【最新】基本情報技術者試験は本当に役に立つ?就職や業務での評価について




高度IT人材となるための基礎的な知識・技能が問われる基本情報技術者試験は、受験者も多く知名度も高い資格の1つです。

基本情報技術者試験の合格のためには、ある程度の対策は必須であり、簡単な試験ではありません。しかしその分、資格を習得しておくと様々な場面で役に立つことは間違いありません。

今回は、基本情報技術者試験の概要や、この資格がどんな場面で役に立つのかを見ていきたいと思います。

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基本情報技術者試験の概要

情報技術にについて体系的な知識・技能を身につけることができるのが、基本情報技術者試験の大きな特徴の1つです。そのため、この資格取得の勉強はITに携わる広範囲の業務をカバーすることができます。
それでは、具体的にどのような分野から出題があり、どのような知識を身につける必要があるのでしょうか?午前試験と午後試験に分けて出題範囲を見ていきましょう。

午前試験は大きく3つの分野に分けて出題されます。

・テクノロジ系(80問中50問)
基礎理論、コンピューティングシステム、技術要素、開発技術

・マネジメント系(80問中10問)
プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント

・ストラテジ系(80問中20問)
システム戦略、経営戦略、企業と法務

配点についてはテクノロジ系が大部分を占めます。エンジニアやプログラマなど実際のシステムの開発や設計に関わる業務を行うのであればテクノロジ系の知識は必須となるでしょう。実際に自分で開発業務を行うことがなくとも、マネジメントやストラテジ系の知識を身につけておくことで、工数管理などのマネジメントや経営を行う際に役に立つはずです。

午後の出題範囲は以下の通りです

・コンピュータシステム(ハードウェア、ソフトウェア、データベース、ネットワーク)
・情報セキュリティ
・データ構造およびアルゴリズム
・ソフトウェア設計
・ソフトウェア開発
・マネジメント(プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント)
・ストラテジ(システム戦略、経営戦略・企業と法務)

特にコンピュータシステムに関すること、情報セキュリティに関することについての知識は、ITに少しでも関わる人であれば少なからず役に立つ内容です。現代のような情報社会において全ての人が、ITに関するリテラシー身につけておく必要があります。

エンジニアやプログラマを目指すのであれば、データ構造およびアルゴリズム・ソフトウェア設計・ソフトウェア開発に関する知識は、直接的に仕事に役立つはずです。自分の業務に直結する内容でなくても、用語や考え方にあらかじめ触れておくことで、ふとした会話や議論の理解が深まるでしょう。

自分でプログラムを書くことはなくとも、ITに関わる業務でマネジメントや経営を担う必要があれば、マネジメント・ストラテジに関わる知識が役に立ちます。

基本情報技術者試験は役に立つ?

それでは、一体どんな場面において基本情報技術者試験は役に立つのでしょうか?

業務で役に立つ

前項でも述べたとおり、基本情報技術者の試験範囲は非常に広く、身につけることができる知識・技能も多岐に渡ります。そのため、プログラマ、エンジニア、コンサルタント、ディレクター、経営者等それぞれの役割に必要な素養を身につけることができます。また、自分の業務内容に直結することがなくとも、立場の違う人と会話をするときに相手の話している内容を理解できるようになるという点でも、仕事に役立つ場面はかなり多いでしょう。

就職・転職活動

基本情報技術者試験は有名な国家資格の一つでもあるため、就職活動・転職活動にも役立ちます。
一般的にこの資格の習得が直接役に立つのは、転職活動の場合が多いようです。転職の応募条件としての一つに基本情報技術者資格が挙げられることもあります。勿論、資格だけでなくこれまでの実績や経験があることも大事ですが、国家資格として目に見える証明があることで、転職活動が有利に進むことは間違いありません。

新卒の就職活動の場合、既に持っているスキルや資格よりもポテンシャルを重視されることも多いため、必ずしも資格取得が採用に直結しません。しかし、基本情報技術者試験は簡単に取れる資格ではなく、それなりの対策と努力が必要です。資格取得に取り組む行動力と、実際に合格するまでの過程、そして最終的に身についた情報技術に関する知識・技能など、総合的なアピールとして非常に役に立つと言えます。

昇進・昇格・昇給

企業によっては昇進・昇格条件として基本情報技術者試験の資格取得が挙げられることもあります。スキルや能力は目に見えず、一緒に仕事をした人でなければ各々の実力はわかりません。そんなときに、基本的な情報技術に関する知識・技能を持っていることを証明する手段として、基本情報技術者資格は役に立つでしょう。

まとめ

基本情報技術者試験は出題範囲が広く分量も多いため、合格をするための十分な対策をする必要があります。しかしその分、知識・技能として役に立つ場面も多く、スキルの証明として役立つこともあります。

就職活動や転職活動、これからIT業界で活躍したいと思っている方がいれば、基本情報技術者試験の資格取得を目指してみては以下かでしょうか。

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