公務員試験・文章理解対策のおすすめ本 – 頻出分野から具体的な勉強方法まで




文章理解で高得点を取るためのポイントを押さえよう

文章理解は現代文・英文・古文の3点で成り立っており、教養科目のなかで最も重要な科目の1つです。受験生の正答率が比較的高い分野であるため、合格するために対策は必須となっています。ここでは、文章理解の対策に役立つ本をご紹介します。

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出典:出版社HP

公務員試験 スピード解説 文章理解

本書のコンセプト

「とにかく時間が足りない!」という人へ
「科目数が多くて範囲も広いので、勉強する時間が足りない!」
「試験も時間が全然足りなくて、全問なんて絶対解けない!」

そんな受験生の声に応えるべく、本シリーズは、
・科目を攻略するスピード
・問題を解くスピード
この2つを上げることを念頭に置いて作られています。

この2つのスピードが上がっていけば、必然的に実力も得点も上がっていくのです!公務員試験の対策は、スピードが命です!

「勉強に意識改革が必要!思い込みを捨てよう!
スピードを上げるのに何が必要かといえば、思い込みを捨てることです。まずは「文章理解」の勉強に対する考え方を変えましょう。

・「文章」を「理解」する必要はない!
→文章理解では、国語力・英語力が問われているわけではない!
・文章理解の問題を解くのに必要なのは、情報処理力だ!
→情報をありのままに受け取り、取捨選択する力こそが試されている!
・必要な部分以外は、極力「読まない!」
→「そこにその言葉がある」という情報の処理に徹する!
→長文読解問題では、文章上に視線を流して「重要そうな箇所」を探って選択肢と照合・・・を繰り返せばOK!
・英文・古文は日本語に訳せなくていい!
→現代文も英文も古文も単なる文字情報の素材にすぎない。英語・古文が苦手でも、最低限の知識があればなんとかなる!

詳しくは、本書の第1章に書かれていますので、ぜひ読み込んで、素早く問題を解くための「作法」を身につけましょう!公務員試験の「文章理解」の勉強は、「文章を深く味わって内容をしっかりと理解する」ことが目的ではないはずです!ぶっちゃけていえば、文章自体の内容を理解していなくても、問題が解ければいいのです!合格点が取れればいいのです!

文章理解に限らず、公務員試験においてどの科目においても求められているのは、膨大な情報の中から必要なものを的確に要領よく選別し、それを論理的に組み立てることで正答を導き出す能力です。やみくもに英単語や文法などの知識を暗記したり、なんの戦略もなくダラダラと過去問を解いて、当たった外れたと一喜一憂しても、問題を解く力は向上しません!

逆に、「文章理解なんて勉強しなくったって解けるから、別にいいじゃん!」などとナメてかかっていたりして、まったく対策を取っていない受験生もいますが、とてももったいないことです。文章理解は情報処理のトレーニングを積むことで、問題を解くスピードも、正答を選び抜く力も着実に上がっていくのです!しかも、このトレーニングは論文・作文試験や集団討論などで論理的に書く・話すことにも応用できるのです。これをやらない手はありません!

地方上級・市役所試験をメインターゲットに!
「イキナリ、新スーパー過去問ゼミに取りかかるのはちょっとキツイなあ・・・」「市役所しか受けないから国家総合職の問題とかいらないんだけどなあ・・・」そんな声も多かったので、本シリーズは、地方上級・市役所レベルに合わせて学習効果の高い過去問を厳選して掲載し、解説は、スピードアップのコツなどを盛り込みつつも、シンプルでわかりやすい形となっています。特に英文問題では、英語があまり読めないという前提で解説されているので、本格的な大学受験が未経験であったり、英語が苦手だという人でも正答を導けるように工夫しています。

今までの過去問集よりも軽い感覚で取り組めて、素早く科目を攻略して素早く実力を身につけることができる…それが『公務員試験スピード解説シリーズ』です!フツーに問題文を読んで、フツーに各選択肢の正誤を判断して、フツーに答え合わせをして細かいところを確認していく……などと、フツーの学習をしている暇はありません!「早解き×早回し」の意識を持って、効率よく攻略してください。

饗庭 悟 (著), 資格試験研究会 (編集)
実務教育出版 (2015/9/16)、出典:出版社HP

本書の構成と活用法・文章理解の学び方

本書の構成と活用法
第1章で、本書が推奨する文章理解の問題の解き方について詳しく解説しています。フツーに問題文を読んで、フツーに各選択肢の正誤を判断して、フツーに答え合わせをして……というフツーのやり方ではありませんので、じっくりと読んでみてください。

そして、第2章では、その「解き方」を使って、実際に問題を解いていく手順を、目線の動きや情報処理のしかた、選択肢の選び方などについて詳しく説明しています。ここでしっかりと、解き方の「作法」を身につけてください。第3~6章の問題演習は「左ページ=問題」「右ページ=解説」という見開き構成が基本になっていて、問題文と解説文をそれぞれ参照しやすいようになっています。

文章理解の学び方
本書を使った学習の流れについて、以下にまとめておきます。

①問題を解く
・「作法」にのっとって問題を解く。
・解答時間を計測し、記録する。

②問題を解いた後、解説を読んで答え合わせ
・選択肢を選ぶ根拠がわからなければ、潔く解くのを保留にして解説を読む。

③正解選択肢と本文の該当箇所との照合
正解の根拠となる言葉をチェック
・確固とした根拠をもって正答を導けているかを確かめる。
・不正解選択肢のチェックは禁止。
・英語の全訳はしない。
・悪問・難問とわかったらフォローしない。

④その該当箇所の範囲内で未知の言堂を調べ、記録・調べる単語を選ぶ癖をつける。
・英和辞典では訳より意味、大まかな雰囲気をとらえる。

⑤「作法」のどこでつまずいたかを確認し、自分の失敗を記録
文章理解を学習する際の根本的な考え方
=公務員志望者にはほかにやることがたくさんある。この科目に時間はかけられない。

詳しくは本書第1章・第2章に書いてあるので、そちらを見てください。

饗庭 悟 (著), 資格試験研究会 (編集)
実務教育出版 (2015/9/16)、出典:出版社HP

目次

本書のコンセプト
本書の構成と活用法・文章理解の学び方

第1章 文章理解の問題の解き方
テーマ1「文章理解」の誤解
テーマ2問題を解くための「作法」
テーマ3着目すべき論理形式
テーマ4学習の注意と選択肢の仕組み

第2章 解き方シミュレーション
テーマ5「作法」どおりに例題を解く

第3章 現代文の問題演習
テーマ6現代文の内容把握・要旨把握

第4章 英文の問題演習
テーマ7英文の内容把握・要旨把握

第5章 空欄補充と文章整序
テーマ8空欄補充
テーマ9文章整序

第6章 古文の問題演習
テーマ10古文の内容把握・要旨把握

コラム
専門試験の英語について
裏技の有効性について
それでも正解できない君へ

重要英単語チェックリスト

饗庭 悟 (著), 資格試験研究会 (編集)
実務教育出版 (2015/9/16)、出典:出版社HP

公務員試験 文章理解 すぐ解ける〈直感ルール〉ブック[改訂版]

はじめに

公務員試験の「文章理解」とは、現代文、英文、古文の長文を中心とした読解問題のことです。

教養試験(基礎能力試験)全体の4分の1から5分の1を占める重要科目であるにもかかわらず、いわゆる国語や英語に特別な試験対策は不要だと考える受験生が少なくありません。反面、「長文読解は苦手で、なかなか正答にたどり着けない」とか、「どうやって学習すればよいのかわからない」という声もよく聞きます。本書は文章理解を得点源にするためのルールを紹介し、問題に当たっていく本です。まずは文章理解の「特徴」を確認しておきましょう。

・その1 文章理解は国語や英語の問題ではない
主な出題形式は「内容把握」「要旨把握」「文章整序」「空欄補充」の4つですが、大学受験の国語や英語とは異なり、与えられた文章の中から、作者(=他人)の言いたいことを見つけられるか(=理解できているか)を尋ねているものがほとんどです。

・その2 解法のコツは、筆者が用意した強調表現を見つけること
筆者は自分の言いたいこと(=主張)を理解してもらうために、効果的な表現方法を用います。つまり筆者が主張を示したい時に使う強調表現を見つけられれば、要旨が見えてきます。

このように「文章理解」は、筆者の主張部分を探す問題であり、そのためのルールを使いこなせば、すばやく、かつ確実に解けるようになります。そこで、問題演習を重ね、ルールをマスターしましょう!

本書「文章理解すぐ解ける〈直感ルールブック」は、2011年9月に初版を刊行しました。版を重ね、多くの読者の支持を得ることができましたが、このたび、約9年の歳月を経て、問題の多くを刷新した[改訂版]を刊行する運びとなりました。「どんな問題でもスピーディー・確実に解ける!」というコンセプトに変わりはありません。直感ルール)を制したあなたには、合格への道が開けてくるはずです。

瀧口雅仁

瀧口 雅仁 (著)
実務教育出版; 改訂版 (2020/3/25)、出典:出版社HP

本書の構成と使い方

本書は、
1《直感ルール集》
2現代文(PART1~4:テーマ1~11)
3英文(PART5:テーマ12~16)
4古文(PART6:テーマ17~18)
という構成です。

《直感ルール集》について
現代文、英文、古文の問題を攻略するためのさまざまなルールをまとめたのが、本書巻頭の《直感ルール集》です。本文中ではこれらを駆使して、問題を解くテクニックを指南します。問題に取り組む前に、まずこのルール集をじっくり読んでください。さらに、問題を解きながら繰り返し見直すことで、確実にマスターできるようになります。

各PARTの使い方
次のステップで読み進めてください。

ステップ1 「ルール」を確認しながら、「お試し問題」解いてみる
各テーマの冒頭には解法のトレーニングとして「お試し問題」を設けました。さっそく解いてみましょう。「直感ルールはココだ!」で提示されたルールを確認しながら、スピーディーかつ正確に解くためのアプローチのしかたを習得することがねらいです。

ステップ2 「お試し問題の解説」を読んで、正答を確認する
「直感ルールによる文章構造」や「選択肢の検討」を熟読し、ルールを駆使した読解の手順・方法をマスターしてください。ここでしっかりとした解答のコツを学びましょう。

ステップ3 「実戦問題」に挑戦!
実戦問題は実力がつく問題を過去問より精選しています。以下のグレード別に選定していますので、解法の道しるべとして活用してください。

・GI(グレードI):ハイレベルな難度の問題です。この問題が解けるようになれば実力は十分です。決してあきらめずに解けるよう努力してください。
・GⅡ(グレードⅡ):やや難度の高い問題です。しかし、必ず克服できる問題ですので、解けるように努力してください。
・GⅢ(グレードⅢ):標準的な難度の問題です。難なく解ける問題ですが、取りこぼすことなく得点源としてください。問題文にはチェック欄が3つ付いています(56)。繰り返し問題に当たって、実力を確実なものにしましょう。

本書に収録している問題について
収録している問題のほとんどは人事院により公表された問題および地方上級の一部の自治体(東京都、特別区、警視庁)で公表されている問題です(それ以外に、受験者から得た情報をもとに実務教育出版が独自に編集・復元した問題もあります)。

瀧口 雅仁 (著)
実務教育出版; 改訂版 (2020/3/25)、出典:出版社HP

目次

《直感ルール集》
現代文の直感ルール集
英文の直感ルール集
古文の直感ルール集

はじめに
本書の構成と使い方

part1 現代文「内容把握」
テーマ1 接続語
テーマ2 強調表現
テーマ3 例示と引用

part2 現代文「要旨把握」
テーマ4 接続語
テーマ5 強調表現
テーマ6 不明確な主題

part3 現代文「文章整序」
テーマ7 接続語
テーマ8 指示語
テーマ9 与文のある整序問題

part4 現代文「空欄補充」
テーマ10 複数の空欄
テーマ11 1つの空欄

part5 英文
テーマ12 内容把握「接続語」
テーマ13 内容把握「強調表現」
テーマ14 内容把握どこを読むか
テーマ15 文章整序
テーマ16 空欄補充

part6 古文
テーマ17 内容把握「登場人物の行動・心情」
テーマ18 内容把握「強調表現」

瀧口 雅仁 (著)
実務教育出版; 改訂版 (2020/3/25)、出典:出版社HP

公務員試験 無敵の文章理解メソッド

はじめに

「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」

よく引用される「孫子」の名言だ。ところで、公務員試験を攻略するために知るべき「敵」とは、一体何を指すのだろう?

「そりゃ、出題傾向に決まってるでしょ?教養試験のうち18~25%が文章理解で、その内訳は言語論が何%、文化論が何%、最近ではこんなテーマが・・・・・」

戦略家の受験生ほど、こういったデータを集めたがる。しかし、それで問題を解けるようになるだろうか?選択肢の巧妙な間違いを見抜けるだろうか?「出題傾向」というのは、敵の「外見、服装」に過ぎない。本当の意味での「敵を知る」とは「敵の戦力と戦術と戦略」を見抜くこと。試験でいえば「出題者の手の内」を知ることだ。

出題者は毎年試験問題を作っているプロ。問題文の選び方から選択肢の作り方まで、受験者をふるいにかけるためのノウハウを体系化している。そんな出題者の「騙しのテクニック」を知れば、その裏をかくことができるではないか!

「そんな裏事情、誰が教えてくれるんですか?」

たしかに問題作成者というのは厳重な守秘義務を負っている。自分が担当者であることすら口外してはいけないものだ。公務員試験の出題者本人から「選択肢の罠の仕掛け方」を聞くことはおそらく不可能だろう。ところが、世の中には抜け道というものが存在する。それが「模擬試験の作成者」だ。

私はかつて大手大学受験予備校で18年間、現代文の講師としていわゆる「国語嫌い」の受験生たちの相手をしてきた。同時に模擬試験の問題作成にも携わってきた。大学入試センター試験の問題文を的中させたこともある。すなわち「出題者の論理」と「受験生の心理」の両方を知り尽くす立場にいたのだ。だからこそ、わかることがある。出題者の「騙しのテクニック」は単なる「ひっかけ」ではなく、人間の脳が陥る「誤読のメカニズム」に対応している。「読解力を測る普遍的な法則」ともいえるのだ。そして現在、CSS公務員セミナーで顧問講師を務めている。

実は公務員試験の「文章理解」と大学入試の「国語」は出題形式が多少異なるだけで、選択肢に仕掛けられる「騙しのテクニック」はほぼ共通。人間の「誤読のメカニズム」を利用する以上、どうしても同じになってしまうからだ。私が公務員試験の文章理解を「出題者の意図」までマニアックに解説できるのは以上のような経歴による。しかも、予備校講師である私には守秘義務がない(笑)。本書で紹介する「出題者の手の内」も、膨大な量の試験問題を研究した人間にとっては自明の法則であって、「国家機密」「企業秘密」として教えてもらったわけではないのだ。

ラッキーにも本書を手に取ってくれたあなたのために、「出題者の手の内」をすべて公開しよう。これまでとはまったく異なる「読み方、解き方」ができるようになるだろう。自己流では絶対届かない「スピード」と「正答率」が達成できるだろう。そして教養試験を高得点で突破し、余裕をもって面接に挑めるだろう。さあ、「禁断の扉」を開ける覚悟はいいだろうか?文章理解の異次元ツアーへ、ようこそ!

鈴木 鋭智 (著)
実務教育出版; A5版 (2017/4/19)、出典:出版社HP

Contents

はじめに

第1章 内容把握・要旨把握は選択肢を先に読め!
・文章理解を制する者が公務員試験を制する?!
・やってはいけない!こんな読み方
・正答率も上がる究極の速読法

問題1文章の構造を理解しよう
問題2「逆説」がわかると人間がわかる
問題3政治論では因果関係が問われる
問題4文語体では「否定語」を見落とすな問題5エッセイでは主語の省略に注意

・大公開!出題者が選択肢に仕掛けるトリック13パターン
・いよいよ実践編!本番の手順に切り替えよう

問題6「選択肢を先に見る」に挑戦しよう
問題7「最先端」は「従来」と対比される
問題8具体例が多いところは罠も多い
問題9翻訳ものは「遠回しな表現」が難しい
問題10共通点と相違点のある対比関係
問題11文明論では「誰の見解か」が大事コラム人工知能には「読解力」がない?

第2章 文章整序は「ベン図」で一発解決
・やってはいけない!こんな解き方

問題12スタート文とゴール文がヒント
問題13イメージできると対比に気付く
問題14「近代」は新しい時代?古い時代?
問題15正しい並べ方が2通りある?
問題16コウモリ段落に惑わされるな
コラム「わからないときは1番の法則」は通用するか?

第3章 空欄補充は「斬新なロジック」が決め手
・空欄補充にはタイプが2つある

問題17「似ている言葉」を区別しよう
問題18「人間の認識」を客観視できるか
問題19「斬新なロジック」を理解できるか
問題20文化論は「常識の否定」がポイント
コラム科目の「ボトルネック」を見つけよう

第4章 英文問題は4和訳できなくても大丈夫!
・大学入試の「英語」とはここが違う!
・英文の文章理解はこう攻めろ

問題21人物が複数いたら「主語」に要注意
問題22進化の話では「因果関係」が大事
問題23数字は「意味」に注目しよう
問題24生物の話は「登場人物」が複雑
問題25有名人の話でも先入観で読まない
問題26実験は「何と何を比べたのか」
問題27異質な単語が登場するのはどこか?
問題28「外国人」の言いかえを見つけられるか
コラム面接官は見逃さない、ESの「100%言葉」

問題29ゴール文をどう定義するかがカギ
問題30「before/after」を区別しよう
問題31直前を見るか、最初から読むか
問題32「かくれ否定語」で文脈が大きく変わる
問題33ジョークの「オチ」が理解できるか
問題34長い選択肢は違いを明確に

第5章 勉強の密度が2倍になる過去問集の使い方
・さあ、過去問に挑戦しよう!!
・過去問の密度を上げる「答え合わせ」の仕方
・問題演習にタイマーは必需品
・「無敵の文章理解メソッド」を超えろ!!

あとがき

鈴木 鋭智 (著)
実務教育出版; A5版 (2017/4/19)、出典:出版社HP

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6 文章理解・資料解釈 (公務員試験新スーパー過去問ゼミ)

本書の構成と過去問について

本書の構成
1学習方法・問題リスト:巻頭には、本書を使った効率的な科目の攻略のしかかわっドバイスする「文章理解の学習方法」「資料解釈の学習方法」と、本書に収録)去問を一覧できる「掲載問題リスト」を掲載している。過去問を選別して自分なりの学習計画を練ったり、学習の進捗状況を確認する際などに活用してほしい。

2試験別出題傾向と対策:各章冒頭にある出題箇所表では、平成18年度以降の国家総合職(国家I種)、国家一般職(国家I種)、国家専門職(国税専門官)、地方上級(公国型・東京都・特別区)、市役所(C日程)の出題状況が一目でわかるようになっている。具体的な出題傾向は、試験別に解説を付してある。

3必修問題:各テーマのトップを飾るにふさわしい、合格のためには必ずマスターしたい良間をピックアップ。解説は、各選択肢の正誤ポイントをズバリと示す「1行解説」、解答のプロセスを示す「STEP解説」など、効率的に学習が進むように配慮した。

4POINT:これだけは覚えておきたい最重要知識を、図表などを駆使してコンパクトにまとめた。問題を解く前の知識整理に、試験直前の確認に活用してほしい。

5実戦問題:各テーマの内容をスムーズに理解できるよう、バランスよく問題を選び、詳しく解説している。必修問題とマークのついた問題を解いていけば、スピーディーに本書をひととおりこなせるようになっている。なお、収録問題数が多いテーマについては、「実戦問題1」「実戦問題2」のように問題をレベル別またはジャンル別に分割し、解説を参照しやすくしている。

6索引:巻末には、POINT等に掲載している重要語句を集めた用語索引がついている。用語の意味や定義の確認、理解度のチェックなどに使ってほしい。

目次

「新スーパー過去問ゼミ6」刊行に当たって
本書の構成と過去問について
文章理解の学習方法・資料解釈の学習方法・合格者に学ぶ「スー過去」活用術学習する過去問の選び方
掲載問題リスト

・文章理解

第1章 現代文
テーマ1内容把握・要旨把握
テーマ2要旨把握
テーマ3空欄補充
テーマ4文章整序

第2章 英文
テーマ5内容把握・要旨把握
テーマ6その他の形式

第3章 古文
テーマ7古文

・資料解釈

第1章 数表
テーマ1実数・割合
テーマ2指数・構成比
テーマ3増加率

第2章 グラフ
テーマ4実数・割合
テーマ5指数・構成比
テーマ6増加率

第3章 特殊な問題
テーマ7度数分布
テーマ8統計・相関
テーマ9その他

索引

出たDATA問(10)文章理解〈実践編〉2022年度版 国家公務員・地方上級 (オープンセサミシリーズ)

はじめに

■なぜ過去問を解くのか?
多くの公務員受験参考書が過去問を解くことを薦めている。なぜだろうか?一度出た問題は二度と出ないのではないか、という疑問をもつ受験生もいるかもしれない。それは、たしかにその通りである。

しかし、同じ“ような”問題は必ずどこかの試験で出題される。つまり、見た目や論点を少しだけ変え、しかし本質はまったく変えずに同じ問題が繰り返し出題されているのだ。だからこそ、過去問を解くのである。過去問を研究し、何が聞かれるのか、どう問われるのか、これを理解することが合格への第一歩である。

■すべての過去問を解けばよいのか?
答えは、NOである。試験問題には、毎年のように何度も繰り返し出題されるものと、そうでないものがある。10年に一度しか出題されないようなマイナーな問題を何問解いたところで、到底合格レベルには達しない。また、多くの科目を学習しなければならない公務員試験では、ムダが多すぎる。では、どういった問題が繰り返し出題されるのだろうか?それは本書に掲載されている問題である。プロの視点から、繰り返し出題される可能性の高い問題のみを厳選している。一問たりともおろそかにせず、じっくり取り組んでほしい。

■問題は一度だけ解けばよいのか?
過去問は繰り返し解かなければ意味がない。短時間で多くの問題を解くことが求められる公務員試験では、いかに速く正答を出すかも重要なポイントである。最低でも三度は本書を解き、問題の解法を脳内にインプットしてほしい。

公務員試験の勉強は、科目も多く出題範囲も広い。ただやみくもに学習することは、広大な原野を地図やコンパスも持たずあてもなく彷徨うようなものである。本書を最大限に利用し、最終目的地『合格』まで、最短距離で突き進んでほしい。

東京アカデミー
編集部スタッフ一同

東京アカデミー (編集)
東京アカデミー七賢出版 (2021/1/12)、出典:出版社HP

本書の構成と利用法

本書は、『2020年度本試験問題』、『傾向と対策』と『過去問演習』という3つのパートからなる。以下、それぞれのパートの特徴と利用法を述べる。

1 2020年度本試験問題編
Point1 巻頭に、2020年度の国家一般職および地方上級(判明分のみ)の本試験問題と解答解説を掲載。来年度試験に向けた傾向分析のために、各自活用してほしい。

2 傾向と対策編
Point2 国家一般職(旧国家II種)、地方上級、国家総合職(旧国家I種)、国税専門官の二本試験問題を、各科目の分野にしたがって分類・合計した「出題傾向表」を作成。直観的に頻出分野を把握できるようグラフ化。また、数年ごとにまとめることで、最近の出題傾向の変化も把握できるようにしている。

Point3 「傾向と対策」では、各種本試験の出題傾向を徹底分析し、広い出題範囲のな日かから、重点的に学習すべき事柄を明確にすることで、ムダなく合格ラインに到達するための学習の指針を提示している。

3 過去問演習編
Point4 国家一般職(旧国家II種)・地方上級などの主要公務員試験の過去問から頻出問題のみを厳選し、1問1ページに見やすくレイアウト。学習にあたり理解しやすいように、分野別に再編集している。また、理解度の確認のために正答チェック欄を付記し、くり返し学習がしやすいよう配慮している。

Point5 机に向かって勉強する伝統的な学習スタイルにマッチするように、解答解説5は別冊とし、各問に詳細な解説を付した。

東京アカデミー (編集)
東京アカデミー七賢出版 (2021/1/12)、出典:出版社HP

目次

2020年度国家一般職・地方上級本試驗問題解答・解説
傾向と対策

第1章 現代文
内容合致
趣旨把握
文章整序
空欄補充
下線部把握

第2章 英文内容合致
趣旨把握
文章整序
空欄補充
下線部把握

第3章 古文
内容合致
越旨把握
下線部把握

東京アカデミー (編集)
東京アカデミー七賢出版 (2021/1/12)、出典:出版社HP

地方初級・国家一般職(高卒者)テキスト 国語・文章理解 第2版 (公務員試験)

はじめに

地方初級・国家一般職(高卒者)試験は、各試験によって多少の違いはあるものの、おおむね高校卒業~20代前半の人を対象として行われ、難易度は高校卒業程度とされています。

近年は少子化や「全人時代」ともいわれる大学進学率の増加によって受験者数は減少していますが、公務員制度改革や財政難などの理由で採用予定者数も減少しており、国家系の試練で最終合格率は10%程度、地方系だとそれ以下という難関試験であることにかわりはありません。

この試験は、主要5科目+公務員試験独特の科目が出題されるため、付け焼き刃の勉強で太刀打ちできるものではありません。その一方で、「何から手をつければよいのか分からない」、「問題集を購入したが最初からつまずいてしまい、勉強するのが嫌になった」などの声もよく聞きます。公務員試験に限ったことではありませんが、勉強において最も重要なのは、「基礎力を身につける」ことです。基礎を理解せずに勉強を進めても高い学力は身に付きませんし、分からない部分が出てきたときに「どこでつまずいているのか?」を自分自身で判別することができません。

本シリーズは、基礎学力の向上を目的として、地方初級・国家一般職(高卒者)試験に挑む方々のために作られました。まず、各科目を分野別に分け、そこで覚えてほしいことや基本的な解き方を示すことで基礎的な知識を身につけ、代表的な問題を解くことで理解を深めていくという形で構成されています。迷ったときや分からなくなってしまったときは、解説部分をもう一度見直してみてください。何らかの道しるべとなるはずです。

皆さんと私たちの望みは1つです。「憧れの公務員になること」
この本を手にした皆さんが、念願の職に就けることを心から願っております。

2017年2月 TAC出版編集部

TAC出版編集部 (編集)
TAC出版; 第2版 (2017/2/27)、出典:出版社HP

本シリーズの特長

①科目別の6分冊
地方初級・国家一般職(高卒者)の教養試験で問われる学習範囲を、分野ごとに編集]「数学・数的推理「判断推理・資料解釈「国語・文章理解」「社会科学」「人文科学」目然科学の6冊にまとめました。

②基礎的な分野から段階を追った学習が可能です。
各テーマの記述は、まず、基礎的な解説。ぜひ覚えたい事項の整理からスタートします。ここでしっかり解き方や知識のインプットを行いましょう。続いて、演習問題を掲載しています。学んだ解き方や知識のアウトプットを行いましょう。演習問題は、比較的やさしい問題から少し応用的な問題までが含まれていますので、本試験へ向けた問題演習をしっかり行うことができます。

本書のアイコンについて
・解法のポイント
ただ文章を読んでいってもなかなか重要なことを読み取れません。文章を読み始める前に、身に付けておくと便利な文章読解のポイントを明示しています。

・注意点
問題を解く際に注意すべき点を説明しています。ここを押さえれば、自信を持って例題にチャレンジできるはずです。

・ヒント
各例題の文章を正しく読み取るためのポイント、文法や言葉の言い回し等を整理しています。また出典も明示していますので、気になった作家の他の作品を読んでみるのもよいでしょう。

・参考
例題としてとりあげた問題について、参考となる情報を補足として付しています。

TAC出版編集部 (編集)
TAC出版; 第2版 (2017/2/27)、出典:出版社HP

目次

第1編 国語
概説
第1章 漢字
第2章 四字熟語
第3章 ことわざ·故事
第4章 現代文·古文)重要語句

第2編 文章理解(国語)
概説
第1章 現代文内容把握
第2章 古文内容把握
第3章 漢文内容把握
第4章 空欄補充
第5章 文章整序

第3編 文章理解(英文)
第1章 内容把握
第2章 空欄補充

TAC出版編集部 (編集)
TAC出版; 第2版 (2017/2/27)、出典:出版社HP