一級建築士試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)
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一級建築士公式HP
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ラクラク突破の1級建築士スピード学習帳2020
はじめに
建築士には一級建築士、二級建築士、木造建築士の3種類があり、各資格により設計または工事監理できる建築物に違いがある。これらの中からいずれかの建築士資格を前提としたものとして、管理建築士の資格がある。一級建築士を前提とした資格としては、構造設計一級建築士と設備設計一級建築士がある。
まず、最近出題された問題の比率について述べる。過去問題が約50%、類似した過去問題が約20%、新規問題が約20%、応用問題が約10%であった。次に、2019年度の学科試験の配点と合格基準点について述べる。それぞれの科目の正答数をその科目の得点とし、各科目の得点の合計を総得点としている。各科目及び総得点の合格基準点は、以下のとおりである。
合格基準点は、学科I(計画)では、20点満点中11点、学科III(環境・設備)では、20点満点中11点、学科III(法規)及び学科IV(構造)では、各30点満点中各16点、学科V(施工)では25点満点中13点、合計125点満点中97点である。各科目及び総得点の合格基準点すべてに達している者が合格した。
さらに、試験に対応した学習においては、上述した幅広い学習内容を限られた時間の中で、いかに効率良く行うのかが重要である。そのために、本書における施工技術や知識の詳細に関しては、多岐にわたらず、複雑な内容や細部の説明に触れないようにした。これは、受験者が限られた時間の中で最も効率よく試験問題に対応した学習ができるように、最新または最頻出の建築技術や知識に関する重要なポイントに焦点を絞って執筆をしたからである。
最後に、執筆の分担について述べる。学科I計画の分野では、「建築計画」を大島博明氏に、「積算」を佐藤考一氏にそれぞれ分担執筆していただき、「契約・マネジメント」を三原が担当した。学科Ⅱ環境・設備の分野では、「環境」を松岡大介氏に、「設備」を知久昭夫氏にそれぞれ分担執筆をお願いした。学科皿法規の分野は、築比地正氏にお願いした。学科IV構造の分野では、「構造力学・耐震設計・地盤と基礎・鉄骨鉄筋コンクリート造・木構造等」を半貫敏夫氏に、「鉄筋コンクリート構造」を服部宏己氏に、「鉄骨構造」を山本貴正氏に、「建築材料」を寺西浩司氏にそれぞれ分担執筆をお願いした。
学科V施工の分野では、「請負契約・施工契約・仮設工事・土工事・基礎工事・木工事・改修工事等」を佐藤考一氏に、「コンクリート工事・プレキャストコンクリート工事・躯体工事等」を大塚秀一氏にそれぞれ分担執筆していただき、「現場管理・品質管理・仕上工事・設備工事・各種工事・用語等」に関しては三原が担当した。
本書は、過去10年間の最頻出問題を抜粋し、その中から、過去のものと類似した問題または新作として出題される可能性が高い最新の問題に関してその傾向を徹底して分析し、これに基づき設計・工事監理業務に必要とされる基礎から応用そして発展に至るまでの建築技術・知識の重要なポイントを的確に提供できるものである。さらに、読者の皆様には、本書を使用しての学習と並行して、数多くの過去問題に取り組み、合格にむけて万全を期していただきたい。
2019年11月吉日
三原斉
目次
はじめに
本書の特徴と使い方
試験概要
Chapter1 計画
住宅・集合住宅
1 住棟計画
2 住戶計画
3 事例・種類
都市計画
公共建築
1 保育所・幼稚園、小学校・中学校
2 高齢者施設・医療施設
3 図書館、美術館・博物館、体育館・屋外競技場
商業建築
1 事務所・劇場・映画館等
2 物品販売店、飲食店・ホテル、駐車場等
建築計画
各部計画
1 寸法設計
2 高齡者、身体障害者対応
3 窓・建具金物・カーテンウォール
4 窓ガラス・屋根・木造建築
日本建築史
西洋・東洋建築史
契約・マネジメント
建築積算
分野別・出題傾向/平成22-令和元年
Chapter2 環境·設備
換気
室内気候・熱・結露
日照・日射・採光
照明
色彩
音の性質、透過損失、音響計画
空調設備
1 負荷·熱源·蓄熱
2 コージェネ・地域冷暖房・空調方式
給排水衛生設備
1 給水・給湯・衛生
2 排水・通気設備
電気設備
1 電庄・電源・配線
2 避雷針・昇降機・照明
防災設備
環境性能·省エネルギー
分野別・出題傾向/平成22-令和元年
Chapter3 法規
用語の定義
1 基本用語
2 延焼・防火・耐火
面積・高さ等の算定
1 面積
2 高さ
手続
1 確認申請等
2 検査・報告・届出
一般構造
1 採光、シックハウス対策
2 階段等
建築設備
1 居室の換気、便所等
2 昇降機・配管設備等
構造強度
1 木造、補強CB造
2 鉄骨造・鉄筋コンクリート造
構造計算
防火規定
1 耐火建築物等
2 防火区画・内装制限
避難規定
1 避難階段等
2 排煙設備等
3 避難安全検証法
道路等
用途地域制
規模の規制/容積率・建蔽率
高さ制限
防火地域制
建築協定・地区計画等
1 建築協定
2 地区計画等
建築士法
1 建築士
2 建築士事務所
都市計画法
消防法
バリアフリー法
耐震改修促進法
品確法
関係法令
分野別・出題傾向/平成22-令和元年
Chapter4 構造
断面の性質、応力度
弾性座屈
ラーメン構造の応力
1 梁の応力
2 静定ラーメン
トラス構造の応力
構造物の変形
塑性解析
荷重・外力
構造設計・構造計画
耐震設計
地盤・基礎
1 地盤
2 基礎構造の設計
鉄筋コンクリート構造
1 梁
2 柱
3 耐震壁
4 耐震設計
5 その他の構造
鉄骨構造
1 鋼材の性質、許容応力度
2 座屈・梁の変形
3 接合部・接合方法
4 柱脚、耐震設計
鉄骨鉄筋コンクリート構造
木構造
その他の構造
コンクリート
金属材料
木材
分野別・出題傾向/平成22-令和元年
Chapters5 施工
請負契約
施工計画
現場管理
品質・材料管理
申請・届出
敷地・地盤調査
仮設工事
土工事・山留め
基礎・地業工事
鉄筋工事
型枠工事
コンクリート工事
1 要求性能・種類・品質・調合
2 運搬・打込み・養生
3 各種コンクリート
鉄骨工事
1 材料、工作、溶接接合
2 高力ボルト接合、錆止め塗装
3 現場施工、耐火被覆、溶融亜鉛めっき工法
木工事
防水工事
左官・タイル・張り石工事
ガラス・建具・金属工事
内外装工事・屋根工事
設備工事
PCa工事
改修工事
1 耐震改修
2 各種工事
用語
分野別・出題傾向/平成22-令和元年
執筆者一覧
※本書の内容は、原則として、令和元年11月10日現在の法令・データ等に基づいています(なお、表などの資料の数値は、試験の関係上、最新のものとは限りません)。
※著者及び出版社は、本書の使用による一級建築士試験の合格を保証するものではありません。
※本書の出版に当たっては正確な記述に努めましたが、著者や出版社などのいずれも、本書の内容に対してなんらかの保証をするものではなく、一切の責任を負いません。
本書の特徴と使い方
要点解説
1 出題範囲に即した、分かりやすいタイトルなので、解説されている分野がひと目で分かり、学習しやすい。
2 各分野の重要度を5段階で表示しているので、重要度の高い分野を重点的に繰り返し学習できる。
3 本文で解説できなかったところは、側注で補足。本文と併せて覚えておきたい内容や重要な用語の意味を説明している。試験直前に重要ポイントを復習することができる。
4 各項目について、コンパクトなボリュームで分かりやすく解説している。短い文章なので、暗記もしやすい。
5 図表を豊富に掲載。難解な内容も図表にすることで視覚的に理解、暗記することができるので効率的に学習できる。
本書は、過去10年以上の一級建築士試験の出題傾向を分野別に分析した結果をもとに、各分野の専門家が「満点合格」ではなく、必ず合格ラインを突破する「絶対合格」をめざして執筆いたしました。各節は、「ポイントを押さえた要点解説」と「要点解説に即した問題」の二部構成となっており、前者で暗記を、後者で記憶の定着を図ります。
問題
6 要点解説(前頁)でのポイントをしっかり理解できているかを、問題を解くことで確認できる。問題は、最頻出問題と実践問題に分けて掲載しているので、重要度の高い問題から学習できる。実践問題では、解説頁の内容+aの範囲をカバーしているので、応用力が身に付く。
7 解答・解説。正誤の理由や解答を導き出すポイントを絞ってコンパクトな解説となっている。重要度の高い問題を掲載しているので、そのまま暗記するだけで、試験の直前対策としても効果的。「目で覚える!重要ポイント」で、より理解が深まる。
試験概要[1級建築士]
1級建築士とは、国土交通大臣の免許を受け、建築物に関し、設計・工事監理、その他の業務を行う資格を有する者のことである。建築士法第3条に基づき二級建築士や木造建築士が高さや延べ面積等に制限があるのに対し、一級建築士には特に制限がない。建築士法第15条の2第1項に基づき、国土交通大臣から指定を受けた、公益財団法人建築技術教育普及センターが実施している一級建築士試験に合格し、免許登録をしなければならない。
資格取得までの流れは下図のとおりで、学科の試験の合格者のみが、設計製図の試験を受験することができる。ただし、学科の試験に合格し設計製図の試験を失敗した者は、翌年と翌々年の学科の試験が免除される。学科の試験からと設計製図の試験のみでは申込の手続が異なり、別々の受験申込書が定められているので注意が必要である。
受験申込→前年度学科の試験合格者(学科の試験実施→学科の試験合格発表)→設計製図の試験→合格発表→建築士免許登録[※] ※実務経験が必要な場合は、実務を経てからの登録となる
1 受験資格
建築士法の改正(平成30年12月14日公布)により、令和2年3月1日以降、建築士試験を受験する際の要件であった実務の経験について、免許登録の際の要件に改められることとなった。これまでは試験の前に実務の経験が必要だったが、原則として試験の前後に関わらず、免許登録の際までに実務の経験を積んでいればよいことになった。
例えば、指定科目を修めて大学を卒素した者は、大学卒業直後から実務経験を経なくても受験が可能になる(試験に合格し、その前後で建築の実務を2年以上経れば1級建築士として登録が可能)。これに併せて、建築士資格に係る実務経験の対象実務の見直しも行われた。ただし、施行は令和2年3月1日となるため、下記はあくまで令和元年11月現在の情報として留意してほしい。詳細は建築技術教育普及センターまたは国土交通省のホームページ等を参照のこと。
新たな受験資格要件と免許登録要件(令和2年3月1日施行)
受験資格要件 | 免許登錄要件 | ||
学歴(卒業学校) | 学歴(卒業学校) | 実務経験 | |
1級 | 大学・短期大学・高等専門学校(指定科目を修めて卒業した者) | 大学 | 2年以上 |
短期大学(3年) | 3年以上 | ||
短期大学(2年)・高 等専門学校 |
4年以上 | ||
二級建築士 | 二級建築士 | 2級建築士として4 年以上 |
|
国土交通大臣が同等と認める者 | 国土交通大臣が同等と認める者 | 所定の年数以上 | |
建築設備士 | 建築設備士 | 建築設備士として4 年以上 |
実務経験の要件(令和2年3月1日施行)
1―建築物の設計に関する実務
2―建築物の工事管理に関する実務
3―建築工事の指導監督に関する実務
4―建築物に関する調査又は評価に関する実務
5―建築工事の施工の技術上の管理に関する実務
6―建築・住宅・都市計画行政に関する実務
7―建築教育・研究・開発及びそのほかの業務
なお、建築士法の改正(令和2年3月1日施行)による見直しで追加された実務は、施行日前に行っていたとしても、実務経験にカウントされない。施行日以後に行われた実務から実務経験年数にカウントされる。
2 受験手数料
17,000円
*受験しなかった場合、返還不可。(ほかに、払込手数料が必要)
3 試験当日の持ち物
[必要なもの] ・受験票・黒鉛筆(HB又はB程度、シャープペンシルを含む。)
・消しゴム [持ち込めるもの] ・法令集
(学科III(法規)の問題を解答する場合に限る。ただし、認められる法令集は、見出し、脚注等の簡単な書込み及び印刷以外に解説等がなく、かつ、条文の順序の入替等のないもの。)
・鉛筆ケズリ [持ち込めないもの] ・卓上計算機
・計算尺
・計算機能等のある時計
・電動消しゴム
・携帯電話等無線通信機器
・その他、上記以外のもの
*試験場への飲物の持ち込みについては、ペットボトル等のふた付きのものに限り認められる。
4 試験日と合否
例年4月頃に試験日が発表され、各都道府県の建築士会で受験申込書が配布される。住所地の都道府県建築士会が指定する場所で受験申込の受付を行っている(住所地以外の受付場所では受け付けてもらえない)。インターネットによる申込は、下記「問い合わせ先」のホームページから。
学科の試験は7月頃、設計製図の試験は10月頃の日曜日に行われている。国土交通大臣の行った合否の判定結果を通知され、不合格者には試験の成績が併せて通知される(学科は9月頃、製図は12月頃)。ただし、欠席者(学科の試験においては一部の科目欠席者を含む)へは通知されない。
5 問い合わせ先
公益財団法人建築技術教育普及センター
東京都千代田区紀尾井町3-6
紀尾井町パークビル
Tel:03-6261-3310
http://www.jaeic.or.jp/
学科の試験の時間割(令和元年の場合)
学科 | ||||||||
平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | ||||||
受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
25,804 | 4,806 | 18.60% | 26,096 | 4,213 | 16.10% | 26,923 | 4,946 | 18.40% |
平成30年 | 令和元年 | |||||||
受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | |||
25,878 | 4,742 | 18.30% | 25,132 | 5,729 | 22.80% | |||
製図(令和元年試験については、令和元年11月10日現在未発表) | ||||||||
平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | ||||||
受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
9,308 | 3,774 | 40.50% | 8,653 | 3,673 | 42.4% | 8,931 | 3,365 | 35.70% |
平成30年 | 令和元年 | |||||||
受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | |||
9,251 | 3,827 | 41.40% | ー | ー | ー | |||
総合合格率(令和元年試験については、令和元年11月10日現在未発表) | ||||||||
平成27年 12.4% | 平成28年 12.0% | 平成29年 10.8% | 平成30年 12.5% | 令和元年 ー |
令和2年度版 1級建築士試験学科ポイント整理と確認問題
はじめに
1級建築士の学科試験は、年々幅広い知識を必要とする内容となりつつある。また、1級建築士を目指す受験生の職種もさまざまであり、多忙な中で幅広い学習を積み重ねていくことは容易ではない。したがって、合格するためには、ポイントを絞り、効率よく学習していくことが必要である。
では、効率よく学習するにはどうすればよいのか。それは、過去の学科試験問題を分析し、ポイントとなる事項を把握することである。本書は、過去の学科試験問題を総合資格学院で分析し、各学科に必要とされる知識を得るために、一度は学習すべき事項をまとめた。
本書にあるポイントを熟読し、確認用の問題に取り組むことで、学科試験に必要な知識が身につき、最終的に合格に近づくように編集した。受験生の皆さんには、本書を手にとり、効率のよい学習を行い、ぜひ合格をつかみ取ってもらいたい。
また、別売の『1級建築士試験学科厳選問題集500+125』では、新試験制度に合わせ、5科目・4肢択一形式で厳選した問題に取り組み、実践トレーニングを積むことができる。
さらに、別売の『1級建築士試験学科過去問スーパー7』は、過去の学科試験問題を最新年度のものから順に出題している。数多くの選択肢に取り組み、試験に合格するための基礎学力を身に付けて欲しい。本書とあわせて活用すると、より一層効果が得られるようになっている。
なお、本書に関する法改正・追録・正誤などの最新情報は下記の当社ホームページにて案内する。定期的に、また試験直前には必ず確認すること。
総合資格学院 https://www.shikaku.co.jp/
総合資格学院出版サイト http://www.shikaku-books.jp
総合資格学院
目次
はじめに
本書の特色と使い方
1級建築士試験について
1級建築士学科試験出題分類表
学科I(計画)
1 都市計画
重要ポイント
○×問題
2 居住施設
重要ポイント
○×問題
3 学校教育施設
重要ポイント
○×問題
4 社会教育施設
重要ポイント
○×問題
5 医療施設
重要ポイント
○×問題
6 高齢者施設
重要ポイント
○×問題
7 商業施設
重要ポイント
○×問題
8 細部計画
重要ポイント
○×問題
9 防災・避難
重要ポイント
○×問題
10 建築積算・マネジメント
重要ポイント
○×問題
学科II(環境・設備)
1 日照・日射
重要ポイント
○×問題
4肢択一問題
2 採光・照明
重要ポイント
○×問題
4肢択一問題
3 色彩
重要ポイント
○×問題
4 室内気候と気象
重要ポイント
○×問題
5 換気
重要ポイント
○×問題
4肢択一問題
6 熱・結露
重要ポイント
○×問題
4肢択一問題
7 音響
重要ポイント
○×問題
4肢択一問題
8 空気調和設備
重要ポイント
○×問題
9 省エネルギー・保全・管理
重要ポイント
○×問題
10 給排水・衛生設備
重要ポイント
○×問題
11 電気設備
重要ポイント
○×問題
12 消防・防災設備
重要ポイント
○×問題
学科Ⅲ(法規)
1 用語の定義
重要ポイント
○×問題
2 面積・高さ等の算定方法
重要ポイント
○×問題
3 制度規定
重要ポイント
○×問題
4 一般構造
重要ポイント
○×問題
5 耐火・防火
重要ポイント
○×問題
6 避難施設等
重要ポイント
○×問題
7 内装制限
重要ポイント
○×問題
8 建築設備
重要ポイント
○×問題
9 構造強度
重要ポイント
○×問題
10 道路
重要ポイント
○×問題
11 用途地域
重要ポイント
○×問題
12 容積率·建蔽率
重要ポイント[容積率],[建蔽率]
4肢一問題[容積率],[建蔽率]
13 高さ制限
重要ポイント
4肢一問題
14 防火・準防火地域
重要ポイント
○×問題
15 地区計画・建築協定
重要ポイント
○×問題
16 高齡者障害者等移動等円滑化促進法・耐震改修促進法
重要ポイント[高齡者障害者等移動等円滑化促進法]
[耐震改修促進法]
○×問題[高齡者障害者移動等円滑化促進法]
[耐震改修促進法]
17 建築士法
重要ポイント
○×問題
18 住宅品質確保法・建設業法
重要ポイント[住宅品質確保法],[建設業法]
○×問題[住宅品質確保法],[建設業法]
19 都市計画法
重要ポイント
○×問題
20 消防法
重要ポイント
○×問題
学科Ⅳ(構造)
1 力と釣合い
重要ポイント
4肢択一問題
2 静定構造物
重要ポイント
4肢択一問題
3 断面の性質と応力度
重要ポイント
4肢択一問題
4 部材の変形
重要ポイント
4肢択一問題
5 不静定構造物
重要ポイント
4肢択一問題
6 座屈
重要ポイント
4肢択一問題
7 振動
重要ポイント
4肢択一問題
8 骨組の塑性解析
重要ポイント
4肢択一問題
9構造設計の基礎
重要ポイント
○×問題
10 構造計画
重要ポイント
○×問題
11 鉄骨構造
重要ポイント
○×問題
12 鉄筋コンクリート構造
重要ポイント
○×問題
13 鉄骨鉄筋コンクリート構造
重要ポイント
○×問題
14 木質構造
重要ポイント
○×問題
15 基礎構造
重要ポイント
○×問題
16 その他の構造等
重要ポイント
○×問題
17 建築材料
重要ポイント
○×問題
学科V(施工)
1 施工計画
重要ポイント
○×問題
2 現場管理・材料管理
重要ポイント
○×問題
3 申請・届出
重要ポイント
○×問題
4 地盤調査
重要ポイント
○×問題
5 仮設工事
重要ポイント
○×問題
6 土工事
重要ポイント
○×問題
7 基礎工事
重要ポイント
○×問題
8 鉄筋工事
重要ポイント
○×問題
9 型枠工事
重要ポイント
○×問題
10 コンクリート工事
重要ポイント
○×問題
11 鉄骨工事
重要ポイント
○×問題
12 PC工事・メーソンリー工事・ALCパネル工事
重要ポイント
○×問題
13 防水工事
重要ポイント
○×問題
14 張り石工事・タイル工事
重要ポイント
○×問題
15 木工事・左官工事
重要ポイント
○×問題
16 カーテンウォール工事・ガラス工事
重要ポイント
○×問題
17 内装工事・塗装工事
重要ポイント
○×問題
18 改修工事
重要ポイント
○×問題
19 設備工事・施工機械
重要ポイント
○×問題
20 請負契約の時
重要ポイント
○×問題
本書の特色と使い方
■重要ポイント
各学科(学科I〜学科V)に掲載した重要ポイントは、過去の1級建築士学科試験問題の中から総合資格学院で分析し、合格に必要とされる知識を効率よく身につけられるようにまとめている。
■確認問題(O×問題、4肢択一問題)
重要ポイントの次には、確認問題(O×問題、4肢択一問題)を掲載している。この問題に取り組む前には重要ポイントを熟読する。そして、この問題で、重要ポイントの内容がしっかりと理解できているのかを確認する。これらを繰り返し練習することが重要である。また、解説には、各問題ごとにオリジナルの詳しい解説を掲載した。解説を熟読することで、知識をより深めることができる。解説を読む際には、なぜ答えがそうなるのかをしっかりと確認することが重要である。
■出題分類表
過去の学科試験(平成22年~令和元年)において、年度ごとに、出題項目と出題数が一目でわかるようにオリジナルの出題分類表を掲載している。出題分類表を確認することで、重点をおくべき項目が把握できる。
■最新の法改正・規準に準拠
本書は、最新の各種規準に準拠している。過去の1級建築士学科試験問題には、現在の法律・各種規準に合わないものもある。本書は、現在の規定に合うように過去の出題内容を改めたうえで作成しているため、本書の重要ポイントをしっかりと理解すれば、正確かつ新しい知識が得られる。
■使い方
各学科、重要ポイントを学習したら、確認問題(O×問題、4肢択一問題)で確認し、一つの項目ずつ確実に身につけていく。これらをどれだけ理解するかが、合格への鍵となる。また、各問題にはそれぞれ□□□欄を掲載している。正解の場合には○、あやふやな場合には△、間違った場合には×というようにチェックしながら、最低3回は問題に取り組み、最後には○がつくように学習する。
1級建築士試験について
■試験の概要
1級建築士試験は、建築士法第13条の規定に基づいて、国土交通大臣により年1回行われている。試験の実施に関する事務は、建築士法第15条の2第1項の規定に基づき、国土交通大臣から中央指定試験機関の指定を受けた公益財団法人建築技術教育普及センター(以下センター)が行っている。
■学科試験について
試験制度 | |
試験時間 | 学科I(計画),学科 II (環境・設備) 2時間 学科III (法規) 1時間45分 学科IV (構造),学科V(施工) 2時間45分 合計 6時間30分 |
出題科目 と問題数 |
【5科目】 学科I(計画) 20問 学科 II (環境・設備) 20問 学科III (法規) 30問 学科IV(構造) 30問 学科V (施工) 25問 合計 125問 |
出題形式 | 4肢択一 |
■設計製図試験について
試験制度 | |
試験時間 | 合計6時間30分 |
出題内容 | 従来の設計課題に加え、記述・図的表現などの手段により、構造設計や設備設計の基本的な能力を確認する出題を行う。 |
(注)試験の内容については、中央建築士審査会の審議結果によっては、変更される場合がある。
■試験の日程
1級建覚士試験は、例年、次のような流れで行われる。詳細は、4月頃に正式発表される。
※令和2年度の1級建築士学科試験は、東京オリンピック・パラリンピックの開催期間を避けるため、例年より2週間早い7月12日(日)の日程で実施される予定。
■建築士法改正
令和2年(2020年)3月1日に改正建築士法が施行され、建築士試験の「受験要件」であった実務経験が「免許登録要件」となり、実務経験がなくても受験が可能となる。具体的には、高等学校等で指定科目を修めて卒業後すぐに2級建築士・木造建築士を、大学・専門学校等で指定科目を修めて卒業後すぐに1級建築士をそれぞれ受験できる。
実務経験は建築士試験の前後で通算し、試験合格後の免許登録までに満たせばよい。学科試験合格後の有効期限(学科試験免除)も3年から5年に延長し、5年間で製図試験を3回受験できるようになる。加えて2級建築士では実務経験年数が短縮されており、受験要件として「実務経験3年以上」を求められていたが、「実務経験2年以上」が免許登録要件となった。
[例1]大学を卒業し、一級建築士の免許を取得する場合 [例2]高等学校を卒業し、二級建築士の免許を取得する場合1級建築士学科試験出題分類表
※この分類表は、総合資格学院で分析したものです。
第二版 一級建築士合格戦略 法規のウラ指導
はじめに
本書の前身である『一級建築士受験法規のウラ指導』は,2005~2015年の10年間,出版されました.その間,実際に一級建築士試験の法規科目の点数が稼げる本として,数多くの合格者を輩出してきました.しかしながら,毎年の法改正に対応させるなど,執筆・編集の業務負担はあまりに大きく,2015年度版をもって出版を断念することになりました.
ところが,口コミによって本書の評判は広まり続け,2015年版については過剰なプレミアがつき,また出版社にも再販を望む声が数多く寄せられたこともあり,2018年にリニューアルした形で出版する運びとなりました.今回は,その改訂第二版となります.
本書で勉強することによって,本番で点数を稼げるようになる理由は2つあります.一つは,建築法規について体系的に理解できるようになること.そのために,法令同士の比較や併読がしやすいように工夫した構成・解説となっています.もう一つは,出題者が求めているモノを的確に読み取れる能力が身につくこと.本書で勉強する際には,解説を丸暗記するのではなく,問題作成者がどのような意図で,その問題を出題しているのかを丁寧にくみ取るようにしてください.
上記の2点を意識しながら本書で勉強していただければ,試験本番で法令集を開く時間を少なくでき(=時間の短縮),かつ,得点力を劇的に高めることができます.
一方,「遠回りな方法だ」「丸暗記の方が近道だ」と考える方もいるかもしれません.しかし,最近の学科本試験問題を見ると,問題作成者が明らかに「詰込み丸暗記型」の受験生を振るい落とそうとする意図が読み取れます.この傾向は,学科試験だけでなく,製図試験においても強まっています.過去問がそのままの形で出題される小テストや模擬試験と異なり,本番では「詰込み丸暗記型」の強法では点数を伸ばせません.
どれほどインプット量を増やそうとも,身に着けた知識を的確に引き出せるアウトプット力がなければ点数を稼げないからです.試験元はその能力を受験生に求めています.事実,猛勉強したのにあと一歩のところで合格点に届かない不合格者が非常に増えています(=アウトプット力不足が敗因).
学科試験全般について言えることですが,過去問は最低限20年分はマスターする.ただし,知識を丸暗記するのではなく,知識どうしの関連性や繋がりを常に意識しながら体系的な理解を目指す.その上で,問題作成者の出題意図を丁寧にくみ取る訓練を重ねていく.
これらを効率的に実践できる点に本書の価値があります.
本書を通じ,本番で点数を稼げる快感を一人でも多くの受験生に体感していだき,合格への道標のひとつとなれば幸いです.
2019年11月
著者
目次
はじめに
00 「持込法令集」の作り方
本書の構成
本書の使い方
「一級建築士試験用持込法令集」の作り方
(問題編)
01 用語の定義
法の文法を知ろう!
条文の捉え方
02 面積・高さ・階数
図問題
条文の捉え方
03 敷地・構造・設備
04 建築設備
05 採光・換気
「採光計算」の解説(令20条)
06 一般構造
「階段設計」の解説
07 既存不適格
条文の捉え方
08 申請手続
条文の捉え方
09 構造
図問題
条文の捉え方
10 耐火構造等
条文の捉え方
11 特建村火義務
条文の捉え方
12 防火地域
図問題
条文の捉え方
13 防火区画
条文の捉え方
14 内装制限
条文の捉え方
15 避難施設
「避難施設」の解説
「避難安全検証法」の解説
条文の捉え方
16 道路
17 建築制限
「車庫問題」の解説
「別表2」の解説
条文の捉え方
18 容積率・建蔽率
「容積率」の解説(法52条)
「建蔽率」の解説(法53条)
図問題出題傾向一覧(容積・建蔽率編)
図問題
19 高さ制限
「高さ制限」の解説
図問題出題傾向一覧(高さ制限編)
図問題
条文の捉え方
20 地区計画
条文の捉え方
21 建築協定
22 バリアフリー法
条文の捉え方
23 耐震改修法
条文の捉え方
24 建築士法
図問題
条文の捉え方
25 建設業法
26 都市計画法
条文の捉え方
27 消防法
28 関係法令・その他
条文の捉え方
29 住宅関係法令
おわりに
一級建築士受験 合格者たちの勉強法
独学生、通学生、すべての一級建築士受験生へ、
この試験に苦しまれている受験生に捧げる
はじめに
これまで、数えきれないほどの合格者や不合格者に、直接会ってきました。その結果、猛勉強したにもかかわらず、不合格となってしまう受験生が増えていること、そして、そういった不合格者には、共通点があることに気づいたのです。
それは、合格の実態を知ろうとしないまま、勉強している点です。一級建築士試験は、労力と時間とお金をかければ合格できる試験ではありません。
独学、通学にかかわらず、一級建築士試験を受験される皆さんに、是非とも実践してほしいことがあります。友人・知人、会社の同僚や先輩、後輩など、コンタクト可能な合格者たちに勉強法や合格のコツや経験談などをヒアリングしてほしいのです。独学や通学、年齢や性別、受験環境や学習スタンス、キャラクターの違いなど、可能な限り、異なる属性の合格者にヒアリングしてください。また、一人でも多くの合格者にヒアリングしてください。サンプル数を増やさなければ正確な情報が集められません。サンプル数が少ないと、合格について偏ったイメージを抱いてしまい、それがかえって合格の障害となってしまいます。
しかしながら、多くの受験生が合格者たちへのヒアリングを行わないまま、やみくみもに勉強をし続けています。ビジネスの世界で考えてみてください。どれほど行動力があったとしても、マーケティング・リサーチ(対象となる顧客がどういった商品やサービスを求めているかの調査)を行わず、自分勝手に販売戦略を立てて、それを実行しているようでは、どれだけ資金や労力を投入しても成功しません。ゴール設定や進むべき方向が間違っているからです。
一級建築士試験は、学科試験と製図試験を合わせれば、1年間を費やす長丁場の戦いとなります。合格までに5年以上かかってしまう人も少なくありません。戦い始める前に、アナタ自身で勝ち方をマーケティング・リサーチしておきましょう。効率的な勝ち方(合格法)は、人それぞれ、千差万別です。他人から与えられるものではなく、アナタに見合った勝ち方や勉強法をアナタ自身で見つけ出さなければなりません。それさえ実践すれば、最短合格を必ず実現できます。
本書は、ヒアリングすることが難しい人のために執筆しました。ここには、1,000人を超える合格者たちからのヒアリング結果が凝縮されています。興味がある話のみ、つまみ食いする形で読んでも構いません。
ウラ指導では、属性の異なる合格者たちの様々な勉強法をホームページやブログ等で紹介しています。合格者を招いて、受験生の皆さんの前で勉強法や合格のコツを発表するイベントも、毎年開催しています。合格者と受験生とを繋ぐ架け橋となり、合格の実態を一人でも多くの受験生の皆さんと共有することにウラ指導の存在価値があります。
ガリガリ勉強しても合格できない理由や、そうならないための上手な勉強法を、本書ではできる限りわかりやすく説明していきます。この試験は、「勉強量ではなく、勉強の上手さで合否が決まっている」という事実を常に念頭に置きながら、お読みください。
2015年11月
一級建築士受験支援サイト「教育的ウラ指導」代表
荘司和樹
目次
はじめに お金をかければ合格できる試験ではない
第1章 実力があるのに落ちまくるのはなぜか
Ⅰ 一生懸命勉強するだけでは受からない
1 勉強下手な受験生が増えている
2 勉強上手になるための創造力の鍛え方
3 学科では「創造力」が、製図では「事務処理能力」が求められる
4 ガリ勉不合格者と一発合格者の違い
5 合格者の勉強法を真似るだけでは成績が伸びない
6 スタート地点とゴール地点を間違えれば不合格
Ⅱ 学習法を見直そう
1 何よりも先に過去問を分析せよ
2 勉強する目的を明確にすべし
3 圧倒的な勝ち方を求めるな!首の皮一枚で勝て!
4 段階的解決型でなく、複数同時解決型で進める
5 何よりも復習が肝心
Ⅲ 勉強上手になる秘訣
1 やる気スイッチの入れ方を知る
2 脳内にドーパミンを分泌させよう
3 勉強時間は分散させろ
4 モチベーションを維持させるコツ
5 情報は発信するところに集まる
6 成績の良い人だけが知っている勉強の秘密
第2章 学科試験の上手な勉強法
Ⅰ 過去問を侮ることなかれ
1 本当に過去問だけで合格できるのか?
2 ただ過去問を解くのではなく、出題傾向を押さえる
3 アナタに最適な勉強法の探し方
4 絶対に忘れるな!「過半の受験生が解ける問題さえ得点できれば合格」
一発合格者たちの勉強法
① 取りこぼしの防止法
② アウトプット力の高め方
③ アウトプット図でスラスラ解ける
④ アウトプット図の実践紹介(環境工学編)
Ⅱ 本番で点数を稼げる上手な解き方
1 合格は「知識量ではなく,解き方の上手さで決まる」
2 点と点を線で繋げ~知識の体系化~
3 問題文も図表化、イラスト化して、ケアレスミスを防げ
4 全体把握と目的意識の明確化
例題:本番で点数を稼げる上手な解き方
① 試験特有のルールを見抜け
② 着目点に気づくことができれば得点できる
③ 出題意図をくみとろう
④ A,B,C構成
⑤ 頻出キーワードは要チェック
⑥ 粘ってヒントを探せ
⑦ 細かい数値に囚われるな
Ⅲ 本番での心構え
1 法規科目のタイムオーバーに要注意
2 合格者たちの工夫
3 本試験日前に必ず確認すること!
4 猛勉強してきた人ほど不合格になりやすい
5 合格をつかみ取るために必要な「考えるチカラ」
第3章 製図試験の上手な勉強法
Ⅰ アナタの勉強法、もったいなくありませんか?
1 猛勉強するほど不合格になりやすい
2 本番で運命の決断を下さねば合格図面を完成できない
3 時間管理能力を身に付ける
4 合格図面の実態を把握せよ
5 過去の本試験課題内容を熟知せよ
6 課題文の数をこなすのは、時間のムダ
7 合格に必要不可欠な「考えるチカラ」の磨き方
8 合否を決める決断に高度な知識は必要ない
9 決め打ちせずに、複数の解答パターンを検討する
10 矛盾する課題条件に惑わされるな
11 実例を見学しておかなければ勝てない
Ⅱ 完璧を目指してはいけない
1 合格図面レベルって、ぶっちゃけ低い
2 多数派プランを目指せ
3 採点者の立場になって考える
4 合格者たちの本番での割り切り方
5 こんなミスがあっても合格できている
Ⅲ ウラ指導流!これが受かる図面だ
1 合格に必要不可欠な3つのチカラ
2 不要な知識は容赦なく切り捨てろ
3 結局は空間構成で勝敗が決まる
4 デキル受講生のエスキス・プロセスに学べ
5 合格者を続出させた「接待エスキス」って何?
6 不合格者を続出させている「イメージ誘導」
7 エスキスで一番大切なモノ~プログラム図~
8 プログラム図の段階ではプランニングするな!
9 複雑な情報を最小限モデル化する
10 合格者たちが語る合格のコツ
Ⅳ 本番での心構え
1 製図試験一発合格者たちの合格法
2 本試験日前に必ず確認すること!
3 合格したいなら図太くなれ!
平成26年度製図試験課題と解答例
おわりに
1級建築士受験スーパー記憶術 新訂版