パーソナルカラリスト検定 3級公式テキスト:色彩資格




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はじめに

あなたは、今朝起きてから何色の色と出会いましたか?今日、あなたが選んだメイクの色、すれ違う人たちのコーディネート、街の広告、わたしたちは日常の中で膨大な数の色と出会い、その色に対し何らかの印象、影響を常に受けています。

しかし、色はその選択によって、その人の魅力を充分に引き出せなかったり、場の雰囲気になじめなかったりします。これは色の持つ、文化的、感覚的な力を上手く利用できていないからです。

あなたや、あなたの周りの人々を、もっとも魅力的に引き立てる色を的確に発見できるとしたら、それはとても素敵なことです。生活の中にそれらの色を取り入れることができたら、より毎日が豊かに、いきいきとするでしょう。しかし、そのためには確かな知識とセンスをもっていなければいけません。それら色の知識とセンスを計るのが、パーソナルカラリスト検定です。もし、あなたがファッション、美容、ブライダル、デザインなど、色に関わる仕事をしている、あるいは目指しているのなら、この検定はあなたのスキルアップにきっと繋がるでしょう。

このテキストは、パーソナルカラリスト検定3級に合格する実力を養います。まず、第一章「色彩と文化」では色彩が文化と歴史にどう関与し、影響を及ぼしたのか、日本の色彩文化をより深く理解した上で、身のまわりにある色の重要性を考えていきます。

第二章「色彩理論」では色の仕組みについて基礎知識を学びます。この検定独自の理論、カラーアンダートーンシステムCUSや、感情効果、配色などを理解します。第三章「色彩とファッション」ではファッションやブライダルを捉え、その歴史を確認し、配色調和やイメージの意味について学びます。第四章「パーソナルカラー」では、肌や髪色の基礎を知り、この検定一番の特徴といえる「パーソナルカラー」をしっかりと学んでいきます。

「パーソナルカラー」における人、色相・色調の特徴をつかんでいき、次に、「パーソナルカラー」によって分類された、タイプ別ファッションとヘアメイクについて学びます。この一章から四章までのすべての知識をあなたが身に付けたとき、パーソナルカラリスト検定3級合格の力は充分についているはずです。その知識とセンスを、仕事や日常生活に大いに活かしてください。

日本カラリスト協会

日本パーソナルカラリスト協会 (監修)
誠文堂新光社 (2012/3/20)、出典:出版社HP

目次

第1章 色彩と文化
■四季の自然を表す色
■春/夏/秋/冬
■日本の色の歴史
■特徴的な伝統色
■身分階級と冠位十二階の色
■禁色と聴色
■襲の色目
■「わび、さび」の無彩色と豪華な色彩
■江戸時代の色彩文化 色と生活
■まわりを取巻くさまざまな色
■衣/食/住 色の種類
■赤/橙/黄/緑/青/紫/ 白・黒/グレー系統

第2章 色彩理論
■色のしくみ
■物体色と光源色
■光の波長と色
■光源の特性
■眼の構造と働き
■無彩色と有彩色
■色の三属性
■CUS 表色系
■CUS 色相
■CUS 色調
■カラーアンダートーンシステムCUSS
■色相配色/色調配色
■色の三属性と対比現象
■明度対比/彩度対比/色相対比
■同化現象
■色の感情効果
■色相に関する心理効果
■義明度に関する心理効果
■彩度に関する心理効果

【確認問題 2章】
■CUS 配色効果
■アンダートーンとは
■アンダートーン配色
■CUS色相のアンダートーン分類
■色調の変化と見え方の変化
【確認問題2章】

第3章 色彩とファッション
■ファッション概論
■ファッションの意味
■服飾文化と服飾史の基礎知識
■ファッションと配色調和
■基本的な配色テクニック
■イメージ用語の基礎知識と配色事例
■ブライダルと色彩
■ウエディングドレスの歴史
■日本のウエディングスタイル
■ウエディングと配色調和

第4章 パーソナルカラー
■パーソナルカラー
■パーソナルカラーとは
■肌の色とは
■肌色のしくみ
■皮膚の構造
■髪色の科学
■ヘアメイクの装い
■ヘアメイクの歴史
■パーソナルカラーの特徴
■人の特徴によるアンダートーン
■パステルサマー
■ブリリアントウインター
■ブライトスプリング
■ ディープオータム
■パーソナルカラーのまとめ

【確認問題 3章・4章】

パーソナルシーズンカラー120
パーソナルカラリスト検定
インフォメーション

日本パーソナルカラリスト協会 (監修)
誠文堂新光社 (2012/3/20)、出典:出版社HP