日経テストはどれくらい勉強すればいい?目標点別のやり方と勉強時間について
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1.日経テストとは
日経TESTとは、日本経済新聞が主催している時事問題に関するテストです。5つの軸、6つのジャンルから合わせて100問出題される形式のテストです。1000点満点であり、平均スコアは500点前半から後半、社会人であれば600点代を目指したいところでしょう。700点代であれば、相当上位層であるといえます。2018年の時点で、受験者数はおよそ20万人と知名度は高く、およそ500の企業が能力の指標や個人の評価基準として導入をしています。
2.学習方法① 普段ニュースに触れない人、600点を狙う人向け
まずは、普段ニュースや新聞にほとんど目を通さないが、就職や昇進などの条件のために受験が必要な方の学習方法を紹介します。一番重要になるのが、公式の問題集です。公式が出しているので効率的に学ぶことができ、経済のニュースを読むために必要な基本知識なども合わせて学ぶことができます。出題傾向を掴むのにも役に立ちます。必ず最新版を購入するようにしましょう。値段も1600円ほどなので、決して高くありません。テストを受けるつもりのない人にとっても学べることがたくさんある教材といえます。
続いて、具体的な学習の進め方を紹介します。まずは、参考書をざっと読んでみましょう。この時、分からない、知らないワードに印をつけます。選択問題なので、一つ一つをしっかりと理解していないと、確信を持って正解を選ぶことができません。印をつける理由は、分からない物だけを効率的に学習するためです。2回目は、印をつけたものをネットや書籍などでわかるまで調べます。用語の意味だけでなく、その構造の仕組みなど、深掘りして知識を広げていきます。この作業で肝心なのが、丸々覚えようとしないことです。あくまで構造を把握し理解することが大切です。あらかたの理解が済んだら、次はそれらを記憶していく作業です。例えば、GDPや税率などの数字です。正確な数字を覚えるというよりは、大体の位置関係を頭に入れるイメージです。この作業を繰り返していくことで、知識が定着していきます。1日に2時間前後、参考書を何周かするために1ヶ月も費やせば600点を取れるようになるでしょう。
3.学習方法② 普段からニュースに触れている人、700点を狙う人向け
公式の問題集を解いたり、新聞を読んだりするだけでは高得点が取れません。問題は全てマークシート形式なので、記述する必要はありませんが、問題集に載っていないようなものもたくさん出題されるので、一筋縄ではいきません。過去問も存在しないため、配点の仕組みも明らかになっていません。以上の点から、単に問題集を解いたり、新聞を読んだりしても高得点が狙えないというわけです。そのため、勉強を進める中で出てきたわからない単語を調べたり、「なぜ」を考えたりしながら行う必要があります。能動的に学ぶことが重要であり、日頃のニュースチェックや問題集の取り組みはもちろんのこと、業界知識や経済知識も総合的に養っていく必要があります。
公式の参考書とは別に、「日経キーワード」という書籍を使います。1000円ほどで、およそ300ページあります。日経新聞に掲載されたニュースを深掘りしていて、その年に起きた出来事などを振り返ることができます。500以上のキーワードが掲載されているため、知識の底上げが期待できます。この本で学習する際も、上記で説明した方法が効果的です。ひとまず読んでみて、わからない事柄に印をつけて理解し、記憶する。この繰り返しをしましょう。人によって勉強にさける時間や効率などが異なるため言い切ることはできませんが、公式の参考書と並行に進めて数ヶ月かかることを視野に入れておきましょう。そうすれば700点を狙うことが可能です。
4.まとめ
上記の学習を完璧にしたとしても、やはり初見の問題が出てくることがあります。その一方で、確信を持って答えることができる数も明らかに増えているはずです。日々繰り返し学習を進めることで点数をどんどん伸ばすことができます。とにかく多くの経済用語に触れることが大切ですので、日頃からニュースをチェックすることも欠かせません。Newsモーニングサテライトやワールドビジネスサテライトなど、経済に特化しているニュースがおすすめです。