Webデザイナー検定は独学で合格可能?おすすめの書籍や対策勉強法とは?




将来、WebデザインなどのWeb業界に携わりたいという方におすすめの「Webデザイナー検定」をご存じでしょうか。

Web業界に進むには、実務経験や所有資格が重要になってきます。

ここでは、Webデザイナー検定合格のための勉強法について詳しくご紹介していきます。

Webデザイナー検定って何?

「Webデザイナー検定」は、コンセプトから運用までWeb制作の知識の習得を評価するための検定です。CG-ARTSによって実施されている検定です。CG-ARTSではこのWebデザイナーの他にCGクリエイター検定、CGエンジニア検定などがあります。

活用できる分野としては、Web制作・Web運用・インフォメーションアーキテクトが挙げられます。そして想定される職種は、Webデザイナー・Webプロデューサ・Webディレクタ・Webプランナ・Webプログラマ・コーダ・広報・営業・販売などです。

検定試験の概要

他の検定試験と同じように、難易度や出題範囲によってベーシックとエキスパートに分けられています。

検定区分 ベーシック エキスパート
試験形式 マークシート マークシート
問題数 10問 10問
試験時間 60分 80分
受験料 5,600円 6,700円
合格基準 70点(100点満点)※難易度による変動あり
出題範囲 Webデザインへのアプローチ、

Webデザイン、Webページを実現する技術、技術の基礎、

知的財産権、データフォーマット

Webデザインへのアプローチ、コンセプトメイキング、

情報の構造、インタフェースとナビゲーション、動きと音の効果、

Webサイトを実現する技術、Webサイトのテストと運用、

知的財産権

合格率と難易度について

ベーシックの合格率は60~70%とそれほど高くありません。基本をしっかりとおさえることができれば、合格は難しくない試験と言えます。

それに対してエキスパートでの合格率は30~40%ほどです。ベーシックよりも難易度が高く、基本だけでなく応用力も問われる少し難しめの試験であることが分かります。

どれくらいメリットがあるのか?

①就職・転職に役に立つ
Web業界では、Webに関する実用的なスキルやポートフォリオが求められます。その際に、Webデザイナー検定を取得できていれば、Webデザインに関するスキルがある程度あるということを示すことができます。即採用とまではいかないにしても、スキルや意欲の証明となって、就職・転職で有利に働くでしょう。

②Web系の知識を身に付けられる
独学でWeb系の勉強をしていると、どうしても偏りが出てしまうことがあります。しかし、Webデザイナー検定の学習をすることで、Web全般の知識をしっかりと勉強することができます。そこまで難易度も高くないため、まずWebについて知りたいという方におすすめできる資格と言えます。

独学で合格するには?

独学でWebデザイナー検定に合格するために必要な勉強時間はどれくらいなのでしょうか。

ベーシックでは、30~50時間程度が目安と言われています。Webに関して初学者の方であれば、50時間以上は勉強時間を確保できるとよいでしょう。

またエキスパートでは、ベーシックよりも多い40~60時間ほどが必要と言われています。

ベーシックに合格してからエキスパートを受験することで、基礎力と応用力が効率よく身に付きます。最初からエキスパートを受験しようと考えている方は、長い目でみて計画を立てることをおすすめします。

おすすめの勉強法

Webデザイナー検定問題集編集委員会 (著)
出版社: 画像情報教育振興協会; 改訂第二版 (2017/3/2)、出典:amazon.co.jp

それでは、どのように勉強を進めていけばいいのでしょうか。ここではおすすめの勉強法や参考書をご紹介していきます。

①参考書を繰り返して基礎を定着
まずは出題範囲をカバーするために、参考書を1周しましょう。ベーシックとエキスパート、それぞれ対応した参考書がCG-ARTSの公式から出版されています。

<エキスパート対応>
Webデザイン -コンセプトメイキングから運用まで- [改訂第五版] <ベーシック対応>
入門Webデザイン [改訂第三版]

基礎を固めるためにも最低1周、余裕があれば2~3周して知識の定着を図りましょう。

②問題演習をする
参考書を使って一通り学習したら、問題演習をしましょう。問題集を繰り返し解くことで知識をアウトプットすることができ、試験の形式にも慣れることができます。公式では問題集だけではなく、ベーシックとエキスパートそれぞれ過去2年分の過去問が公開されています。問題集と過去問PDFを利用して実力把握しながら、少しずつ得点率を高めていきましょう。

Webデザイナー検定エキスパート・ベーシック公式問題集 [改訂第二版]

③実践的なスキルを身に付ける
Webデザインを学ぶ上で、実用的なスキルは必須です。参考書で知識を深めて、問題演習だけをするのではなく、実際に自分の手でWeb制作をしてみましょう。HTMLやCSSを使ったりしてみると、より知識を定着させることができたり、Webデザインの全体像を掴めるようになります。

また、Webデザインを本格的に学びたいという方には参考書や問題集だけでなく、通信講座の利用もおすすめです。



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まとめ

いかがでしたか。本記事では、Webデザイナー検定に合格するための対策について解説しました。

Webデザインに関する知識を幅広く学ぶことができるため、Webデザインに興味のある方やそういった業界に就きたいとお考えの方にはおすすめしたい資格の1つです。ベーシックはそこまで難しくないため、Webデザインの基礎固めのためにも利用することができます。エキスパートレベルまでいけば、就職や転職でアピールすることができます。

Web業界に携わっている方はスキルアップとして、業界を目指す人はスキルの証明として、ぜひ取得を検討してみてはいかがでしょうか。