住宅ローンアドバイザーのおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法)




住宅ローンアドバイザーの概要

家を買おうとしている人に最も合った住宅ローンが組めるように第三者の立場から助言していくエキスパート。正しい商品知識や消費者保護などを説明できる知識が必要となります。基礎編と応用編に分かれ、会場で受講するかwebで受講するか選ぶこともできます。

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目次 – 住宅ローンアドバイザー認定試験模擬問題集〈19年11月試験版〉

はしがき

この模擬問題集は、一般社団法人金融検定協会の「住宅ローンアドバイザー認定資格試験」の内容が09年11月開催の認定試験から、次の課題解決のため大きく変更されており、同協会のBOK(専門知識体系)に基づいた受験のための学習補助教材として編集しました。

従前の試験科目は、第1回試験が05年11月に開催されて数年間は、試験範囲、試験レベルにおいて殆んど変化がなかったが、12年5月開催の認定試験から、

イ.政府の住宅政策の変化、住生活基本法の制定、長期優良住宅をはじめ住宅瑕疵担保履行法、改正建築基準法等が出題されていなかったこと
口,消費者契約法、個人情報保護法、金融商品取引法、貸金業法等の法令改正が盛り込まれていなかったこと
ハ米国サブプライムローン問題が発生し、変動金利型住宅ローンに対するリスク問題に関心が高まってきたこと
二,国土交通省が住宅ローン利用者に金融機関、住宅事業者等業者の持つ情報の提供、商品説明義務等の徹底のため、住宅ローンアドバイザーの社会的ステータスの向上を推進していること。
ホ,実際に住宅事業者の住宅ローン申込取次ぎが70%を超え、金融機関と住宅事業者の情報の共有化が喫緊の課題となってきたこと
へ低金利が近年数年間続いているものの、住宅ローン金利の上昇によるリスクが問題視されはじめたこと

等のテーマが出題範囲に盛り込まれ、続いて、質の高い住宅の供給、住宅環境・省エネ住宅、既存住宅の流通・リフォーム市場などの政府の住宅政策に関わる立法、リフォーム、住替え、中古売買などのテーマが追加されたため、本書を出版することで多くの受験者のための参考に供することとなりました。さらに、最近、様々な場面で発生する住宅に関連した諸問題等最新の内容を盛り込んでいます。

したがって、本書は認定資格BOKに基づいて構成されていること、各章冒頭に基礎解説を加えさらに五答択一式想定問題を掲載し、正解と解説を具体的に記載しましたので、受験に備えて効率的な学習ができるようになっています。通信教育講座で学習された後の試験前の仕上げの補助教材として刊行しましたので、ご活用いただけることを願っています。

最後に、読者各位が住宅ローンアドバイザー認定試験に合格され、多くの消費者の年収・家族構成・年齢等に基づく住生活プラン(適合性の原則)の提供とそれに立脚した借入総額・返済条件等のアドバイス、並びに金利リスク、繰上返済、借換え、返済猶予等のローンに係わる説明に万全を期され、消費者の信頼に応えられますことを希望してやみません。
2019年8月
一般社団法人金融検定協会

金融検定協会 (編集)
銀行研修社 (2019/9/1)、出典:出版社HP

Contents

第1章住宅ローンの基礎知識
◆学習の手引
1.住宅ローン市場
(1)住宅ローン商品のリスク
(2)住宅ローン市場の歴史
(3)住宅ローン市場の担い手
(4)住宅環境の変化
(5)既存住宅流通・リフォーム
(6)質の高い住宅供給のための法令と住宅性能の評価

2.アドバイザーが身につけておきたい住宅の諸問題
(1)住宅に関する諸問題と住宅ローンアドバイザーによる説明
(2)瑕疵の発覚と住宅瑕疵担保履行法
(3)建築基準法と法律に抵触する物件・改築登記未済物件の売買
(4)施工不良の不安に対する道義的説明の必要性
(5)自然災害による建物倒壊、土地変動に対する説明の必要性
3.住宅ローン金利
(1)住宅ローン金利の推移
(2)金利変動メカニズム
(3)金利上昇リスクと返済負担の関係
◆第1章の出題
◆第1章の解答・解説

第2章コンプライアンス
◆学習の手引
1.住宅ローンに関わる行政
(1)監督指針が求める商品説明義務
(2)全銀協の変動金利型商品の説明申合せ
(3)金融機関の情報提供義務
2.住宅ローンアドバイスに関わる法律
(1)適合性の原則
(2)個人情報保護法
(3)税理士法
◆第2章の出題
◆第2章の解答・解説

第3章住宅取得前のアドバイス
◆学習の手引
1.住宅ローン金利タイプ別の要点.
(1)固定金利型商品
(2)固定金利期間選択型商品
(3)変動金利型商品
(4)ミックス型
2.住宅取得前のアドバイス・
(1)人生の長期計画を考慮
(2)家族計画を考慮
(3)何年後に購入するか
(4)物件探しと併行して資金計画
3.ライフサイクルと住宅取得計画
(1)ライフサイクルにおける住宅取得の位置づけ
(2)自己資金の貯め方
(3)総返済負担率から見たアプローチ
(4)収入合算による取得計画
(5)資金不足時の補強プラン
4.住宅減税制度
(1)住宅ローン控除
(2)長期優良住宅の新築をした場合の所得税額の特別控除
(3)耐震改修工事・バリアフリー改修工事・省エネ改修工事に係る減税
(4)住宅取得資金贈与制度
5.住宅取得と税金・費用
(1)住宅取得時にかかる税金
(2)住宅取得に必要な費用
(3)住宅取得後にかかる税金
(4)住宅取得後に必要となる費用
6.住宅ローン商品の選択アドバイス
(1)住宅ローン選択のアドバイス
(2)変動金利型住宅ローンの説明方法
(3)固定金利期間選択型住宅ローンの説明方法
7.建替え新築住宅のアドバイス
(1)ライフステージの変化に伴う住宅建替えニーズ
(2)加齢に伴う建替えアドバイス
(3)二世帯住宅への建替えアドバイス
◆第3章の出題
◆第3章の解答・解説

第4章住宅ローンの受付から完済までの実務
◆学習の手引
1.住宅ローン保障の多様化
(1)疾病等への補償対応
(2)失業等への補償対象
2.フラット35の受付から完済までの実務取扱
(1)フラット35の特色、借入申込、申込人要件
(2)融資対象、融資額、金利、返済期間・方法.
(3)担保、保証人、保険
(4)物件検査、返済条件の変更等
(5)フラット35の商品タイプ
3.民間住宅ローンの受付から完済までの実務取扱
(1)民間ローンの申込審査
(2)申込人要件
(3)融資対象物件、融資額、金利、返済期間・方法
(4)提携ローン
(5)融資条件の変更
(6)繰上返済
(7)借換え
◆第4章の出題
●第4章の解答・解説

金融検定協会 (編集)
銀行研修社 (2019/9/1)、出典:出版社HP