G検定の難易度は?合格率や合格ラインはどれくらい?




今回は、G検定の難易度についてご紹介してきます。

G検定ってどんな資格?

G検定とは、近年話題になっているAI資格のうちの1つです。ディープラーニングを事業に活かせるスキルがあるかの証明になります。JDLAが主催している資格で、2017年から実施が始まりました。比較的新しい検定試験であることが分かります。

G検定では主に人工知能、ディープラーニング、機械学習に関する知識が問われます。また、AIを理解する上で、微積分、線形代数、統計学などの知識も必要になります。

試験時間は120分で、問題数が230問前後とかなりの分量があります。受験資格はなく、オンライン形式で自宅受験ができるため、誰でも受験しやすい資格になっています。

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AIの資格ってことは、かなり難しい?

G検定の難易度は、「普通レベル」です。どちらかというと易しめ寄りの民間資格です。ジェネラリスト向けとも言われている通り、初学者でも勉強をすれば十分に合格できる資格試験です。

それでは、合格率や受験者数についてみていきましょう。

受験者数と合格者数

累計受験者数は53,437名、累計合格者数は35,561名です。それでは、年別に合格者数と合格率を見ていきましょう。

2017年:823名(合格率:56%)
2018年:2876名(合格率:61%)
2019年:10824名(合格率:71%)
2020年:17172名(合格率:65%)
2021年:2866名 ※第1回開催時点(合格率:61%)

上記のように、大体60~70%ほどの合格率があることが分かります。

合格ラインは?

一般的な資格試験では合格のための得点率が公表されていますが、G検定の合格基準は公式から発表されていません。しかし、受験者の体験談から推測するに、7~8割程度だと言われています。6割だと合格は難しく、7割だと微妙なラインになります。本番の試験で8割以上を得点するつもりで勉強に臨みましょう。

カンニングできるってほんと?

実はこの試験、カンペを見ながら解答することが認められています。検索だけでなく、テキストや自分でまとめたノートなどを参照することも可能です

テキスト等を参照できる資格試験はなかなかありませんので、そういった面も合格率の高さに繋がっていることが分かります。

対策について

G検定を勉強する上でおすすめしたいのが、参考書、あるいは通信講座の利用です。ここでは、おすすめの参考書と通信講座を紹介します。

①アガルート
②資格スクエア
③ヒューマンアカデミー

③に関してはG検定のみならず、AI全般のスキルを身に付けることができます。未経験やほかの業界から、エンジニアに転職したいという方におすすめの講座です。

まとめ

多くのAI資格がある中で、G検定は比較的合格しやすい資格です。AIの勉強に興味がある方は、AIの学習の第1歩としてまずはG検定を受験してみてはいかがでしょうか。