G検定はどう対策すればいい?おすすめの参考書、通信講座まとめ




G検定とは

G検定とは、JDLAが主催しているAI系資格のうちの1つです。2017年から始まった、比較的新しい資格試験です。受験資格はないので、誰でも受験することができます。試験時間は120分のオンライン試験です。G検定は、基本的なAIの知識を身に付けているという証明になります。AI人材が重視されている近年、ますます需要が高まっています。

難易度はどれくらい?合格ラインは?

G検定の合格率は50~70%ほど、難易度としてはそこまで高くはありません。しっかり勉強をすれば確実に合格できる試験です。また、オンライン形式での試験なので、情報も検索しながら解答することができるというのもポイントです。

合格ラインとしては、得点が開示されていないので自己判断にはなります。目安としては、7割程度が合格のボーダーで、8割以上正答できれば確実に合格できると言われています。

内容の範囲は?

G検定の内容は、大きく分けて「人工知能」「機械学習」「ディープラーニング」の3つの分野です。シラバス準拠で大項目・中項目をまとめると、以下のようになります。

・人工知能とは(人工知能の定義、人工知能研究の歴史)
・人工知能をめぐる動向(探索・推論、知識表現、機械学習・深層学習)
・人工知能分野の問題
・機械学習の具体的手法(教師あり・なし学習、強化学習、モデルの評価)
・ディープラーニングの概要(ニューラルネットワークとディープラーニング、ディープラーニングのアプローチ、ディープラーニングを実現するには、活性化関数、学習の最適化、さらなるテクニック)
・ディープラーニングの手法(CNN、深層生成モデル、画像認識分野、音声処理と自然言語処理分野、深層強化学習分野、モデルの解釈性とその対応、モデルの軽量化)
・ディープラーニングの社会実装に向けて(AIと社会、AIプロジェクトの進め方、データの収集、データの加工・分析・学習、実装・運用・評価、クライシス・マネジメント)
・数理・統計

内容として知識問題だけでなくAIの最新動向も出題されることがあるため、普段から時事問題やニュースにも関心を持っておくとよいでしょう。

また、数学系の問題は1割弱出題されます。ただ、E資格のように応用数学の知識は必要ないので、数学ⅡBやⅢCなど初歩的な数学を理解できていれば問題ありません。

落ちた人、合格した人の違い

比較的合格率の高いG検定、どのように対策すれば合格することができるのでしょうか。ここでは、落ちた人はどういった対策が足りないのか、特徴についてまとめていきます。

①そもそも勉強時間が足りなかった
G検定合格のために必要な勉強時間は、およそ30時間と言われています。ただ、前提知識の有無でも変わってくるので、大体30~50時間ほどの幅があります。もちろん、必ずしも30時間必要というわけではありません。しっかりと勉強時間を確保することで、合格に近づくことができるでしょう。

②本番の時間が足りなかった
G検定の試験時間は120分間です。2時間もあるので一見長いように感じます。むしろ時間が余るのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし、実際には問題数が200~220問もあり、全問解き切るには1問を30秒のペースで解答していかなくてはなりません。

1つ1つ丁寧に解いて正答率を上げるのは大事です。しかし、合格のボーダーは7割以上です。時間が足りなくて半分しか解けなかった…ということがないように、普段から速く正確に解答できる練習をしておくとよいでしょう。

③検索に時間をかけすぎてしまった
本番の試験では、情報を検索しながら解答を進めることができます。しかし、問題数が多く1問につき30秒しか時間は割けないので、検索に気を取られていると合格点を取ることは難しくなります。

上記の①②③に注意して、しっかりと対策を行いましょう。

主な対策について

G検定の勉強の対策として、「参考書」あるいは「講座」の利用がおすすめです。

まず、おすすめ書籍を以下で紹介していきます。①がG検定対策のメイン教材として、②と③はG検定を受ける上で理解をより深めるための副教材としておすすめです。

①深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第2版
ベストセラーでもあるG検定公式テキストの改訂版で、シラバスに準拠しているのでG検定の出題範囲を網羅して学ぶことができます。G検定の受験を考えている方や、ディープラーニングについて学びたいという方にお勧めの1冊です。

②ディープラーニング活用の教科書 実践編
様々な分野でディープラーニングがどのように取り入れられているかがよくわかります。AIに関する教養が身に付きます。

③ディープラーニング活用の教科書
ディープラーニングがどのように活用されているのか、事例をもとに紹介されています。多くの事例を扱っているので、ディープラーニングの活用と今後の展望がわかります。

上記で紹介した書籍だけではなく、忙しい方でも受講しやすい対策講座もおすすめです。

【講座の紹介】

講座での対策もあります。各記事での詳細をご確認ください。

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まとめ

今回は、G検定の対策や勉強法について紹介しました。G検定の取得を目指している方や、AIの勉強をしたいと思っている方は、正しい対策法を知り、効率よく確実に合格を目指しましょう。