PHP技術者認定試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)




PHP技術者認定試験の公式テキスト

公式のテキストがあります。下記サイト等で購入可能です。

PHP技術者公式HP
またホームページでは合格体験記を見ることができます。

徹底攻略PHP7技術者認定[初級]試験問題集

はじめに

PHP (PHP:Hypertext Preprocessor)は、広く利用されているオープンソースの汎用スクリプト言語のひとつです。

HTMLに埋め込むことができるためWebの開発に適しており、世界中で多くのWebサイト構築に用いられています。Webアプリケーションの開発に携わるエンジニアのみならず、Webサイトに動的な仕組みを導入したいWebデザイナーまで、幅広いユーザによって利用されています。

PHP技術者認定試験とは、PHPの専門技術取得能力を正当に評価する指標を提供することにより、「認定者の雇用機会」や「認定者が所属する会社のビジネスチャンス」の拡大を図ることを目的とする試験です。PHP技術者認定機構により運営・認定されています。

ベンダによらない技術者認定試験で、PHPプログラミングに必要な基本知識を非常に広い範囲で問われます。そのため、試験を目標に学習することで、PHPを扱ううえで必要な知識を体系立てて習得することができます。

本書はPHP技術者認定試験のうち、「PHP7技術者認定初級試験」の試験対策に即した問題集です。HTMLやWeb制作の基礎知識がある、PHP初級〜中級の方を対象にしています。執筆にあたっては、PHPの開発に携わるエンジニアからWebデザイナーまでさまざまな層の方に活用していただけるように、基本的な言語の使い方から応用的な知識まで、幅広く解説に取り入れています。

また、問題を作成する際には、PHP技術者として知っておいてほしい知識だけでなく、実際にPHPを利用する際におかしがちな記述ミスについても取り上げるよう、配慮しました。学習時には、問題を解くだけでなく、解説をしっかりと読み進めることで、試験範囲以上の知 識を身に付けることができるはずです。

最後に、本書が試験合格への最短経路として、また、これからPHPを学習する方の第一歩として、みなさまのお役に立つことを心より願っております。

2019年6月
著者

内山 祥恵 (著), 棚橋 英之 (著), PHP技術者認定機構 古庄 道明 (監修), 株式会社ソキウス・ジャパン (編集)
出版社: インプレス (2019/7/22)、出典:出版社HP

発行に寄せて

W3Techs(Web技術の市場調査レポート)によると現在、全世界のWebサーバの8割でPHPが稼働しているそうです(2019年5月調査)。日本での求人動向も、Indeed JapanのPHPプログラマへの求人情報を集計すると、2019年5月時点で公開求人数が約4万件に上り、前年比128%で成長しています。

また、年収分布では全体の約10%が年収600万円以上となっており、給与の高い求人も増えてきています。将来にわたってWebという技術がなくなることはなく、Webプログラマを志すのであればPHPは外すことができない技術となっています。

PHPはプログラマ入門に適した言語としても知られており、大型の開発案件でも使用されていることから、PHPから始め、PHPを極めて、大きな開発をしていくプログラマも少なくありません。
このように、PHPは、プログラマを志す方にぜひ身に付けていただきたい言語なのです。そして、身に付けたPHPの能力を証明するのがPHP技術者認定試験です。

PHP技術者認定試験は国内唯一のPHP試験であり、ITSSの「キャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ」に掲載されている信頼ある試験です。また本書は、PHP技術者認定機構の審査に合格した公式問題集です。

PHPをこれから始める方、PHPの実力を確認したい方は、ぜひ本書で学習し、PHP技術者認定試験でスキルチェックをするとともに、価値ある質格を取得してください。

PHP技術者認定機構
理事長 吉政忠志

内山 祥恵 (著), 棚橋 英之 (著), PHP技術者認定機構 古庄 道明 (監修), 株式会社ソキウス・ジャパン (編集)
出版社: インプレス (2019/7/22)、出典:出版社HP

PHP技術者認定試験について

プログラミングの技術力の判断基準によく用いられるものに、業務年数と携わったプロジェクトの内容があります。しかしこれらは基準があいまいで、客観的な指標とすることは困難です。

たとえば PHP の場合、Web開発の業務年数やプロジェクト内容だけでは、どの程度 PHP を使いこなせるかを正しく評価することはできません。業務とは別に独学で技術を習得した人や学生にとっては、これは切実な問題です。

そのような問題を解決するために、PHP技術者認定機構は、2011年、PHP技術の習得度を正当に評価できる技術者認定試験を開始しました。この試験は、日本市場においてPHP技術者の育成を図ると同時に、技術者の雇用機会や、技術者を擁する企業のビジネスチャンスを拡大することをも目的としています。

経済産業省が IT関連サービスの提供に必要な実務能力を明確化・体系化した指標であるITスキル標準(ITSS)の「キャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ」にも、アプリケーションスペシャリストおよびソフトウェアディベロップメントのレベル 1の資格として掲載されています。

【キャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ Ver11r2】
https://www.ssug.jp/docs/isv/ISVMapVerllr2.pdf

PHP技術者認定試験は、初級、準上級、上級、ウィザードの4つのレベルから構成されており、受験者の技量に合わせて、初級もしくは上級(準上級)を選択して受験することができます。

PHP7技術者認定初級試験
初級試験では主にPHPプログラミングの基礎知識が問われます(ITSSレベル1)。変数や式、関数などの構文から、HTTPに関する知識、データベースの扱い方、配列の定型処理や、正規表現などを用いたテキスト処理、セキュリティなどについて、PHPに限らず Web 開発において必須となる知識全般が対象になります(試験範囲は8ページを参照)。

これからWeb系の言語を初めて学習する人やデザイナーにとっては、PHP技術者認定初級試験の試験範囲は、何をどこまで学べばよいのかを示してくれるよい指針になるはずです。また、PHPは記述が容易なので、初心者は思わぬところでセキュリティホールを作ってしまうことがあります。試験範囲を漏れなく学習することで、Web開発を行ううえでは必須である基本的なセキュリティの知識も身に付けることができます。

●初級試験の対象者
・開発言語にPHPを使っている技術者およびデザイナー
・実際にPHPのプログラムを組むことはないが、上流工程を担当しているPHP言語の特性を理解しておきたい人
・これからPHPを学習したい人
・PHPを学習中の学生など

● 取得のメリット
これからPHPを学習する人にとっては、資格取得を目標に試験範囲全般を学習することによって、次のようなメリットがあります。
・PHPの知識を体系立てて習得できる。
・PHPだけでなくHTTPの知識も習得できる
・Webアプリケーションを構築する際の一般的なセキュリティについての知識も習得できる

キャリアアップを目指している人にとっては、次のような効果が期待できます。

・履歴書に取得資格を記載することで、客観的に技術力を証明できる
・資格を取得することで開発に関するモチベーションを維持できる

資格を取得することは学習のモチベーション維持につながるのは言うまでもないことですが、体系立った無駄のない学習の指標となることこそが、資格取得の最大のメリットといえるでしょう。

内山 祥恵 (著), 棚橋 英之 (著), PHP技術者認定機構 古庄 道明 (監修), 株式会社ソキウス・ジャパン (編集)
出版社: インプレス (2019/7/22)、出典:出版社HP

PHP7技術者認定初級試験の概要

●PHP7技術者認定初級試験
・設問数 40問
・試験時間 1時間
・合格ライン 7割正解
・出題形式 選択式(複数または単一選択)

受験申し込み方法
PHP技術者認定試験は、株式会社オデッセイコミュニケーションズの試験会場で随時受験することができます。

●株式会社オデッセイコミュニケーションズ
URL https://cbt.odyssey-com.co.jp/phpexam.html
Tel 03-5293-1881(平日10:00〜18:00)
※申し込みにはOdyssey IDを取得する必要があります。

●受験料金:12,000円+税
対象となる学生と教員は、学割価格(6,000円+税)で受験することができます。詳細は公式 Web サイトを参照してください。

PHP技術者認定試験の問い合わせ先
●PHP技術者認定機構
・公式Webサイト https://www.phpexam.jp/
・公式Twitter . @phpexam
・公式Facebook https://www.facebook.com/phpexam.jp/

●問い合わせ
以下のサイトの問い合わせフォームからお問い合わせください。
URL https://www.phpexam.jp/contact/

内山 祥恵 (著), 棚橋 英之 (著), PHP技術者認定機構 古庄 道明 (監修), 株式会社ソキウス・ジャパン (編集)
出版社: インプレス (2019/7/22)、出典:出版社HP

本書の活用方法

本書はカテゴリ別に分類された、問題と解答で構成されています。

内山 祥恵 (著), 棚橋 英之 (著), PHP技術者認定機構 古庄 道明 (監修), 株式会社ソキウス・ジャパン (編集)
出版社: インプレス (2019/7/22)、出典:出版社HP

目次

はじめに
発行に寄せて
PHP技術者認定試験について
PHP7技術者認定初級試験の概要と出題範囲
受験申し込み方法
PHP技術者認定試験の問い合わせ先
本書の活用方法

第1章 PHPの特徴
問題
解答

第2章 テキストと数の操作
問題
解答

第3章 ロジック:判定と繰り返し
問題
解答

第4章 データのグループ:配列の操作
問題
解答

第5章 ロジックのグループ:関数とファイル
問題
解答

第6章 データとロジックの結合:オブジェクトの操作
問題
解答

第7章 ユーザとの情報交換:Web フォームの作成
問題
解答

第8章 情報の保存:データベース
問題
解答

第9章 ファイルの操作
問題
解答

第10章 ユーザの記憶:クッキーとセッション
問題
解答

第11章 他のWeb サイトやサービスとのやり取り
問題
解答

第12章 デバッグとテストと開発の心得
問題
解答

第13章 一般的な処理や話題
問題
解答

第14章 総仕上げ問題
問題
解答

XAMPP による環境構築
索引

内山 祥恵 (著), 棚橋 英之 (著), PHP技術者認定機構 古庄 道明 (監修), 株式会社ソキウス・ジャパン (編集)
出版社: インプレス (2019/7/22)、出典:出版社HP