予備校講師の合格戦略 一種証券外務員試験 テキスト: 教えるプロが書いたガチでわかる本気で受かる本




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はじめに

外務員資格試験へ向けて、皆さんが最大の学習効率で合格へ到達できるよう、”教えるプロ”である筆者が書き上げたのがこのテキストです。

「第0章」に書かれた指示通りに日々勉強を積み重ねれば、合格の可能性は飛躍的に増大します。あとはあなたのやる気次第です。健闘を祈ります。

全体構成

本書は、大きく分けて次の二部構成になっています。

❶ 下記目次の第14章まで:二種範囲
第0章にある各章毎の配点なども含め、二種外務員試験の受験を想定して書かれています。

❷ 上記の後の部分:一種固有部分
これを❶に追加すると、全体で一種外務員試験範囲全体を網羅します。

〈注〉第0章「二種外務員試験対策学習の前に」は、配点等に関して一応二種外務員試験を想定していますが、そこに書かれた内容は一種外務員試験にもそのまま適用可能です。一種を受験する方は、まず最初に「第0章」に続いて「一種部分・はじめに」を読み、二種と一種の違いを頭に入れてから学習にとりかかるとよいでしょう。

目次

はじめに
第0章 二種外務員試験対策学習の前に
第1章 証券市場の基礎知識
第2章 金融商品取引法
第3章 金融商品の勧誘・販売に関係する法律
第4章 協会定款・諸規則
第5章 取引所定款・諸規則
第6章 株式業務
第7章 債券業務
第8章 投資信託及び投資法人に関する業務
第9章 付随業務
第10章 セールス業務
第11章 株式会社法概論
第12章 経済・金融・財政の常識
第13章 財務諸表と企業分析
第14章 証券税制
一種部分・はじめに
第15章 信用取引
第16章 先物取引
第17章 オプション取引
第18章 デリバティブ取引のその他

〈注〉「推奨学習順」については、二種→第0章2(3)、一種→一種部分・はじめにを参照。
〈※〉『広務教育ラボ』のサイトにおいて、本書の内容を「eラーニング」や「動画」で学べる教育システムを紹介しています。

二種外務員試験対策学習の前に

証券外務員試験(二種)の元になるのは、日本証券業協会発行の『外務員必携』(これ以降、『必携』と呼びます)という書籍です。『必携』は、B5サイズ3冊分冊で、全14章、総ページ数1400ページ(しかも、改行少ない純文学調)による大著です。この書籍、および外務員試験の問題は、外務員が知っておくべき700超の項目を協会がピックアップして作った「シラバス」に即して作成されます。

そこで本テキストは、『必携』をベースに、内容を取捨選択して書かれています。その中にあって、この「第0年」だけは『必携』には含まれないですが、これから試験対策として勉強を進める上で、あるいは将来証券外務員として「投資」に携わって行く上で、前提としてぜひ知っておいて欲しい知識をまとめてあります。

必ず最初に目を通してください。

まず、1、2で、「外務員試験」の概要と学習法をまとめておきます。次に、3~8では、「投資」という行為について、本当に大雑把に、最低限の知識を確認しておきます。投資対象となる「金融商品」として最も一般的な「株式」、「債券」への投資を題材として、投資に関するいくつかの基本となる用語、考え方を解説し、7では「投資信託」、8ではやや上級者向けの金融商品についも触れます。そして最後に、9では、試験で出題される計算問題で必要となる数学の基礎を確認します。この9だけは、必要に応じて活用していただければOKです。