IPO・内部統制実務士は役に立つ?メリット、デメリットは?




IPO・内部統制実務士は意味がある?意味がない?

IPO・内部統制実務士とは、IPO(新規公開株)と内部統制に関わる全般的な知識と実務能力を問う試験です。
今回は、IPO・内部統制実務士を取得するメリット・デメリットについて紹介していきます。

メリット

上級資格にチャレンジできる

標準資格であるIPO・内部統制実務士は、IPOと内部統制に関わる業務の基礎知識や実務能力を評価しています。
その上級資格として「上級IPO実務士」と「上級内部統制実務士」があります。
この資格は標準資格に合格した人だけ受験することができ、より専門的な知識や実務能力を評価することができます。

難易度は低い

出題範囲はIPO概論や上場審査への対応、内部統制の構築と運営など幅広いですが、難易度はさほど高くありません。
例年70〜80%ほどの合格率で推移しています。
資格養成講座の受講や公式テキストの内容をしっかりと理解していれば確実に合格できます。

デメリット

就職に役立たない

この資格が就職で有利になることはほとんどなく、少なくとも上級資格でないと評価されません。基礎知識があることよりも、これまでの実務経験をアピールしましょう。
また、2020年10月末での受験者の総数は約1000名で、有資格者の累計は530名です。
受験者数、有資格者ともに非常に少ないので、採用担当者が資格の存在を知らないということもあり得ます。