基本情報技術者試験の合格ために必要な勉強時間 – どのぐらい必要?




ITエンジニアの登竜門とも呼ばれている「応用情報技術者試験」ですが、自分のレベルに合わせて勉強時間を見積もることで、より効率的な勉強計画を立てることができます。一発合格するためにも、3つのレベルに分けて必要とされる勉強時間を見ていきましょう。

基本情報技術者試験とは

I試験要綱によると、対象者は「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」とされています。試験内容はITに関わる全ての人が身につけるべき知識・技能について出題される、ITエンジニアの登竜門とも言われる試験です。
難易度としては「ITパスポート」と「応用情報技術者試験」の間に位置付けられています。

基本情報技術者試験おすすめ通信講座を徹底比較!も確認する

基本情報技術者試験(FE)のおすすめ参考書・テキストランキング!も確認する

合格に必要な勉強時間

では、基本情報技術者試験に合格するためにはどの程度の勉強時間を確保するべきなのでしょうか?今回は簡単に3つのレベルに分けて、勉強時間と簡単な勉強方法について書いていきたいと思います。それぞれのレベルに合わせた詳細の勉強方法についてはこちら(別ページのURL)をご覧ください。

初級者 ほとんどIT技術に触れたことがない 100〜200時間
中級者 授業等で若干プログラミングに触れてきているが、分野に偏りがある 50〜100時間
上級者 すでにITエンジニアとして働いており、ITに関する全般的な知識がある

情報系の大学に所属しており体系的な授業を受けたことがある

50時間程度

 

初級者;情報処理に触れた経験がほとんどなく、知識を1から覚える必要がある人
今まで情報処理に触れる機会がなかった初学者にとっては、基礎的な用語を覚えることやIT全般の考え方から身につける必要があることから、100〜200時間の勉強時間が必要かと思われます。
体系的な知識を学べるテキストを1冊進めることは勿論のこと、少なくとも1ヶ月前には過去問に取り組み始め、過去問を解く⇨答え合わせ⇨解説を読むを繰り返すことをおすすめします。基本情報技術者試験は過去問と同じ問題も出題されるため、少なくとも3年分の過去問を解くことで一発合格に近づきます。

中級者:情報処理に触れた経験が少しある、授業でプログラミング等に触れたことがある
情報系の学部以外の理系学部では、情報処理の全般的な授業はなくとも入門編としてのプログラミングなどの授業を受ける場合もあります。また、業務内容の関係からデータベースやセキュリティなど特定の分野に関する知識を持っている人もいるかと思います。
このような中級者の場合、基礎的な用語や知識の前提がある程度身についていることから、自分の専門外の分野の勉強や過去問に注力することができるため、勉強時間も50〜100時間に収めることができると考えられます。

上級者;
すでにIT業界で働いておりITに関する全般的な知識がある、または情報系の学部に所属しており情報処理の体系的な知識が身についている人は、50時間程度の勉強時間を見込めば合格可能かと思われます。知識をインプットしていく勉強方法より、過去問を解くなかで知識の穴や苦手分野を埋めていくアウトプット中心の勉強方法をすることで、より効率的な対策を行うことができるかと思います。

全てのレベルの方へ

・自分のレベルに合わせて、インプット;アウトプットのバランスを考えた学習計画を立てる
・なるべく早めに過去問に取り組む
・過去問の間違えた問題を中心に取り組む

基本情報技術者試験おすすめ通信講座を徹底比較!も確認する