M&Aスペシャリスト検定試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)
M&Aスペシャリスト検定の概要
M&Aとは、激変する経済環境にあって更なる事業拡大を指向し、あるいは後継者難等の経営者の悩みを解決していく手段として活用されています。戦略的経営ノウハウ及び関連する法律・税務・会計の知識が要請されるが、M&Aスペシャリストはそれらに応えるための資格です。専門分野のエキスパートとして、常に新しい知識・技能を磨いていくため、毎年指定研修の受講が義務付けられ、3年毎に資格を更新する制度となっています。
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M&Aスペシャリスト検定の公式テキスト
公式テキストはなく、また試験に直結する参考書や問題集も見当たりませんでした。公式サイトに載っている「例題集」や「出題範囲」を参考にするのが良いでしょう(これらの資料は「M&Aスペシャリスト」検定試験の傾向を示すためのものなので、解答は示されておりません。また、検定試験の内容、問題形式を拘束するものではありません。実際の問題は多肢選択形式問題を20問、論述形式問題を1問予定しています)。
公式で推奨している参考図書
1.「組織再編成の税務・会計・法律-ケーススタディ/調整処理と申告対策」(中央経済社)
組織再編はグループ法人税制創設で活用範囲が拡大して、利用価値も高まり再編の戦略戦術の選択肢が増した。形態別にケーススタディで会計処理との比較、申告調整を詳解した改題版。
2.「M&A実務ハンドブック〈第7版〉-会計・税務・企業評価と買収契約の進め方」(中央経済社)
中小企業の事業承継などを念頭において、企業の組織再編に関わる会計・税務・法の制度面から進め方までを解説する。第7版では、平成26年会社法改正等をフォローする。
3.「M&Aコンサルティングの実務」(中央経済社)
売り手・買い手企業の見つけ方から成約まで、M&Aを手掛けるコンサルタントに必要な知識を網羅し解説。書簡、契約書のサンプルなど39の書式を掲載。
4.「[7訂版]最新/組織再編の法律・会計・税務ハンドブック」(日本法令)
組織再編に関する法務・税務・会計をQ&A形式で網羅した実務書として、平成18年の会社法施行以来版を重ね続ける好評書。 7訂版では、平成29年税制改正での大幅改正に対応。スピンオフ税制の導入、企業グループ内の分割型分割に係る適格要件の見直し、適格合併・適格株式交換に係る対価要件の見直しなどについて詳解。組織再編に携わるすべての実務家必携の1冊。