「秘書検定」と「ビジネス実務マナー」はどのように違う?




秘書検定とは

秘書検定を通して学べることは、社会人としての常識である敬語の使い方や電話対応、ビジネス文書の作成など様々あります。一人の社会人として必要なスキルだけでなく、その名の通り秘書に求められる能力やスキルについても学ぶことができます。

秘書検定おすすめ講座比較!も確認する

ビジネス実務マナー検定とは

ビジネス社会における基本的なルールを理解しているか、職場での常識を身につけているかを問うものとなっています。状況に応じた適切な対応ができるか、良好な対人関係を築けるかといった要素も問われます。三級と二級は筆記のみですが、一級になると実技試験も追加されます。実技では、電話対応や対人技能などが問われます。

二つの資格の違い

どちらも実務技能検定協会が主催しているため、少々ややこしい点があると思います。まず、ビジネスマナー検定では企業で働く際に必要な一般的な常識・マナー等についての知識やスキルが問われます。一方で秘書検定は、上司をサポートする際の仕事の仕方や知識、能力ついて問われることとなっています。

ビジネスマナー検定で問われる領域は主に、必要とされる資質、企業実務、対人関係の三つです。秘書検定では、必要とされる資質、職務知識、一般知識、マナー・接遇、技能となっています。それぞれの資格の対象となる人は主に社会人やこれから社会人になる学生です。どちらもビジネスマンとして必要なスキルや知識を得られるため、どちらを受験したとしてもメリットはあります。しかし、特に秘書職を志している方には秘書検定がおすすめです。ビジネスマナー検定では習得することのできない、秘書の技能に特化した問題もあるためです。前提となる基本のビジネススキルは同じですが、実際にそれを使う場面や相手が異なります。

新卒の方で、これから就職される方、社会人としての経験が少ない方はまずビジネスマナー検定を学ぶのが良いでしょう。秘書検定でも同様に基本的な常識やマナーが学べますが、サポート側の役割としてのものが問われますので、基礎を全般的に学ぶにはビジネスマナー検定が向いています。
逆に、社会人経験があり、管理部門またはサポートの業務に就いている方は秘書検定が向いています。周りをどう支えるか、一般常識の一段階上のマナー・スキルが身につきます。

秘書検定のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)も確認する

【合格体験記】秘書検定2級勉強方法 (時間5日で参考書も1冊 – 実問題集2級のみ!)も確認する