マンション管理士は役に立つ?メリット、デメリットは?




マンション管理士は意味がある?意味がない?

マンション管理士とは、マンションの住人や管理組合の相談に応じ、円満なマンション管理のための助言や指導を行う者のことです。
今回は、マンション管理士を取得するメリット・デメリットについて紹介していきます。

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メリット

就職・転職に有利

マンション管理士を必須資格として設定している求人もあるので、就職や転職には有利ということができます。
そのため、マンションやマンションの建て替えの増加とともにマンション管理士の需要も増加していくので、今後も需要は安定してあると考えて良いと思います。
有利な業界としては、マンション管理業界、不動産業界、デベロッパー、ゼネコンなどがあります。

他の資格取得にも役立つ

マンション管理士と同系統の資格として、管理業務主任者や宅建士があります。
これらの資格の試験範囲とマンション管理士の試験範囲は重複しているので、試験の学習を他の資格の取得に役立てることができます。
また、管理業務主任者試験は出題範囲が似ているだけでなく、マンション管理士を取得後に管理業務主任者の試験を受験すると、5問が免除される制度もあります。
実際にマンション管理士の85%以上が管理業務主任者を取得しており、75%以上が宅建士を取得しています。

独立につながる

マンション管理士の資格だけで独立は難しいですが、他の資格と合わせての独立を目指すことができます。
行政書士や司法書士と組み合わせたり、管理業務主任者と組み合わせたりすることができます。
また、管理組合を相手に仕事をするので、その中で独立後に活かすことができる人脈を作ることも可能です。

デメリット

独占業務がない

マンション管理士と同じ系統の国家資格である管理業務主任者は、管理委託契約にかかる重要事項の説明などの独占業務がありますが、マンション管理士には独占業務がありません。
マンション管理士がやらなければいけない業務はないので、資格取得で業務の幅を直接的に広げることはできません。
しかし、知識の証明になるので、相手から信頼してもらいやすくなったりするので、間接的に業務の幅を広げることはできます。

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