G検定は文系でも合格できるのか?内容から勉強法まで




最近話題のAI資格である「G検定」ですが、何となく難しそうなイメージを持っている方が多いかもしれません。特に文系出身で数学が苦手だと「文系でもとれるの?」「ITに関して無知だからどうせ受からない…」などと考えて受験を諦めてしまっている方も中にはいるのではないでしょうか。しかし、それは非常にもったいないです。結論から申し上げると、文系でもG検定に合格することは「可能」です。文系理系は関係ないです。文系の方の合格体験記に関しては、数多くの記事がヒットするのでぜひ検索して参考にしてみてください。

ここでは、数学があまり得意でない場合でも、G検定に確実に合格するために必要な知識と対策について紹介していきます。

G検定おすすめ通信講座を徹底比較!も確認する

G検定ってどんな資格?

G検定とは、JDLAが主催するAI資格の一つで、2017年から始まった比較的新しい資格です。AIの重要性が増している近年、注目度が高くなっています。時間は120分、問題数は200問ほどの試験です。オンライン受験が可能で、受験資格がないので誰でも挑戦することができます。

それでは、G検定ではどのような分野が扱われているのか、具体的な内容をみていきましょう。

G検定の出題内容

出題分野は大まかに分けると「人工知能」「機械学習」「ディープラーニング」の3つです。これをより細かく分けると以下の7項目になります。

・人工知能とは
・人工知能をめぐる動向
・人工知能分野の問題
・機械学習の具体的手法
・ディープラーニングの概要
・ディープラーニングの手法
・ディープラーニングの社会実装に向けて

概要や定義については、用語をしっかりと理解することで対応できます。公式テキストを利用してAI全般の内容を体系的に学ぶことができるので、前提知識がなくてもIT未経験でも安心して勉強に着手することができます。

どれくらいの数学の知識があればいいのか?

ここで一番不安になるのが、「数学」についてだと思います。普段数学を扱わない方にとっては、どれほどの計算問題が出てくるのかが気になるポイントでしょう。

まずG検定は数学の試験ではありません。数学の知識を問われる問題は出題されないのでご安心ください。

しかし、機械学習やディープラーニングの概念を根本から理解するために、数学の知識が必要になります。主に「線形代数」、「微積分」、「統計学」の分野の知識です。高校レベルの微分だけでなく偏微分などを使う場面が出てくるので、知らない人はG検定とは別に数学の勉強用の参考書を用意しておくとよいかもしれません。

また、高校レベルの数学は問題ないという方は、公式テキストや問題集を進めていく中で、その都度数学の知識を補完していけば十分です。G検定を受験する目的は、「AIの知識を深めること」ですので、用語や簡単な計算方法を抑えておけば問題ありません。

必要な勉強時間について

難易度は、比較的“普通”と言われているG検定。前提知識の個人差があるので一概には言えませんが、必要な勉強時間の平均は30時間ほどです。本番の試験まで約1か月~2か月あれば、しっかりと対策することができます。

計画的に勉強を進めていくことができるなら、2週間で集中して勉強するでも十分合格することができます。

また、数学が苦手な方に関してはそちらの復習時間を考慮しなくてはいけないため、40~60時間くらいを想定しておくとよいでしょう。100時間まで確保する必要はありません。

おすすめの対策について

それでは、G検定の勉強を進めていく上でおすすめの対策をご紹介していきます。独学でG検定合格を目指す場合、特におすすめしたいのが「通信講座」です。

おすすめの通信講座3社

参考書だけではカバーできない方、あるいは効率よく確実に知識を身に付けたいという方におすすめの通信講座を3社ご紹介します。
①アガルート
②資格スクエア
③ヒューマンアカデミー

また、カンペの作成もおすすめです。本番で検索をしながら解答のできるG検定では、検索力も1つの重要な要素になります。1問につき30秒ほどしか割けないG検定で、1問1問検索していては時間が足りなくなってしまいます。

そこであらかじめカンペに重要事項をまとめておくことで、問題に関連する用語の該当箇所をすぐに見つけることができます。検索に要する時間を圧倒的に削減できるので、勉強を進めながら重要箇所をカンペとしてまとめておくことをおすすめします。

知識はあるのに時間が足りなくて合格点に届かなかった…とうことがないように、日頃から問題を速く正確に解く練習をしておくとよいでしょう。

まとめ

G検定は、しっかりと対策をすれば文系出身でもITの前提知識がゼロでも合格できることが分かりました。

また、「オンライン形式で自宅受験することができる」、「カンペを見たり検索したりしながら問題に解答できる」など比較的受験のハードルは低いです。

仕事でAIに携わる方だけではなく、教養として身に付けたいという方や少しでもAIに興味を持っている方にもおすすめできるAI資格です。