シスコ技術者認定のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)




シスコ技術者認定の概要

シスコ技術者認定には5つの段階があります。一番下のレベルのエントリーは、IoT時代のキャリア構築への足掛かりとなるものです。そして一番上のレベルのアーキテクトは、複雑なネットワークをサポートしたり、テクノロジー戦略を立てたりする能力を評価します。ICT業界で基本的なスキルのレベルアップを期待できる試験です。

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シスコ技術者認定の公式テキスト

公式ガイドブックがあります。試験のレベルが多いので、それに対応した対策本を選択する必要があります。市販の本としては、出版社の翔泳社とインプレスが多く発行しています。ここでは公式テキストだけでなく、市販のテキストもご紹介していきます。

シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301

はじめに

ネットワーク技術の世界へようこそ !
IoT(Internet of Things)の注目が高まる昨今、テレビやデジタルカメラ、スマートスピーカーなど、これまでには考えもしなかったようなモノまで、インターネットに接続し、これまではなかった利便性や体験をユーザに提供するようになってきました。ネットワーク技術が用いられる範囲が広がり続けている一方で、ネットワーク技術者は大幅に不足しているといわれており、優れたネットワーク技術者の育成は大きな課題として、業界全体で認識されています。

本書は、ネットワーク技術者の登竜門的資格として知られているCCNA認定を「ゼロから学習するための教科書」です。CCNA認定は2020年2月に大幅な試験改訂が行われ、試験範囲が変更となり、そちらに対応した書籍として、執筆を行いました。
筆者一同は普段、システムアーキテクチュアナレッジというIT技術専門スクールで、多くの未経験者にネットワーク技術を教えています。はじめは聞き慣れない用語の多さに、気持ちが折れそうになっている生徒の方を見かけることもあります。しかし、少しずつでも継続して勉強していくことで、合格という成果を得られています。
まずは「極力理解しようとしながら」、ときには「わからなければ読み飛ばして」進んでみてください。先に進むことで全体のイメージがつかめることもあります。その後、わからなかったところに戻り本質を理解することを続けていけば、合格へ近づいていけると思います。本書がその手助けになれば幸いです。
本書を通じ、読者がCCNA認定合格と、その後のネットワーク技術者としてのキャリアの充実を得られることを願ってやみません。
2020年6月
著者一同

林口 裕志 (著), 浦川 晃 (著), 中道 賢 (監修)
出版社 : 翔泳社 (2020/6/24)、出典:出版社HP

CCNA 認定試験概要

CCNA とは

Cisco Certified Network Associate を略してCCNAと呼びます。 CCNAは Cisco Systems社によって運営されているベンダー資格です。
Cisco Systems社は、ルータやスイッチなどのネットワーク機器分野において、グローバルリーダーであると自他ともに認める高いシェアを誇っています。本書が対象としているCCNA認定試験では、主にネットワークプロトコルへの理解と、Cisco製品を正しく扱う知識や技術を問われます。ネットワークプロトコルは言うまでもなく、スタンダードとなるCisco製品への理解を証明することにより、自身のキャリアの向上を実現できます。

CCNA認定資格を得るには

CCNA認定資格を得るには、下記の試験に合格する必要があります。試験の概要は表に記載の通りです。

・CCNA (200-301)

表 CCNA認定資格試験の概要

試験 試験番号 試験時間 出題数 備考
CCNA 200-301 120分 100問前後 英語・日本語対応

受験資格、受験の申し込み方法、受験日

受験資格は特にありません。
受験する場合は、試験センターを運用するピアソンVUEのWebサイトから申し込みます。
URL: https//www.pearsonvue.co.jp/clients/cisco.aspx

試験はCBT(Computer Based Testing)形式で行われるため、原則として任意の日 に受験が可能です。受験可能日はテストセンターにより異なるため、注意してください。

CCNA認定の有効期限

CCNA 認定の有効期限は、認定日から3年間です。認定の有効性を維持するためには、Cisco Systems社の指定する教育継続プログラムの受講や、試験への合格などが必要となります。再認定については、Cisco Systems社のWebサイトを参照してください。
URL:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/recertification-policy.html

CCNAの出題範囲

CCNA認定取得に必要となる試験「200-301」の出題範囲を表に示します。詳細については、次のWebサイトを参照してください。
URL:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/exams/current-list/ccna-200-301.html
本書ではこの出題範囲を基に、学習しやすいよう独自の構成で執筆しています。

表 CCNA(200-301)の出題範囲

 

注意点
設定要件や試験時間、問題数などは、Cisco Systems社により不定期に変更される場合があります。また、出題範囲は事前の通告なく変更されることがあります。
受験する際には、必ずCisco Systems社のWebサイトで最新情報を確認してください。

出題形式

試験では様々な形式で出題されます。

■ 選択問題
5つほどの選択肢から正解を選択する形式です。
■入力問題
入力フォームに正解を入力する形式です。特定の値やコマンドを回答させる問題はこの形式で出題されることが多いです。
■ドラッグアンドドロップ問題
複数の項目と選択肢をドラッグアンドドロップによって正しく結び付ける問題です。
■ シナリオ問題
特定のネットワーク構成に関して、複数の設問に回答する問題です。
■ シミュレーション問題
ネットワーク機器の操作を疑似的に再現した環境で、ネットワーク機器の設定を正しく行えるかどうかを問う問題です。一番の対策は実際の機器に触れることですが、ネットワーク機器は高価なことが多いので、独学の場合はシミュレータなどで代用します。

下記URLにて、試験形式についてのチュートリアルが公開されています。本番で落ち着いて対応をするために、受験までに一度は確認をするとよいでしょう。
URL: https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/exam-tutorial.html

CCNA認定に関してよくある質問

Q. 難易度は高いですか?
A. 簡単ではありません。
取得者が認定資格にふさわしい知識や技術を維持できるように、Cisco Systems社は定期的に試験を改訂しています。ただし、試験の大枠が変更されることはまれであるため、出題範囲についてしっかりと本質を理解することで、合格することは難しくなくなります。

Q. 特定の分野についてよく理解できない……。
A.その分野にこだわらず、前後の分野について学習を進めてみましょう。
ネットワークが動く様子は通常目に見えません。そのため、特定の分野についてどうしてもピンとこないことも珍しくありません。そのようなときはそこで立ち止まらず、前後の分野の学習を進めてみましょう。先に全体像を把握したり、関連性を理解したりすることで、疑問が解消することがあります。
また、著者が所属するスクールをはじめ、様々な企業がCCNA認定の取得希望者が 無料セミナーなどを開催しています。このようなセミナーに参加し、理解を深める方法もあります。

Q. 受験当日、受験会場での注意事項は?
A. 時間配分に注意し、ときには「問題を捨てる」判断も必要です。
持ち物を忘れない、集合時間に余裕をもって到着するなど、一般的な注意事項に加え 「試験では問題の解答順を受験者が決められない」ことに注意してください。「最初の方の問題で詰まってしまい、時間をかけすぎた結果、後半の問題に解答できずに失敗した」というのをよく聞きます。冷静に解けるか解けないかを判断し、ときには「問題を捨てる」判断も必要です。
また、問題は一度先に進むと前に戻れないようになっています。そのため慎重に回答を考えることも必要ですが、解き終わった問題には気を取られず、目の前の問題に集中するようにしましょう。

林口 裕志 (著), 浦川 晃 (著), 中道 賢 (監修)
出版社 : 翔泳社 (2020/6/24)、出典:出版社HP

本書の使い方

本書は次の内容で、CCNA認定の条件となる試験200-301試験合格への学習を進めていきます。

第1章~第16章:試験で問われるネットワーク技術の解説
200-301 CCNA試験で問われるネットワーク技術について、図や例を多用してわかりやすく解説します。各章末には、その章の内容を理解できたかどうかをチェックできる「章末問題」を用意しています。

第17章:模擬試験
章末の「章末問題」に加え、巻末に紙上模擬試験1回分を収録しています。試験に備え、制限時間内にすべての問題を解けるようにしましょう。解けなかった問題については、解説や第1章~第16章の説明を読み、その問題で問われている内容をしっかりと習得してください。
なお、本書に掲載している模擬試験は、実際の試験を参考に、紙面で再現可能な問題を中心に構成しています。このため、実際の試験問題とは様子が異なる部分があります。

読者特典:模擬試験(2回目)
各章末の「章末問題」、巻末の「模擬試験」に加え、本書の読者特典として翔泳社のサイトから「模擬試験(2回目)」のPDFをダウンロードできます。
ダウンロード方法の詳細についてはp.xivを参照してください。

コマンド名、コマンドの実行結果(例)について
本書では、コマンド名を覚えやすいよう、かつ索引などで引きやすいよう考慮して、本文中に掲載しています。
「ポイント」の囲み記事の中では、コマンド名を入力モードや実際に入力する内容を考慮した形で掲載しています。
また本書では、コマンドの実行結果を「例」として多数掲載しています。紙面の都合上、実行結果は任意の位置で折り返して掲載している場合があります。

構文表記について
本書では、機器の設定や設定確認に必要なコマンドを多数掲載しています。構文説明は、原則として次のルールに従って掲載しています。

・ユーザが値を指定する引数は、< >で括って示しています。
・[ ]の中の要素は、省略可能です。
・どれか1つを選択しなければならない要素は、< >で括り、縦棒(|)で区切。
て示しています。
・ 紙面の都合上、任意の位置で折り返して掲載している場合があります。

使用しているアイコン、マークについて

本書では、本文の補足説明を「ポイント」「参考」「注意点」の3つのアイコンで分類し、より進んだ理解を得るための助けとなるようにしています。また、特に出題頻度が高いテーマについては、見出しの横に「出る」「すごく出る」というマークを付けています。マークが付いているテーマは、より丹念に学習するようにしてください。

本書では、説明用の図版に、主に次のアイコンを使用しています。PCやスイッチなどには、必要に応じて「PC01」「PC02」「Switch1」「Switch2」といった名称を付記している場合があります。また紙面の都合上、図版内では略称(FastEthernet → Fa、○○プライオリティ値→プライオリティなど)を使用して掲載している場合があります。

林口 裕志 (著), 浦川 晃 (著), 中道 賢 (監修)
出版社 : 翔泳社 (2020/6/24)、出典:出版社HP

読者特典のダウンロード方法

本書の読者特典として、翔泳社のサイトから模擬試験(2回目)のPDFをダウンロードできます。下記Webサイトにアクセスし、記載の指示に従ってダウンロードを行ってください。なお、ダウンロードの際には、本書に記載しているアクセスキーが必要です。

・会員特典データのダウンロードには、SHOEISHATD(翔泳社が運営する無料の会員制度)への会員登録が必要です。
・会員特典データに関する権利は著者および株式会社翔泳社が所有しています。許可なく配布したり、Webサイトに転載することはできません。
・会員特典データの提供は予告なく終了することがあります。あらかじめご了承ください。

本書の記載内容に関する制約について

本書は、CCNA認定の対応試験「200-301」に対応した学習書です。CCNA 「認定は、Cisco Systems社(以下、主催者)が運営する資格制度に基づく試験であり、一般に「ベンダー資格試験」と呼ばれているものです。「ベンダー資格試験」には、下記のような特徴があります。

①出題範囲および出題傾向は主催者によって予告なく変更される場合がある。
②試験問題は原則、非公開である

本書の内容は、その作成に携わった著者をはじめとするすべての関係者の協力(実際の受験を通じた各種情報収集/分析など)により、可能な限り実際の試験内容に則すよう努めていますが、上記①・②の制約上、その内容が試験の出題範囲および試験の出題傾向を常時正確に反映していることを保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。

目次

はじめに
CCNA認定試験概要
本書の使い方
読者特典のダウンロード方法

第1章 ネットワークの基礎
1.1 ネットワークの基本とTCP/IPの概要
1.2 イーサネットLANの基礎
1.3 IPv4アドレッシングの基礎
1.4 TCPとUDP

第2章 Ciscoルータの初期設定
2.1 Ciscoルータへのアクセス方法
2.2 Ciscoルータの操作の基本
2.3 Ciscoルータの基本設定

第3章 ルータの機能とルーティング
3.1 ルータの基本設定と確認
3.2 ルーティングの基本
3.3 スタティックルーティング
3.4 ダイナミックルーティング

第4章 OSPF
4.1 OSPFOHLE
4.2 OSPFの設定と確認
4.3 OSPFのトラブルシューティング

第5章 ACL
5.1 IPv4の標準ACL
5.2 IPv4の拡張ACL
5.3 ACLのトラブルシューティング

第6章 NAT・DHCP.DNS
6.1 NAT
6.2 DHCP
6.3 DNS

第7章 Catalystスイッチの基本設定とVLAN
7.1 Catalystスイッチの構造と基本設定
7.2 VLANの概要
7.3 VLANの設定と確認
7.4 VLAN のトラブルシューティング

第8章 STP
8.1 STPの概要
8.2 STPに関連する機能
8.3 STPに関する設定と確認

第9章 EtherChannel
9.1 EtherChannelの概要
9.2 EtherChannelの設定

第10章 IPv6
10.1 IPv6の概要
10.2 IPv6アドレスの設定と確認

第11章 その他のインフラストラクチャサービスと運用
11.1 HSRP
11.2 HSRPの設定
11.3 QoS
11.4 SNMP

第12章 デバイスの管理
12.1 システムログの管理
12.2 NTPによる時刻の管理
12.3 CDP-LLDPによる隣接機器の検出
12.4 iOSの管理とその他の管理機能

第13章 ネットワークアーキテクチャ
13.1 LANの設計モデル
13.2 WANの基礎
13.3 VPN
13.4 クラウドコンピューティング

第14章 セキュリティ機能
14.1 セキュリティの基礎知識
14.2 ネットワークデバイスの保護
14.3 スイッチのセキュリティ機能
14.4 AAA

第15章 ワイヤレスLAN
15.1 ワイヤレスLANの基礎
15.2 ワイヤレスLANアーキテクチャ
15.3 ワイヤレスLANのセキュリティ
15.4 ワイヤレスLANの構築

第16章 ネットワークの自動化とプログラマビリティー
16.1 SDN の概要と実装
16.2 CiscoのSDNソリューション
16.3 ネットワークの自動化

第17章 模擬試験
解答・解説

索引

林口 裕志 (著), 浦川 晃 (著), 中道 賢 (監修)
出版社 : 翔泳社 (2020/6/24)、出典:出版社HP

 

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