もう悩まない!10年辞めない調剤薬局 薬剤師採用の秘訣




はじめに

40枚

これは、法律で決められた「調剤薬局において、処方箋40枚に対して薬局に薬剤師1人をおかなければいけない人数」です。

つまり薬剤師がいけなければ薬局がなりたっていきません。そんなことは経営者であれば、いや、経営者でなくても昔からわかりきっていると思います。

では質問します。
もし、この枚数40枚で一人の薬剤師がいなかったら、どうなってしまうのでしょうか?

当然ながら法律違反となって、厚生局から注意されてしまうことになり、挙句のはてに、営業ができなくなるということになるでしょう。

これをふまえた上で、次のページに示している数字を考えてみてください。この数字は、あなたが調剤薬局を経営していくにあたって、知らなければいけない最も重要な数字です。

この数字は、すでに長年に薬局経営されている方であればすでに、経験済みかもしれませんが、逆にこの数字を理解しつつも、いままでと同じやり方で、経営をしていくと、あっと言う間に、あなたの薬局経営は難しくなって倒産、薬局を赤字のまま、売ることを考えなければならなくなる数字です。

さてなんの数字でしょうか?<次ページへ→>

薬局経営者・人事が知っておくべき薬剤師に関する重要な数字
3
※ヒント単位は:年
正解は次ページ

正解は…
この数字は薬剤師の継続勤務年数の平均です。

3年・・・
薬剤師は3年するとあなたの薬局から去っていく時間です。
言い換えると

あなたの薬局が、3年すると、従業員が半分いなくなる年数です。
思い出してみてください。

薬剤師の、採用にあなたはいくらかけましたか?どの手段を使ったでしょうか?
知り合いの紹介?
それとも紹介会社や広告を使ったでしょうか?

実際採用したところ、いくらお金がかかったのか、計算してみましょう。
もちろん知り合いの紹介なら、無料だったかもしれません。

しかし、紹介会社を使用した場合
年収の50%程度、お金を支払った経験はないでしょうか?
例えば、薬剤師の年収が500万円だったとして、50%なら当然 250万円支払った。
ということになります。
当然、紹介会社には先払いだったはずです。

ところがなんと、会社に入ってたった三ヶ月で、やめてしまったという薬剤師は後をたちません。理由は様々あります。

考えてみてほしいのですが、その三ヶ月間で、その薬剤師に支払った金額
給料+照会料250万円 給料が35万だったとすると

35万×三ヶ月+250万=355万円
「355万円」その間、その薬剤師をやとったことで利益があがったでしょうか?

薬局の売り上げで言えばそんなに難しいことはないかもしれませんが、当然ながら経費、維持費、他の薬剤師や事務員の給料を支払いながら、この損失は赤字でしょう。

さらに拡大して考えると、もし三ヶ月でやめる薬剤師が続出、1年間に4人の薬剤師がやめたことになったら

355×4人=1420万円

年間1420万円をドブに捨てたことになります。
これはよほどのお金持ち企業です。

「そんなことはありえない」と思っていらっしゃる人事や経営者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これはよく身近に存在していることなのです

本書は、私自らが経験し、勤務してきた薬局の中で、薬剤師が定着する薬局と、すぐに人が入れ替わってしまう薬局の大きな違いと、その中身について具体的にお伝えしていきます。

他の薬局コンサルタントでは決してお伝えできない生のこと、薬剤師だからこそ言える本音を交えて長期にわたって薬剤師が定着する方法を具体的にお伝えしている秘密の方法を書いています。

「薬剤師がすぐにやめて困っている。」
「紹介会社にお願いして薬剤師は入ってきたけれど、役にたたないとんでもない薬剤師ばかりと嘆いている。」

そういう経営者様に人事の方にあなたの薬局を活性化し、よい薬剤師に恵まれる方法をお伝えします。

本書の著書である私のことを詳しく知りたい方はこちらで活動内容をみることができます。

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仲秋素志 (著)
Amazon Services International, Inc.、出典:出版社HP

目次

もう悩まない! 10年辞めない調剤薬局薬剤師採用の秘訣
はじめに

第1章 薬局という場所の真実
・1年間に××人の退職者、地元超ブラック企業とよばれた薬局
・薬剤師採用が超難関である理由
・9割の経営者や社長が勘違いする薬剤師がやめる事実
・コミュニケーションの本質
・70%の薬局薬剤師が求める働き方
・外部コンサルタントは絶対にわからない薬局の内部

第2章 10年間薬剤師が辞めない薬局の秘密
・薬剤師女性の3つの特徴
・顔1 理系女子
・顔2 薬剤師
・顔3 母・嫁
・薬局のいう空間での女性薬剤のグループ
・クレームの多い薬局

第3章 10年継続するやめない薬剤師の採用
・新卒薬剤師を雇用せよ
・中途を採用する際は採用後をイメージする
・長期にわたって見つける右腕探し
・新調剤薬局人材配置モデル

第4章 やる気のある優秀な薬剤師があつまる方法
・優秀な人材が面接に受けに来る方法
・ステップ1) 理想となる、人物像を明確にする。
・ステップ2) 自社の特徴を書き出す
・ステップ3) ニーズに合わせた特徴を組み合わせる。
・ステップ4) ネガティブな情報をあえて書き出す
・さらに薬局を魅力的にみせる仕組み
①従業員の声(新人、ベテラン)
②患者様の声
③社長の生の声(経営理念)
★重要ポイント
・ちょっと休憩
・まだ使用していない資源を使う
・接触回数を増やす5つの方法

最後に
著者プロフィール

仲秋素志 (著)
Amazon Services International, Inc.、出典:出版社HP