初歩から学ぶ水処理技術―微生物の働きできれいな水をつくる

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改訂版刊行にあたって
初版は 1999年,すでに 13年も前のことである。この間,多くの読者からありがたいお言葉や励ましのお言葉をいただいた。
幸い,このたびご縁があって丸善プラネット株から拙著の復刻再販が実現する運びとなった。この改訂版では多少内容を充実させたり、新しい話題も付け加えた。あまりにも古い統計資料には修正を施した。
この機会に削除した方がよいと思った項目もあったが,水処理技術の発展にからむ歴史として残すのも意義があると考え直し, 割愛しなかった個所もある。ご了承願いたい。結局,修正は一部分のみとし、あくまでも初心者を対象とする入門書という基本姿勢を貫いたつもりである。再び諸姉諸兄のご愛顧を乞う次第である。
2012年11月 福田 文治
本書は、1999年9月に工業調査会より出版された同名書籍を再出版したものです。
まえがき
環境問題が常に話題となる昨今,「ごみ」とほぼ同様に身近でありかつ関心が高いのは「水」である。何といっても「命のもと」であるから当然であろう。多くの先達の並々ならぬ努力のお蔭で,わが国の水環境は危機に見舞われながら辛くもこれを克服し,今では世界に誇れるレベルに達している。この間に培われた技術も決して少なくはない。それらの成果は多くの著書となって後輩技術者の良き指針として活用されている。
筆者は水処理にかかわって30有余年、この間,文科系の方々あるいは初めて水処理の仕事をすることになったという方達から、「何か良い入門書はありませんか」と訊ねられることがしばしばあった。ないわけではないが,推薦に足る適切な本が見当たらないのが実情であった。
このたび,偶然のことから私に機会が与えられ入門書を執筆することになった。今まで全く水と関係のなかった方々にも理解していただけるような,少なくとも水処理についてより一層の興味を持っていただけるような入門書にしたいと思っている。
文献をたくさん引用させていただき,その都度出典は明記したつもりであるが、もし抜けていたらお詫び申し上げる。転載のご 許可についてもお礼申し上げたい。
1999年7月 福田 文治
目次
改訂版刊行にあたって
まえがき
第1章 水処理へのアプローチ一専門用語に慣れ親しむために一
生命と水
日本の降雨量と山紫水明の迷信
地下水の話
河川の自浄作用
溶存酸素
PPMの誤解—単位の話
BODってなに?
CODってなに?
TOCのこと
SS(懸濁物質)と MLSS
pH
技術用語総括
好気と嫌気
飲み水と浄水場
下水道の話
トイレの話
浄化槽
排水再利用
おいしい水とは
第2章 さまざまな排水処理技術
排水処理の基本パターン
一次処理の代表技法
二次処理(生物処理)の分類
活性汚泥法
活性汚泥法以外の生物処理法
三次処理各論
オゾン処理
第3章 汚泥処理
汚泥脱水
汚泥乾燥
急速堆肥(コンポスト)
汚泥焼却
第4章 新しい生物処理
生物学的脱窒素法
生物学的脱窒素脱リン法
膜分離法
微生物包括固定化法
好気性ろ床法
UASB法(Upflow Anaerobic Sludge Blanket)
余剰汚泥発生ゼロの生物処理法
Anammox(アナモックス)法
有機化学物質の生物分解性
第5章 近代処理法
超臨界水とは
超臨界水の特長
下水汚泥処理への応用
さまざまな応用例
超臨界水の他の応用例
亜臨界水による有価物回収
微生物によるレアメタルの回収
あとがき
“あとがき”のあとがき
索 引
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