出たDATA問(10)文章理解〈実践編〉2022年度版 国家公務員・地方上級 (オープンセサミシリーズ)




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はじめに

■なぜ過去問を解くのか?
多くの公務員受験参考書が過去問を解くことを薦めている。なぜだろうか?一度出た問題は二度と出ないのではないか、という疑問をもつ受験生もいるかもしれない。それは、たしかにその通りである。

しかし、同じ“ような”問題は必ずどこかの試験で出題される。つまり、見た目や論点を少しだけ変え、しかし本質はまったく変えずに同じ問題が繰り返し出題されているのだ。だからこそ、過去問を解くのである。過去問を研究し、何が聞かれるのか、どう問われるのか、これを理解することが合格への第一歩である。

■すべての過去問を解けばよいのか?
答えは、NOである。試験問題には、毎年のように何度も繰り返し出題されるものと、そうでないものがある。10年に一度しか出題されないようなマイナーな問題を何問解いたところで、到底合格レベルには達しない。また、多くの科目を学習しなければならない公務員試験では、ムダが多すぎる。では、どういった問題が繰り返し出題されるのだろうか?それは本書に掲載されている問題である。プロの視点から、繰り返し出題される可能性の高い問題のみを厳選している。一問たりともおろそかにせず、じっくり取り組んでほしい。

■問題は一度だけ解けばよいのか?
過去問は繰り返し解かなければ意味がない。短時間で多くの問題を解くことが求められる公務員試験では、いかに速く正答を出すかも重要なポイントである。最低でも三度は本書を解き、問題の解法を脳内にインプットしてほしい。

公務員試験の勉強は、科目も多く出題範囲も広い。ただやみくもに学習することは、広大な原野を地図やコンパスも持たずあてもなく彷徨うようなものである。本書を最大限に利用し、最終目的地『合格』まで、最短距離で突き進んでほしい。

東京アカデミー
編集部スタッフ一同

東京アカデミー (編集)
東京アカデミー七賢出版 (2021/1/12)、出典:出版社HP

本書の構成と利用法

本書は、『2020年度本試験問題』、『傾向と対策』と『過去問演習』という3つのパートからなる。以下、それぞれのパートの特徴と利用法を述べる。

1 2020年度本試験問題編
Point1 巻頭に、2020年度の国家一般職および地方上級(判明分のみ)の本試験問題と解答解説を掲載。来年度試験に向けた傾向分析のために、各自活用してほしい。

2 傾向と対策編
Point2 国家一般職(旧国家II種)、地方上級、国家総合職(旧国家I種)、国税専門官の二本試験問題を、各科目の分野にしたがって分類・合計した「出題傾向表」を作成。直観的に頻出分野を把握できるようグラフ化。また、数年ごとにまとめることで、最近の出題傾向の変化も把握できるようにしている。

Point3 「傾向と対策」では、各種本試験の出題傾向を徹底分析し、広い出題範囲のな日かから、重点的に学習すべき事柄を明確にすることで、ムダなく合格ラインに到達するための学習の指針を提示している。

3 過去問演習編
Point4 国家一般職(旧国家II種)・地方上級などの主要公務員試験の過去問から頻出問題のみを厳選し、1問1ページに見やすくレイアウト。学習にあたり理解しやすいように、分野別に再編集している。また、理解度の確認のために正答チェック欄を付記し、くり返し学習がしやすいよう配慮している。

Point5 机に向かって勉強する伝統的な学習スタイルにマッチするように、解答解説5は別冊とし、各問に詳細な解説を付した。

東京アカデミー (編集)
東京アカデミー七賢出版 (2021/1/12)、出典:出版社HP

目次

2020年度国家一般職・地方上級本試驗問題解答・解説
傾向と対策

第1章 現代文
内容合致
趣旨把握
文章整序
空欄補充
下線部把握

第2章 英文内容合致
趣旨把握
文章整序
空欄補充
下線部把握

第3章 古文
内容合致
越旨把握
下線部把握

東京アカデミー (編集)
東京アカデミー七賢出版 (2021/1/12)、出典:出版社HP