日本ビール検定(びあけん)試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)




日本ビール検定(びあけん)の概要

日本ビール検定は、日本のビールの歴史・製法・原料、飲み方から世界のビールにも触れる幅広い分野の知識が出題されます。3級〜1級があり、3級と2級、2級と1級の併願が可能です。検定当日に満20歳以上であれば、誰でも受検でき、3級と2級はマークシートの4者択一式で、1級がマークシート方式に加えて、記述・論述問題があります。いずれの級も100点満点で、3級は60点以上、2級は70点以上、1級は80点以上で合格となります。

最新の日本ビール検定(びあけん)テキストを確認する
Amazon  Rakuten

日本ビール検定(びあけん)試験の公式テキスト

公式テキストがあり、インターネットからの購入が可能です。

日本ビール検定(びあけん)のおすすめテキスト

1.「日本ビール検定公式テキスト 2018年4月改訂版」(マイナビ出版)

一般社団法人日本ビール文化研究会 (監修)
出版社: マイナビ出版; 改訂版 (2018/4/17)、出典:出版社HP

この本は、公式テキストで、全ての級に対応しています。公式テキストですが、試験対策以外にも、ビールのよさを楽しく再発見できる本です。

2.「新版 ビールの図鑑」(マイナビ出版)

一般社団法人日本ビール文化研究会 (監修), 一般社団法人日本日本ビアジャーナリスト協会 (監修)
出版社: マイナビ出版; 新版 (2018/5/29)、出典:出版社HP

この本は、世界中のビールブランドとその香りや味わいを詳しく解説しています。歴史・原料・製造工程などの基礎からパブや自宅での楽しみ方まで、もっとビールがおいしくなる知識を紹介しています。

最新の日本ビール検定(びあけん)テキストを確認する
Amazon  Rakuten

目次 – 日本ビール検定公式テキスト 2018年4月改訂版

はじめに

ビールは親しみやすいお酒です。世界では紀元前3000年頃から存在した記録があり、日本でも明治時代から広まって、今や「とりあえずビール!」といわれるほど身近な存在です。

しかし世界にも日本にも、色や味、香りがおなじみのものとは大きく異なるビールが無数にあります。それぞれ独特の原料や製法、歴史があり、地域の食文化の一角を担って人々の暮らしに潤いを与えています。ビールは世界中の日常生活に溶け込んだ文化であり、多様で興味深く魅力的です。

私たち一般社団法人日本ビール文化研究会は、ビールのおいしさ、楽しさ、素晴らしさを広く知っていただくため、2012年から日本ビール検定(愛称:びあけん)を実施しています。

びあけんは、ビールの基礎知識を幅広く手軽に学びたい方から専門的に勉強したい方まで、段階に合わせて、1級に分かれた検定で、20歳以上ならどなたでも受検できます。

本書は3~2級合格レベルの教科書です。ビールの基礎知識を体系的にわかりやすく学べます。もちろん、1級を受験される方にとっても、必須の内容が記されています。

びあけんや本書を通して、ぜひビールの新しい魅力を発見してください。
一般社団法人日本ビール文化研究会は、皆様によりおいしく、ビールを飲み、語っていただくことを願っています。

一般社団法人日本ビール文化研究会 (監修)
出版社: マイナビ出版; 改訂版 (2018/4/17)、出典:出版社HP

目次

●はじめに
●本書の読み方・使い方

Part1ビールの基本

Chapter1ビールとは
1ビールの定義
2ビールの特徴

Chapter2ビールの原料
1ビールの基本となる原料
2麦と麦芽
3ホップ
4醸造用水
5その他の原料

Chapter3ビールの製造工程
1主な製造工程
2ビールの醸造
3製麦工程
4仕込工程
5発酵・貯酒工程
6ろ過工程
7パッケージング工程

BEERCOLUMN
ドイツの定義「ビール純粋令」/ビールがもつコミュニケーション効果/ビールに似たロシアの飲み物/宇宙を旅した奇跡の大麦/大麦の生産/世界でいちばん苦いビール/チェコのホップ収穫祭「ドチェスナー」/ホップの生産/水質の違いから誕生したピルスナー/天然育ちの酵母/ビールの色を調整する濃色麦芽/缶でもびんでも「生ビールド」

Part2ビールを知る

Chapter1さまざまなビアスタイル
1ビールの分類
2ドイツ・チェコ・オーストリア発祥の主なスタイル
3イギリス・アイルランド発祥の主なスタイル
4ベルギー発祥の主なスタイル
5アメリカ発祥の主なスタイル
6発祥国不明・その他のスタイル
7日本のビールと酒税法

Chapter2ビールの世界史
「ビールの世界史」年表
1古代
2中世
3近代
4現代

Chapter3ビールの日本史
「ビールの日本史」年表
1日本のビールの創成期
2日本のビールの発展期
3現代の日本のビール

BEERCOLUMN
お酒マーク/日本のビールの表示について/ビールの語源/王冠の秘密/ビールを愛した偉人たち/ビールにまつわる名言/ビールのブランド名からできた恵比寿駅/家庭でも飲まれるようになったビール/日本初のビアガーデンと日本最大のビアガーデン/文豪の愛したビール

Part3ビールの文化

Chapter1ビール文化を支える人々
1こだわりの注ぎ手
2ビール専門マスコミ
3ビールに関わる団体

Chapter2ビール文化と触れ合う場
1ビアバー、ビアパブ
2ビアフェスティバル、ビアコンテスト
3ビール工場、小規模醸造所見学

Chapter3ビールの生産と消費動向
1世界のビール市場
2日本のビール市場

BEERCOLUMN
ホームブルーイングの興隆とクラフトビールとの融合/ビールに関わる仕事/ビールで盛り上がる「乾杯!」/ラベルに隠されているものは?/世界の主なビアイベント/世界最大のビールの祭典「オクトーバーフェスト」

Part4ビールを味わう

Chapter1ビールのおいしさ
1ビールのおいしさの基礎知識
2ビールの香りと味
3ビールの色と泡と温度
4ビールの劣化

Chapter2ビールをさらにおいしく
1ビールの酒器
2樽生ビールとビールサーバー
3ビールを楽しむ

Chapter3アルコールと健康
1アルコールについて
2正しいお酒の飲み方

ビール知って納得Q&A

BEERCOLUMN
びんビールと缶ビールの味は違う?/ドイツのビアホールでのジョッキ/スタイルに合ったグラス選び/味わい広がるビアカクテル/つなぐ「お通し」/カーブ効果/ビールは太る?

巻末企画「日本ビール検定」受検対策講座
「日本ビール検定」とは
検定概要/特典
受検者傾向
3級模擬問題
3級模擬問題・解答解説
3級・検定対策アドバイス
2級模擬問題
2級模擬問題・解答解説
2級・検定対策アドバイス
1級模擬問題
1級模擬問題・解答解説
1級検定対策アドバイス

●INDEX
●主な参考文献

一般社団法人日本ビール文化研究会 (監修)
出版社: マイナビ出版; 改訂版 (2018/4/17)、出典:出版社HP

本書の読み方・使い方

この本は、ビールの世界をわかりやすく学べるように、構成しています。
まずはPart1でビールの基本を学びましょう。

Part2以降は、どこから読まれても結構ですが、Part2のChapter2「ビールの世界史」とChapter3「ビールの日本史」は、セットで順番に読み進められることをおすすめします。

また「世界史」は技術革新の歴史でもあり、「世界史」を学んだ後にPart1のChapter3「ビールの製造工程」を復習すると理解がより深まるでしょう。

同じようにPart2のChapter1「さまざまなビアスタイル」も、同PartのChapter2「ビールの世界史」を学んだ後に再読すると良いでしょう。

64ページから紹介している各ビアスタイル横の級数(1級・2級・3級)は、受検レベルのひとつの目安になります。3級は、上面・下面発酵の代表的なスタイルで、市場でもよく見かけるので必ず押さえておきましょう。

2級は、3級よりも一歩踏み込んだスタイルで、これらを覚えるとビールの知識が広がります。1級は市場ではほとんど見かけないスタイルです。ぜひ、参考にしてみてください。

一般社団法人日本ビール文化研究会 (監修)
出版社: マイナビ出版; 改訂版 (2018/4/17)、出典:出版社HP