医事コンピュータ技能検定に似ている資格はなに? – 医療事務に関する資格4選!




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医事コンピュータ技能検定とは?

医事コンピュータ技能検定は、医療事務で必要なコンピュータの知識とオペレーション技能を評価する検定試験です。主に、医事コンピュータを用いて正しいレセプトを作成する能力が問われています。この資格は医療事務として働くときなどにとても役に立つような資格となっています。

試験は年2回実施されていて、誰でも受験できる検定です。
医療現場の業務においてコンピュータは欠かせず、この資格取得者のニーズが高まっていることなどから今や年間6,000人の受験者数となっている検定となっています。

今回は、医事コンピュータ技能検定の他に医療事務に関する資格についていくつか紹介していきたいと思います。

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出典:出版社HP

医事コンピュータ技能検定と似た資格

医事コンピュータ技能検定のように医療事務として働く際、役立つ資格にはどのようなものがあるのでしょうか。

①医事オペレータ技能認定試験検定
②レセプト点検業務技能検定試験
③電子カルテ実技検定
④診療情報管理士

この5つそれぞれについて詳しく見ていきましょう。

医事オペレータ技能認定試験検定

医事オペレータ技能認定試験は、医療事務コンピュータの操作・処理に関する知識と技能レベルを評価する試験です。電子カルテや電子レセプトを使いこなすための必要な知識が身につきます。

医事コンピュータ技能検定を取る前に受験することで基礎をしっかり固めることができるためダブルライセンスとしてもおすすめできます。

2011年に試験制度が変更となり受験資格は必要なくなったので、誰でも受けることが可能です。
合格率は90%程度となっており難易度は低い試験となっています。

レセプト点検業務技能検定試験

患者さんの病名に対して行われた検査や治療、処方された薬が正しいかどうかなど、請求業務の全般的な知識が評価される検定です。レセプトの計算、入力間違えがないかなども出題され、訂正能力も評価されます。

レセプトの間違えを発見することを通じてレセプトの基本情報の習得ができると考えられます。医事コンピュータ技能検定と合わせて取ることで医療の現場で活躍しやすくなるとも考えられます。

合格率は85%程度で、未経験から医療事務に携わりたい方におすすめの資格となっています。
受験資格は必要なく誰でも気軽に受験できます。

電子カルテ実技検定

この検定は医療情報システムのIT化に伴い実施されるようになった試験です。
電子カルテシステムを正しく操作し、電子カルテを作成することができる能力を評価するような試験となっています。

多くの医療機関で電子カルテ化が進んでいて医療業界の強いニーズから、受験者数は加速度的に増加傾向にあります。

合格率は70%程度となっています。
受験資格は必要なく誰でも気軽に受験できます。

診療情報管理士

この資格はカルテの内容と治療内容を確認し、何か問題があれば医師に確認することで、カルテの精度を上げカルテを正確に管理することが主な仕事です。
他にもカルテの中の診療情報を整理し、データベース化を行うというような役割を担っています。

パソコンを使用しデータ入力・管理・メンテナンスなどが主な業務ためパソコンを扱うと言う点で医事コンピュータ技能検定と似ていると言えるでしょう。

しかし、合格率は50%程度ととても低く、さらに3年間、日本病院会の認定校で勉強しなくては受験資格が得られないためこの点は医事コンピュータ技能検定とは大きく異なっています。

まとめ

今回は医事コンピュータ技能検定と似た資格について幾つか紹介しました。

上で示した4つの資格は医療事務として働く際、コンピュータ系の資格という点で医事コンピュータ技能検定と類似しています。
医療現場でのIT化は非常に速いスピードで進んでいて、コンピュータ系の資格を持っているということは医療事務として働く際有利に働くかもしれません。
ダブルライセンスの取得なども考慮に入れながらどのような資格が必要なのか考え、一番自分にあった資格取得を目指すと良いでしょう。

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出典:出版社HP