管理栄養士試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)




管理栄養士の概要

管理栄養士は、病院の患者や高齢者で食事が取りづらい人、健康な人それぞれに合わせて専門的な知識と技術を持って栄養指導や給食管理、栄養管理を行います。国家資格であり、栄養士業務の中でもより高い水準の知識と技能が求められます。取得するには、いくつか方法があり、高校卒業後、管理栄養士養成施設に通い、卒業後に管理栄養士国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受ける方法や、栄養士から実務経験を重ねて取得する方法があります。

 

 

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管理栄養士試験の公式テキスト

公式テキストはありません。しかし、様々なテキストが販売されているため、そちらを購入して試験対策をしましょう。

管理栄養士のおすすめテキスト

1.「レビューブック管理栄養士 2020」(メディックメディア)

医療情報科学研究所 (編集)
メディックメディア; 2版 (2019/7/9)、出典:出版社HP

この本は、8年分の国家試験の各選択肢を正文化し、掲載しています。国試で重要度の高い内容が、一目で分かります。国試の出題基準に沿って、“幹から枝葉まで”丁寧に解説しているので、基礎からしっかりと理解できます。

2.「クエスチョン・バンク 管理栄養士国家試験問題解説 2020」(メディックメディア)

医療情報科学研究所 (編集)
メディックメディア; 16版 (2019/7/10)、出典:出版社HP

この本は、国試分析に基づき、898問を厳選し、第34回国試より出題の増える応用力試験がQRコード多く解けるようになっています。

3.「2020管理栄養士国家試験過去問解説集: <第29回~第33回>5年分徹底解説」(中央法規出版)

管理栄養士国試対策研究会 (編集)
中央法規出版 (2019/6/22)、出典:出版社HP

この本は、国試5年分を徹底解説した解説集です。新ガイドラインにも対応しています。

目次 – レビューブック管理栄養士 2020

はじめに

『レビューブック管理栄養士2020」は、第26~33回の過去8年分の管理栄養士国家試験問題を選択肢ごとに正文化し、出題基準に沿って内容を整理したうえで、必要な関連知識を補足した参考書です。

近年の管理栄養士国家試験では、応用力試験を含め、実践的な出題が増えてきています。こういった出題に対応するためには、基礎的な知識を確実に身に付け状況に合わせて応用できる想像力が必要です。これは、実際に管理栄養士として様々な現場ではたらく上でも重要な力だと言えます。

本書では、各項目を体系的に勉強できるように編集し、イラストや表を盛り込みながら、できるだけコンパクトにまとめました。過去に出題のあった内容は国試番号が付き、青字で掲載されているため、一目で出題頻度や重要度が分かります。

また、国試で直接問われることはなくても、国試を解く上で必要な事項や、管理栄養士として知っておくべき内容についても積極的に掲載いたしました。

管理栄養士国家試験受験生のみなさまは、仕事や学校の授業などで忙しい中、広範囲の学習を求められます。限られた時間の中、本書を最大限に活用することでみなさまの管理栄養士国家試験合格の一助となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

2019年7月吉日
編集者一同

医療情報科学研究所 (編集)
出版社: メディックメディア; 2版 (2019/7/9)、出典:出版社HP

本書の使い方

本書は、管理栄養士国家試験の正文集の形式で作成されています。まずは、授業の予習・復習として、また実習の合間や、電車の中で、休み時間に…とにかく繰り返し使いこんでください。本書は、皆さんの使い方次第で、ぐんぐん活用の幅が広がっていく本です!

●過去8年の国家試験で問われている内容は青字で表記、国家試験の問題番号を掲載しています。
●特に重要と思われる語句は赤字で示してあり、付録のチェックシートをかぶせると隠れます。
●各文章の冒頭の口を利用して、繰り返し学習時のチェックができます。

★★★
・第26~33回管理栄養士国家試験(8回分)で出題された回数に応じて★の数で重要度を示しています。
・国試頻出事項を押さえたい人は、まずは★がついているテーマから勉強しましょう。

重要度 出題のあった選択肢
★★★ 20個以上
★★ 10~19個
5~9個
なし 0~4個

国試番号
・文末の右上についている数字は国試番号です.
例:12052-5→2012年(第26回)52番の選択肢(5)

青字
・過去8年の国家試験で問われた箇所は青字と国家試験の問題番号で示しています。

イラスト・表
・文章ではなかなか理解しづらい内容は、イラストや表で示しています。

その他お役立ち機能
*脚注
・難しい用語、略語には脚注がついています。
・辞書を引かずに、『レビューブック』1冊で解決!

書籍内参照
・科目横断的な学習に役立ちます。

関連ガイドライン・調査などへのリンク
・詳細を確認する際にご利用ください。

『なぜ?』シリーズへのリンク
・関連する『なぜ?』シリーズの章を併せて読んで、理解を深めよう!

項目
・主要な疾患については、INTRO、症状、検査治療、食事療法の項目に分けて解説しています。
・疾患の全体像を流れに沿って理解することができます。

原則として各疾患の概要および食事療法については「2章人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」で説明しています。

・付属の赤シートで隠しながら勉強できます。

医療情報科学研究所 (編集)
出版社: メディックメディア; 2版 (2019/7/9)、出典:出版社HP

国家試験の学習方法

国試を突破するためには、以下のような学習方法が効率的です、

1 授業の予習・復習または、基礎固め
2 国家試験の問題演習
3 苦手科目は基本から再確認

1 予習・復習、基礎固め
体型的に学習し、知識を蓄え、整理しましょう。『RB』は辞書代わりにも使えるので、模試の復習にも使えます!

2 問題演習
身に付けた知識を実践で試してみましょう。『QB』でなら厳選された良質な過去問を解くことができます!

3 苦手対策
基本的な知識や考え方を頭に入れましょう。『なぜ?どうして?』シリーズでは、分野ごとに基礎から学ぶことができます!

関連書籍の紹介

クエスチョンバンク
管理栄養士国家試験問題解説2020
・厳選された過去問に加え、最新2年分の国試を全問掲載!
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■第16版■B5判■定価(本体4,500円+税)■ISBN978-4-89632-768-7

栄養士・管理栄養士のためのなぜ?どうして?
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主な臨床検査値

血液

検査項目・基準値 異常値で考えられる原因疾患など
↑…基準値以上、↓…基準値以下
赤血球数(RBC)
男性:410-610万/mm3
女性:380-530万/mm3
・末梢静脈血1µL中の値,赤血球の寿命は約120日細胞質だけの細胞であり,核はない.
↑:エリスロポエチン産生腫瘍(胃癌など)や脱水,ストレスなど
↓:造血障害,出血など
白血球数(WBC)
4,000-10,000/mm2
・好中球,好酸球,好塩基球,リンパ球,単球の総称,末梢静脈血1mm3中の値.
・炎症時などはCRPとともに上昇することが多い.
↑:好中球は細菌感染症など、好酸球はアレルギー疾患など.
リンパ球はリンパ性白血病など
↓:抗がん薬などの薬物,放射線療法など
ヘモグロビン(Hb)
男性:13-17g/dL
女性:11-16g/dL
・赤血球中に含まれる血色素(Hb)量.肺でのガス交換に重要な役割を担っている.Hbが減少した状態を貧血という.
↑:多血症など
↓:造血障害,出血など
ヘマトクリット(Ht)
男性:40-54%
女性:36-42%
・血液中の赤血球の占める容積比率 .
↑:多血症
↓:造血障害,出血など
血小板
13-35万/mm3
・末梢静脈血14日中の値,血液凝固系を促進し,止血に関与している.
・上昇時は血栓形成のリスクが高まり,低下時は出血傾向が出現するため打撲や転倒に注意する.
↑:慢性骨髄性白血病,脾臓摘出など
↓:急性白血病,悪性貧血,肝硬変,DICなど
血清鉄(Fe)
男性:59-161ug/dL
女性:29-158ug/dL
・食物より摂取され,生体内に吸収される.
・鉄欠乏性貧血は、Fe自体の摂取不足,または喪失の増加によって,血清Feが↓したものである.
↑:鉄過剰摂取へモクロマトーシスなど
↓:鉄欠乏性貧血など
MCV
83-93fL
・赤血球数.ヘモグロビン.ヘマトクリットから計算される赤血球指数.[p380参照]
MCV MCH MCHC 貧血の識別
鉄欠乏性貧血
溶血性貧血.再生不良性貧血
巨赤芽球性貧血
MCH
27-320pg
MCHC
31-37g/dL

炎症反応

検査項目・基準値 異常値で考えられる原因疾患など
↑…基準値以上,↓…基準値以下
C反応性たんぱく
(CRP)
≦0.3mg/dL
・組織の炎症や破壊があるときに上昇する.炎症病巣の存在や,炎症病変の程度を反映する.
↑:感染症,関節リウマチ,急性心筋梗塞,悪性腫瘍など

電解質・金属

検査項目・基準値 異常値で考えられる原因疾患など
↑…基準値以上.↓…基準値以下
ナトリウム(Na)
136-148mEq/L
・細胞外液の陽イオンの約90%を占める.浸透圧の維持や酸塩基平衡の調節を行っている.
・低ナトリウム血症では,全身倦怠感,意識障害,悪心,乏尿,けいれんなどが出現する.
↑:脱水,尿崩症など
↓:下痢・嘔吐,多飲,浮腫疾患など
カリウム(K)
3.6-5.0mEq/L
・細胞内液の陽イオンの主成分、浸透圧の維持や酸塩基平衡の調節を行っている.
・カリウムは筋収縮・神経伝達に重要な役割を担っている(特に心筋).
・高K血症は心停止につながる可能性があるため,迅速な対応,モニタリングなどが重要である.
↑:腎不全,アジソン病,溶血など
↓:嘔吐・下痢,クッシング症候群など
クロール(CI)
96-108mEq/L
・細胞外液の陰イオンの約70%を占める.浸透圧の維持や酸塩 基平衡の調節を行っている.Naなどの変化に伴って変動する。
↑:呼吸性アルカローシス(過換気症候群など),代謝性アシドーシス(下痢など)
↓:代謝性アルカローシス(嘔吐,原発性アルドステロン症など),呼吸性アシドーシス(呼吸抑制など)
カルシウム(Ca)
8.4-10.0mg/dL
・生体内に存在するCaのほとんどはリン(P)とともに骨組織内に存在する.血中濃度は副甲状腺ホルモンであるパラソルモン(PTH)や活性型ビタミンD3などにより調整されている.血中Caの大部分はアルブミンと結合しており、アルブミン濃度により値は変動する.
↑:ビタミンD過剰症,多発性骨髄腫,がんの骨転移など
↑:副甲状腺機能低下症,くる病,骨軟化症など
無機リン(P)
2.5-4.5mg/dL
・Piは,生体内に存在するPの1%程度であるが,PTH,活性型ビタミンD3,FGF23により調整されている。
↑:副甲状腺機能低下症,腎不全など
↓:ビタミンD欠乏症など

肝機能

検査項目・基準値 異常値で考えられる原因疾患など
↑…基準値以上,↓…基準値以下
アスパラギン酸アミノトンスフェラーゼ(AST)
10-35IU/L
・組織が障害されたときに血中に流出する酵素.ほとんどすべての細胞に存在するが,特に肝・心筋に多い.
↑:肝細胞癌,急性心筋梗塞,筋ジストロフィーなど
アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)
5-40IU/L
・細胞が障害されたときに血中に流出する酵素.肝臓・腎臓に多く存在する.
・AST,ALTが高値を示す場合,AST/ALT比も病態推定の指標となる.
・AST<ALT:慢性肝炎、伝染性単核球症、胆石症など
・AST/ALT比が2以上:筋ジストロフィー,脂肪肝など
アルカリホスファターゼ(ALP)
86-252IU/L
・血清ALPの由来臓器である肝臓,小腸,骨などの障害を反映
↑:閉塞性黄酒,範移性骨腫療
コリンエステラーゼ(ChE)
172-457IU/L
・肝臓における蛋白合成能を表す.
↑:ネフローゼ症候群,脂肪肝
↓:肝疾患(肝硬変,肝炎など),栄養状態不良など
総ビリルビン(T-Bil)
02-1.1mg/dL
・ビリルビンはHbの代謝産物である.
・T-Bilが2~3mg/dL以上で皮膚,眼球の黄染が出現する.
直接ビリルビン(D-BiD)
≦0.5mg/dL
・抱合型ビリルビン
・肝細胞障害時はAST,ALT,LDHの↑を伴い、閉塞性黄疸時は胆道系酵素(ALP,LAP,Y-GPなど)の著明な↑を伴う.
↑:肝細胞障害,肝内・外胆汁うっ滞など
γグルタミルトランスペブチダーゼ(Y-GT)
男性:7-60IU/L
女性:7-38IU/L
・担汁うっ滞などを反映して高値を示す.
・肝臓のほかに腎臓,膵臓,脾臓などに分布する.
↑:胆汁排泄障害,アルコール多飲や各種薬剤(抗てんかん薬,睡眠薬,副腎皮質ステロイドなど)の服用による酵素誘導

腎機能

検査項目・基準値 異常値で考えられる原因疾患など
↑…基準値以上,↓…基準値以下
尿量
1,000-2,000 mL/日
・2,500-3,000mLで多尿.
・400mL以下で乏尿,50-100mL以下で無尿.
尿pH
5.0-7.5
尿比重
1.005-1.030
血中尿素窒素(BUN)
9-20mg/dL
・肝臓での尿素合成の低下や,腎臓での排泄減少などによって変動する.BUN/Cr比が重要である.
・BUN/Cr>10:蛋白異化亢進時等の腎外性因子によりBUN↑と推測する.
・BUN/Cr<10:腎性因子によりBUN↑と推測する.
クレアチニン(Cr)
男性:0.7-1.2mg/dL
女性:0.5-0.9mg/dL
・Crは腎外性因子の影響をほとんど受けない(クレアチニンは尿細管で再吸収されず,ほとんどが尿中に排泄される)ため.腎機能指標として重要である.
↑:腎機能障害
クレアチニンクリアランス(Ccr)
男性:78.1-133.3mL/分/1.73m3
女性:64.9-114.3mL/分/1.73m3
・糸球体の濾過能力を示す指標である.
↑:妊娠など
↓:腎血流量低下,腎炎,腎不全など
尿酸(UA)
男性:3.0-7.7mg/dL
女性:2.0-5.5mg/dL
・核酸の構成成分であるプリン体の最終代謝産物.
・腎糸球体で濾過,近位尿細管で再吸収,遠位尿細管で分泌(一部)され,尿中に排泄される.
↑:痛風,骨髄腫,腎障害など
推算系球体濾過量(eGFR)
90mL/分/1.73m以上
・男性:194×Cr-1.094×年齢-0.287
女性:194×Cr-1,094×年齢-0.287×0.739
・年齢や性別を考慮に入れて推算された糸球体濾過量,血漿中のクレアチニン量と年齢のみで計算できるうえ、蓄尿などの手間がないため簡便に算出できるという利点がある.
↓:腎機能障害

栄養

検査項目・基準値 異常値で考えられる原因疾患など
↑…基準値以上,↓…基準値以下
総たんぱく(TP)
6.5-8.0g/dL
・血清中のたんぱく質総量.50~70%がアルブミンである.
・低たんぱく血症では浮腫を伴う場合が多い.
↑:脱水など
↓:出血,熱傷など
アルブミン(Alb)
4.5-5.5g/dL
・Alb<3.0g/dLで浮腫が出現しやすい.
↓:ネフローゼ症候群,たんぱく漏出性胃腸症,肝硬変など
プレアルブミン
(トランスサイレチン)
男性:23-42mg/dL
女性:22-34mg/dL
・アルブミンより半減期が短く,最近2~4日のたんぱく質栄養状態の把握に用いる.
総コレステロール(TC)
130-220mg/dL
・脂肪酸と結合しているエステル型と,結合していない遊離型の2種類のコレステロールを合わせたもの.
・TCは肝臓で合成,もしくは食物より摂取される.
↑:ネフローゼ症候群,甲状腺機能低下症など
↓:甲状腺機能亢進症,肝硬変など
トリグリセリド(TG)
30-135mg/dL
・グルコースが不足したときのエネルギー源として用いられ,摂取過剰のTGは脂肪組織や肝臓に貯蔵される.
・食事の影響を強く受けるため、早朝空腹時採血が原則である.
・TG≥150mg/dLで高トリグリセリド血症
HDL-コレステロール(HDL-C)
40-100mg/dL
・血管に付着する余分なコレステロールを除去して肝臓へ運搬する.動脈硬化の重要な指標である(p240参照).
・<40mg/dLで低HDL-コレステロール血症.
LDL-コレステロール(LDL-C)
60-139mg/dL
・動脈硬化性疾患の重要な指標である(p240参照).
・120~139mg/dLで境界域高LDL-コレステロール血症.
・≧140mg/dLで高LDL-コレステロール血症.
グルコース
随時:139mg/dL
空腹時:下限50-70mg/dL
上限110mg/dL
・小腸粘膜から吸収され,肝臓に運ばれた後,グリコーゲンに合成・分解される.
・食事やストレス,下垂体ホルモン,副腎皮質ステロイドなどの影響を受けるため,値には食事摂取の有無などを考慮する.
↑:糖尿病,クッシング症候群など
↓:インスリノーマなど
HbA1c
4.6-6.2%
・Hbとグルコースが結合したもの.1~2カ月間の平均的な血糖値がわかる。
↑:糖尿病や腎不全など
↓:赤血球寿命の短縮など
グリコアルブミン(GA)
11-16%
・糖が血清アルブミンと結合した糖化たんぱく.過去2週間の糖値をあらわす.
1,5-アンヒドログリシトール(1,5-AG)
14-40µg/mL
・グルコースに類似した構造を持つ.
↓:高血糖(尿中排泄量が増加するため)
医療情報科学研究所 (編集)
出版社: メディックメディア; 2版 (2019/7/9)、出典:出版社HP

目次

社会・環境と健康

社会と健康
健康の概念
公衆衛生の概念

環境と健康
生態系と人々の生活
環境汚染と健康影響
環境衛生

健康、疾病、行動に関わる統計資料
保健統計
人口静態統計
人口動態統計
生命表
傷病統計

健康状態・疾病の測定と評価
疫学の概念と指標
疫学の方法
バイアス、交絡の制御と因果関係の判定
スクリーニング
根拠(エビデンス)に基づいた医療(EBM)及び保健対策(EBPH)
疫学研究と倫理

生活習慣(ライフスタイル)の現状と対策
健康に関連する行動と社会
身体活動、運動
喫煙行動
飲酒行動
睡眠、休養、ストレス
歯科保健行動

主要疾患の疫学と予防対策
健康の概念
がん
循環器疾患
代謝疾患
感染症
精神疾患
自殺、不慮の事故、虐待、暴力

保健・医療・福祉の制度
社会保障の概念
医療制度
福祉制度
地域保健
母子保健
成人保健
高齢者保健・介護
産業保健
学校保健
国際保健

医療情報科学研究所 (編集)
出版社: メディックメディア; 2版 (2019/7/9)、出典:出版社HP

目次 – いちばんやさしい管理栄養士国家試験合格講座最新出題基準対応

はじめに

管理栄養士は、たくさんある栄養関係の資格の中で最高峰の資格です。

管理栄養士の資格を取得した後は、病院に勤務したり、事業所などの食堂で食事を提供したり、保健所などで栄養指導をしたりと活躍することができます。また、管理栄養士の資格そのものを活かさなくても、管理栄養十になるための広範囲な栄養や食品の知識を生かして、一般企業でレシピやメニューの開発、品質管理などを行うこともあります。最近では、フリーの管理栄養士として活躍される方もいらっしゃるようです。

さて、管理栄養士国家試験は年に1回実施されます。マークシートで200問出題されますが、120点以上で合格です。120点以上とれば誰でも合格できるのですから(もちろん出願資格がないといけませんが)、誰かよりも良い点数をとらなくても良いわけです。

そこで本書では、合格点(120点)をとるために必要最低限の知識を90講(90日分)にぎゅぎゅっと詰め込みました。そして、いちばんやさしい参考書という名前のとおり、できるだけシンプルにかみくだいて解説しています(ただし、学問的な正確さよりも国家試験で点数をとることに特化していますから、その点にはご留意ください)。

というわけで、本書を手にとっていただきたいのは、「学生時代に勉強したことなど忘れてしまったという働く栄養士さん」「初めて国家試験にチャレンジする働く栄養士さん」「なかなか点数が伸びない学生さん」「国家試験の直前にとりこぼしがないか確認したい皆さん」などです。

まずは、第1章から順番に読み進めてください。これによって国家試験の全体像がつかめると思います。その後、苦手な章や講を繰り返し勉強することをお勧めします。模試直前や本番直前には、本文中の図表だけをさらっと見直すことも効果的だと思います。

また、本書は実際の試験対策講義を意識して書いてありますので、一緒に勉強をする仲間を作って、本書を使ってお互いに講義し合うのもオススメです。「誰かに教える」というのは、記憶を定着させるのに効率的な勉強法の1つなんですよ。管理栄養士国家試験は誰かよりも良い点数をとる必要がないのですから、一緒に勉強をする仲間を作れると良いですね。

それから、(もちろん本書だけでも合格ラインに到達できるように執筆しましたが)余裕のある方は、本書を読み進めると同時に、過去問にもどんどんチャレンジしてみてください。本書でも各講ごとに模擬問題を用意していますが、過去問は最高の問題集ですよ。過去問を解いて解説を読むことで、記憶の定着が図れます。

管理栄養士国家試験に合格するということは、皆さんにとって、単に「合格する」というだけでなく、「夢への第一歩」であったり「人生のチャレンジ」であったりするのではないかと思います。本書が、皆さんの夢や人生のちょっとした「お手伝い」となりますように願っています。

2015年9月 著者

渡辺 睦行 (著)
出版社: 秀和システム (2015/9/28)、出典:出版社HP

CONTENTS

はじめに

プロローグ 管理栄養士の資格と国家試験について確認しよう
1 管理栄養士とは
2 管理栄養士国家試験とは

第1章 生化学基礎栄養学を中心に国家試験の基礎を理解しよう
第1講 糖質って何?
第2講 糖質の代謝1
第3講 糖質の代謝2
第4講 糖質の代謝3
第5講 脂質って何?
第6講 リポたんぱく質
第7講 脂質の代謝
第8講 コレステロール
第9講 たんぱく質って何?
第10講 アミノ酸の代謝
第11講 インスリン
第12講 脂溶性ビタミン
第13講 水溶性ビタミン
第14講 酵素
第15講 消化と吸収

第2章 色々な臓器と病気について勉強しよう
第16講 肝臓の働き1
第17講 肝臓の働き2
第18講 肝臓の病気
第19講 黄疸
第20講 肝臓が悪い時の食事
第21講 腎臓の働き1
第22講 腎臓の働き2
第23講 腎臓の病気と腎臓が悪い時の食事
第24講 浸透圧と浮腫
第25講 甲状腺ホルモンと副甲状腺ホルモン
第26講 副腎皮質ホルモン
第27講 副腎髄質ホルモン
第28講 副腎皮質・副腎髄質の病気
第29講 血圧
第30講 逆流性食道炎
第31講 胃
第32講 大腸の病気
第33講 貧血
第34講 心臓
第35講 肺の病気
第36講 痛風
第37講 熱中症と脱水
第38講 糖尿病

第3章 栄養バランスとライフステージごとの身体の特徴を勉強しよう
第39講 基準値を覚えよう1
第40講 基準値を覚えよう2
第41講 栄養バランスの基本を覚えよう
第42講 メタボリックシンドローム
第43講 脂質異常症
第44講 妊婦さん
第45講 先天性代謝異常
第46講 授乳と離乳
第47講 幼児期から思春期まで
第48講 更年期
第49講 高齢期
第50講 ストレス環境での栄養
第51講 基礎代謝とメッツ
第52講 病気と薬
第53講 透析
第54講 アシドーシスとアルカローシス
第55講 水溶性ホルモンと脂溶性ホルモン
第56講 活動電位
第57講 免疫のメカニズム
第58講 免疫とアレルギー
第59講 核酸とその代謝

第4章 栄養バランスや給食のこと栄養指導のことを勉強しよう
第60講 食事摂取基準1
第61講 食事摂取基準2
第62講 特定給食施設
第63講 給食のシステム
第64講 大量調理施設衛生管理マニュアル
第65講 食中毒1
第66講 食中毒2
第67講 感染症
第68講 行動変容
第69講 学習形態
第70講 栄養教育における色々な評価

第5章 食品成分など暗記するだけで点数になる項目を勉強しよう
第71講 健康増進法と健康日本21(第二次)
第72講 静態統計と動態統計
第73講 保健機能食品と特別用途食品
第74講 食品の表示
第75講 褐変反応
第76講 味や香りの成分
第77講 食品の物性
第78講 色々な糖の構造
第79講 色々な脂質の構造
第80講 油脂と油脂の酸化

第6章 ちょっと理解しにくい項目や栄春政策などを勉強しよう
第81講 食事バランスガイド
第82講 健康のための色々な政策1
第83講 健康のための色々な政策2
第84講 特定健診・特定保健指導
第85講 疫学や調査の進め方
第86講 危険度とオッズ比
第87講 敏感度と特異度
第88講 食事摂取量の測定法
第89講 損益分岐点
第90講 細胞のお話

用語索引

渡辺 睦行 (著)
出版社: 秀和システム (2015/9/28)、出典:出版社HP

プロローグ
管理栄養士の資格と国家試験について確認しよう

まず、お勉強を始める前に、管理栄養士がどういう資格で、どんな試験が行われるのかを確認しておきましょう。「そんなの知っているよ!」という方は読み飛ばしていただいても結構ですが、見落としたり勘違いしたりしていることがないか、念のため確認してくださいね。もちろん、この内容は試験に出題されるわけではないので、暗記しなくても大丈夫ですよ。

1管理栄養士とは
2管理栄養士国家試験とは

1管理栄養士とは
そもそも、皆さんが目指している「管理栄養士」ってどんな資格なのかご存じですか?なんとなく「栄養士の上級資格でしょ!」というくらいのイメージしか持っていない方もいるかもしれませんね。でも、「管理」の文字が付くか付かないかで、ずいぶん違う資格なんです。

●管理栄養士は栄養系では唯一の国家資格
管理栄養士は、栄養士法で定められた資格です。栄養士法では、管理栄養士は、厚生労働大臣の免許を受けて、以下の1~3に従事することを業とする者のことであると定められています。

①傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導
②個人の身体の状況、栄養状態等に応じた高度の専門的知識及び技術を要する健康の保持増進のための栄養の指導
③特定多数人に対して継続的に食事を供給する施設における利用者の身体の状況、栄養状態、利用の状況等に応じた特別の配慮を必要とする給食管理及びこれらの施設に対する栄養改善上必要な指導

ちなみに、栄養士は栄養士法で「都道府県知事の免許を受けて、栄養士の名称を用いて栄養の指導に従事することを業とする者である」と定められています。つまり、栄養士は都道府県知事の免許を受ける公的資格、管理栄養士は厚生労働大臣の免許を受ける国家資格という点が、大きく違います。

管理栄養士は栄養系では唯一の国家資格ですから、管理栄養士は栄養のプロフェッショナルなんですよ。

●管理栄養士が活躍する場所
それでは、管理栄養士の資格を取ると、具体的にどんな仕事ができるようになるんでしょうか?管理栄養士が活躍できる場所は、病院・診療所、食品企業、福祉施設、給食センター、保健所・保健センター、学校、寮、研究施設、スポーツ施設などです。特に病院でのNST(栄養サポートチーム)における管理栄養士の役割は大きく、その重要性は年々増していくものと考えられています。

こうした施設の栄養指導のお仕事は、採用が管理栄養士に限られることもあります(栄養士ではなく国家資格である管理栄養士を取得している必要があるんです)。管理栄養士は仕事に直結する資格なんです。

2管理栄養士国家試験とは
管理栄養士の資格を取るには、国家試験を受験して、合格しなければなりません。管理栄養士国家試験は厚生労働省の管轄なので、試験の詳細は厚生労働省のホームページで公表されています。ここでは、そのポイントについて確認しておきましょう。

●毎年3月に試験が行われ、5月に合格発表される
管理栄養士国家試験は年に1回行われます。その実施スケジュールは、毎年、だいたい以下の様になっています。

・受験願書配付時期…12月上旬~
・受験願書受付期間…1月上旬~中旬
・受験票郵送時期…3月上旬
・試験日…3月中旬から下旬にかけての日曜日
・試験結果発表時期…5月上旬

なお、受験手数料は6,800円です。また、試験は、北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県、沖縄県の各会場で行われます。全国すべての都道府県に受験会場があるわけではないので、注意してくださいね。

試験結果は、厚生労働省のホームページにて発表されるほか、合格者には厚生労働省から合格証書が合格発表後に送付されます。

ただし、こうした情報は、今後変更になる可能性もあります。最新の情報は以下の厚生労働省のサイトで公表されていますので、必ずご自身で確認してください。

http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/kanrieiyoushi/index.html

●試験はマークシート形式で120点以上で合格管理栄養士国家試験の内容は、マークシート形式のペーパーテストです。実技や面接はありません。
問題は全部で200問出題され、120点以上で合格です。試験科目は、以下の9科目となっています。

・社会・環境と健康
・人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
・基礎栄養学
・食べ物と健康
・応用栄養学
・栄養教育論
・臨床栄養学
・公衆栄養学
・給食経営管理論

なお、本書では、各講で扱う内容について、上記のどの科目に属するかをアイコンで表示しています(複数の科目にまたがる内容の場合は、複数のアイコンを表示してあります)。ただし、要は全部で120点取れば合格できるのですから、特に科目について意識する必要はありませんよ。

●受験するには資格が必要
管理栄養士国家試験は、残念ながら誰でも受験できるわけではありません。以下のいずれかの受験資格を満たしている必要があります。

①修業年限2年の栄養士養成施設(短大など)を卒業し、栄養士の資格を取得した後、決められた施設で3年以上栄養の指導に従事した者。
②修業年限3年の栄養士養成施設を卒業し、栄養士の資格を取得した後、決められた施設で2年以上栄養の指導に従事した者。
③就業年限4年の栄養士養成施設を卒業し、栄養士の資格を取得した後、決められた施設で1年以上栄養の指導に従事した者。
④就業年限4年の管理栄養士養成施設を卒業し、栄養士の資格を取得した者。
⑤修業年限が3年である栄養士養成施設であって、厚生労働大臣が栄養士法及び栄養改善法の一部を改正する法律(昭和60年法律第73号)による改正前の栄養士法第5条の4第3号の規定に基づき指定したものを卒業して、栄養士の免許を受けた者。

つまり、いずれにせよ栄養士の資格は事前に取得しておく必要があります。その上で、4年制の大学を卒業した方であれば、上記2に該当することが多いでしょう(大学が管理栄養士養成施設となっているかは、大学に確認してくださいね)。

あるいは、既に学校を卒業され、栄養士として働いている方であれば、1~3のいずれかに該当するでしょう(お勤めの施設が「決められた施設」に該当するかどうかは、その施設に確認してください)。この場合、就業年数の条件を満たしているかに注意してくださいね。

渡辺 睦行 (著)
出版社: 秀和システム (2015/9/28)、出典:出版社HP

2020年度版 管理栄養士・栄養士必携

日本栄養士会 (編集)
出版社: 第一出版; 11版 (2020/4/10)、出典:出版社HP

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