消費生活アドバイザー(消費生活相談員)試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)
公式テキストをチェック
消費生活アドバイザー(消費生活相談員)の試験は一般財団法人 日本産業協会が開催しており、運営協会公式テキスト「【消費生活アドバイザー 消費生活相談員 試験対策テキスト2018】5冊セット」 も発売されております。今回は、公式を中心とした合格に近づくためのおすすめ問題集テキストをご紹介します。
【消費生活アドバイザー 消費生活相談員 試験対策テキスト2018】5冊セット
以下がテキストの構成となります。弱点克服のために単元別での発売も上記公式サイトより可能です。
分冊番号 | 各分冊内容 | |
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1 | 消費者問題 |
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広告と表示 |
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行政知識 |
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2 | 法律知識 |
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3 | 経済一般と 経済統計の知識 |
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企業経営の 一般知識 |
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金融の知識 |
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4 | 地球環境問題・ エネルギー需給 |
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生活知識1 |
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5 | 生活知識2 |
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その他には、「消費生活アドバイザー資格がわかる本」や「消費者法実務ハンドブック」と実務的な側面に焦点を当てている副読本も適時確認してみるのもおすすめです。
消費生活アドバイザー第1次試験問題 / 消費生活アドバイザー第2次試験問題
過去問は試験問題及び第1次試験の正答(解説なし)のみ直接協会に申し込む形で入手が可能です。
その他おススメテキスト – 消費生活アドバイザー(消費生活相談員)試験
消費生活アドバイザー受験合格対策 2018年版
各分野に精通したプロの担当がこれまでの出題傾向を分析し毎年の試験対策を正確・的確に洗い出しており、多くの試験科目がありますが、全て重要項目を体系的にロジックに従い理解できるようになっています。さらに試験までにおさえておきたい直近の最新の情報の集め方を助言しながら、難関である2次試験対策も詳しく紹介しています。消費生活アドバイザー試験対策本のバイブル的な書籍です。国家資格である消費専門相談員もこちらで同時に取得できます。
消費生活アドバイザー資格試験範囲通りでの目次構成にもなっております。
1.消費者問題
2.行政知識
3.法律知識
4.経済一般の知識
5.経済統計の知識
6.企業経営の一般知識
7.生活経済の知識
8.地球環境問題・エネルギー需給の知識
9.衣生活の知識
10.食生活知識
11.住生活知識
消費生活相談員資格試験受験対策用テキスト
消費生活相談の現場で日々相談業務に関わる現役の相談員が、相談現場で必要とされる知識をふまえ、受験対策用に作成していますが、日々の相談業務においても役立つ内容になっています。
目次 – 消費生活アドバイザー受験合格対策 2019年版
まえがき
消費生活アドバイザーとは、消費者のニーズを企業経営や行政に反映させるとともに、消費者からの苦情相談等に適切なアドバイスを行う能力のある人材として、内閣総理大臣・経済産業大臣の事業認定に基づき付与される資格である。
資格取得者数は1980(昭和55)年の消費生活アドバイザー制度創設から、2018年度までの38年間で16,791人にのぼる。2016(平成28)年度からは、消費者安全法が定める国家資格の消費生活相談員資格認定を兼ねる形で試験が実施され、合格者は消費生活アドバイザー資格のほか消費生活相談員資格を同時に取得できる。
消費者の価値観が多様化し、行政や企業の消費者対応も大きく変化してきているなか、消費生活アドバイザーや消費生活相談員の活躍の場は、消費者志向を目指す企業の顧客対応部門はもちろんのこと、商品開発・マーケティング・品質保証・経営戦略部門など多岐にわたる。行政においても従来の消費生活センターのみならず、消費者庁、経済産業省、内閣府等多省庁に広がっている。
社会のあらゆる分野に消費者視点・消費者志向が重要視されている時代、消費者と企業や行政との“架け橋”として、消費者視点をもつ消費生活アドバイザーや消費生活相談員への期待は、今まで以上に高まっているといえる。本テキストをフルに活用し資格取得を目指して、ぜひともチャレンジしてほしい。
本書を執筆するにあたり、「消費生活アドバイザー資格・消費生活相談員資格試験対策テキスト」および過去の試験問題を直接・間接に活用させていただいた、消費生活アドバイザー試験の実施機関でもあり消費生活相談員資格試験の登録試験機関でもある(一財)日本産業協会に心より感謝を申し上げたい。
2019年4月
編著者
もくじ
本書を活用した学習の仕方
消費生活アドバイザー資格試験の概要
第1章 消費者問題《担当:山室いづみ》
「消費者問題」の出題傾向
1 出題範囲・形式
2 出題傾向
3 学習の仕方
●消費者問題科目「消費者問題」/過去5回の出題一覧
・消費者問題とは何か
・消費者の権利と責任
・消費者問題と消費者行政の歴史
・諸外国の消費者運動の歴史1
・諸外国の消費者運動の歴史2
・国際的な消費者組織
・海外の行政組織と商品テスト
・消費者教育1 消費者教育の始まり
・消費者教育2 消費者教育推進法と基本方針
・消費者教育3 さまざまな場における消費者教育
・消費者市民社会と倫理的消費、持続可能な開発目標
・企業の消費者対応
・コンプライアンス経営の推進、企業の社会的責任(CSR)
・ESG投資の拡大、消費者志向経営の推進
・主な問題商法
・時事解説
●「消費者問題」に関する精選問題
第2章 行政知識《担当:小林協子》
「行政知識」の出題傾向
1 出題範囲・形式
2 出題傾向
3 学習の仕方
●消費者のための行政・法律知識科目「行政知識」/過去5回の出題一覧
・消費者政策の変遷と理念の転換
・消費者基本法
・現在の消費者政策の推進体制
・消費者庁および消費者委員会
・国の基本的施策と分野ごとの主要な法律
・消費者安全法
・消費者事故等に関する情報の集約
・消費者事故の再発・拡大防止と救済策
・製品安全の取組み1
・製品安全の取組み2
・食品安全行政
・地方公共団体の消費者行政1
・地方公共団体の消費者行政2
・個人情報保護法の改正
・国際的な行政機関
・時事解説
●「行政知識」に関する精選問題
第3章 法律知識《担当:安藤昌代》
「法律知識」の出題傾向
1 出題範囲・形式
2 出題傾向
3 学習の仕方
●消費者のための行政・法律知識科目「法律知識」/過去5回の出題一覧
・契約の意義と成立要件
・判断能力の不十分な者の契約
・契約の成立に問題がある場合
・契約の履行確保
・契約の解除とその効果
・製造物責任法
・消費者契約法
・特定商取引法(特定商取引に関する法律)
・電子商取引(インターネット取引)に関する法
・割賦販売法
・消費者金融に関する
・金融商品販売法
・金融商品取引法
・景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)
・消費者紛争の解決に関する諸制度
・消費者裁判手続特例法による消費者団体訴訟制度.
・時事解説
●「法律知識」に関する精選問題
第4章 経済一般の知識《担当:植田敬子》
「経済一般の知識」の出題傾向
1 出題範囲・形式
2 出題傾向.
3 小論文
4 学習の仕方
●消費者のための経済知識科目「経済一般の知識」/過去5回の出題一覧
・経済学の考え方.
・消費者行動1 限界効用理論
・消費者行動2 需要曲線のシフトと弾力性
・競争市場における企業行動
・市場均衡とパレート最適
・市場の失敗
・独占市場と寡占市場
・GDPの概念
・GDPの決定
・経済成長と景気循環
・財政の機能
・日本の財政1
・日本の財政2
・金融理論
・日本の金融と金融政策
・IS-LM分析1
・IS-LM分析2 経済政策の効果
・インフレーションとデフレーション
・国際経済1 貿易
・国際経済2 為替レート
・グローバル化
・日本の経済発展の歴史と特徴
・時事解説
●「経済一般知識」に関する精選問題
第5章 経済統計と調査の方法《担当:大矢野由美子》
「経済統計と調査の方法」の出題傾向
1 出題範囲・形式
2 出題傾向
3 学習の仕方
●消費者のための経済知識科目「経済統計と調査の方法」/過去5回の出題一覧
・経済統計の基礎知識1 経済指標の作り方
・経済統計の基礎知識2 データを比較・修正
・経済統計の基礎知識3 データの分析
・経済指標の見方1 経済統計とは
・経済指標の見方2 消費の動きがわかる指標(1)
・経済指標の見方2 消費の動きがわかる指標(2)
・経済指標の見方3 物価の動きがわかる指標
・経済指標の見方4 人口の動きがわかる指標
・経済指標の見方5 労働・雇用の動きがわかる指標
・経済指標の見方6 産業・企業の動きがわかる指標
・経済指標の見方7 景気の動きがわかる指標
・経済指標の見方8 経済規模がわかる指標
・経済指標の見方9 経済活動と個人消費
・時事解説
●「経済統計と調査の方法」に関する精選問題
第6章 企業経営の一般知識《担当:向井脩》
「企業経営の一般知識」の出題傾向
1 出題範囲・形式
2 出題傾向
3 学習の仕方
4 第2次試験・論文対策
●消費者のための経済知識科目「企業経営の一般知識」/過去5回の出題一覧
・企業経営の基本1 企業経営とは
・企業経営の基本2 経営管理体制とリスクマネジメント
・企業経営の基本3 経営組織とマネジメント
・経営の活性化1 企業統治と社会的責任
・経営の活性化2 雇用環境の変化
・経営の活性化3 企業の再編とM&A
・経営分析1 財務諸表と会計基準
・経営分析2 経営分析と評価
・経営戦略
・マーケティング戦略の基本体系
・製品戦略と価格戦略——productとprice
・流通チャネル戦略——place
・プロモーション戦略——promotion
・マーケティングと消費者行動1 消費者行動
・マーケティングと消費者行動2 消費者の購買意思決定モデル
・市場条件変化とマーケティング1
・市場条件変化とマーケティング2
・マーケティングの新展開
・企業経営の新たな展開
・時事解説
●「企業経営の一般知識」に関する精選問題
第7章 生活経済の知識《担当:窪田久美子》
「生活経済の知識」の出題傾向
1 出題範囲・形式
2 出題傾向
3 学習の仕方
●消費者のための経済知識科目「生活経済の知識」/過去5回の出題一覧
・家計の構造1 家計の基礎知識
・家計の構造2 収入と支出の推移
・家計の構造3 貯蓄
・家計の構造4 負債
・家計管理1 支払方法の多様化
・家計管理2 住宅ローンの概要
・家計管理3 金融商品の概要
・家計と政府1 金融資産のセーフティーネット
・家計と政府2 税金の基礎知識
・家計と政府3 暮らしにかかわる最近の税制改正
・家庭を取り巻くさまざまな環境1
・家庭を取り巻くさまざまな環境2
・生涯家計へ
・時事解説
●「生活経済の知識」に関する精選問題
第8章 地球環境問題・エネルギー需給の知識《担当:大西慧子》
「地球環境問題・エネルギー需給の知識」の出題傾向
1 出題範囲・形式
2 出題傾向
3 学習の仕方
●消費者問題科目「地球環境問題・エネルギー需給の知識」/過去5回の出題一覧
・地球環境問題——地球温暖化の現状と国際的取組み
・日本の地球温暖化の現状とその取組み
・世界のエネルギー事情
・日本のエネルギー事情
・エネルギーセキュリティとベストミックス1
・エネルギーセキュリティとベストミックス2
・省エネルギー対策
・環境問題の歴史
・地球環境問題の歴史的背景と主な取組み
・循環型社会1 廃棄物処理から循環型社会へ
・循環型社会2 主なリサイクル関連法.
・消費者・企業と環境問題
・時事解説——環境・エネルギーの最新トピックス
●「地球環境問題・エネルギー需給の知識」に関する精選問題
第9章 衣生活知識《担当:工藤千草》
「衣生活知識」の出題傾向
1 出題範囲・形式
2 出題傾向
3 学習の仕方
●生活知識科目「衣生活知識」/過去5回の出題一覧
・衣料素材1
・衣料素材2
・衣料素材の形状
・加工と染色
・衣料の消費性能
・繊維・衣料の生産、流通
・衣料の表示・規格1
・衣料の表示・規格2
・衣料の汚れと洗剤
・家庭洗濯、保管、失敗事例
・商業クリーニングと事故賠償
・衣料の安全性、環境問題
●「衣生活知識」に関する精選問題
第10章 食生活知識《担当:日戸弘美》
「食生活知識」の出題傾向
1 出題範囲・形式
2 出題傾向
3 学習の仕方
●生活知識科目「食生活知識」/過去5回の出題一覧
・栄養素と食事摂取基準
・食品成分の化学変化
・保存の原理
・日本人の食生活
・食中毒
・食品衛生法
・食品の安全性確保1
・食品の安全性確保2
・食品の安全性確保3
・食品の表示1
・食品の表示2
・食品の表示3
・健康食品の表示
・新たなJAS制度
●「食生活知識」に関する精選問題
第11章 住生活知識《担当:村川まり子》
「住生活知識」の出題傾向
1 出題範囲・形式
2 出題傾向
3 学習の仕方.
●生活知識科目「住生活知識」/過去5回の出題一覧
・住生活の概要と計画
・構造材料と工法
・仕上げ材料
・室内環境——熱・結露・換気・採光・音
・設備1 暖房設備他
・設備2 給水・排水設備他
・設備3 電気設備・照明設備
・関連法規1
・関連法規2
●「住生活知識」に関する精選問題
第12章 商品サービス・情報知識《担当:田中泰恵》
「商品サービス・情報知識」の出題傾向
1 出題範囲・形式
2 出題傾向
3 学習の仕方
●生活知識科目「商品サービス・情報知識」/過去5回の出題一覧
・商品の品質と安全性
・サービスの品質と安全性
・情報(ネットワーク社会の進展
・情報(ルールとセキュリティ)
・情報(ネットワーク社会のサービス)
・情報(ネットワーク社会の課題)
・広告・表示
・各種マーク表示
・余暇生活(レジャー白書)
・余暇生活(社会生活基本調査、観光)
●「商品サービス・情報知識」に関する精選問題
第13章 社会保障制度・医療《担当:三木隆二郎》
「社会保障制度・医療」の出題傾向
1出題範囲・形式
2出題傾向
3学習の仕方
●生活知識科目「社会保障制度・医療」/過去5回の出題一覧
・社会保障制度の体系と給付構造
・社会保険とは
・社会保険1 医療保険
・社会保険2 年金保険
・社会保険3 介護保険
・社会保険4 労働保険(雇用保険・労災保険)
・社会福祉とは
・社会福祉1 児童福祉
・社会福祉2 障害者福祉
・公的扶助生活保護
・医療
・時事解説
●「社会保障制度・医療」に関する精選問題
第14章 論文試験および面接試験
索引
本書を活用した学習の仕方
チャート学習で効果的な学習
本書は、長年受験指導を担当している専門家が、学習に使える時間が少ない読者を想定して、左ページで重要項目について簡潔に解説した上で、右ページにはその内容を「図表化(チャート化)」や「箇条書き」にして視覚的にわかりやすくまとめている。
さらに、より深く理解するための補足説明や関連分野の追加解説を行い、専門用語の用語解説も配置した。重要項目を見開きページで体系的に学習し、理解して短期間で合格することが本書のねらいである。
■重複を避け科目間の調整が施してある構成内容
2016年度の消費生活アドバイザー資格と消費生活相談員資格の同時取得に伴い、第1次試験は、それまでの出題分野の順番や出題数、構成、時間配分から若干の変更がみられた。本著の構成は、(一財)日本産業協会発行の「試験対策テキスト」と、範囲の区分や掲載箇所に異なる部分があるが、次表(p.16)のように、科目間の重複をできるだけ避けるように調整して、試験範囲をカバーしているので安心して活用されたい。
近年、重要なキーワードが科目を跨いで出題されるのが目につくが、本書では適切と判断した項目で解説をしている。また時事的な問題にも対応し、最新の社会経済状況、統計データ、法律や制度改正などの新しい動きも掲載し解説しているので、読者は効率的に学習を進めることができる。
■出題の分析による精選問題
精選問題は、第1次試験の過去5年間の出題一覧をもとに、執筆者が出題傾向を分析し、出題の可能性が高い設問を過去問題からピックアップして解説している。各設問には出題年を明記してある。なお、執筆者が必要と考えたオリジナルの作問も含まれているので参考にされたい。
■日本産業協会「試験対策テキスト」と本書の対応科目および記載箇所
分冊番号と科目 | 各分冊内容 | ⇒ | 本書での対応科目と記載箇所 | |
1 | 消費者問題 | わが国の消費者問題とそれを巡る動き | ⇒ | 「第1章 消費者問題」 |
諸外国の消費者問題と国際消費者機構 | ⇒ | |||
消費者教育 | ⇒ | |||
消費者志向の経営 他 | ⇒ | |||
多様な消費者問題解決手法 | ⇒ | 「第2章 行政知識」「第3章 法律知識」等 で分散記載 | ||
行政知識 | 現在の消費者行政 | ⇒ | 「第2章 行政知識」 | |
国際機関等による消費者問題への取組み | ⇒ | |||
広告と表示 | 広告と表示、消費生活にかかわるマーク | ⇒ | 「第12章 商品サービス・情報知識」の広告 表示、各種マーク表示に記載 景品表示法は「第3章 法律知識」で記載 | |
2 | 法律知識 | 消費者基本法 | ⇒ | 「第2章 行政知識」 |
契約の適正化、安全性の確保等に関する法令 他 | ⇒ | 「第3章法律知識」 消費者安全法、消費生活用製品安全法は「第 2章行政知識」 衣食住に関する法は該当の章で分散記載 | ||
3 | 経済一般と 経済統計の 知識 | マクロ経済 | ⇒ | 経済一般は「第4章 経済一般の知識」 |
市場メカニズム、需要と供給の仕組み | ⇒ | |||
経済統計の見方、経済統計を扱うための基礎知識 他 | ⇒ | 経済統計の知識は「第5章 経済統計と調査 の方法」 | ||
企業経営の 一般知識 | 企業経営の特質、活性化 経営戦略、経営分析、消費者行動 マーケティングの戦略、課題他 | ⇒ | 「第6章 企業経営の一般知識」 | |
金融の知識 | 金融知識と消費者保護、金融分野の新]しい動き | ⇒ | 金融の知識は、以下の4科目に分散記載 ・金融関係法は「第3章法律知識」と「第7章 生活経済の知識」 ・金融商品・金融分野のIT化は「第7章 生活経済の知識」 ・iDeCoは「第13章 社会保障制度・医療」 ・保険サービスは「第12章商品サービス・ 情報知識」 | |
4 | 地球環境問題・エネル ギー需給 | わが国のエネルギー需給 | ⇒ | 「第8章 地球環境問題・エネルギー需給の知識」 |
地球環境問題への対応と省エネ対策 | ⇒ | |||
生活知識1 | 生活経済(家計構造、税、貯蓄と負債 他) | ⇒ | 「第7章 生活経済の知識」 家計調査の見方は「第5章 経済統計と調査 の方法」 | |
医療と健康(医療制度、医薬品) | ⇒ | 医療制度は「第13章 社会保障制度・医療」 医薬品は「第12章 商品サービス・情報知 識」のサービスの品質と安全性 | ||
社会保険と福祉(医療保障制度と社会 保険、社会福祉と公的扶助、介護保険 他) | ⇒ | 「第13章 社会保障制度・医療」 | ||
余暇生活(日本人の余暇環境、余暇産業) | ⇒ | 「第12章商品サービス・情報知識」の余暇 生活 | ||
生活知識2 | 衣服と生活(衣料品の素材と消費性能、生産・流通、表示、安全性 他) | ⇒ | 「第9章 衣生活知識」 | |
食生活と健康(食品成分、食生活、表示安全性 他) | ⇒ | 「第10章 食生活知識」 | ||
住生活(住生活の課題、材料と構造、 室内環境、設備、法規・基準他) | ⇒ | 「第11章 住生活知識」 | ||
「商品・サービスの品質と安全性」 「暮らしと情報」 | ⇒ | 「第12章 商品サービス・情報知識」 |
出典:日本産業協会2019年度版試験対策テキストに一部加筆
2次試験対策
論文試験は「消費者問題」「行政・法律知識」「経済知識」の科目から出題され、「生活基礎知識」からは出題されない。「第14章論文試験および面接試験」に、過去5年間の論文問題一覧を編集するとともに、論文の書き方や論文の学習方法について、合格に必要な実践的なポイントをまとめている。
論文の出題傾向については、本著の該当する各章で紹介している。なお、消費生活アドバイザーの適性を判断する面接試験の受け方についてのアドバイスも参考にするとよい。
消費生活アドバイザー資格試験の概要
試験概要と合格水準
消費生活アドバイザー資格試験は、法で定める消費生活相談員資格試験を兼ねて実施される。第1次、第2次試験に合格することにより、消費生活アドバイザーと消費生活相談員の両方を同時に取得できる。
消費生活アドバイザー試験の形式は、第1次試験が択一式試験で、第2次試験は論文試験と面接試験である。2018年度の1次試験の合格率は45.2%(前年度:31.3%)、最終合格率は30.1%(前年度:22.1%)であった。
第1次試験の合格水準は原則として65%以上の正解率を基準とすると公表されている。なお、第1次試験問題の出題根拠となる法令等は2018年4月日時点で施行されているものである。
第1次試験の時間割と分野別出題数(2018年度試験)
2018年度の第1次試験は以下のような時間割で、出題数は全55問であった。
第1時限目(70分18問):
消費者問題(6問)、消費者のための行政知識(3問)、法律知識(7間)、広告と表示(2問)
第2時限目(70分19問):
企業経営(7問)、経済一般(5問)、経済統計(2問)、生活経済・金融知識(5問)
第3時限目(70分18問):
衣生活知識(2問)、食生活知識(2間)、住生活知識(2問)、商品・サービスの品質と安全性(2問)、余暇(1問)、くらしと情報(2問)医療と健康(2問)、社会保険と福祉(2問)、環境・エネルギー(3階)
第2次試験の概要(2018年度試験)
第2次試験験の論文試験は、生活知識を除いた第1次試験の範囲を2グループに分け、それぞれのグループから各1課題選択する。出題の理解力、課題の捉え方、表現力等を審査し、選択した2課題がともに5段階評価(A〜F)C以上により合格となる。
第2次試験の面接試験では、(1)誠実、円満、機密保持等の資質、(2)消費生活アドバイザーおよび消費生活相談員として必要な、見識、中立公正でバランス感覚がとれた意見、積極性、コミュニケーション能力等について審査し、複数の面接委員の総合評価が3段階評価(A~C)のB以上により合格となる。
2018年度の2次試験の合格率は60.5%(前年度:60.0%)で、1次試験合格者(前年合格の第1次試験免除者含む)の約40%は最終合格に至っていない。なお、2016年度より資格取得に際して、消費者相談業務などの実務経験は不要とされている。
(一財)日本産業協会公表による2019年度(第40回)試験概要
2019年度試験については、(一財)日本産業協会が公表している(2019年3月末現在)。ただし会場その他試験の詳細については、順次決まり次第、日本産業協会のホームページで公表されるので、随時、確認しておくこと。
試験日程
第1次試験 2019年10月13日(日)
第2次試験 2019年12月8日(日)
試験地
第1次試験地 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・徳島・福岡
第2次試験地札 幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・徳島・福岡