介護食士を取るメリット、デメリットは?




介護食士は意味がある?意味がない?

介護食士は、介護食が必要な方に適切な食事を提供するスキルがあることを証明できる資格です。高齢者の心身の健康に不可欠な食事を学ぶことで、健康的な生活につながります。介護食士3、2、1級講習を受講し、修了試験に合格すれば取得可能です。

メリット

介護職者としての知識を深められる

栄養士、管理栄養士、調理師などの有資格者が、知識を増やすためにサブ的に学習すれば、より広い範囲で仕事に活かせます。また、身内に要介護者がいればその知識を使って手助けをすることができます。

介護以外の場で生かせる

介護食士として働ける場所は、介護現場に限定されません。介護食にまつわる知識や技術は、たとえば飲食店のシニア向けのメニュー作りに活かすことができます。飲食店では、高齢化の影響を受けているお店も少なくありません。そのため、食べやすい工夫をしたり塩分を控えたりといった調理技術は、多くの飲食店で必要とされます。

他の資格へのステップアップになる

同じ調理担当者の資格には、栄養士や管理栄養士があります。介護食士として学んだことを生かし、さらなるステップアップを目指すことができます。

デメリット

就職に有利になるわけではない

この資格は国家資格ではないため、転職や就職の際に有効になるということは差してありません。求人サイト等で介護食士の仕事を探してもなかなか見つけることができません。

知名度が低い

介護食士と言っても民間の検定試験にすぎないため、就職の際に履歴書に書いたところで力を発揮することはないでしょう。資格手当ての対象にもなっておらず、必要性も低いです。