社会人常識マナー検定 Japan BASIC (ZENKEI公式テキスト)




はじめに

このテキスト、公益社団法人全国経理教育協会が主催する「社会人マナー検定 Japan Basic」の受験者を対象とした学習教材です。社会人常識マナー検定は、次の三つの基本を学び、身につけるための試験です。
① 日本の会社で働くときに知っておいたほうがよい社会常識
② 人と接するときに、良い印象を持ってもらえる言葉づかいや態度などのコミュニケーション能力
③ 仕事をするときに知っておいたほうがよいビジネスマナー

日本には、魅力や良い点がたくさんあります。商品の技術レベルはとても高いですし、サービスやおもてなしは世界一といわれます。みなさんが日本の会社で働くと、こうした高いレベルの技術やノウハウを学ぶことができます。日本で働くことは、みなさんにとって、非常に良い学習の機会になるはずです。

ただ、みなさんの国とはルールや習慣に違いがあるため、日本の会社で働きはじめると、困ったり、とまどったりすることが出てくると思います。とくにビジネスマナーは、日本特有のやり方が多く、外国人の方がすぐに理解するのは難しいといわれます。

その点、『社会人常識マナー検定Japan Basic」はわかりやすくポイントを解説していますので、このテキストを使って学習すれば、すぐに内容を理解できるようになるはずです。外国人の方が日本のビジネスマナーを学ぶには、最良の教材だと思います。

このテキストで、日本で必要とされるビジネスマナーをしっかりと理解し、一人でも多くの人に、日本の会社で活躍してもらえることを心から期待しています。

「社会人常識マナー検定Japan Basic」製作委員会 (著), 公益社団法人 全国経理教育協会 (監修)
出版社: 産学社 (2019/6/6)、出典:出版社HP

CONTENTS 目次

はじめに
本書の使い方

第1編 社会常識
第1章 日本人の考え方
1. 和の精神
(1) 相手のことを考える/ (2) 約束を守る・時間を守る
(3) 人に好感(良い印象)を与える/ (4) 人を尊重する(大切に思う)
(5) 感謝の気持ちを持つ、
2. おもてなしの心
(1) おもてなしとサービスの違い/ (2)お客様を大切にする
(3) 相手の期待を上回る

第2章 日本の生活と文化
1. 日本の年中行事
(1) お正月/ (2) ひな祭り/ (3) こどもの日
(4) ゴールデンウィーク/ (5) 母の日/父の日 / (6) お盆
(7) 七五三/ (8) クリスマス/ (9) 大晦日
2. 就職活動(留学生向け)
(1) 日本の就職活動の特徴 / (2) 求められる能力
(3) 提出する書類 / (4) 面接 / (5) 役に立つウェブサイト
3. 在留資格(留学生向け)
(1) 在留資格の変更の必要性/ (2)在留資格の変更の手続き
(3) 在留資格が変更されないケース
(4) そのほかに注意すること / (5) 役に立つウェブサイト

第2編 コミュニケーション
第1章 良い人間関係を築くコミュニケーション
1. コミュニケーションの基本
(1) コミュニケーションとは / (2) コミュニケーションの大切さ
(3) コミュニケーションの方法
2. 印象の良い身だしなみ
(1) 第一印象は重要/ (2) 身だしなみに気をつける
(3) 身だしなみチェックポイント
3. 気持ちの良いあいさつ
(1) チームワーク向上のポイント / (2) あいさつのポイント
(3) 笑顔の重要性 / (4) 基本的なあいさつの言葉
4. お辞儀の基本
(1) お辞儀の種類と使い方 / (2) お辞儀の注意点
5. 敬語の種類と使い方
(1) 敬語の重要性 / (2) 敬語の種類 / (3) ビジネスでよく使う敬語

第2章 社内外の人とのコミュニケーション
1. 社内の人とのコミュニケーション
(1) 上司とのコミュニケーション / (2) 先輩とのコミュニケーション
(3) 言葉づかい・態度
2. 社外の人とのコミュニケーション
(1)お客様とのコミュニケーション (2) お客様の満足度を上げるために
(3) 取引先とのコミュニケーション / (4) 言葉づかい・態度

第3章 文書によるコミュニケーション
1. ビジネス文書の基本
(1) ビジネス文書の種類/(2)ビジネス文書の書き方の基本
(3) 文書のチェック

2. ビジネスメールの注意点
(1) ビジネスメールを書くときの注意点
(2) 本文は形式にそってわかりやすく書く / (3) ビジネスメールの例

第3編 ビジネスマナ
第1章 職場のルールとトラブル
1. 社会人のタブー
(1) 遅刻をしない / (2) 無断欠勤をしない
(3) 仕事と関係のない行動をしない
2. 時間を守る。
(1) 日本人の時間に対する考え方 / (2) 時間を守れない人への評価
(3) 電車やバスが遅れたときの対応
3. 機密保持の重要性
(1) 機密情報とは / (2) 情報が漏れるとどうなるか
(3) 機密情報を外に漏らさないために
4. ハラスメント
(1) ハラスメントとは / (2) ハラスメントの種類
(3) ハラスメントを受けたとき
5. トラブルへの対応
(1) 会社での指示の出し方 / (2) 報告する相手
(3) 初期対応が重要 / (4)再発を防ぐために

第2章 仕事をスムーズに行うためのビジネスマナー
1. パソコンや携帯電話の取り扱い
(1) 仕事中に私用でメールをしない
(2) 仕事に関係のないウェブサイトを見ない
(3) 会議中は携帯電話をマナーモードにする
2. 電話のマナー
(1) 電話をかけるときの注意 / (2) 電話を受けるときの注意
(3) 電話中にしてはいけないこと / (4) 社内の電話応対の例

3. 名刺交換
(1) 名刺交換の目的 / (2) 名刺を受け取るときの注意
(3) 名刺を渡すときの注意

4. 上座と下座
(1) 上座と下座とは / (2) 会議室の席次
(3) 応接室の席次 / (4) タクシーの席次

5. 郵便物
(1) はがき・手紙 / (2) 宅配種
(3) 現金書留 / (4) レターパック

6. 提出書類の知識
(1) 会社の提出書類 / (2) 日常生活の提出書類
(3) 提出書類の注意 / (4) 書き方がわからないとき

第3章 日常生活のマナー
1. 食事のマナー
(1) 食事のマナーの重要性 / (2)「はし」のマナー
(3) 食事中にしてはいけないこと
2. 近隣住民へのマナー
(1) 騒音を立てない / (2) ゴミ出しのルールを守る
(3)悪臭を出さない
3. 公共のマナー
(1)「歩きタバコ」をしない / (2) ゴミの「ポイ捨て」をしない
(3) 行列に割り込まない / (4) エスカレーターでは列を乱さない
(5)「歩きスマホ」をしない。
(6) 自転車に乗ってスマートフォンを操作しない
4. 交通機関でのマナー
(1) 電話で話をしない / (2) 食事や化粧をしない / (3) 席を譲る
(4) イヤホンの音量に気をつける

本書の使い方

① 章の番号と、テーマ
② 節の番号と、この節で学ぶテーマ
③ 「Point」: この節で学ぶ内容を簡単にまとめています。
④ この節の中で学ぶ、細かいテーマ
⑤ 「確認問題」:この節で学んだことが身についたかを確認するためのテストです。解答は、次の節の最後のページにあります。
⑥ 出てきたことばの意味」:本文に出てきた、少し難しい言葉の意味を説明しています。
⑦ 編の番号と、テーマ
⑧ 前の節の「確認問題」の答え

「社会人常識マナー検定Japan Basic」製作委員会 (著), 公益社団法人 全国経理教育協会 (監修)
出版社: 産学社 (2019/6/6)、出典:出版社HP