機械設計技術者試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)
機械設計技術者の概要
機械設計技術者試験とは機械設計技術の能力を評価する試験です。この試験を取得することによって自分の技術力をアピールできます。
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機械設計技術者のテキスト
1.機械実用便覧
2.材料力学
機械系学科の基礎科目である材料力学を簡潔平易に解説。〔内容〕単純応力/組合せ応力/軸のねじり/はりのせん断力と曲げモーメント/はりの応力/はりの変形/不静定はり/ひずみエネルギとエネルギ法/柱の圧縮/厚肉円筒と回転円板/他
3.工業熱力学(機械工学基礎講座)
4.よくわかる機構学
機械工学の必須事項を徹底分析した最新の内容を、使いやすくわかりやすい紙面構成で展開した、セメスタ制に対応した新しい教科書シリーズの一冊。
機械を実際に設計する際に必要となる機構学の知識を豊富な図と例題でわかりやすく解説した。
令和2年版 機械設計技術者試験 問題集
はじめに
(一社)日本機械設計工業会は、永年にわたり慎重に調査研究を続け、平成7年度に機械設計技術者1級、2級の資格制度を設立し、平成8年3月10日に第1回の資格試験を実施した、その後、毎年、定期的に機械設計技術者1、2級の資格試験を実施した、また、平成10年度より機械設計技術者3級試験も実施され、今後も毎年、定期的に実施することが決定されている。
本書は、機械設計技術者の資格試験を受験しようとする人々のために、まず、(一社)日本機械設計工業会による機械設計技術者資格制度の内容について解説し、次いで、資格試験のうち学科試験の問題例と解答例を紹介するものである。
本書において収録されている問題例は、長年月にわたって機械工学および機械設計について研究している人々と、機械設計の実務経験が豊富なエキスパートとが作成したものであり、昨年度の資格試験に出題された問題が収録されている。
機械設計技術者の資格試験を受験しようとする人々は、本書の問題を解いてみることによって、1級、2級あるいは3級の資格が認定されるためには、どの程度の学力が要求されるかを知ることができる、このことは、資格試験の受験準備に利用できると同時に、日常の機械設計業務に活用できる知識の整理にも役立つであろう、「機械設計技術者の資格試験を受験しようとする方々、および一般に機械設計の実務に従事している方々が本書を読んでくださることを切望する。
本書は、読者より寄せられた御意見を参考にして改訂を行っていくので、今後も本書の内容について自由な、積極的な御意見を寄せられることを期待する。執筆者一同は、読者からの御意見を参考にして、本書の内容をさらに改善する機会をもつことができれば幸いである。
機械設計技術資格認定制度について
機械産業はわが国の産業・経済の成長・発展の原動力となってきたが、さらに近年、新技術開発による製品の高度化・複合化・多様化が進み、また製造物責任・環境保全の重要性が高まり、これらに対応するため設計の重要性はますます高まっている。
生産活動の中において、設計業務は、とくに人間に依存するところが多く、それぞれの企業、さらには、我が国の機械産業にとって、設計技術者の能力の向上は重要な課題となっている。
このように重要な設計技術者の能力を認定する資格制度を求める声は、古くから挙がっていたが、建築士などのように安全確保の上から法的に規定される、いわゆる制限資格とならず、また、機械設計の関連技術の深さ、設計対象の多様性など能力認定の難しさから検討は行われたが、具体化するに至らなかった。
しかし、資格制度の必要性と強い要望から、あらためて(一社)日本機械設計工業会において、これを取りあげ基本的な事項から、学識経験者と設計関係者により調査研究を進めてきた。
この調査研究の中で、機械産業に属する企業および機械設計を事業とする企業の意向の調査(アンケート)を行ったが、この資格制度は、設計技術者がこれを目標とすることにより、設計能力の向上を図ることができるとの意見が最も多く、このほか、機械設計技術者の社会的評価の向上などを期待する意向が示され、この資格制度の有用性が改めて確認された。
このような調査研究を踏まえ、この制度が、公正かつ適正に運営し、所期の目的を達成されるよう所管官庁の指導を得て検討を行い、認定試験の実施内容を定め、実施体制を整え、諸準備を行い、第1回の1、2級の試験を平成8年3月10日に実施し、以後毎年1回試験を行っている。なお、その後3級を創設し、第1回の試験を平成10年11月29日に実施した。
機械設計技術認定制度概要
1. 目的
安全で効率のよい機械を経済的に診断する機械診新技術者の能力を公に認定することにより、機械設計技術者の技術力の向上と、適正な社会的評価の確立を図り、もって我が国の機械産業の振興に寄与することを目的とする。
2. 資格認定者の称号と認定される能力・知識
名称 | 認定される知識・能力 |
1級機械設計技術者 |
①設計における総合的な影魔知識と、その応用能力 ②自己が選択する専門分野の診断に関る知識と実務応用能力 ③設計管理に関する知識と能力 |
2級機械設計技術者 |
機械設計における総合的な基礎知識と、その応用能力 |
3級機械設計技術者 |
機械設計に関連する基礎工学の知識 |
3.実施団体
・一般社団法人日本機械設計工業会
なお、所轄官庁の指導と関連団体の協力を得る。
表1.機械設計業務分類と機械設計技術者の関係
機械設計の基本分類 | 機械設計の業務分類 | 業務の概要 | 機械設計技術者試験 |
基本設計 | 基本設計 | 主として、機械や装置の基本仕様決定のための基本計算や基本構想図を作成する等の基本設計業務および設計の総合管理業務 | 1級機械設計技術者 |
計画設計 | 計画設計Ⅰ | 主として、基本設計に基づき、機械や装置の機能・構造・機構などの具体化を図る計画設計業務および設計の総合管理業務 | |
計画設計Ⅱ | 主として、基本設計を基に、実績のある機械や装置参考例を応用して、機能・構造・機構などの具体化を図る類似計画設計業務 | 2級機械設計技術者 | |
詳細設計 | 詳細設計Ⅰ | 主として、機能・構造・機構などが具体化された計画設計を基に、機械や装置の部分や個々の部品の詳細事項について、計算や図面などの作成を行う詳細設計業務 | |
詳細設計Ⅱ | 主として、機械や装置の詳細設計業務の補佐、並びに関連する製図などの業務 | 3級機械設計技術者 | |
詳細設計Ⅲ | 主として、機械や装置の詳細設計に関連する製図の補佐作業で、その都度の指示又は定められた手順に基づき実施する業務 |
令和2年度 機械設計技術者試験案内
1.試験日時
令和2年11月15日(日)(予定)
2.受験申請期間
令和2年8月1日(土)~令和2年9月18日(金)(予定)
3. 受験料
受験区分 | 受験料 |
1級 | 33,000円 |
2級 | 22,000円 |
3級 | 8,800円 |
平成 27 年度から受験申請は,原則 WEB 申請になりました。また、平成 28年度の制度改正により、1級を受験し易くなりました。本年度は以下の方が1級を受験することができます。
●一定の実務経験があり(受験資格一覧表参照) 1級受験資格審査(当団体指定 職務経歴書 の提出による)において受験資格を認められた方.
●2級資格保持者(前年度以前の2級合格者) 詳しくは、https://www.kogyokai.com/exam/outline/post_23 をご参照ください。
目次
Ⅰ. 機械設計技術資格認定制度について
Ⅱ. 3級機械設計技術者試験 問題
Ⅰ
1. 機構学,機械要素設計
4. 流体工学
8. 工作法
9. 機械製図
Ⅱ
2. 材料力学
3. 機械力学
5. 熱工学
6. 制御工学
7. 工業材料
Ⅱ.3級機械設計技術者試験 解答・解説
Ⅰ
1. 機構学・機械要素設計
4. 流体工学
8. 工作法
9. 機械製図
Ⅱ
2. 材料力学
3. 機械力学
5. 熱工学
6. 制御工学
7. 工業材料
Ⅳ.2級機械設計技術者試験問題
I
1. 機構学·機械要素設計
2. 材料力学
4. 流体工学
7. 工業材料
8. 工作法
Ⅱ
3. 機械力学
5. 熱工学
6. 制御工学
9. 機械製図
11. 環境・総合
Ⅲ
10. 応用・総合
Ⅴ. 2級機械設計技術者試験 解答・解説
Ⅰ
1. 材料力学
2. 材料工学
4. 流体材料
7. 工業材料
8. 工作法
Ⅱ
3. 機械力学
5. 熱工学
6. 制御工学
9. 機械製図
11. 環境・安全
Ⅲ
10. 応用・総合
Ⅵ. 1級機械設計技術者試験 問題
Ⅰ
1. 設計管理
2. 機械設計基礎
3. 環境経営
Ⅱ
4. 実技課題
Ⅲ
5. 小論文
Ⅶ.1級機械設計技術者試験 解答・解説
Ⅰ
1. 設計管理
2. 機械設計基礎
3. 環境経営
Ⅱ
4. 実技課題
Ⅲ
5. 小論文