
第1節 投資評価の方法(回収期間法)
第2節 投資評価の方法(正味現在価値法)☆
第3節 投資評価の方法(内部利益率法)☆
第4節 設備投資の評価☆
第5節 債券・株式・企業の価値☆
第6節 M&Aにおける企業価値☆
第15章 証券投資論
第1節 証券投資のリターンとリスク☆
第2節 ポートフォリオ理論☆
第16章 オプション取引
第1節 デリバティブ取引
第2節 オプション取引☆
第17章 税効果会計
第1節 税効果会計☆
第18章 連結会計
第1節 連結財務諸表の基礎知識
第2節 投資と資本勘定の相殺消去☆
「☆」は、本試験において、出題頻度が高い特に重要な論点です。
1. 科目紹介
中小企業診断士第1次試験における「企業経営理論」という科目が設置されている目的は次のとおりである。
企業経営において、資金面以外の経営に関する基本的な理論を習得することは、経営に関する現状分析及び問題解決、新たな事業への展開等に関する助言を行うにあたり、必要不可欠な知識である。また、近年、技術と経営の双方を理解し、高い技術力を経済的価値に転換する技術経営(MOT)の重要性が高まっており、こうした知識についても充分な理解が必要である。このため、経営戦略論、組織論、マーケティング論といった企業経営に関する知識について、以下の内容を中心に判定する。
1. 経営戦略論
(1) 経営計画と経営管理 (2) 企業戦略(3) 成長戦略 (4) 経営資源戦略
(5) 競争戦略 (6) 技術経営(MOT) (7) 国際経営 (8) 企業の社会的責任
(9) その他経営戦略論に関する事項
2. 組織論
(1) 経営組織の形態と構造 (2) 経営組織の運営 (3) 人的資源管理
(4) その他組織論に関する事項
3. マーケティング論
(1) マーケティングの基礎概念 (2) マーケティング計画と市場調査
(3) 消費者行動 (4) 製品計画 (5) 製品開発 (6) 価格計画
(7) 流通チャネルと物流 (8) プロモーション (9) 応用マーケティング
(10)その他マーケティング論に関する事項
2. 合格に向けた学習の進め方
企業経営理論は、第1次試験の他の6科目の土台となる科目であり、かつ、第2次試験とも関連性が高く、中小企業診断士試験合格のための最重点科目といえる。本科目の論点を効率良く理解していただくため、「本書の利用について」をご確認いただいた上で学習を進めていただきたい。
また、本科目で合格点を獲得するためには、過去試験問題の演習も必要である。本テキストの「過去問分析表を参考にしていただき、重要問題を中心に演習を繰り返していただくことで、さらに知識を深めていただきたい。本テキストを十分に活用して、皆様が合格という栄冠を勝ち取られることを、中小企業診断士講座スタッフ一同、心より祈念しております。資格の大原 中小企業診断士講座
本書の利用について
過去問分析表
「★」は重要問題ですので、過去問題集などを利用して確認しましょう
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
経営計画、意思決定、
企業戦略、SWOT分析、 ドメイン、 コア・コンピタンス、 C S R |
第11問
(スタートアップ段階) 第13問 (企業の社会的責任) |
第2問★
(ドメイン) 第10問 (リストラクチャリング) |
第1問★
(ドメイン) 第3問 (ライセンシング、買収) |
第1問★ (ドメイン) | 第2問
(情報的経営資源) |
多角化戦略、
M&A、 規模の経済、 経験曲線 等 |
第3問
(撤退障壁) 第5問★ (シナジー効果) 第6問★ (PPM) 第7問★ (規模の経済と経験曲線・経験効果) |
第1問★
(PPM) 第5問 (タイムベース競争) |
第2問★
(PPM) |
第2問★
(PPM) 第4問 (M&Aと戦略的提携) 第5問 (カンパニー制と持株会社) 第6問 (MBO) 第8問★ (規模の経済) |
第1問★
(多角化戦略) |
ポーターの競争戦略、
競争対抗(競争地位別) 戦略 |
第2問★
(競争状態に影響を及ぼす要因) |
第4問★
(仕入先/顧客に対する交渉力) |
第5問★
(競争戦略対応) 第6問 (コスト・リーダーシップ) 第8問 (バリューチェーン) 第7問★ (競争地位別戦略) |
第3問★
(VRIOフレームワーク) 第7問 (競争戦略と競争優位) |
第3問★
(VRIOフレームワーク) 第5問★ (業界の構造分析) 第6問) (バリューチェーンと垂直結合) |
イノベーション、
MOT 関連、 ベンチャー、 アーキテクチャ 等 |
第8問
(取引関係) 第9問★ (研究開発) |
第7問
(モジュール化の進展) 第8問(1)(2) ★ (技術開発型ベンチャー企業) 第9問 (イノベーション) |
第4問(1) (2)
(オープンイノベーション、大学との共同開発成果による起業) 第10問 (知的資産の戦略的経営) 第11問(1) (2) (エレクトロニクス産業、モジュール生産) |
第10問
(新製品開発などの進捗管理) 第11問★ (イノベーション) |
第7問
(取引関係) 第8問 (イノベーションと変革) 第9問★ (イノベーションの進化) 第10問 (製品開発期間の短縮) 第12問★ (技術開発型ベンチャー企業) 第20問 (オープンイノベーションや企業間システム) |
国際経営、
産業集積、 経済事情 その他応用問題 |
第4問
(MBI) 第12問 (海外でのモノづくり) 第19問★ (産業クラスター論) 第20問 (コーポレートガバナンス) |
第3問
(経営資源と持続的な競争優位) 第6問★ (デファクト・スタンダード) 第11問(1)(2) (海外進出) |
第9問
(アウトソーシング) |
第9問
(外部資金の獲得) 第12問★ (不測の事態への対応) 第13問★ (多国籍企業の戦略) |
第4問
(事業再編と買収) 第11問 (スリー・サークル・モデル) 第13問 (海外進出) |
過去問分析表2
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
マーケティングの基本構造 | 第30問(1) ~ (3)
(マーケティングの定義、マーケティングパラダイム、CSR、CSV) |
第33問
(マーケティング概念) |
|||
消費者行動 | 第27問(2)
(マーケティング・リサーチ) 第30問(1) ~ (3) (消費者行動分析、ライフサイクル、ライフスタイル、ライフコース) |
第30問
(消費者心理) 第31問(1) (2) ★ (商品購入後の心理的な緊張状態) |
第29問(1) (2)
(マーケティング・リサーチ) 第32問 (顧客が求める価値) 第33問★ (消費者の購買行動) |
第33問★
(消費者の購買意思決定) 第35問★ (消費者行動に与える他者の影響) |
第36問(1) (2)
(顧客レーションシップマネジメント) |
市場細分化と市場
ターゲットの決定 |
第30問(1) (2)
(標的市場の選択とマーケティング戦略) |
第30問
(マーケティング計画) |
|||
製品計画 | 第10問★
(市場の断層(キャズム)) 第27問(1) (果物のブランド化) 第29問 (2) (3) (サービス・マーケティング) 第32問★ (ブランド) |
第26問(1)~(3)
(PB商品導入) 第32問 (パッケージ) 第34問 (サービス) 第35問 (サービスのマーケティング業) |
第31問(1) ~ (3) ★
(ブランド、ブランド開発) |
第31問(1) ~ (3)
(製品開発のプロセス、コンセプト、競争戦略) 第32問 (ブランド) 第36問 (製品やサービスの概念) |
第31問
(製品開発) 第37問★ (ブランドマネジメント) 第38問★ (ブランドカテゴライゼーション) |
価格計画 | 第28問(1) ★
(価格・プロモーション施策) 第31問 (価格の位置づけ) |
第28問★
(価格政策) |
第27問
(価格政策) |
第28問★
(価格政策) |
第34問
(価格政策) |
チャネル戦略 | 第29問 (1) ★
(フランチャイズ方式) |
第29問 (1) (2) ★
(保管の目的、在庫) |
第26問(1) (2)
(マーケティング・チャネルと管理) |
第28問
(マーケティング・チャネルに関する意思決定) 第29問 (近年の流通チャネルの潮流) 第32問(1) (チェーンストア・オペレーション) |
|
プロモーションに
関する戦略 |
第28問(2)
(実店舗とインターネット店舗) |
第27問
(人的販売) 第33問★ (プロモーション) |
第28問
(売り手と顧客との関係性) |
第34問(1) (2)
(消費者が受け入れる情報、統合型マーケティングコミュニケーション) |
第35問 (1) (2) ★
(プロモーション・ミックス) |
その他 | 第1問★
(製品ライフサイクル) 第33問 (国際マーケティング) |
第29問(1) (2)
(フリーライディング、小売業者の行動がメーカーに与える影響) |
第32問 (2)
(顧客満足向上のための施策) |
過去問分析表3
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
経営組織の形態と構造 | 第15問
(組織形態、プロセスと経営戦略) 第21問 (1) (2) ★ (組織変革の必要性、組織変革の実施・定着段階) |
第12問
(組織デザイン) 第18問 (組織開発) 第19問 (組織スラック) |
第12問★
(機能別組織、事業部制組織、マトリックス組織) 第16問 (マトリックス組織) 第17問 (組織の成長段階と課題、有効性) |
第14問
(組織構造のデザイン) 第17問 (組織コミットメント) |
第14問
(チームの採用) |
経営組織の運営 | 第14問
(組織のコントロールシステム) 第16問 (職務特性モデル) 第18問 (企業組織の環境操作) |
第13問
(ヒューリスティックとバイアス) 第15問 (心理的契約) 第16問 (組織的公正) 第20問 (組織が環境変化に抵抗する理由) 第21問 (組織文化の機能と変容メカニズム) |
第13問
(部門間関係と組織編成) 第14問★ (官僚制の逆機能) 第15問 (チーム型作業組織) 第18問 (クライシス・マネジメント) |
第15問
(組織のコントロールシステム) 第20問 (SECIモデル) 第21問 (組織アイデンティティ) 第22問 (解凍−変化−再凍結モデル) |
第18問★
(組織学習) 第21問 (組織のライフサイクル) |
マネジメント理論
リーダーシップ |
第17問★
(目標による管理(MBO)) |
第14問
(バーナードのリーダーシップ理論) 第17問★ (職務拡大) |
第16問★
(モチベーション理論) 第19問 (組織文化とリーダーシップ) |
第15問★
(モチベーション理論) 第16問★ (パス・ゴール理論) 第17問 (パワーの源泉) |
|
人的資源管理 | 第22問
(戦略的人的資源管理) 第26問★ (能力開発) |
第19問
(RJP) 第20問 (360度評価) 第21問 (人材のダイバーシティの影響) |
第18問
(キャリアに関する命題) 第23問 (非正社員の質的基幹化) |
第19問
(業績インセンティブ制度) 第22問 (キャリア・アンカー) 第23問 (ストレス管理) |
|
労働法 | 第23問
(就業規則) 第24問 (労働者災害補償保険) 第25問 (合同労働組合) |
第22問
(賃金の支払い) 第23問 (退職) 第24問 (労働安全衛生法) 第25問 (各社会保険の目的) |
第22問★
(労働契約) 第23問★ (労働時間、休憩、休日) 第24問 (雇用管理) 第25問 (労働安全衛生、労災保険) |
第24問
(労働契約) 第25問 (解雇) 第26問 (賃金の支払い) 第27問 (変形労働時間制、裁量労働制) |
第24問★
(労働契約の期間) 第25問★ (割増賃金) 第26問★ (就業規則) 第27問 (懲戒) |
目次
第1章 経営戦略論の全体像
第1節 経営活動と経営戦略★
第2章 企業戦略
第1節 アンゾフの成長ベクトル
第2節 多角化戦略★
第3節 PPM★
第4節 国際化戦略★
第3章 競争戦略
第1節 業界の競争構造分析★
第2節 競争優位の戦略★
第3節 競争対抗戦略★
第4章 経営戦略個別論点
第1節 経営戦略の展開★
第2節 技術経営(MOT) ★
第3節 コーポレート・ガバナンスと企業の社会的責任★
第5章 マーケティングの基本構造
第1節 マーケティングの基礎概念
第6章 市場機会の分析
第1節 消費者行動分析★
第2節 マーケティング・リサーチ
第7章 標的市場の選定
第1節 ターゲット・マーケティング
第2節 市場細分化
第3節 標的市場の選択
第4節 製品ポジショニング
第5節 関係性マーケティング★
第8章 4P-製品戦略
第1節 製品概念とその拡張
第2節 製品の種類★
第3節 製品ミックス
第4節 製品ライフサイクル戦略★
第5節 ブランド★
第6節 サービス・マーケティング★
第7節 新製品開発★
第9章 4P-価格戦略
第1節 価格設定の基本方針
第2節 新製品の価格設定
第3節 価格設定戦術★
第10章 4P-チャネル戦略
第1節 流通チャネルの類型
第2節 マーケティングチャネルの類型
第3節 垂直的マーケティングシステム★
第11章 4P-プロモーション戦略
第1節 プロモーションとは何か
第2節 統合型マーケティング・コミュニケーション
第3節 コミュニケーション効果★
第12章 マーケティング個別論点
第1節 マーケティングの関連用語★
第13章 経営組織の構造
第1節 組織構造の設計原理
第2節 組織構造論★
第3節 組織の活性化・動態化★
第4節 組織構造のコンティンジェンシー理論
第5節 組織間関係
第6節 コンフリクト
第14章 組織行動論
第1節 組織文化
第2節 組織開発★
第3節 モチベーション理論★
第4節 職場集団のダイナミクス
第5節 リーダーシップ★
第15章 人的資源管理
第1節 人的資源管理の体系
第2節 人事・労務情報
第3節 雇用管理
第4節 教育訓練・能力開発の管理★
第5節 労働基準法★
「★」は、本試験において、出題頻度が高い特に重要な論点です。
運営管理(オペレーション・マネジメント)
中小企業診断士第1次試験における「運営管理(オペレーション・マネジメント)」という科目が設置されている目的は次のとおりである。
中小企業の経営において、工場や店舗における生産や販売に係る運営管理は大きな位置を占めており、また、近年の情報通信技術の進展により情報システムを活用した効率的な事業運営に係るコンサルティングニーズも高まっている。このため、生産に関わるオペレーションの管理や小売業・卸売業・サービス業のオペレーションの管理に関する全般的な知識について、以下の内容を中心に判定する。
I 生産管理
(1) 生産管理概論
(2) 生産のプランニング
(3) 生産のオペレーション
(4) その他生産管理に関する事項
II 店舗・販売管理
(1) 店舗・商業集積
(2) 商品仕入・販売(マーチャンダイジング)
(3) 商品補充・物流
(4) 流通情報システム
(5) その他店舗・販売管理に関する事項
2.合格に向けた学習の進め方
運営管理は、「生産管理」、「店舗・販売管理」の2つの大きな分野から構成される科目である。運営管理の主要論点を効率良く理解していただくため、本書の利用について」をご確認いただいた上で学習を進めていただきたい。
また、本科目で合格点を獲得するためには、過去試験問題の演習も必要である。本テキ
ストの「過去問分析表」を参考にしていただき、重要問題を中心に演習を繰り返していた
だくことで、さらに知識を深めていただきたい。本テキストを十分に活用して、皆様が合
合という栄冠を勝ち切られることを、中小企業診断士講座スタッフ一同、心より祈念して
おります。資格の大原 中小企業診断士講座
本書の利用について
「生產管理」過去問分析表
「★」は、重要問題ですので、過去問題集などを利用して確認しましょう。
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
生產管理概論 | 第1問★
(度数率) |
第1問★
(直行率) 第2問★ (見込生產) 第14問 (ロット生產) |
第1問★
(リードタイム) 第2問★ (生產形態) |
第1問★
(評価尺度) |
第2問★
(多品種少量生產) |
製品開発・製品設計 | 第3問★
(VE) 第5問 (開発プロセス) |
第6間★
(VE) 第7問★ (CE) |
第4問★
(VE) |
第3問
(製品設計等) |
|
工場計画 | 第2問
(レイアウト) |
第4問★
(SLP) 第5問★ (PQ分析) |
第5問
(SLP) |
第3問★
(レイアウト) |
|
生產方式 | 第7問★
(ライン生産方式) 第8問 (工程管理方式) |
第3問★
(ブッシュ・ブル) 第6問★ (工程編成) 第7問 (製番管理方式) 第21問 (生產ライン) |
第4問
(モジュール生産) 第9問 (かんばん方式) |
第11問★
(トヨ夕生產) 第20問 (生產改善) |
|
工程管理 | 第10問★
(PERT) 第11問 (線形計画法) |
第9問★
(指数平滑法) 第10問★ (ジョンソンの方法) 第17問 (流動数分析) |
第10問
(CPM) 第11問 (工数・余力) |
第4問
(スケジューリング) 第6問★ (PERT) 第7問 (基準日程計画) 第12問★ (需要予測) 第14問★ (現品管理) |
|
資材購買・外注管理 | 第12問
(常備品) |
第9問★
(MRP) 第12問 (内外作区分) 第20問 (内外作費用) |
第11問
(購買·外注管理) |
「生產管理」過去問分析表2
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
作業管理 | 第14問
(工程分析) 第15問 (內掛け法) 第16問★ (作業研究) 第17問 (作業者工程分析) 第20問 (マテハン) |
第15問★
(標準時間) 第16問 (連合作業分析) 第20問★ (動作経済の原則) |
第14問★
(標準作業) 第15問 (時間測定) 第16問★ (作業の分類) 第17問★ (サーブリッグ分析) |
第6問★
(工程分析) 第7問 (ワークサンプリング) 第10問★ (標準時間) 第13問★ (マテハン) 第14問★ (PDCA) 第16問 (余裕率) |
第8問★
(連合作業分析) 第10問★ (製品工程分析) 第15問 (PTS法) 第18問 (ワークサンプリング) |
品質管理 | 第13問
(TQM) |
第12問★
(新QC7つ道具) |
第13問
(品質機能展開) |
第17問
(管理図) |
第9問★
(QC7つ道具) 第16問① (対立仮説) 第16問② (統計量) |
設備管理 | 第18問
(信賴性) 第19問★ (設備総合効率) |
第18問★
(保全活動) |
第18問
(平均修復時間) 第19問 (設備投資) |
第18問★
(設備総合効率) |
第19問
(設備故障・保全) |
在庫管理 | 第9問
(総費用) |
第11問★
(EOQ) 第13問 (ものの流れの管理) |
第8問
(発注量) |
第12問
(在庫評価) 第19問① (売れ残り損失) 第19問② (発注量) |
第13問★
(資材発注) 第17問① (総費用) 第17問② (総費用) |
生產合理化・改善 | 第6問
(合理化) |
第19問★
(5W1H) |
第15問★
(ECRS) 第20問★ (改善施策) |
第1問★
(PQCDSME) |
|
生産情報システム | 第3問★
(CAD・CAM・CAE) 第8問 (工作機械) |
第5問
(機械加工設備) 第22問 (產業ロボット) |
第2問★
(CAM、CAE等) 第8問 (自動生產) 第21問 (3Dプリンター) |
第5問
(マシニングセンタ) |
|
その他 | 第4問
(ライフサイクル) 第21問 (MFCA) |
第21問
(資源有効利用促進法) 第22問 (HACCP) |
「店舗・販売管理」過去問分析表
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
店舗施設法律知識 | 第22問
(大店立地法) 第23問★ (中心市街地活性化法) |
第23問★
(都市計画法) 第24問 (建築基準法) |
第23問
(中心市街地活性化法) 第24問 (消防法) |
第23問★
(都市計画法) 第26問 (大店立地法) |
第21問★
(まちづくり三法) 第25問 (地域商店街活性化法) |
店舗立地と商業集積 | 第24問
(SC) 第25問 (商店街実態調査) |
第27問
(SC) |
第22問
(商店街実態調查) 第25問 (SC) |
第22問
(商店街実態調查) 第23問 (ライリーの法則) |
|
店舗施設 | 第29問★
(陳列) |
第25問★
(照明) 第26問 (色彩) 第30問★ (動線長) |
第29問
(フェイス数) |
第29問★
(ワンウェイ) 第30問 (色彩) |
第24問
(照明) 第29問★ (売り場づくり) |
商品予算計画 | 第28問
(粗利益率) 第30問 (月別平均法) |
第28問★
(売価値入率) 第32問★ (GMROI等 ) |
第28問
(GMROI等) 第31問★ (売価値入率) |
第27問★
(販売計画) 第28問 (人時生產性) |
第26問
(人時生產性) 第28問①★ (商品組み合わせ) 第28問②★ (販売計画) |
商品調達・取引条件 | 第37間
(在庫管理) |
第35 問
(在庫管理) |
第27問★
(商品仕入) 第30間★ (商品分類) 第33問 (在庫管理) |
第33問★
(発注方式) 第34問 (需要予測) |
第27問★
(品揃え) 第31 問 (在庫管理) |
価格設定・販売促進 | 第31問★
(ISM) |
第29問
(販売方法) 第31 問★ (ISP) |
第32問★
(販売促進の方法) |
第31問★
(価格政策) 第32問 (景品表示法) 第39問 (相関係数) |
第30問★
(ISP) 第36問 (相関係数) |
物流管理 | 第34問★
(物流センター) 第35問① (物流コスト) 第35問② (物流ABC) 第36問 (静脈物流) 第42問 (トレーサビリティ) |
第34問★
(エリア管理) 第36問★ (物流) 第37問 (物流ABC) 第38問★ (物流センター) 第43問① (トレーサビリティー) 第43問② (トレーサビリティー) |
第34問
(物流ネットワーク) 第35問★ (輸配送管理) 第36問★ (共同物流) 第37問 (物流センター) 第38問 (物流センター) |
第35問★
(輸送手段) 第36問 (ユニットロード) 第37問★ (小壳業の物流) 第38問★ (物流センター) |
第32問
(セービング法) 第33問 (ユニットロード) 第34問★ (物流センター) 第35問 (物流センター) |
「店舗・販売管理」過去問分析表2
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
流通情報システム | 第27問★
(PI值) 第38問★ (JANコード) 第39問★ (XMLを利用したEDI) 第40問 (ICタグ) |
第39問★
(JANコード) 第40問 (RFM分析) 第41問 (ABC分析) 第42問 (反応予測) |
第39問①
(バスケット分析) 第39問② (バスケット分析) 第40問 (ICタグ) 第41問★ (GTIN) |
第40問①
(バスケット分析) 第40問② (バスケット分析) 第41問★ (流通メッセージ) 第43問 (CVR) |
第37問★
(マーキング) 第39問① (バスケット分析) 第39問② (バスケット分析) 第40問 (オープンデータ) |
その他 | 第26間
(衛生管理) 第32問 (通販) 第33問 (商品販売) 第41問 (個人情報保護法) |
第33問
(通販) |
第25問①
(訪日外国人) 第25問② (消費税免税店制度) 第26問 (買物弱者) 第42問 (個人情報保護法) 第43問 (フラッシュマーケティング) |
第24問
(流通政策) 第42問 (HACCP) |
第38問
(HACCP) |
目次
第1章 生產管理概論
第1節 生產管理★
第2節 生產形態★
第2章 製品開発・製品設計
第1節 製品開発・製品設計
第2節 設計管理
第3節 VA.VE★
第3章 工場計画
第1節 設備レイアウト
第2節 SLP (Systematic Layout Planning)
第4章 生產方式
第1節 ライン生產方式★
第2節 セル生產方式
第3節 トヨタ生產方式
第4節 工程管理方式
第5章 生產計画と生産統制
第1節 工程管理★
第2節 スケジューリング手法★
第3節 需要予測
第6章 資材購買・外注管理
第1節 資材管理★
第2節 購買管理
第3節 外注管理
第7章 作業管理
第1節 作業管理★
第2節 方法研究★
第3節 作業測定★
第8章 品質管理
第1節 品質管理
第2節 品質管理手法
第3節 QC7つ道具
第4節 新QC7つ道具
第9章 設備管理
第1節 設備保全
第2節 設備の評価と更新
第10章 在庫管理
第1節 在庫管理と在庫管理の目的
第2節 ABC分析
第3節 発注方式★
第11章 生產合理化・改善
第1節 生產合理化及び改善★
第12章 生產情報システム
第1節 生產情報システム
第2節 工作機械
第13章 店舗施設法律知識
第1節 まちづくり三法
第2節 大規模小売店舗立地法★
第3節 中心市街地活性化法★
第4節 都市計画法★
第5節 建築基準法
第14章 店铺立地と商業集積
第1節 商圈
第2節 商業集積
第15章 店铺施設
第1節 店舖の機能
第2節 店舖設計★
第3節 照明
第4節 色彩
第5節 陳列★
第16章 商品予算計画
第1節 マーチャンダイジング★
第2節 商品予算計画★
第17章 商品調達・取引条件
第1節 商品ミックス計画
第2節 仕入方法
第18章 価格設定・販売促進
第1節 価格設定
第2節 販売促進★
第19章 物流管理
第1節 物流★
第2節 物流センター★
第3節 物流戦略★
第20章 流通情報システム
第1節 POSシステム★
第2節 GTIN (Global Trade Item Number) ★
第3節 その他のシンボル
第4節 RFID
第5節 EDI★
「★」は、本試験において、出題頻度が高い特に重要な論点です。
1. 科目紹介
中小企業診断士第1次試験における「経営法務」という科目が設置されている目的は次のとおりである。
創業者、中小企業経営者に助言を行う際に、企業経営に関する法律、諸制度、手続等に関する実務的な知識を身につける必要がある。また、さらに専門的な内容に関しては、経営支援において必要に応じて弁護士等の有資格者を活用することが想定されることから、有資格者に橋渡しするための最低限の実務知識を有していることが求められる。このため、企業の経営に関する法務について、以下の内容を中心に基本的な知識を判定する。
(1) 事業開始、会社設立及び倒産等に関する知識
(2) 知的財産権に関する知識
(3) 取引関係に関する法務知識
(4) 企業活動に関する法律知識
(5) 資本市場へのアクセスと手続
(6) その他経営法務に関する事項
2.合格に向けた学習の進め方
本書の利用について
経営法務は、大きく、会社法、知的財産権、民法その他の法律知識の3つに分けて学習を進めることが効率的な学習方法といえる。いずれも法律を扱う内容であるため、文章のみならず図表も使いながら効率良く理解していただくため、「本書の利用について」をご確認いただいた上で学習を進めていただきたい。
また、本科目で合格点を獲得するためには、過去試験問題の演習も必要である。本テキストの「過去問分析表」を参考にしていただき、重要問題を中心に演習を繰り返していただくことで、さらに知識を深めていただきたい。本テキストを十分に活用して、皆様が合格という栄冠を勝ち取られることを、中小企業診断士講座スタッフ一同、心より祈念しております。
資格の大原 中小企業診断士講座
会社関係の出題論点
「★」は、重要問題ですので、過去問題集などを利用して確認しましょう。
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
会社の設立 | |||||
機関 | 第3問★
株主総会への議案提出 |
第1問★
社外取締役 第2問(2)★ 株主総会招集通知の発送 |
第1問★
監査役、取締役 |
||
株式 | 第2問(1)(2)
先買権、オプション、累積投票制度 |
第2問(1)(3) ★
自己株式の取得、自己株式取得の株主総会決議 第19問 社債 |
第2問★
譲渡制限株式 第18問 上場準備中の株式移動 |
第1問★
株式併合、株式分割 第3問(1)(2) ストック・オプション 第4問(1)(2) 資本金 |
第4問
募集株式の有利発行 第7問 資本項目の計数変動 |
持分会社等 | 第17問
合同会社の特徴 |
第1問
株式会社と合同会社の比較 |
|||
組織再編 | 第18問★
会社分割と事業譲渡の相違 |
第3問(1)
会社分割 |
第2問
会社分割 |
第2問★
簡易組織再編と略式組織再編の比較 |
|
金融商品取引法 | 第18問(1)(2)
適時開示、有価証券報告書の虚偽記載 |
第22問★
金融商品取引法上の書類 |
|||
資本市場へのアクセス | 第21問
日本取引所の上場審査基準 |
第21問
東京証券取引所の市場別組織形態 |
|||
その他 | 第16問(1)(2)
外国会社の事業を行う場所、租税条約の特徴 |
第6問
出資に関する契約 |
知的財産権関係の出題論点
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
特許権 | 第7問
職務発明 |
第9問
特許発明の実施 |
|||
実用新案権 | 第6問
実用新案登録技術評価 |
第10問★
実用新案権と特許権の比較 |
|||
意匠権 | 第7問★
秘密意匠、登録無効審判 |
第12問
登録意匠制度 |
第8問
意匠登録出願 第9問 秘密意匠制度 |
第9問★
部分意匠、関連意匠 |
第8問
意匠の類似 |
商標権 | 第8問
商標登録の要件 第9問★ 不使用取消審判、不正使用審判、登録意義 |
第8問★
商標制度 第10問 商標制度 第11問(1)★ 地域団体商標制度 |
第10問
拒絶理由通知への対応 |
第10問★
立体商標 |
第12問
立体商標 第14問 マドリッド協定議定書 |
著作權 | 第10問★
著作者、同一性保持、侵害行為、著作者人格権 |
第7問
著作権および著作者人格権 第13問★ 著作権の制限 第14問 著作権および著作者人格権 |
第11問★
著作權、著作者人格権 第12問 著作権の保護期間 |
||
不正競争防止法 | 第6問
商品等表示 |
第9問
不正競争行為 |
第11問
周知表示同惹起行為、著名表示冒用行為 第12問★ 営業秘密 |
第13問
不正競争行為の例外 |
第11問★
不正競争行為 |
產業財產権全般・
応用問題 |
第13問(1)(2)
権利の存続期間の比較、更新登錄、存統期間延長 |
第6問
パリ条約 第11問(2)★ キャラクターに関する権利 第15問 国際的な生產委託契約 |
第6問(1)(2)
知的財産権の分割移転、移転登録の効力 第7間 産業財産権の存続期間 第8問 知的財產権侵害の損害賠償請求 |
第13問
パブリシティ権 第18問(1)★ 職務発明と職務著作 第18問(2) 共同発明と共同著作 |
民法その他の分野、倒産法制の出題論点
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
第13問
契約の成立 第14問 詐害的行為 第16問 準委任と請負 第17問 共有 |
第14問
行為能力 第16問 民事留置権、商事留置權 第17問 消滅時効 |
第3問
株式の相続 第16問 時効の援用 第17問★ 保証 第19問 相殺 第20問 法定相続分 |
|||
第15問(1)(2)
税制 |
第15問(1)(2)
契約の解除条項 |
第15問(1)(2)
国際売買契約 |
|||
第3問(2)
独占禁止法 第4問★ 中小企業経営承継円滑化法 |
第5問
中小企業経営承継円滑化法 第18問 製造物責任法 第19問 消費者契約法 第20問 不当景品類及び不当表示防止法 |
第5問
株価の算定方法 第23問 特定電子メールの送信の適正化等に関する法律 |
目次
第1章 株式会社の設立
第1節 会社と社員の責任
第2節 株式会社の設立
第2章 株式会社の構造
第1節 株式会社の区分
第2節 株式会社の機関★
第3節 取締役(役員等)と会社との関係★
第3章 株式、社債、会社の計算
第1節 株式★
第2節 社債
第3節 会社の計算
第4章 持分会社、外国会社
第1節 持分会社
第2節 有限責任事業組合
第3節 特例有限会社
第4節 外国会社
第5章 組織再編
第1節 合併
第2節 事業譲渡
第3節 会社分割★
第4節 完全親子会社
第5節 簡易・略式組織再編
第6章 資本市場へのアクセス
第1節 証券取引所
第2節 金融商品取引法
第3節 情報開示★
第4節 取引の安全の確保
第7章 知的財産権
第1節 知的財産権の意義と種類
第2節 特許権★
第3節 実用新案権★
第4節 意匠権★
第5節 商標権★
第6節 著作権★
第7節 著作権の成立と利用・保護★
第8節 著作権等に関する契約
第9節 不正競争防止法★
第8章 民法その他の法律知識
第1節 契約
第2節 契約の成立・有効要件
第3節 契約成立後の問題
第4節 債権★
第5節 典型契約
第6節 非典型契約
第7節 担保物権★
第8節 相続★
第9節 独占禁止法★
第10節 外国企業との取引
第9章 倒産等の手続き
第1節 倒産処理手続き
第2節 再建型手続き
第3節 清算型手続き
「★」は、本試験において、出題頻度が高い特に重要な論点です。
経営情報システム
1. 科目紹介
中小企業診断士第1次試験における「経営情報システム」という科目が設置されている目的は次のとおりである。
情報通信技術の発展、普及により、経営のあらゆる場面において情報システムの活用が 重要となっており、情報通信技術に関する知識を身に付ける必要がある。また、情報システムを経営戦略・企業革新と結びつけ、経営資源として効果的に活用できるよう適切な助言を行うとともに、必要に応じて、情報システムに関する専門家に橋渡しを行うことが想定される。このため、経営情報システム全般について、以下の内容を中心に基礎的な知識を判定する。
1. 情報通信技術に関する基礎的知識
(1) 情報処理の基礎技術
(2) 情報処理の形態と関連技術
(3) データベースとファイル
(4)通信ネットワーク
(5) システム性能
(6) その他情報通信技術に関する基礎的知識に関する事項
2.経営情報管理
(1) 経営戦略と情報システム
(2) 情報システムの開発
(3) 情報システムの運用管理
(4) 情報システムの評価
(5) 外部情報システム資源の活用
(6) 情報システムと意思決定
(7) その他経営情報管理に関する事項
2.合格に向けた学習の進め方
経営情報システムは、欧文や片仮名の用語が多く出てくる科目である。各分野の体系を意識しながら、過去問題をしっかりと攻略することが必要である。本テキスト並びに練習問題を十分に活用して、受講生の皆様が合格という栄冠を勝ち取られることを、中小企業「診断士講座スタッフ一同、心より祈念しております。
資格の大原 中小企業診断士講座
本書の利用について
「情報通信技術に関する基礎的知識」過去問分析表
「★」は、重要問題ですので、過去問題集などを利用して確認しましょう。
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
コンピュータの基礎 | |||||
ハードウェア | 第2問★
入出力インタフェース |
第1問★
周辺装置の特性 |
第1問★
機器構成 第2問 液晶パネル |
第1問★
伝送経路 第2問★ 処理速度・評価尺度 第3問 プリンタ 第4問 入力 |
第1問★
インタフェース 第7問 携帯端末管理 |
ソフトウェア | 第1問
ファイルシステム 第3問 OS管理者の管理項目 第4問★ プログラミング言語 |
第3問★
言語プロセッサ 第4問 プログラミング言語 第5問 IF文 |
第3問★
コンピュータの仕組み 第4問★ ソフトウェア 第5問 COUNTIF文 |
第5問★
OS |
第2問★
ソフトウェア 第3問 文字コード 第5問 OSS 第6問★ プログラミング言語 |
情報処理の形態と
関連技術 |
第6問
データ圧縮 第8問★ ファイル拡張子 |
||||
ファイルとデータベース | 第9問
SQL |
第6問★
RDB 第7問★ 正規化 第8問★ SQL |
第8問★
DB設計 第9問★ DB技術 |
第9問★
DB 第10問★ SQL |
第4問★
SQL 第8問★ 正規化 |
通信ネットワーク | 第10問
プロトコル 第11問★ 通信技術 第12問 DHCPサーバの機能 |
第2問★
Webサイト開発 第9問 ping 第10問★ 情報ネットワーク |
第7問★
Webコンテンツ 第10問★ MACアドレス等 第11問 無線LANルータ 第12問★ 電子メール |
第7問
検索サイト 第11問★ ネットワーク管理 第12問 端末のネット利用 |
第9問★
通信プロトコル 第10問★ ネットワーク 第13問 フィルターバブル |
システム性能 | 第7問★
システム構成 |
第11問★
スループット 第12問★ 信頼性 |
第13問★
RASIS |
第11問★
信賴性 |
|
その他 | 第5問
ソート・データ探索 |
第6問
データ型定義 |
第12問
QRコード |
「経営情報管理」過去問分析表
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
情報システムの
種類と内容 |
第13問
C10 |
第13問
ERP等 第15問 仮想化技術 |
第22問★
クラウドサービス |
第8問
開発技術 第14問 デジタルデータの処理 第15問 デジタルデータ活用 第16問 DWH 第23問★ クラウド |
第14問
ネットワーク |
システム開発 | 第15問★
システム開発手法 第16問 プロジェクト管理 第17問 UML 第18問 システム仕様書 |
第16問
図式化法 第18問★ アジャイル開発 第19問★ テスト |
第16問★
CoBRA法 第17問 ギャップ |
第17問★
ウォータフォール 第18問★ 見積もり手法 第19問 テスト★ 第20問 開発管理 第21問★ EVM |
第16問★
CMMI 第17問★ RFI・RFP 第18問★ 見積もり手法 第20問 クラス図 第21問★ テスト 第22問 EVM |
情報システムの運用管理 | 第14問
電子証明書 第19問 BYOD 第21問★ 暗号化方式 第23問 ITSMS適合性評価制度 |
第21問
OpenSSL |
第6問
シングルサインオン 第13問 個人番号カード 第18問 セキュリティ人材 第19問 ユーザ認証 第20問 クリックジャッキング |
第22問
FAR・FRR |
第23問
ソーシャルエンジニアリング |
情報システムと意思決定 | 第24問
推定 第25問 確率分布 |
第24問
データ分析技法 第25問 検定 |
第24問
需要予測 第25問 分散分析 |
第24問
回帰分析 第25問 測定尺度 |
第25問
意思決定 |
その他 | 第20問
BABOK2.0 第22問 事業継続のための高回復力システム基盤導入ガイド |
第14問
電子帳簿保存法 第17問 非機能要求グレード 第20間 モデリング技法 第22問 ISMSユーザーズガイド 第23問 ソフトウェア品質 |
第14問
ORiN2 第15問 システム開発の失敗 第21問 ISMS等 第23問 環境問題対応 |
第15問
EDI 第19問 EA 第24問 コンティンジェンシープラン |
目次
第1章 コンピュータの基礎
第1節 コンピュータシステム
第2節 コンピュータの仕組み
第3節 数値の表現
第2章 ハードウェア
第1節 CPU★
第2節 メモリ★
第3節 補助記憶装置(外部記憶装置)
第4節 入出力装置
第5節 入出力インタフェース★
第3章 ソフトウェア
第1節 ソフトウェアの体系と種類★
第2節 オペレーティングシステム
第3節 言語プロセッサとプログラム言語★
第4章 情報処理の形態と関連技術
第1節 情報処理の形態★
第2節 マルチメディアと関連技術★
第5章 ファイルとデータベース
第1節 ファイル
第2節 データベース★
第6章 通信ネットワーク
第1節 通信ネットワークの基礎技術
第2節 LAN★
第3節 インターネット★
第7章 システム性能
第1節 システム構成★
第2節 システム性能★
第8章 情報システムの種類と内容
第1節 情報システムの種類と内容
第2節 クラウドコンピューティング★
第9章 システム開発
第1節 システム開発の流れと開発工程の概要★
第2節 システム開発モデル★
第3節 アジャイル開発★
第4節 設計手法★
第5節 開発管理★
第10章 情報システムの運用管理
第1節 情報システムの運用
第2節 セキュリティ対策★
第11章 情報システムと意思決定
第1節 統計★
「★」は、本試験において、出題頻度が高い特に重要な論点です。
中小企業経営・中小企業政策
1. 科目紹介
中小企業診断士第1次試験における「中小企業経営・中小企業政策」という科目が設置されている目的は次のとおりである。
中小企業診断士は、中小企業に対するコンサルタントとしての役割を期待されており、中小企業経営の特徴を踏まえて、経営分析や経営戦略の策定等の診断・助言を行う必要がある。そこで、企業経営の実態や各種統計等により、経済・産業における中小企業の役割や位置づけを理解するとともに、中小企業の経営特質や経営における大企業との相違を把握する必要がある。また、創業や中小企業経営の診断・助言を行う際には、国や地方公共団体等が講じている各種の政策を、成長ステージや経営課題に合わせて適切に活用することが有効である。このため、中小企業の経営や中小企業政策全般について、以下の内容を中心に知識を判定する。
(1) 中小企業経営
1 経済・産業における中小企業の役割・位置づけ
2 中小企業の経営特性と経営課題
(2) 中小企業政策
1 中小企業に関する法規と政策
2 中小企業政策の役割と変遷
(3) その他中小企業経営・中小企業政策に関する事項
2.合格に向けた学習の進め方
中小企業経営・中小企業政策は、『中小企業白書』および『小規模企業白書』から出題される中小企業経営分野と、中小企業向け重要施策から出題される中小企業政策分野とに分かれる。両分野のグラフや図表を効率良く理解していただくため、「本書の利用について」をご確認いただいた上で学習を進めていただきたい。
また、本試験で合格点を獲得するためには、過去試験問題の演習も必要である。本テキストの「過去問分析表」を参考にしていただき、重要問題を中心に演習を繰り返していただくことで、さらに知識を深めていただきたい。
資格の大原 中小企業診断士講座
本書の利用について
中小企業白書と小規模企業白書について
「中小企業経営」過去問分析表
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
付属統計資料 | 第2問
産業別の中小企業数 第4問(1) 都道府県別の会社の常用雇用者数と個人事業所の従業者総数に占める中小企業の割合 第6問 小売業の事業所数、従業者数、年間商品販売額の推移 |
第1問(1)
小規模企業の企業数および従業者総数の割合 第4問 法人企業の企業規模別の主要財務指標 第9問(2) 製造業の事業所数、製造品出荷額等、1事業所当たりの製造品出荷額等 第10問 企業倒産件数、負債金額、要因別倒産軒数構成比の推移 |
第3問
卸売業の事業所数、従業者数、年間販売額、従業者1人当たりの年間販売額 |
第5問(1)(2)
規模別の自己資本比率、中小企業の従業者一人当たりの売上高 |
第2問(1)(2)
中小企業の企業数、従業者数の割合 第4問 産業別規模別付加価値額 第5問 中小企業の経営指標 |
創業・開業 | 第9問(1)(2)
起業における「地域需要創出型」と「グローバル成長型」の特徴 |
第1問(2)
中小企業の規模別業種別開業・廃業件数 第12問 わが国の起業希望者と起業家数 |
第6問(1)(2)
開業率・廃業率の推移、業種別開廃業率の分布状況 第7問(1)~(3) 起業希望者及び起業家の性別構成、年齢別構成、業種構成の推移 |
||
金融 | 第1問(1)(2)
企業規模別の財務状況、自己資本比率の改善 第7問 企業の資金調達における外部金融 |
第7問
小規模企業の資金調達方法 |
第11問(1)(2)
金融機関(国内銀行)の中小企業向け貸出、金融機関(国内銀行)の企業向け貸出 第12問 ABL |
第12問
公的信用保証制度の果たす役割 |
|
製造業 | 第8問(1)~(3)
わが国製造業の業種別の生産設備の平均年齢、わが国の企業部門の研究開発費の対GDP比の推移の国際比較、わが国製造業の研究開発費の推移 第10問(1) 製造業事業所の従業者規模別の新事業展開実施事業所数の割合 |
第3問(1)
直接輸出を実施している中小製造業の業種構成 第5問(1)~(3) 製造業とサービス業の平均給与と給与所得者数の推移、中小企業地域産業資源活用促進法に基づく事業計画の認定件数の推移と認定者別累計認定件数、中小企業地域産業資源活用促進法に基づく、地域産業資源の分類ごとの指定件数と事業計画として認定を受けた件数 |
第12問(1)(2)
工場立地件数と雇用予定従業者数の関係、従業者数で見た産業構成比の変化 第13問(1)~(3) 海外現地法人と国内法人の売上高経常利益率、海外で稼いだ利益の還元と再投資、業種別の海外現地法人の売上高経常利益率 |
第9問
中小製造業における直接輸出企業 |
第10問(1)~(3)
わが国GDPに占める製造業の割合、および事業所数、従業者数の推移 |
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
中小企業の経営
の特徴 |
第4問(2)(3)
三大都市圏中心市の所在しない道県の小規模企業と中規模企業の雇用割合、従業者規模別の管理的職業従事者に占める女性の割合 第10問(2) 新事業展開にて直面した課題についての規模別の比較 第11問(1)(2) 事業承継における現経営者と先代経営者との関係、事業承継において事業売却を行う場合の障害 第12問 中小企業におけるITの導入・活用 |
第6問(1)~(3)
クラウドソーシングサイトにおいて発注者が発注した仕事の内容、発注者がクラウドソーシングを利用するメリット、発注者がクラウドソーシングを利用する課題 第8問(1)(2) 商工会の会員数と経営指導に従事する職員数、商工会、商工会議所、中小企業団体中央会における実際の相談分野 第9問(1) 産業集積における都市複合型集積 第11問 経営者保証に関するガイドライン |
第2問(1)(2)
我が国の事業所数と従業者数の推移、事業所数と従業者数で見た産業構成比 第5問(1)(2) 小規模事業者が我が国企業全体に占める割合、小規模事業者の業種別構成 第8問(1)(2) M字カーブ 第9問 下請企業が常時取引する新事業者数と取引額の最も大きい新事業者への依存度 第11問(1)(2) 市場別、商品・サービス別に見た販路開拓の取組状況、開拓する市場別に見た売上目標が未達成の理由 |
第6問(1)(2)
小規模企業数の割合、小規模事業者・中規模事業者の個人事業者の占める割合、小規模企業の常用雇用者の有無 |
第8問
各成長段階で直面する課題 第9問 事業をM&Aする場合に重視する条件 第11問(1)(2) 中小企業の新事業展開の実施状況、実施していない企業の抱える課題 |
規模別比較 | 第3問(1)(2)
規模別、製造業、商業・サービス行別の労働生産性、資本生産性 |
第2問
中規模企業、小規模企業における個人事業者の割合 第7問 企業の規模別・利用形態別のITの導入状況 |
第1問(1)(2)
中小企業と大企業の売上高経常利益率の格差、中小k業の売上高固定費比率と売上高変動費比率 第4問 業種別の法人企業である中小企業の労働生産性の比較 第6問 地域ごとの企業規模別の従業者数割合 |
第1問(1)(2)
中小企業数の推移、企業規模別の企業数の推移 第2問 企業規模別業種別中小企業数の増減 第3問(1)(2) 企業規模別の経常利益の推移、経常利益の変動要因 第4問 規模別に見た貸借対照表における資産規模(総資産)の推移 第7問(1)~(3) 労働生産性、業種別の労働生産性、大企業の労働生産性の平均値を上回る中小企業 |
第1問(1)(2)
企業規模別の売上高、経常利益、設備投資の推移 第3問(1)(2) 企業規模別の従業者数、一者当たり従業者数の変化 |
その他 | 第3問(2)(3)
海外に子会社または関連企業を保有する中小企業の業種構成、海外子会社を展開している地域構成 |
第10問
イノベーション活動を実施した企業が経験したイノベーションの阻害要因 |
第8問(1)(2)
クラウド・コンピューティングの利用状況、クラウド・コンピューティングのメリット 第10問(1)(2) 直接投資を行なっている企業数の推移 |
「中小企業政策」過去問分析表
「★」は、重要問題ですので、過去問題集などを利用して確認しましょう。
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
中小企業基本法、中小企業憲章、中小企業支援法 | 第13問★
中小企業者の定義 第14問(1)(2)★ 中小企業基本法の基本理念 |
第13問★
中小企業者と小規模起業者の定義 |
第14問(1)~(3)★
中小企業者と小規模起業者の定義、中小企業基本法の基本理念 |
第13問★
中小企業者の定義 |
第14問(1)~(3) ★
中小企業者と小規模起業者の定義、中小企業基本法の基本理念 |
小規模企業活性化法等 | 第15問
小規模企業活性化法 |
第14問(1)~(3)
小規模企業活性化法、小規模企業振興基本法(小規模基本法)、商工会及び商工会議所による小規模事業者の支援に関する法律 |
第14問(1)(2)
小規模企業振興基本法 第15問(1)~(3) ★ 中小企業等経営強化法 |
||
金融・税制等 | 第28問
事業承継円滑化のための税制措置 |
第18問
交際費等の損金算入の特例 第23問 中小企業者、協同組合等における法人税の特例 第24問(1)(2) 事業承継税制の対象者、事業承継税制において納税が猶予されるもの |
第22問
予約保証制度 |
第23問(1)(2) ★
中小企業に対する税制上の特別措置 |
第22問(1)(2) ★
中小企業に対する税制上の特別措置 |
創業・経営革新・
新連携 |
第23問
新創業融資制度 第25問 創業促進補助金 第27問 経営革新計画における経営指標 |
第19問★
女性、若者/シニア起業家支援資金 |
第29問
経営革新 |
第20問
新連携 |
第16問(1)~(3) ★
中小企業等経営強化法 第20問 生涯現役起業支援助成金 |
ものづくり | 第26問
技術研究組合 |
第28問(1)(2)
ものづくり・商業・サービス革新事業 |
第17問
技術研究組合 第26問 中小ベンチャー企業、小規模企業等に関する特許料等の減免 |
第19問(1)(2)
革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金 |
第13問(1)(2) ★
中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律 |
中小企業の組合 | 第24問★
LLP |
第21問★
LLP 第26問 事業協同組合 |
第19問
商店街振興組合 |
||
高度化事業 | 第16問★
高度化事業 |
第23問(1)(2)★
高度化事業 |
|||
商店街・商業・
物流 |
第19問
地域商店街活性化事業 |
第21問
商業・競争力強化連携支援事業 |
第19問(1)(2)
地域・まちなか商業活性化支援事業 |
論点 | 平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 |
農商工等連携 | 第20問(1)(2)
農商工等連携促進法 |
||||
JAPANブランド
・地域資源 |
第22問(1)(2)
中小企業地域資源活用促進法、地域資源の認定 |
第16問★
JAPANブランド育成支援事業 |
第21問(1)(2) ★
JAPANブランド育成支援事業 |
||
下請 | 第20問(1)(2) ★
下請代金支払遅延等防止法 |
第22問★
下請代金支払遅延等防止法 |
第15問★
下請代金支払遅延等防止法 第18問 下請かけこみ寺事業 |
第16問(1)~(3)
下請中小企業振興法における振興基準 |
第18問(1)(2) ★
下請代金支払遅延等防止法 |
環境変化への適応 | 第18問
再チャレンジ支援融資制度 |
第20問
セーフティネット貸付制度 |
|||
小規模企業対策 | 第15問(1)(2)★
マル経 |
第27問
小規模事業者経営発達支援融資制度 |
第17問(1)~(2)★
マル経 |
||
共済 | 第17問(1)(2) ★
小規模企業共済制度の加入対象 |
第17問★
中小企業退職金共済制度 |
第16問★
小規模企業共済制度 |
第22問(1)(2) ★
経営セーフティ共済/中小企業倒産防止共済 |
第23問★
中小企業退職金共済制度 |
その他 | 第21問
商業に関する法律の制定時期 第29問 海外展開事業化可能性調査(F/S) 支援事業 |
第25問
雇用調整助成金 第27問 グローバルニッチトップ(GNT)支援貸付 |
第24問(1)(2)
海外ビジネス戦略推進支援事業 第25問 カイゼン指導者育成事業 第28問★ 事業引継ぎ支援センター |
第17問(1)(2)
中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン 第18問 事業承継ガイドライン |
第15問(1)(2) ★
中小企業政策を活用した事業承継 第21問 地域中核企業創出・支援事業 |
目次
序章 中小企業等の定義
第1節 中小企業と小規模企業の定義
第1章 2019年版 中小企業白書
第1節 平成30年度(2018年度)の中小企業の動向
第2節 経営者の世代交代
第3節 中小企業・小規模企業経営者に期待される自己変革
第4節 附属統計資料
第2章2019年版小規模企業白書
第1節 平成30年度(2018年度)の小規模事業者の動向
第2節 経営者の世代交代と多様な起業
第3節 小規模事業者の防災・減災対策
第3章 中小企業政策と中小企業基本法
第1節 中小企業基本法
第2節 中小企業憲章
第3節 小規模基本法
第4章 資金供給の円滑化及び自己資本の充実、税制
第1節 資金供給の円滑化・多様化
第2節 自己資本の充実
第3節 税制面での支援
第5章 創業、経営革新、新連携
第1節 中小企業等経営強化法
第2節 創業・ベンチャー支援
第3節 経営革新の支援
第4節 新連携の支援
第5節 経営力向上への支援
第6章 ものづくり
第1節 中小ものづくり高度化法
第2節 技術面の支援
第7章 連携・共同化
第1節 中小企業等の組合及び商店街振興組合
第2節 有限責任事業組合(LLP)
第3節 高度化事業
第8章 商業・物流支援
第1節 中小商業の振興
第9章 地域産業支援
第1節 農商工等連携促進法に基づく支援
第2節 中小企業地域資源活用促進法に基づく支援
第3節 JAPANブランド
第10章 雇用・人材支援
第1節 労働対策
第11章 取引支援
第1節 取引の適正化
第2節 下請中小企業の振興
第12章 経営安定支援
第1節 セーフティネット
第2節 災害対策
第13章 小規模企業対策
第1節 商工会等を通じた支援
第2節 小規模企業共済制度
「★」は、本試験において、出題頻度が高い特に重要な論点です。
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目次 – 診断士教科書 中小企業診断士 人気講師が教える 受かる! 勉強法
はじめに
本書を手に取り、読み始めたあなた!あなたの人生は、この瞬間から変わり始めています!
なぜなら、本書は中小企業診断士試験に合格するための最高のバイブルだからです。そして、中小企業診断士はスーパーマジックライセンスだからです。独立して経営コンサルタントや講師になるもよし、転職してより上のキャリアを目指すもよし、社内でより上のレベルの仕事をしてもよし、という資格です。この資格を取得すれば、人生が大きく変わります。
中小企業診断士試験の最終合格率は、3~5%しかありません。しかし、正しい学習方法を本書で知り、それを実践すれば、その合格率を飛躍的に上げることも可能になります。この本をしっかり読んで正しい学習方法を身につけ、人生を変えに行きましょう。
さて、中小企業診断士試験の対策書籍は世に多くありますが、その中で、本書の特徴は大きく3つあります。
1つ目の特徴は、本書の内容が受験初心者はもちろん、リピーターの方にとっても役に立つ内容になっているという点です。「診断士ってどんな資格?」「診断士のなり方」「診断士試験の勉強法」「科目別攻略法:第1次試験」「科目別攻略法:第2次試験」といった内容を網羅的に分かりやすく示している本は、あまりありません。中小企業診断士試験の全体像を把握し、合格のための秘策を知ることもできる内容になっています。
2つ目の特徴は、難関試験を扱っているにも関わらず、分かりやすい内容と構成になっているという点です。専門用語をできるだけ使わず、聞きなれた言葉で書いています。また、著者の豊富な指導経験に基づくコラムを随所に盛り込んでいるので、受験勉強中の息抜きに読んでいただければと思います。
3つ目の特徴は、本書の著者自身にあります。本書は二人による共著ですが、共に豊富な受験指導歴と抜群の実績を持ち、企業研修の講師業やコンサルティング業、東京都中小企業診断士協会の活動を通じて、実際に中小企業診断士として活躍している実務家でもあります。詳しくは本書の巻末にある著者のプロフィールをご覧いただければと思いますが、もしも知り合いに中小企業診断士の人がいたら、ぜひ、福島正人と青木公司を知っているかどうか、聞いてみてください。「ああ。福島さん、青木さん」という感じで評判を聞いていただければ、本書や著者にも、さらに親しみを持っていただけると思います。
本書で得た知識やノウハウは、中小企業診断士試験に合格するための大きな原動力に、きっとなるはずです。また、この本を読み終わった時に、自分の人生の中に確固たる道が見えるような、そんな内容を目指して執筆しました。そのノウハウをぜひ、皆さんのものにしてください。
そして、合格を目指すには、本気で勉強してください。自分の本気の人生を歩むため、スーパーマジックライセンスである中小企業診断士の資格を手に入れてください。合格後、皆さんには中小企業診断士としての輝かしくも新しい人生が広がるはず。著者の我々は、皆さんに、そのための最良の方法を示せるよう意識して、本書を本気で書きました。
近い将来、中小企業診断士になった皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
中小企業診断士 福島正人
中小企業診断士 青木公司
目次
はじめに
第1章 中小企業診断士ってどんな資格?
1-01 独立でも企業内でも活かせる資格
中小企業診断士の職業 ~独立している診断士は約4割~
企業に勤めていても活かせる資格
得意とする専門分野 ~経営の専門家~
1-02 企業経営者の強い味方
診断士は、経営の専門家
診断士は、経営者の相談相手
診断士は、他士業との連携役
1-03 診断士の花形・独立診断士
“診る” 〜診断士は、企業のお医者さん~
“書く” ~意外と多い! 調査業務~
“話す” 〜診断士受験対策講座の講師も~
“診る”“書く”“話す”は相互に連携
たくさんの人の役に立つ仕事
1-04 独立って本当にできるの?
独立で勝ち取る自由な世界
診断士の巨大なネットワーク
国家資格の強み
独立に必要な知識を持っている!
プロコンサルタント養成塾の存在
診断士の独立はハードルが低い
独立診断士は、助け合いの世界
診断士は、自分自身が商品
1-05 気になる診断士の報酬は?
公的業務と民間業務
報酬は民高公低
年間売上は501万円 ~1,500万円が多い
診断士に定年はない
1-06実は多い企業内で活躍する診断士
会社を中から元気にしていく企業内診断士
転職でステップアップ
副業として活動
1-07 どんな人が受験しているの?
年齢別 ~30歳代、40歳代が多い~
勤務先別 ~民間企業勤務者が多い~
1-08 独立診断士インタビュー 大石幸紀さん(40歳)
診断士の学習法:知識を定着化させるコツをつかむ
診断士を取得した効果:世界が広がった
独立開業への道:大事なのは決断
これから診断士を目指す方へ:診断士の出番がやってきた!
1-09 企業内診断士インタビュー 姫野智子さん(36歳)
診断士を目指した理由:社内でも社外でも通用する資格
第1次試験学習法:暗記カードで細切れ時間を活用
第2次試験学習法:相互採点で記述力UP
診断士、取ってからいっぱいよいことがある!
第2章 中小企業診断士のなり方 ~試験制度・実務補習・養成課程~
2-01 診断士の試験制度概要
誰でも受けられる! 第1次試験
最大の難関! 第2次試験
とても楽しい! 実務補習
2-02 第1次試験 ~科目合格制でチャンス拡大~
第1次試験は7科目×マークシート形式
第1次試験の合格基準 ~計画的な学習で合格ラインが近くなる~
科目合格制度 ~3年間で7科目に合格~
第1次試験の合格率の推移
科目免除 ~保有資格を再確認~
2-03 第2次試験 〜診断士になるための最大の難関~
第1次試験通過後、第2次試験のチャンスは2回
筆記試験 ~4つの事例問題~
口述試験 ~合格率99%以上~
第2次試験の合格率の推移
2-04 診断実務 ~大変だけど楽しい~
実務従事 ~中小企業のコンサルティング~
実務補習 ~よい提案だった。ありがとう!~
2-05 養成課程 ~第2次試験を受けなくて済むルート~
中小企業大学校 ~養成課程で診断士登録~
登録養成課程 ~診断士とMBAを同時に取得できるコースも~
養成課程・登録養成課程を選択するメリット
第3章 中小企業診断士試験の勉強法
3-01 これだけ広い! 抑えなければいけない試験範囲
診断士試験の試験範囲が広くなる理由はとてもポジティブ!
診断士の試験範囲はこれだ!
範囲は広範だが、すでに身につけている知識も!
3-02 合格のための年間の学習スケジュールはこれだ!
合格のための年間学習スケジュールの秘訣はこれだ!
年間学習スケジュール案はこれだ!
3-03 合格のための1週間のモデル学習時間はこれだ!
合格のための1週間のモデル学習時間の秘訣はこれだ!
計画を立てるだけでなく、実行管理をして途中で修正する
3-04 忙しい人のための学習時間捻出法はこれだ!
合格のための学習時間捻出法はこれだ!
学習時間を捻出することで、こんな効果もある
3-05 合格のためにはモチベーション維持が重要!
モチベーション維持がなぜ重要なのか
モチベーション維持のポイント
3-06 診断士資格取得のための王道の勉強法はこれだ!
診断士資格取得のための王道の勉強法はある!
まとまった時間、隙間時間の両方を活用する
知識のインプットと知識のアウトプットを上手に繰り返す
全科目ローリング学習する
3-07 独学の場合の勉強法
独学でも合格できるのか
独学で合格を勝ち取るためのポイント
3-08 資格スクールの場合の勉強法
資格スクールのメリット
資格スクール選びのポイント
資格スクールでの学習ポイント
3-09 受験情報の収集の仕方
受験情報は取り捨てが大事!
資格スクール及び受験指導をする講師から情報を掴む!
信頼できる受験生仲間を活用する!
診断士試験対策の書籍を活用する!
診断士試験関連のホームページ
3-10 サブノートは作るべきか
サブノートを作るメリット・デメリット
サブノートを作る
サブノートを作らない
失敗ノートは作ろう
3-11 学習場所の確保
集中できる学習の場は大切
学習場所のポジショニングマップ
生活スタイルを変えて、理想的な学習場所を作り出す
3-12 勉強会活用法
勉強会の種類とその特徴
自主勉強会の探し方
効果の高い自主勉強会
3-13 仕事の中から学ぶ
仕事は最良の学びの場
仕事で学ぶポイント
3-14 普段の生活から学ぶ
普段の生活も診断士受験につながる情報にあふれている
普段の生活から学ぶためのポイント
第4章 科目別攻略法
4-01 第1次試験の特徴と効果的な勉強法総論
100点を目指してはいけない
科目合格の合格ライン
基本の勉強法①: 全体学習をしよう
基本の勉強法②: ローリング学習をしよう
基本の勉強法③: アウトプット学習をしよう
4-02 第1次試験1科目目:経済学・経済政策の攻略法
経済学・経済政策とは
科目設置の目的・内容
学習のポイント:ニュース記事をチェック!
科目合格率の推移
過去問題にチャレンジ!
4-03 第1次試験2科目目:財務・会計の攻略法
財務・会計とは
科目設置の目的・内容
学習のポイント:財務会計学習の秘密兵器を利用する
科目合格率の推移
過去問題にチャレンジ!
4-04 第1次試験3科目目:企業経営理論の攻略法
企業経営理論とは
科目設置の目的・内容
学習のポイント①:他の科目とのつながりを意識する
学習のポイント②:第2次試験との並行学習が効果的
科目合格率の推移
過去問題にチャレンジ!
4-05 第1次試験4科目目:運営管理(オペレーション・マネジメント)の攻略法
運営管理(オペレーション・マネジメント)とは
科目設置の目的・内容
学習のポイント①:生産管理の学習には、工場見学がお勧め!
学習のポイント②:店舗・販売管理は、得点源とすることも可能
科目合格率の推移
過去問題にチャレンジ!
4-06 第1次試験5科目目:経営法務の攻略法
経営法務とは
科目設置の目的・内容
学習のポイント①:法律の活用場面をイメージする
学習のポイント②:具体的な事例に関心を持つ
科目合格率の推移
過去問題にチャレンジ!
4-07 第1次試験6科目目:経営情報システムの攻略法
経営情報システムとは
科目設置の目的・内容
学習のポイント:日常生活とつなげて理解する
科目合格率の推移
過去問題にチャレンジ!
4-08 第1次試験7科目目:中小企業経営・中小企業政策の攻略法
中小企業経営・中小企業政策とは
科目設置の目的・内容
学習のポイント①:まずは「中小企業白書の全体概要」から
学習のポイント②: 「中小企業施策利用ガイドブック」もチェック!
科目合格率の推移
過去問題にチャレンジ!
4-09 第2次筆記試験の攻略法(事例 I~IV共通)
第2次筆記試験とは
第2次筆記試験の構成
第2次筆記試験攻略法
4-10 事例Ⅰ:組織人事事例の攻略法
組織人事事例の構成
組織人事事例攻略法
4-11 事例II :マーケティング事例の攻略法
マーケティング事例の構成
マーケティング事例攻略法
過去問題にチャレンジ!
4-12 事例III :生産事例の攻略法
生産事例の構成
生産事例攻略法
4-13 事例IV:財務事例の攻略法
財務事例の構成
財務事例の攻略法
4-14 第2次口述試験の攻略法
口述試験の内容
口述試験攻略法
おわりに
目次 – 通勤時間で攻める! 中小企業診断士学習マップ最短合格法
改訂改題第2版刊行にあたって
本書は,普段お忙しい方に,中小企業診断士試験に短期間で合格していただくために書いたものです。
私自身は,中小企業診断士資格に興味を持ってから,取得するまでに長い時間がかかりました。最初のチャレンジでは,通信教育で勉強を始めたものの,テキストのボリュームの多さに圧倒され,最初の科目も終わらないうちに,勉強をやめてしまいました。次のチャレンジも全く一緒で,大量の教材だけが捨てられずに押入れに残りました。
当時,私はソフトウェア会社での仕事に行き詰まりを感じながら,日々の業務をこなしていました。コンサルティング会社に転職したいと考えたのは30歳を過ぎた頃です。しかし,コンサルティングの知識も業務経験も無く,資格も持っていません。転職活動では面接官から「もっと若いうちからキャリアを積んでおかないと転職は難しいよ」と言われショックを受けました。
しかし,過ぎてしまった日々は戻りません。これから,優秀な人々にどうやって追いつけばよいのかを考えました。その時,「すでに業界の人より出遅れているから,まずは効率的な勉強法をマスターしよう。その後に勉強すれば,追いつけるかもしれない」というアイデアが浮かびました。
そこで,徹底的に勉強法に関する文献を読み漁りました。さらに,勉強法だけでなく,心理学,NLP,脳科学,記憶術,速読術,成功法則などを研究し,実際にテストしながら本当に役立つ方法だけを取捨選択していきました。
その時に出会ったのが,本書でご紹介する学習マップでした。
学習マップを使った勉強法は,初めはすこし戸惑いましたが,使っていくうちに,非常に効果が高い事がわかりました。覚えることの全体像がすぐにイメージできますし,知識を分類・関連させながら覚えるためすっきり整理しながら記憶することができます。こうして覚えた知識は様々な切り口で自在に引き出すことができるため,まさにコンサルタントに向いている勉強法でした。
私は,この勉強法を使って,様々な事を覚えていきました。今までは,非常に狭いIT知識しか持っていませんでしたが,経営の知識,会計の知識,プロジェクト管理の知識などを吸収していきました。そして,コンサルティング会社への転職にも成功し,さらに顧客企業の業務知識,コンサルティング手法の知識などを数カ月以内に覚えました。結果,プロジェクトマネージャー,プロジェクトマネージャーを束ねる事業部のマネージャーと,順調に出世することができました。
仕事に学習マップを使い,その威力を実感した私は,中小企業診断士試験に再チャレンジすることにしました。その結果,驚くことが起こりました。主に平日の通勤時間などで勉強したにもかかわらず,1年足らずで1次試験,2次試験にストレートで合格することができました。1次試験は6割以上正解すれば合格するのですが,私は7割をはるかに超える点を取ることができました。80点以上の科目も3科目あり,余裕を持って合格できたのです。
以前の私のように,間違った勉強法で勉強しているために苦労している人はたくさんいます。そこで,学習マップを使った講座を開発し,インターネット資格学校の「中小企業診断士 通勤講座」を開校しました。最初はひっそりとしたスタートでしたが,幸いホームページを見て頂いたり,セミナーを聞いて頂いた方に評価して頂き,徐々に受講生が増えていきました。おかげさまで,通勤講座は2016年5月時点で10,000人以上の方が受講し,たくさんの合格者を出せる人気講座になりました。
このように,私は学習マップに出会う事によって,中小企業診断士資格を短期間で取得するだけでなく,コンサルティング会社への転職や会社内でのキャリアアップ,起業まですることができました。
私が皆さんにお伝えしたいのは効率的な勉強法をマスターしていれば,短期間で合格できるという事です。しかし多くの人は勉強法が間違っており,そのために途中であきらめたり,不合格になったりしているという事も事実です。そこで,本書では,私が運よく知ることができた効率的な勉強法「学習マップ勉強法」を使い,中小企業診断士試験に無理なく短期間で合格する方法を,出来る限りわかりやすくお伝えしたいと思います。おかげさまでたくさんの方に手にしていただき,改訂改題第2版となりました。
正しい方法で勉強を続けられれば合格は難しくありません。あとは,合格すると信じて毎日のスキマ時間で継続することです。本書が皆さんの夢を実現するきっかけになればこれほどの喜びはありません。是非,一緒に楽しく学んでいきましょう!
綾部貴淑
もくじ
はじめに
第1章 なぜか短期間で合格する人の秘密
01 勉強時間と合否は比例しない
02 「6つの思いこみ」が合格を阻む
03 大人の脳は「丸暗記」に向かない
04 1回目は流し読み程度
05 「完全主義」の人ほど合格できない
06 「ノートを作成する」のは無駄
07 通勤電車こそ勉強空間
08 過去問は読みものである
第2章 中小企業診断士試験を知ることからすべては始まる
09 そもそも中小企業診断士資格とは
10 診断士資格のメリットとは
11 診断士資格でひろがるチャンス
12 診断士の試験制度(1次試験・2次試験)
13 合格率の推移
第3章 最短で合格できる学習マップ勉強法
14 シンプルな学習マップ勉強法
15 学習マップ勉強法の基本的な流れ
16 学習マップ勉強法のメリットとは
17 1次試験までの3ステップ
18 学習スケジュールの立て方
19 学習スケジュールシート
第4章 学習マップ勉強法の基礎 学習マップの作成と復習方法をマスターしよう
20 学習マップの作成手順
21 5W1Hでキーワードを選ぶ
22 学習マップ作成のコツー基本編
23 学習マップ作成のコツー発展編
24 学習マップの復習“記憶フラッシュ”
25 学習マップを記憶するコツ
26 「感覚タイプ」を知ると効果的
27 アウトプットと学習マップ
28 学習マップの作成ツール
第5章 科目別攻略法と学習マップの作り方
29 「企業経営理論」の攻略法
30 「企業経営理論」の分野別対策
31 丸暗記では対応できない問題の対策
32 「企業経営理論」と学習マップ
33 「財務・会計」の攻略法
34 「財務・会計」の分野別対策
35 計算問題を得意にする方法
36 「財務・会計」と学習マップ
37 「運営管理」の攻略法
38 「運営管理」の分野別対策
39 「運営管理」と学習マップ
40 「経営情報システム」の攻略法
41 「経営情報システム」の分野別対策
42 「経営情報システム」と学習マップ
43 「経済学・経済政策」の攻略法
44 「経済学・経済政策」の分野別対策
45 「経済学・経済政策」と学習マップ
46 「経営法務」の攻略法
47 「経営法務」の分野別対策
48 「経営法務」と学習マップ
49 「中小企業経営・政策」の攻略法
50 「中小企業経営・政策」の分野別対策
51 「中小企業経営・政策」と学習マップ
第6章 2次試験を突破するロジックマップ勉強法
52 2次試験はどんな試験なのか
53 2次試験合格のポイント
54 ロジックを可視化する
55 ロジックマップ勉強法とは
56 ロジックマップの作成方法
57 実際にロジックマップを作る
58 ロジックマップの復習
59 ルール集と解答作成手順書
60 続けられる人が合格する
COLUMNフィンランド・メソッド
視野をひろげる
身の回りにある情報システム
実力以上に得点するテクニック
すぐ使える! 中小企業診断士試験の学習内容
目次 – 過去問で効率的に突破する! 最新版「中小企業診断士試験」勉強法 (DOBOOKS)
はじめに
中小企業診断士試験をはじめとして、世の中にはさまざまな試験がありますが、試験に合格する人には三通りのパターンがあると考えられます。
①飛び抜けて頭がよい
②他人の何倍も勉強した
③効率的な勉強をした
ひとつ目は、飛び抜けて頭がよく、一度読んだ文章は忘れず、数字を見ただけで計算結果がわかるような人です。二つ目は、他人の何倍も、何十倍も勉強する人です。寸暇を惜しみ、夜は遅くまで、朝は早くから机に向かい、努力することのできる人です。実際に試験に合格する人には、これら二つのパターンに入る人が多いように思います。
しかし世の中には、さほど頭がよいわけではなく、勉強も人並みにしかしていないのに、難関といわれる試験にパスする人が、少なからず存在します。それが三つ目のパターンである、効率的な勉強をする人です。
もし、あなたが①に属するならば、この本を読む必要はありません。私などがアドバイスしなくても、きっと合格されることでしょう。また、あなたに時間があり余っていて、②を目指したいといわれるなら、それを止めるつもりはありません。他人の十倍の勉強をすれば、大抵の試験は合格できると思います。しかし、あなたが①や②ではなく、③を目指したいということであれば、その方法を余す所なく解説いたしますので、ぜひ読んでみてください。
念のために申し上げますが、これは、まったく努力しなくても合格できるという意味ではありません。効率的とはいえ、勉強をするには努力が必要です。しかし、時間ばかりかけて勉強する方法に比べれば、はるかに少ない努力で、しかも確実に合格することができます。いわば、徹底的にムダを排除して、最短で合格するための勉強法です。
私が中小企業診断士試験の勉強を始めたのは4月に入ってからで、8月の1次試験までは、4ヶ月しかありませんでした。簿記の知識は多少あったものの、それ以外、仕事も診断士試験に関連するような内容ではなく、基礎知識のほとんどない状態からのスタートでした。予備校のカリキュラムに1次試験、2次試験を突破し、わずか半年余りの勉強で合格することができました。
私が本書で紹介する効率的な勉強法を始めたのは、高校時代です。「どうすれば余計な時間をかけずに確実に受験を突破できるか」を徹底的に研究した結果、志望校に現役で合格することができました。その後、しばらく勉強のブランクがありましたが、資格取得を目指すようになり、当時の方法がそのまま利用できることがわかったのです。なお、診断士試験合格後は、税理士試験にも挑戦し、約二年半で税理士資格を取得できました(試験には一度も落ちませんでした)。
まれに、「難関試験に合格できるのは、生まれつき頭がいいからだ」といわれることがあります。しかし、これまでさまざまな勉強法を研究してきたことで確信したことがあります。それは「試験の合否を左右するのは、頭の良し悪しではなく、効率的な勉強法を知っているかどうか」ということです。
特に、中小企業診断士のように出題範囲が広い試験で、戦略もなく、やみくもに勉強していては、いくら時間があっても足りません。診断士試験に臨む方こそ、効率的な勉強法を実践する必要があるのです。私の勉強法はさまざまな資格に応用できる方法なのですが、その中でも特に中小企業診断士の試験に適した方法であると確信しております。
本書ではまず、どんな試験でも最短コースで合格できる必勝パターンを明らかにしていきます。ですから、あなたが他の資格取得も考えているのであれば、その際にも役に立つことと思います。その後、必勝パターンを応用して、どうすれば診断士試験に合格することができるのかを、具体的に説明していきます。
本書が、皆さんの診断士試験合格のお役に立てることを、心より念じております。
令和元年12月
斎尾裕史
過去問で効率的に突破する! 最新版「中小企業診断士試験」勉強法 もくじ
はじめに
1章 どんな試験でも合格できる必勝法
資格試験をつくる人は、何を考えているのか?
そもそも試験勉強をするのは何のため?
求められている知識・能力は出題者が教えてくれる
自分はどれくらい「できない」のか?
点数を伸ばす、唯一の方法
中小企業診断士試験の概要
コラム1 これからのビジネスはファンタジー?
2章 過去問100%活用勉強法
何はともあれ、過去問から
テキストの通読で、過去問の解説が読めるレベルに押し上げる
本格的な勉強は、過去問研究から
受験勉強は、足りない知識・能力を埋めるだけ
仕上げは模擬試験、本番と思って臨め
コラム2 資格取得は戦略的に短期決戦で勝負しろ!
3章 暗記が苦手な人のための試験戦略
受かる勉強法、落ちる勉強法
ノートは「流れを理解する」ためだけに使う
暗記のゴールデンタイムを最大限に活用する工夫
効率的な暗記のための三段階
暗記アイテムをつくろう
暗記の「ベスト・コンディション」で試験に臨む
あなたにとってベストな方法がある
勉強する環境もベストを尽くす
コラム3 頼られるかバカにされるかどちらか
4章 1次試験最短合格のコツ
どの科目を優先的に勉強すべきか
暗記科目はどこまで覚えれば受かるのか
科目別勉強法1「経済学・経済政策」
科目別勉強法2「財務・会計」
科目別勉強法3「企業経営理論」
科目別勉強法4「運営管理」
科目別勉強法5「経営法務」
科目別勉強法6「経営情報システム」
科目別勉強法7「中小企業経営・中小企業政策」
コラム4 もっと観察力を磨け!
5章 2次試験に一発で合格するには
2ヶ月の勉強で2次試験に合格できるか?
2次試験で試される能力とは?
なぜ過去問が重要なのか
模範解答は比較検討せよ!
出題者の模範解答はひとつしかない
出題者はどのように問題をつくっているのか?
ヒントはひとつの設問に対応している
SWOT分析から始めるな!
切り分けた文章は、図示して整理する
全体を見てから答案を書き始める
強み・弱みの問題は、キーワードを探せ!
新規事業を問われたら?
中学生でもわかる文章を書く
多くのことを詰め込まない
因果関係のハッキリした文章を書く
主語より述語に気をつけろ!
「文」ではなく「名詞句」で答える
文字数がオーバーしたとき、苦労しない書き方
自分の文章を他人に読んでもらう、100字で要約する
事例IVは練習量で勝負
事例IVを攻略する
経営指標かんたん判定フローチャート
コラム5 「飲む、打つ、買う」ができて一人前
6章 試験当日、あと10点を稼ぐ方法
1点でも多く稼ぐための受験アイテム
試験会場に持って行くべきもの
合否を分ける試験当日のちょっとした工夫
口述試験に落ちるのはどんな人か?
コラム6 「中小企業の時代」にベストパートナーになる
巻末 2次試験解答のプロセス