G検定ってどんな試験?認知度や将来性はどれくらい?




比較的新しい資格である「G検定」ですが、「みんな知っている資格なの?」「取得してもアピールにならなそう…」などと不安を感じる方もいるかもしれません。どれくらい認知されているのか、有名な資格かどうか、というのは資格の受験を決める上で重要なポイントになってきますよね。

それでは今回は、G検定の認知度や将来性についてご紹介していきます。

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G検定って?

そもそも、G検定とは「人工知能に関する基本知識を身に付けるための検定試験」のうちの一つです。現在、AI界隈で注目されている検定でもあります。

G検定は、JDLAという団体が主催する資格で、G検定のほかにE資格というものもあります。G検定がジェネラリスト(Generalist)向け、E資格がエンジニア(Engineer)向けといったように難易度別で資格が分けられています。今回紹介するのは、難易度が易しいG検定です。

試験時間は120分、問題数は230問程度。テキスト参照可能で、オンライン形式での自宅受験ができるのも特徴です。

それでは、気になる認知度は一体どれくらいなのでしょうか。

認知度はどれくらい?

実際には、認知度はそこまで高くはありません。IT業界以外の方にとっては、初めて耳にする資格と言う方が多いのが現状です。

しかし現在、急速にAIの技術は進歩しています。その普及によって、AI資格自体の認知度が年々上がっています。その中でもG検定は、受験者数が毎年増加していることもあり、情報系に携わる方々の中での知名度はかなり高まっています。

それでは、受験者数と受験者層についてみていきましょう。

受験者数と受験者層

2017年から2020年までの受験者数と受験者層について、以下に年別の受験者数と合格率をまとめました。

2017年:1,448人(56%)
2018年:4,668人(61%)
2019年:15,159人(71%)
2020年:26,100人(65%)

50 ~70%という合格率から、比較的合格しやすい試験であることが分かります。

また受験資格がなく、年齢制限がないため、10代から70代まで幅広い年齢層の方々が受験しています。20代~40代の受験者が多いです。かなり少ないですが、中には高校生の受験者もいました。

受験者の業種については、情報処理やソフトウェアなど、情報サービス業の方が多いです。その他の業界や学生の割合は、全体の10%ほどでした。

将来的に需要はあるのか

G検定は新しい資格試験であるため、累計受験者数は他の資格と比べるとやや劣ります。しかし年ごとの増加率を考慮すると、今後の需要はかなり高まることが期待されます。

またG検定は、一定以上のAIに関する知識を有していることを証明できます。AI関係の仕事をする場合には、就職や転職活動時にアピールとして活用することができるのもメリットです。

これからよりAI技術が広がって、いろいろな分野で取り入れられるようになることが予想されています。そのような世界で生きていく上で、教養のためにもG検定を取得しておくといずれ役に立つでしょう。

おすすめの対策

G検定を学ぶ上でおすすめの対策は、「参考書」あるいは「通信講座」です。

【参考書】
①深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第2版
ベストセラーでもあるG検定公式テキストの改訂版で、シラバスに準拠しているのでG検定の出題範囲を網羅して学ぶことができます。G検定の受験を考えている方や、ディープラーニングについて学びたいという方にお勧めの1冊です。

②ディープラーニング活用の教科書 実践編
様々な分野でディープラーニングがどのように取り入れられているかがよくわかります。AIに関する教養が身に付きます。

③ディープラーニング活用の教科書
ディープラーニングがどのように活用されているのか、事例をもとに紹介されています。多くの事例を扱っているので、ディープラーニングの活用と今後の展望がわかります。

【通信講座】
①アガルート
②資格スクエア
③ヒューマンアカデミー

まとめ

ここでは、G検定の認知度や将来性についてまとめました。

G検定を取得できれば、AI人材としてのスキルがあることが認められます。AIに関する知識を仕事に活かすことができ、キャリアアップにつながります。

仮に仕事で使わないにしても、今後の生活に大きく関わりのあるAIについて網羅的に学ぶことができれば教養として役に立ちます。少しでも興味を持った方はぜひG検定にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。