航空無線通信士試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)
航空無線通信士の概要
航空無線通信士とは、航空管制官や航空機など航空関係の無線局で無線設備を操作するための資格です。航空無線通信士の資格を取得すれば、あらゆる航空無線設備の操作をすることができます。特に、航空整備士として働く場合は必須な資格です。試験は4科目(無線工学、法規、英語、電気通信術)で3年間の科目別合格制度があります。また、受験資格は特に制定されていません。
最新の航空無線通信士テキストを確認する
Amazon Rakuten
やさしく学ぶ 航空無線通信士試験
まえがき
無線従事者は、「総合無線従事者」「海上無線従事者」「航空無線従事者」「陸上無線従事者」「アマチュア無線従事者」の5系統に区分され、合計23種類あります。
航空無線従事者には、航空無線通信士(以下「航空通」)と航空特殊無線技士(以下「航空特」)の2資格があり、航空通は、操縦士や航空交通管制官などに必要な資格、航空特は、自家用航空機操縦士などに必要な資格です。
航空通の試験科目は、「無線工学」「法規」「英語」「電気通信術」の4科目です。「電気通信術」の試験では実技がありますが、その他の試験は筆記により行われます。年間の受験者数は、2500名程で合格率は概ね30~40%程度です。科目別の合格率は年度や試験期により若干変化しますが、「無線工学」、「法規」、「英語」が概ね45~60%程度、「電気通信術」が85%程度です。3年間有効な科目合格制度もありますので、必ずしも一度に4科目に合格しなくても科目合格を積み重ねて合格することも可能です。
合格への近道は直近の数年間に出題された問題を複数回解き、傾向を把握することです。「無線工学」と「法規」は過去問と同じような問題が度々出題されますので、本書は、過去に繰返し出題された国家試験の問題を題材とし、問題を解くのに必要最小限の知識をできる限り簡潔に解説しました。「無線工学」の計算問題は基礎事項を習得していなければ正解を得ることが困難ですので、基礎事項を学習してから過去問を解いてみて下さい。
「英語」は、過去問と同じ問題は出題されませんが、航空に関する専門用語を知らないと解けない問題もありますので、本書に掲載している過去に出題された専門用語の対訳表をご活用ください。「電気通信術」は試験の形式とフォネティックコードを覚えれば、あとは練習あるのみです。本書はフォネティックコードと試験のポイントを掲載していますので、本番までしっかり練習しておきましょう。本書が皆様の航空通の受験に役立てば幸いです。合格を祈念いたします。
2016年5月
吉村和昭
目次
1編 無線工学
1章 電気物理
2章 電気回路
3章 半導体
4章 電子回路
5章 通信方式
6章 送信機
7章 受信器
8章 電波航法と航法無線装置
9章 電源
10章 空中線及給電線
11章 電波搬
2編 法規
1章 電波法の概要
2章 無線局の免許
3章 無線設備
4章 無線從事者
5章 運用
6章 業務書類等
7章 監督
8章 国際法規
付録
1章 英語
2章 電気通信術
索引
航空無線通信士合格マニュアル【無線工学/法規/英語 3科目完全版】
【航空無線通信士 法規 (無線従事者養成課程用標準教科書)】の中身も確認する
航空無線通信士 法規 (無線従事者養成課程用標準教科書)
【航空無線通信士 法規 (無線従事者養成課程用標準教科書)】の中身も確認する
英語―航空無線通信士 (無線従事者養成課程用標準教科書)
【英語―航空無線通信士 (無線従事者養成課程用標準教科書)】の中身も確認する
航空無線通信士 試験問題集 (合格精選400題)
【航空無線通信士 試験問題集 (合格精選400題)】の中身も確認する
航空無線通信士 試験問題集 第2集 ―合格精選310題―
、出典:出版社HP
【航空無線通信士 試験問題集 第2集 ―合格精選310題―】の中身も確認する
航空無線通信士 英語試験問題集 傾向と対策
【航空無線通信士 英語試験問題集 傾向と対策】の中身も確認する