ウイスキー検定試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)




ウイスキー検定の概要

ウイスキー検定は、世界のウイスキーを対象に、歴史、原料、製法から様々な飲み方、ウイスキーに関するうんちくまで、ウイスキーを楽しむための知識を問う検定です。3級〜1級とアイリッシュウイスキー(IW)級があり、1級以外は20歳以上であれば、誰でも受験できます。1級は、2級合格者かコニサー資格保有者のみ受験できます。マークシートの択一形式で出題され、1級のみが記述も出題されます。3級〜1級は全100問が出題され、3級は60問以上、2級は70問以上、3級は80問以上正解で合格となります。IW級は50問中35問正解で合格となります。

最新のウイスキー検定テキストを確認する
Amazon  Rakuten

ウイスキー検定試験の公式テキスト

公式テキストがあり、公式ホームページから購入できます。
ウイスキー検定公式HP

ウイスキー検定のおすすめテキスト

1.「新版 ウイスキー検定公式テキスト」(小学館)

土屋 守 (監修)
出版社: 小学館; 新版 (2018/10/12)、出典:出版社HP

この本は、ウイスキー検定の公式テキストです。ウイスキーにまつわる、最新の情報を網羅し、「ウイスキー検定」の受験者はもちろんのこと、もっともっとウイスキーのことを知りたい方に、最適の一冊になっています。

2.「ウイスキー完全バイブル」(ナツメ社)

土屋 守 (監修)
出版社: ナツメ社 (2015/11/10)、出典:出版社HP

この本では、日本、スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダのウイスキー5大国の歴史から人気銘柄まで、資料写真をふんだんに用いてわかりやすく解説しています。それぞれの特長や魅力が楽しく学べます。

3.「ウイスキー検定 過去問題集6」(ウイスキー文化研究所)

土屋 守 (著)
出版社: ウイスキー文化研究所 (2018/11/27)、出典:出版社HP

この本は、ウイスキー検定の過去問題集です。

最新のウイスキー検定テキストを確認する
Amazon  Rakuten

目次 – 新版 ウイスキー検定公式テキスト (SJムック)

contents

この本を読まれる方へ

第1章 酒の分類とウイスキーの原料

1 世界の酒とウイスキー
2 ウイスキーの定義
3 世界の5大ウイスキー
4 ウイスキーの原料1穀物
5 ウイスキーの原料2酵母
6 ウイスキーの原料3水
Chaser1 ブレンデッドウイスキーの考案者

第2章 スコッチウイスキー

1 スコットランドについて
2 スコッチウイスキーの定義
3 スコッチウイスキーの分類
4 スコッチモルトウイスキーの製造
①製麦 ②糖化 ③発酵 ④蒸留 ⑤熟成 ⑥瓶詰め
5 モルトウイスキーの生産地区分
①ハイランドモルト ②スペイサイドモルト ③アイラモルト ④アイランズモルト ⑤ローランドモルト ⑥キャンベルタウンモルト
6 モルトウイスキーのおもな蒸留所
ハイランド スペイサイド アイラおよびアイランズ ローランドおよびキャンベルタウン
7 ハイランドのクラフト蒸留所
8 スペイサイドのクラフト蒸留所
9 アイラ・アイランズ&ローランドのクラフト蒸留所
10 スコッチモルトウイスキー蒸留所 所有者別リスト
11 スコットランドのグレーンウイスキー蒸留所
12 ブレンデッドウイスキーについて
13 ブレンデッドスコッチのおもな銘柄
14 ボトラーズについて
(スコッチウイスキー関連年表)
Chaser 2 番犬ならぬ番ネコのチャンピオン・・・・・063
Chaser 3 26万本のウイスキーをめぐるドタバタ喜劇065

第3章 アイリッシュウイスキー

1 アイルランドについて
2 アイリッシュウイスキーとは
3 アイリッシュウイスキーの歴史
4 アイリッシュウイスキーの造りと種類
5 アイリッシュのおもな蒸留所
6 アイリッシュのクラフト蒸留所
(アイリッシュウイスキー関連年表)
Chaser 4 whiskeyとwhisky、どちらが本当?

第4章 アメリカンウイスキー

1 アメリカについて
2 アメリカンウイスキーとは
3 アメリカンウイスキーの歴史
4 バーボンウイスキーの製造
①糖化 ②発酵 ③蒸留 ④熟成 ⑤瓶詰め
5 ケンタッキーバーボン
6 テネシーウイスキー
7 アメリカンウイスキーのクラフト蒸留所
(アメリカンウイスキー関連年表)
Chaser 5 ジョージ・ワシントンの知られざる蒸留所
Chaser 6 バーボンの名称の由来

第5章 カナディアンウイスキー

1 カナダについて
2 カナディアンウイスキーとは
3 カナディアンのおもな蒸留所
4 カナディアンウイスキーのクラフト蒸留所
(カナディアンウイスキー関連年表)
Chaser7カポネがつくらせた割れにくいボトルとは

第6章 ジャパニーズウイスキー

1 日本について
2 ジャパニーズウイスキーの歴史
3 ジャパニーズウイスキーの定義
4 ジャパニーズウイスキーの製造と特徴
5 主要ウイスキーメーカーとその蒸留所
6 ジャパニーズウイスキーのクラフト蒸留所
(ジャパニーズウイスキー関連年表)
Chaser 8 初めてウイスキーを飲んだのは浦賀の与力!?
Chaser 9 日本初の蒸留所は奈良時代の寺院跡!?
Chaser10「竹鶴ノート」の持っている意義とは

第7章 ウイスキーの製造工程

1 モルトウイスキー
①製麦 ②糖化 ③発酵 ④蒸留 ⑤熟成 ⑥瓶詰め
2 グレーンウイスキー

第8章 ウイスキーの楽しみ方

1 ウイスキーを使ったカクテル

巻末 ウイスキー検定 受験に向けて
用語解説
おすすめの本・参考文献
索引
スタッフ・協力者・関係者一覧

土屋 守 (監修)
出版社: 小学館; 新版 (2018/10/12)、出典:出版社HP

この本を読まれる方へ

本書は2014年にスタートしたウイスキー検定の公式テキストの新版です。ウイスキー検定は3級、2級、1級の常設級と、不定期で実施させるシングルモルト級、ジャパニーズウイスキー級、バーボン級などのスペシャル級があります。3級、2級、スペシャル級はどなたでも受験できますが、1級は、2級合格者のみが受験できる段階試験となっています。

3級、2級の試験はすべて四者択一式で、100問ずつ(1問1点)。合格の基準は3級が60 点以上、2級が70点以上となっています。 1級は五者択一式 80 問と記述が 20 問となっていて、合格ラインは80 点です。問題の出題範囲は、原則として3級が本書の第1章と第2章、2級が世界の5大ウイスキーすべて(第6章まで)と第8章「ウイスキーの楽しみ方」そして1級は本書のすべてとなっています。

テキストは世界の5大ウイスキーすべてを網羅したものとなっていますが、対象が広大であることから、必ずしもすべての銘柄、事柄をカバーしているわけではありません。学習にあたっては巻末の用語解説や索引を活用するとともに、参考図書、特に隔月刊のウイスキー専門誌『ウイスキーガロア (Whisky Galore)』なども参考に、ウイスキーの奥深い世界にふれていただければと考えています。

4年ぶりとなる今回の新版では、世界的なクラフトウイスキー、クラフト蒸留所ブームを受けて、大幅に新規蒸留所のページを増やしました。さらに誌面の都合で掲載できなかったクラフト蒸留所も、各章の最後にできるだけ載せるようにしています。そういう意味では、検定テキストというにとどまらず、多くのウイスキーファンにとっても最新の事情を知ることができる、格好の書物となっていると思います。

今、世界はかつて経験したことのないようなウイスキーの新時代を迎えつつあります。この検定を機会に、多くの方がウイスキーの魅力に触れますことを、心から願っています。

2018年 9月
土屋守

土屋 守 (監修)
出版社: 小学館; 新版 (2018/10/12)、出典:出版社HP

目次 – ウイスキー検定 過去問題集8

目次

第9回 ウイスキー検定(2019年9月1日実施)

1級問題
2級問題
3級問題

アイリッシュウイスキー級問題

付録 2級問題英語版(English ver.)
付録 3級問題英語版(English ver.)

解答

1級解答
2級解答
3級解答

アイリッシュウイスキー級解答

※各問題および解答は検定実施時点を基準に作成されています。

ウイスキー文化研究所
出版社: ウイスキー文化研究所 (2019/11/12)、出典:出版社HP

目次 – ウイスキー完全バイブル

はじめに

ウイスキーはいま新しい時代に入っている。それは「マッサン」ブームに沸いた日本だけの一話ではない。

新興国を中心にウイスキー需要が急増し、スコッチウイスキーは歴史始まって以来の活況を呈しているし、バーボンウイスキーは二ューヨークを中心に、クールな飲み物として再び注目を集めている。スコッのお隣のアイリッシュは、やはりアメ中心にこのところ毎年2桁増を続けており、世界5大ウイスキーのなかで最も成長率が著しい酒となっている。

ウイスキーが劇的な変化を遂げるきっかけとなったのは、1980年代後半に登場したシングルモルトだった。それまでのウイスキーの歴史は、9世紀後半に誕生したスコッチのブレンデッドの歴史だったと言っても過言ではない。竹鶴政孝によってもたらされた日本のウイスキーも、スコッチに倣ったブレンデッドウイスキーである。

しかしシングルモルトの登場によってその世界は大きく変わった。1990年代後半からミレニアムにかけ、世界中にシングルモルト愛好家が増え、ネットやSNSの普及によって一気に、ウイスキー熱、は加速した。飲んで酔うためや、ブランドステータスによって選ばれていた酒から、飲んで楽しむ酒、歴史や文化を楽しむ酒へと変化した。

実際、ウイスキーほど知る楽しみを与えてくれる酒はないと思っている。世界5大ウイスキーとは何なのか、それぞれどんな造り方をしているのか。原料穀物、水、ピート、酵母、知れば知るほどおもしろく、そして製麦、糖化、発酵、蒸留、熟成という製造工程を知ればウイスキーのアロマ、フレーバーへの理解が深まる。

ウイスキーほど複雑な工程を経て造られる酒はなく、香味は多彩である。漠然と飲むのではなく、ぜひ喇き酒にもチャレンジしてみてほしい。多彩な香りや、ひとつとして同じものがない、そのフレーバーに驚くだろう。

ウイスキーは、その国の文化や歴史とも密接に絡み合っている。日本に初めてウイスキーを紹介したのは、あのペリーだったことや、アメリ力のジョージ・ワシントンがウイスキーを造っていたこと。スコッチには生涯に2万8899匹のネズミを捕らえた、ギネスブックにも載るネコがいたことなど、歴史や文化、ちょっとしたエピソードを知れば知るほど、ウイスキーへの愛着が増すだろう。

この本は、そうしたウイスキーの造り、それが造られる国や地域の文化や歴史、そして最新の情報まで、ウイスキーにまつわるすべての事柄を豊富なイラストや写真によって、余すところなく伝えた本である。

もちろん、私1人の力でこの本ができたのではない。今回もアーク・コミュ二ケーションズの石川瑞子氏はじめ、谷岡幸恵氏らに大変お世話になった。ぜひ旨いウイスキーで乾杯し、労をねぎらいたいと思っている。

監修者 土屋守

土屋 守 (監修)
出版社: ナツメ社 (2015/11/10)、出典:出版社HP

CONTENTS

はじめに

第1章 進化し続けるウイスキー
Topic1世界中で伸びるウイスキー消費量
Topic2世界に認められたジャパニーズウイスキー
Topic3シングルモルトがウイスキー史を変えた…
Topic4ウイスキー愛好家が大注目「NAS」
Topic5新たな歴史を踏み出したアイリッシュウイスキー・
Topic6ニューワールドウイスキーの台頭
Topic7アメリカンの新潮流クラフトディスティラリー

第2章 世界の5大ウイスキー
ウイスキーとは何か
ウイスキーの定義
ウイスキーを知る5つのキーワード
ウイスキーの主な種類
ラベルからウイスキーを知る
世界の5大ウイスキーMAP

Section1 ジャパニーズウイスキー
ジャパニーズウイスキーの主な製品の種類
日本の主なメーカーと蒸留所
サントリー
山崎蒸溜所
白州蒸溜所
鳥井信治郎
ニッカウヰスキー
余市蒸溜所
宮城峡蒸溜所
竹鶴政孝
キリンビール
富士御殿場蒸溜所
ベンチャーウイスキー
秩父蒸溜所
本坊酒造
信州マルス蒸留所
江井ヶ嶋酒造」
ホワイトオーク蒸留所
このジャパニーズから飲む!
初・中・上級別おすすめ銘柄

Section2 スコッチウイスキー
スコッチウイスキーの主な製品の種類
スコッチ6大産地
スペイサイド
アイラー
ハイランド
アイランズ
キャンベルタウン
ローランド
このスコッチモルトから飲む!ー初・中・上級別おすすめ銘柄
このスコッチブレンデッドから飲む!初・中・上級別おすすめ銘柄

Section3 アイリッシュウイスキー
アイリッシュウイスキーの造りと種類
アイリッシュの主な蒸留所MAP
このアイリッシュから飲む!―初・中・上級別おすすめ銘柄-

Section4 アメリカンウイスキー
アメリカンウイスキーの主な種類
アメリカンの主な蒸留所MAP
バーボンの特徴
このアメリカンから飲む!―初・中・上級別おすすめ銘柄–

Section5 カナディアンウイスキー
カナディアンウイスキーの主な種類
カナディアンの主な蒸留所MAP

第3章 世界のウイスキー図鑑
ウイスキー図鑑の見方

ジャパニーズウイスキー
山崎
白州
余市
宮城峡
竹鶴
イチローズモルト
富士山麓
駒ヶ岳
あかし
ジャパニーズウイスキーカタログ

スコッチウイスキー「シングルモルト」
マッカラン(スペイサイド)
グレンフィディック(スペイサイド)
ザ・グレンリベット(スペイサイド)
ボウモア(アイラ)
アードベッグ(アイラ)
ラフロイグ(アイラ)
ラガヴーリン(アイラ)
ブルックラディ(アイラ)
グレンモーレンジィ(ハイランド)
クライヌリッシュ(ハイランド)
ダルモア(ハイランド)
タリスカー(アイランズ)
ハイランドパーク(アイランズ)
スプリングバンク(キャンベルタウン)
オーヘントッシャン(ローランド)
スコッチウイスキーカタログ「シングルモルト」

スコッチウイスキー「ブレンデッド」
ジョニーウォーカー
シーバスリーガル
カティサーク
オールドパー
スコッチウイスキーカタログ「ブレンデッド」

アイリッシュウイスキー
ブッシュミルズ
カネマラ
ジェムソン
タラモアデュー
アイリッシュウイスキーカタログ

アメリカンウイスキー
ワイルドターキー
フォアローゼズ
ジムビーム
ノブクリーク
メーカーズマーク
バッファロートレース
ブラントン
ウッドフォードリザーブ
I.W.ハーバー
ジャックダニエル
バラエティ豊かなアメリカンウイスキー
注目のクラフトディスティラリー
アメリカンウイスキーカタログ

カナディアンウイスキー
カナディアンクラブ
クラウン・ローヤル
カナディアンウイスキーカタログ

Column 蒸留所見学に行こう!

第4章 ウイスキーの基礎知識

Section1 ウイスキーの歴史
Chap.1 ウイスキーの始まり物語
Chap.2 密造時代が生んだ奇跡の琥珀色
Chap.3 スコッチが世界に広まった理由
Chap.4 ウイスキー戦争と禁酒法
Chap.5 ジャパニーズウイスキーの黎明
ウイスキー史年表

Section2 ウイスキーの造り方
ウイスキーの原料
ウイスキー造りの流れ

Stepl 製麦 ~モルティング~
モルティングの流れ
「ピート」について
Step2 糖化 ~マッシング~
マッシングの流れ
Step3 発酵 ~ファーメンテーション~
発酵の流れ
Step4 蒸留 ~ディスティレーション~
蒸留の種類と仕組み
ポットスチルの形状と酒質の関係
個性あふれる蒸留所のポットスチル
Step5 熟成 ~マチュレーション~
樽熟成中に影響を与える要素
樽の種類について
熟成庫での樽の積み方について
Steps6 ヴァッティングとブレンディング
ヴァッティングとブレンディングの違い
マリッジとダブルマリッジについて
Step7 瓶詰め ~ボトリング~
瓶詰めまでの流れ
バーボン製造のポイント
ボトラーズブランドとは?

Column監修者・土屋守が出合った心に残るウイスキー10本

ウイスキー用語集
ウイスキーINDEX
問い合わせ先一覧/取材、写真協力/参考文献

土屋 守 (監修)
出版社: ナツメ社 (2015/11/10)、出典:出版社HP