【参考書】銀行業務検定試験公式テキスト 年金アドバイザー3級〈2019年10月・2020年3月受験用〉




刊行にあたって

本書は、銀行業務検定試験「年金アドバイザー3級」の受験参考書として刊行されたものです。過去の試験問題については「年金アドバイザー3級問題解説集」(銀行業務検定協会編)に収録されていますが,本書は,試験問題を解くための必要知識について要点的に解説し,試験合格に向けてのサポート役として活用していただくことを第一義に編集しています。
銀行業務検定試験「年金アドバイザー3級」は、金融機関行職員の方々が顧客からの年金に関する相談や照会に応じるために必要とされる基本的知識,およびセールスにおいて必要となる技能・応用力についての習得度合を測ることを目的に,1991年3月にスタートした種目です。

本格的な少子高齢社会を迎え,公的年金は老後の収入の柱となるものであるため、国民の関心はますます高まり,シルバーステージにとって重要なものとなっています。
年金制度は近年数次にわたって大幅な改正が行われ、金融機関では顧客から年金に関する相談や照会を受ける機会が増えています。これらに適切かつ親身になって対応することが,個人取引,なかでも特にその重要性が指摘されているシルバー層との取引推進において大きなポイントとなることは確実です。

本書は、数次にわたる年金制度の改正点等にも触れてわかりやすく整理し,実務的・実用的に解説していますので,実務の手引書としても役立つ内容になっています。
本書を「年金アドバイザー3級問題解説集」と併せて有効に活用し,銀行業務検定試験「年金アドバイザー3級」に合格され、日常業務により一層邁進されることを祈念してやみません。
2019年6月経済法令研究会 ※本書は,従来の「受験対策シリーズ」から「公式テキスト」に名称変更したものです。

目次 – 銀行業務検定試験公式テキスト 年金アドバイザー3級〈2019年10月・2020年3月受験用〉

刊行にあたって
学習の手引き一本書利用のしかた
年金アドバイザー3級・出題範囲
<参考>年金法等法令改正の動向について
過去4回の出題項目

第1編公的年金等の仕組み
本編のガイド……
1日本の人口動向と人口構造の変化
2公的年金制度の仕組みと現況
3公的年金制度の沿革・・・・・・・・
4医療保険制度等…………
5国民年金の被保険者・・・・・・・・・
6国民年金の資格取得・喪失等
7国民年金の保険料・・・・・・・・・・・
8厚生年金保険の被保険者・・・・・
9厚生年金保険の保険料・・・・・・
10厚生年金保険の標準報酬
11年金の受給権・・・・・・・
12年金の通則的事項・・・・・・・
年金制度改正法のポイント(昭和60年・平成元年・平成6年・平成12年・平成16年・平成24年)

第2編老齢給付
本編のガイド……
1老齢基礎年金の仕組み……
2老齢基礎年金の年金額
3老齢基礎年金の振替加算
4老齢基礎年金の支給の繰上げ・繰下げ…….
5受給資格期間(10年)の短縮
【演習問題1】老齢基礎年金660歳台前半の老齢厚生年金……..
760歳台前半の老齢厚生年金の年金額……
8老齢厚生年金の加給年金額
960歳台後半の老齢厚生年金…
【演習問題II】老齢厚生年金
10在職老齢年金
11雇用保険による失業給付(基本手当)との調整
12雇用保険による高年齢雇用継続給付との調整
【演習問題Ⅲ】在職老齢年金と高年齢雇用継続給付

第3編障害給付
本編のガイド
1障害基礎年金の仕組み
2障害基礎年金の事後重症・基準障害・併合認定
3障害基礎年金の年金額
4障害厚生年金の仕組み・・・・
5障害厚生年金の事後重症・基準障害・併合認定
6障害厚生年金の年金額
【演習問題IV】障害給付

第4編遺族給付
本編のガイド…….
1遺族基礎年金の仕組み2
遺族基礎年金の年金額
3遺族厚生年金の仕組み
4遺族厚生年金の年金額…….
5併給調整
6国民年金の寡婦年金
7国民年金の死亡一時金・・・・………….
【演習問題V】遺族給付

第5編その他の年金
本編のガイド・・・・・
1ねんきん定期便とねんきんネット・・・
2年金請求と諸手続き
3社会保障協定
4離婚時の年金分割
5短期在留外国人の脱退一時金……..
6共済組合等(複数種別)の厚生年金
7国民年金基金
8企業年金制度(確定給付企業年金)
9厚生年金基金
10確定拠出年金)……..
11年金と税金・・
【演習問題VI】年金と税金

資料編…
1老齢基礎年金・老齢厚生年金(第1号厚生年金被保険者)早見表
2平成31年度の厚生年金保険(第1号厚生年金被保険者)の再評価率表
3年齢早見表
4一般の第1号厚生年金被保険者(厚生年金基金加入員以外)の保険料額表
5厚生年金保険(第1号厚生年金被保険者)の標準報酬月額の推移
6国民年金・厚生年金保険(第1号厚生年金被保険者)受給権者の主要手続一覧銀行業務検定試験公式テキスト 年金アドバイザー3級〈2019年10月・2020年3月受験用〉 (銀行業務検定試験 公式テキスト)

学習の手引き一本書利用のしかた

本書は、銀行業務検定試験「年金アドバイザー3級」受験のための参考書です。
当試験問題は五答択一式50問となっていて,出題科目は、「基本知識」「公的年金制度とその仕組み」「公的年金給付の種類と支給要件」「その他の年金」(30問),「技能・応用」「年金受給のための手続・アドバイス等」「変更等諸届書作成上の手続・アドバイス」「年金等と税金」(事例付10事例20問)で構成されています。

そこで本書では、年金制度の通則事項、各公的年金の制度の仕組みや給付の内容についての基本知識,および関連するその他の社会保障制度,私的年金等の概要について解説します。
各編でとりあげる項目(テーマ)は、すべて過去の試験問題に出題され、その頻度も高いものを精選していますので、必ず一度は目を通し理解するまで読まれることをおすすめします。そのうえで,本書には次の大きな特長を2点設けてあります。

<出題>……..各項目につき,関連問題を付記しましたので,参考にしていただければと思います。
・・・・…脚注に、本文を理解するうえで役立つ重要な用語や事項につき、簡潔にまとめています。
なお、本書を読まれ内容につき理解されましたら、過去の試験問題にチャレンジしてみましょう。そのためには、別に刊行されている「年金アドパイザー3級問題解説集」(銀行業務検定協会編)を利用されることをおすすめします。実際の問題を解いてみて、誤ったところは再度本書で確かめてください。その繰返しの学習により理解は一層深まるでしょう。
「ローマは一日にしてならず」地道な日々の研鑽こそが,目標達成へと繋がるのです。

年金アドバイザー3級・出題範囲
Iわが国の社会保険制度とその仕組み
1一般関連知識(公的年金制度に関わる事項)
わが国の人口動向(平均寿命や65歳の平均余命,合計特殊出生主高齢化率等),高齢者世帯の状況(所得等),公的年金の現況(会保障給付費や公的年金の積立金等)等
2社会保険制度の概要等
公的年金制度の概要および沿革,医療保険制度・介護保険制度,最近の年金法改正の内容等

II年金制度とその仕組み
1国民年金
被保険者,資格の取得・喪失と被保険者期間,保険料(保険料免除制度と学生納付特例制度および追納制度等)等
2厚生年金保険
適用事業所、被保険者,資格の取得・喪失,被保険者期間,保険料(率),標準報酬月額・標準賞与額,総報酬制,育児休業産前産後休業期間中の保険料免除,被用者年金制度の一元化等

III年金給付の種類と支給要件
1年金の通則事項
牛金・厚生年金保険の年金給付,年金額の改定(マクロ経済スライド等),公的年金の給付(支払期間や支払期月を含む),年金の支給停止と受給権の消滅等
2老齢基礎年金・付加年金
受給資格期間と支給開始年齢,保険料納付済期間・保険料免除期間、合算対象期間、年金額(計算),繰上げ・繰下げ支給、振替加算等
3老齢厚生年金
特別支給の老齢厚生年金,年金額(計算・算式)、加給年金額、支給開始年齢の引上げ,在職老齢年金,繰下げ支給,老齢基礎年金の一部・全部繰上げ,経過的な繰上げ支給の老齢厚生年金,65歳からの老齢厚生年金・経過的加算の額等
4障害基礎年金・障害厚生年金・障害手当金
受給要件,年金額(計算・算式),加給年金額と子の加算額等
5遺族基礎年金・遺族厚生年金
受給要件,遺族の範囲,年金額(計算・算式)・子の加算額,中高齢寡婦加算と経過的寡婦加算等
6年金給付の併給調整等
年金(給付)の併給調整,雇用保険の失業給付・高年齢雇用継続給付および年金との併給調整,退職後の医療保険制度(協会けんぽ,国民健康保険,任意継続被保険者等)等
7その他の給付
国民年金の寡婦年金・死亡一時金,短期在留外国人に対する脱退一時金,未支給年金等

Ⅳ企業年金・個人年金の仕組みの要点
国民年金基金,厚生年金基金,確定給付企業年金,確定拠出年金,個人年金保険等

V年金請求手続と年金受給者の手続
年金請求手続と添付書類・提出時期・提出先,年金受給権者受取機関変更届,65歳到達時の年金請求(諸変更裁定請求)等

VIその他
年金の税制(社会保険料控除、雑所得の金額、税額計算等),公的年金等の扶養親族等申告書,退職一時金にかかる退職所得金額(計算)、退職所得控除額(計算)、ねんきん定期便,年金時効特例法・年金確保支援法,年金機能強化法等,社会保障協定,離婚時の厚生年金の分割制度,年金相談の心構え等

<参考>
年金法等法令改正の動向について
本書は、平成31年4月1日時点での年金制度の内容にもとづいて解説していますので,今後の法令改正等にご留意ください。
なお、世代間公平の観点から,年金額については特例水準(2.5%)を平成25年10月から平成27年度までの3年間で計画的に解消する法律が平成24年11月に成立し、平成25年10月より施行されました。

銀行業務検定試験公式テキスト 年金アドバイザー3級〈2019年10月・2020年3月受験用〉 (銀行業務検定試験 公式テキスト)