ファイリング・デザイナー検定1級とは? ファイリングの組織リーダーを目指そう




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ファイリング・デザイナー検定とは

「ファイリング・デザイナー検定」という資格をご存じですか?

ファイリング・デザイナー検定とは、一般社団法人日本経営協会が、トータル・ファイリングシステムの知識技能に関する検定試験を行い、合格者に与える資格のことです。

あまり耳にしない資格のようにも思えますが、ビジネスファイルを管理することは不可欠であり、紙媒体にとどまらず、電子ファイルで溢れる現代において、我々が身につけておきたいスキルでもあります。

ファイリング・デザイナー検定の概要

この資格は、難易度別に1級から3級に分かれています。試験時間は1級のみ90分、その他は60分です。合格基準は、すべての級共通で正答率70%以上に設定されています。

試験日程はCBT方式にて7月、12月に実施されていて、1か月程度の期間で希望の日時を選択できるというシステムです。

受験料は、三級から順に4,000円、6,000円、8,000円となっています。

気になる合格率ですが、2018年度の平均合格率は48.2%となっています。

同年度の合格率が89.7%である3級と比べるとかなり難しく感じられますが、内容は2級の延長であり、合格率も極端に低いというわけではないことが分かります。

ファイリング・デザイナー検定1級の内容と範囲

一般社団法人日本経営協会によると、ファイリング・デザイナー1級は、組織内におけるトータル・ファイリングシステムを設計・維持管理・指導できる知識技能を有する者に与えられる資格とみなされています。

出題範囲としては、経営情報管理、トータル・ファイリングシステム導入・評価維持管理等推進全般に関わる実務・応用知識、電子記録媒体とマイクロフィルムに関する実務知識、社内教育・人材育成方法、ペーパーレスに関する実務知識、文書実務や情報公開に関する関連法整備動向及び規制緩和動向、行政文書管理の実務知識、先進事例研究などに当たります。

1級はどんな人向け?

1級の内容は、3級、2級よりもより専門的な知識が中心となるので、取得に向けた学習はより実務に役立つでしょう。

専門的な内容ではありますが、合格率が低すぎるというわけではないので、新社会人や就活生にもおすすめできる資格となっています。

まとめ

今回は、ファイリング・デザイナー検定1級について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

最も難易度の高い級ですので、合格するのは決して容易ではありませんが、よりオフィスワークに活かせる内容となっております。是非皆さんもこの機会に受検してみてはいかがでしょうか。