貸金業務取扱主任者試験の難易度はどれくらい?試験の概要と過去3年間の合格率をチェック!




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貸金業には欠かせない国家資格である「貸金業務取扱主任者」。取得したいと思っている人も多いのではないでしょうか。この記事では、貸金業務取扱主任者の難易度について詳しくお伝えしていきます。

貸金業務取扱主任者とはどんな資格なのか

貸金業務取扱主任者とは一体どのような資格なのか知らない人も多いかもしれませんので、ここでは貸金業務取扱主任者の資格の詳細について記載していきます。

まず、貸金業務取扱主任者は、貸金業法で定義がされており、簡単に言うと、貸金業務の従事者に対して、法令を遵守して、業務を適正に実施できるように助言・指導をする貸金業務のプロフェッショナルな人の事です。

そして、貸金業務取扱主任者の制度は、平成18年度の貸金業法の改正から平成21年の3条施行を経て国家資格となり、貸金業務取扱主任者資格試験が開始されました。

貸金業務取扱主任者の試験概要

次に、貸金業務取扱主任者の試験概要について説明していきます。

まず、受験資格は特になく、年齢・性別・学歴等に関係なく誰でも受験できます。

試験方法は筆記試験で、問題は全部で50問あります。出題形式は4肢択一方式のマークシート方式で試験時間は2時間です。また、試験問題は持ち帰り可です。
近年では、1年に1回(11月中旬頃)試験が開催されていて、試験地は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄など全国17地域で行われています。

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出典:出版社HP

貸金業務取扱主任者の難易度は?

気になる貸金業務取扱主任者の試験の難易度ですが、近年のデータを参考にすると合格者はおよそ30%です。毎年10,000人ほどの方が受験されているので、そのうちの約3,000人が合格されていると考えるとイメージしやすいかもしれません。この合格率30%は、一見低いように思われますが、国家資格であることを考えると難易度はそれほど高くないと思われます。

以下が、過去3年分の合格率のデータです。

年度 受験者数 合格者数 合格点 合格率
令和2年 10,533人 3,567人 33点 33.9%
令和元年 10,003人 3,001人 29点 30.0%
平成30年 9,958人 3,132人 32点 31.5%

また、貸金業務取扱主任者の試験科目は4ジャンルで構成されており、全部で50問が出題されます。
なお、試験科目4つのジャンルは以下のとおりです。
①法及び関係法令に関すること
②貸付けおよび貸付けに付随する取引に関する法令および実務に関すること
③資金需要者などの保護に関すること
④財務および会計に関すること

そして過去のデータを参考にすると、①だけで半分近くの問題数が出されています。この事から、「法及び関係法令に関すること」の分野は良く勉強しておいた方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。以上が、貸金業務取扱主任者の資格の難易度についてです。

貸金業務取扱主任者は、数ある国家資格の中でも割と簡単な試験で、誰でも受けられるものなので、ぜひ皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか。

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