CompTIA Cloud+試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)




CompTIA Cloud+試験の公式テキスト

公式のテキストはありませんが、
ホームページでは出題範囲や試験情報を確認できます。

CompTIA Cloud+公式HP

Cloud+ テキスト CV0-002対応 (実務で役立つIT資格CompTIAシリーズ)

はじめに

■本書について
本書は、Cloud+(CV0-002)試験の知識習得を目指す方のためのテキストです。Cloud+問題集(CVO.002対応)を併用することでテキスト全般の理解を深め、より高い学習効果を得ることができます。
また、合格を目標とされる方には、このテキストと問題集で知識を習得後、試験対策に最適なTAC Web通信講座「Cloud+Web模擬試験」を提供しております(https://web.tac-school.co.jp/it/comptia/)。理解が不足している部分を確認し、弱占を補給するためにもぜひWeb模擬試験をご活用ください。

今日のクラウドエンジニアのベースラインとなるスキルを身に付けることは、今後の仕事において非常に有効です。本書を活用し、スペシャリストの扉を開けてください。

■本書の流れ
はじめに
TAC CompTIA関連教材ラインアップ/各種トレーニングのご案内
CompTIA認定試験の概要
目次
学習にあたり

■CompTIA認定プラチナパートナー
TACは実務本位の認定資格のコンセプトに賛同し、IT技術者の育成を実施するCompTIA認定プラチナパートナーです。

このトレーニング教材のコンテンツは、CompTIA Cloud+(試験番号:C10-002)認定資格試験のため作成されたものであり、公表されている試験出題範囲(Ver.3.0)を網羅したものです。

■TAC CompTIA関連教材ラインアップ
TACではCompTIA認定資格取得をサポートするために、以下のCompTIA関連教材を販売しております。試験範囲の知識習得のためのテキスト、理解度確認のための問題集、試験対策のためのWeb模擬試験のほか、通信講座も開講しております。学習教材として幅広くご利用ください。

※1 2019年秋発売予定です。
・資料通信・Web通信にはテキスト・問題集・Web模擬試験が含まれます。
・Web通信には講義動画が含まれます。
・試験番号および試験配信時期により、教材ラインアップが変更となる場合がございます。最新情報は、下記TAC CompTIA講座ホームページをご確認ください。

TAC CompTIA講座ホームページ https://web.tac-school.co.jp/it/comptia/
お問い合わせ its@tac-school.co.jp

TAC e受付(コースお申し込み総合サイト) https://ec.tac-school.co.jp/
TAC サイバーブックストア(書籍販売サイト) https://bookstore.tac-school.co.jp/

■各種トレーニングのご案内
企業研修においては、上記コンテンツのほかに、各種アセスメントテスト、オリジナルレジュメ、出題傾向予想資料等をご提供しております。CompTIAをベースとした顧客起点でのIT実務能力育成にご活用ください。
企業向け研修サービス、カリキュラム提案、教材コンテンツの販売に関しては、以下までお問い合わせください。

TAC法人営業部 https://www.tac.biz/
東日本エリア:法人営業2部 TEL:03-5276-9802
東海、北陸エリア:東海法人グループTEL:052-586-5239
西日本エリア:西日本法人営業部 TEL:06-6371-1075
受付時間:平日9:30~17:30(土日祝日は定休日)

TAC IT講座 (編集)
出版社 : TAC出版 (2019/8/1)、出典:出版社HP

CompTIA認定試験の概要

■CompTIA認定資格プログラムの制度
CompTIA(コンプティア:The Computina Technoloav Industry Association)は、1982年に米国で設立された欧米を中心とした10拠点を持ち、メンバー企業として2,000社以上(2018年現在)のICT業界を中心とした企業、3,000社以上の学校機関などが参加しているIT業界任意団体です。
CompTIAは、Eコマースなどの技術の標準化、政策立案活動、雇用対策、そして、各IT分野ごとのCompTIA認定資格の普及啓発活動を行っています。
CompTIA認定試験の特徴は、IT業務を行う上で必要となる標準的な内容を分野別に集約した点にあります。特定のメーカーの特定のテクノロジーに偏った内容ではなく、あくまでも、実務から発想された知識や実務基準を測る試験です。
米国では、Microsoft、Cisco Systems、HP、IBMなどのハイエンドなベンダー試験に進む前のトレーニングや準備試験として、また、専門キャリアへステップアップするための基礎として活用されています。日本でも顧客の立場に立ったサービスを重視している多くの企業で導入されています。

■CompTIA認定試験の開発プロセス
CompTIA認定試験の問題は、CompTIAが作っているわけではありません。CompTIA認定試験には各認定プログラム種別ごと、会員各社のメンバーからなる試験委員会があり、十分に調査・検討した上で試験問題が作成されています。CompTIA試験のライフサイクルは、マーケットニーズの調査→職務の分析→出題範囲作成(ブループリント)・問題の作成→ベータテスト→試験開始→メンテナンス→試験の改訂…のサイクルで繰り返され、常に調査・分析・改訂されています。
したがって、マーケットやテクノロジーの変化に対応し、数年ごとに試験内容が改訂されていくことになります。

■ベンダー資格および民間資格との主なパートナーシップ
CompTIA認定試験はIT関連ペンダー試験および民間試験の事前推奨試験、科目免除など、各社の認定試験と関係があります。詳細については、CompTIA日本支局のホームページでご確認ください。
https://www.comptia.jp/cert_about/relatecert/

■CompTIA認定試験の種類
CompTIA認定試験の主な実施状況は以下のとおりです。
[CompTIA試験]
上記以外のCompTIA認定試験について、または最新情報については下記URLをご確認ください。
https://www.comptia.jp/certif/comptia_certificaiton/

■資格のリニューアルポリシー
2011年1月1日取得された対象のCompTIA認定資格は、従米の「生涯認定(Lifetime Certification)」から、取得日より3年間の有効期限が設けられました。対象となる認定資格を有効期限内に更新する際には従来通り改訂バージョンの試験に合格するほか、CompTIA CEプログラム(継続教育プログラム)での更新も可能となりました。
詳細については、CompTIA日本支局のホームページでご確認ください。
https://www.comptia.jp/cert_about/recert/

■出題形式とテスト配信の特徴
試験はコンピュータによるオンライン形式(CBT)で実施されます。問題文や穴埋め問題に適する正答を、1つまたは複数選択する問題や、図やテキストを正しい場所へドラッグ&ドロップする形式などの問題が出題されます。前の問題に戻って解答し直すこともできます。
CompTIA認定試験は受験者が受験予約を行うと、多くの問題データベースの中から、さまざまな条件のもとに問題が抽出され、申し込んだ受験者専用の問題セットとして、予約した指定会場のPCまで配信されます。
したがって、何人かで一緒に同じ試験を受験しても一人ひとり違う問題セットとなります。また、再受験を行っても毎回違う問題セットになります。

■受験資格
受験にあたって必要となる資格は特にありません。

■合否の判定および認定手続き
試験を終えるとPCのCBTシステムにより、すぐに採点されます。試験終了後、その場で合否の結果と獲得点数、不正解だった問題トピックが記載されたスコアレポートが手渡されます。合格の場合には、認定証の未達防止および個人情報保護のため、受験者ご本人で「Career ID認定試験受験者オンラインサービスより住所などの確認を行う必要があります。確認方法は、下記URLに記載されています。
https://www.comptia.jp/customer_support/career_id/

■再受験
同一試験の再受験は、CompTIAが定めるリテイクポリシーにしたがわなければなりません。

CompTIAリテイクポリシー(CompTIA Webサイトより引用)
(1)試験に不合格の場合
ある特定の試験を2度までは自由に受けることができます。
その特定の試験について、3度目の受験からは(3度目以降を含む毎受験)、前回の試験から最低14日以上の期間をあけなくてはいけません。
(例)2007年9月1日 CompTIA A+ Essentials(試験番号:220-601)不合格
2007年9月1日 CompTIA A+ 220-602 不合格
2007年9月2日 CompTIA A+ Essentials(試験番号:220-601)不合格
2007年9月16日 CompTIA A+ Essentials(試験番号:220-601) 最短で受験可能な日

特定の試験について2度不合格になった場合でも、それ以外のCompTIA認定資格試験に関しては、14日以上の期間をあける必要はありません。
つまり(例)の場合、CompTIA A+ 220-602の2度目の受験について、2007年9月2日から14日以上の期間をおく必要はなく、受験することが可能です。例えば、そのCompTIA A+ 220-602の2度目の受験が不合格の場合、3度目についてはその日から14日以上の期間をおく必要があります。

(2)試験に合格した場合
CompTIA認定資格試験に合格した場合、同バージョンの試験を(同じ試験番号の試験)、CompTIAからの事前承諾がない限り受験いただくことはできません。試験が改訂された場合は、通常通り受験いただくことが可能です。
(例)CompTIA Network+を「N10-003」で合格して取得をされた場合
○ : 次バージョンの「N10-004」試験を受験いただくことは可能
× : 同バージョンの「N10-003」試験を受験いただくことはできません

(3)ベータ試験は一度だけ受験していただくことができます。
CompTIAのリテイクポリシーのルールに違反をした場合は、該当の認定資格が無効となりますので、ご注意ください。
また、違反行為が繰り返された場合は、一切のCompTIA認定資格プログラムへ参加(受験)いただけなくなる場合があります。

リテイクポリシーの詳細についてはCompTIA日本支局のホームページでご確認ください。https://www.comptia.jp/cert_about/retakepolicy/

■受験申し込みについて
CompTIA認定試験は、ピアソンVUE社で実施しています。ワールドワイドにあるテストセンターで受験可能です。試験日程は、テストセンターにより異なります。各テストセンターのスケジュールをご確認ください。
どのテストセンターでも受験料金/内容などに違いはありません。異なる点は、受験地(テストセンターの場所)、試験が行われる曜日・時間帯などです。
詳細は以下で案内されています。ご不明な点は、各テストセンターにお問い合わせください。受験する場合は、テストセンター、受験場所、受験日、受験時間、支払い方法をあらかじめ決め、申し込みます。
また、企業の集合試験などスポットでの臨時試験会場にも対応しています。

ピアソンVUE社
https://www.pearsonvue.co.jp
0120-355-583または0120-355-173
受付時間:午前9時~午後6時(土日祝日を除く平日)

■試験当日
試験当日は、次のものを準備してください。
1.「確認書」もしくは「受験票」、各テストセンターのIDカード(必要な場合のみ)
2.筆記用具(ボールペン、万年筆など)は試験に必要ありませんが、申し込み書類などにサインをする場合があります。
3.写真入りの身分証明書(運転免許証、学生証、パスポート、社員証など本人を証明するために必要なもの)と、自筆サイン入りのカード(クレジットカードなど)の2点が必要となります。
本人確認書類の詳細はピアソンVUEのサイトよりCompTIA認定試験のページで必ず確認し、ご持参ください。
試験当日は開始時間の15分前までに試験会場にお越しください。遅刻は認められません。当日の緊急の連絡は、試験会場受付に直接ご連絡ください。

■Cloud+試験の概要
CompTIA Cloud+は、クラウドの運用やクラウドサービスの提供など、クラウド環境で業務を遂行するITエンジニアが必要とされるスキルとベストプラクティスへの理解を評価する認定資格です。
Cloud+試験は、24~36ヶ月のITネットワーク、ストレージ、データセンターなどでの業務経験を持つエンジニアを対象とし設計されており、クラウドの一般用語を理解し、セキュリティを考慮した上での、クラウド環境の実装、保守・運用、クラウド技術と仮想化技術、サーバー、ネットワーク、ストレージなどのインフラなどを提供するための知識とスキルが問われます。

■Cloud-CV0-002試験の試験分野/問題数/合格基準
Cloud+試験は以下の分野から出題されています。出題割合はあくまでも目安となっており、必ずこの割合で出題されているわけではありません。

■受験料(2019年6月現在)
Cloud+を通常に受験される場合、1科目¥40,424(消費税8%込)です。
TACの企業研修の受講生、資料通信コース、DVD通信コース、Web通信コース、Web模擬試験を受講の方に限り、受験チケット(バウチャー)を割引価格にてご提供いたします。
受験料・TAC特別価格は変更になる場合があります。お申し込みの際は、以下のWebページで最新情報をご確認ください。

CompTIA割引受験チケット(バウチャー)の販売
https://web.tac-school.co.jp/it/comptia/voucher.html

■最新情報の入手先
試験内容、受験料、制度などについては随時変更される場合があります。試験改定に関するアナウンスも本国Webサイトで公表された後、日本支局のWebサイトで日本での対応が公表されます。また導入している日本企業の実例や資格の効果、メリット、FAQなども日本支局のWebサイトで公開されています。
これらの最新情報は以下のWebサイトで入手できます。受験前に確認しておきましょう。

CompTIA日本支局
https://www.comptia.jp/
メールアドレス info_jp@comptia.org
TEL 03-5226-5345

TAC IT講座 (編集)
出版社 : TAC出版 (2019/8/1)、出典:出版社HP

目次

序章 本書の前提条件
序-1 本書の前提知識

第1章 クラウドの概要
1-1 クラウドとは何か
1-1-1 なぜ今クラウドなのか
1-1-2 クラウドの特徴

1-2 クラウドのサービスモデル
1-2-1 クラウドのサービスモデル
1-2-2 Saas
1-2-3 PaaS
1-2-4 laas
1-2-5 その他のクラウドサービスモデル

1-3 クラウドの実装モデル
1-3-1 クラウドとデータセンター
1-3-2 クラウドの実装モデル
1-3-3 パブリッククラウド
1-3-4 プライベートクラウド
1-3-5 ハイブリッドクラウド
1-3-6 コミュニティクラウド
1-3-7 実装モデルの比較と責任分界点

1-4 クラウドを支える技術と標準化動向
1-4-1 クラウドを支える技術
1-4-2 クラウドの標準化

第2章仮想化技術
2-1 仮想化の概要
2-1-1 仮想化とは
2-1-2 サーバーの仮想化
2-1-3 ネットワークの仮想化
2-1-4 SDNとOpenFlow

2-2 サーバー仮想化の実装
2-2-1 サーバー仮想化に関する用語 .
2-2-2 ハイパーバイザーの種類と特徴
2-2-3 代表的なハイパーバイザー
2-2-4 完全仮想化と準仮想化
2-2-5 ハイパーバイザー導入上の留意点

2-3 仮想マシン (VM)
2-3-1 仮想マシン (VM) とは
2-3-2 仮想マシンの構成

2-4 仮想マシンハードウェア
2-4-1 仮想マシンハードウェア
2-4-2 仮想CPU (vCPU)
2-4-3 仮想メモリ(vRAM)
2-4-4 仮想マシンディスク
2-4-5 仮想NIC
2-4-6 仮想マシンへの物理リソースの割り当て

2-5 ハイパーバイザーとネットワーク
2-5-1 仮想スイッチ
2-5-2 ハイパーバイザーのネットワーク機能

2-6 仮想マシンの利用
2-6-1 仮想化環境への接続方法
2-6-2 仮想マシン(仮想サーバー)の作成
2-6-3 仮想マシンの再利用
2-6-4 仮想マシンのコンバート(環境移行)

2-7 ハイパーバイザーの管理とマイグレーション
2-7-1 ハイパーバイザーの管理
2-7-2 サーバー仮想化環境と高可用性対策

第3章 ストレージ技術
3-1 ストレージの種類と特徴
3-1-1 ストレージとは
3-1-2 ハードディスクとSSD
3-1-3 リムーバブルドライブ
3-1-4 ストレージのインターフェース
3-1-5 ストレージの性能評価と分類

3-2 コンピューターとストレージの接続
3-2-1 コンピューターとストレージの接続
3-2-2 ストレージアレイ

3-3 RAID
3-3-1 RAID
3-3-2 RAIDレベル

3-4 ボリュームとパーティション
3-4-1 ボリュームとパーティション

3-5 ファイルシステム
3-5-1 ファイルシステム
3-5-2 代表的なファイルシステム

3-6 NAS
3-6-1 NAS
3-6-2 NASのファイル共有プロトコル

3-7 ファイバーチャネルSAN
3-7-1 ファイバーチャネル SANの概要
3-7-2 ファイバーチャネル SANのトポロジ
3-7-3 ファイバーチャネル SANのアドレス
3-7-4 ゾーニング
3-7-5 デュアルファブリックとマルチパス
3-7-6 VSAN
3-7-7 NPIV

3-8 IP-SAN
3-8-1 IP-SAN
3-8-2 iSCSI-SAN
3-8-3 iSCSIイニシエータとiSCSIターゲット
3-8-4 iSCSIネーム

3-9 新しいストレージ技術
3-9-1 FCoE
3-9-2 オブジェクトストレージ
3-9-3 ストレージの技術動向

3-10 仮想化技術とストレージ技術
3-10-1 ストレージの仮想化
3-10-2 サーバー仮想化技術とストレージ技術

第4章 クラウドの導入と設計
4-1 クラウド導入時の留意点
4-1-1 クラウドの導入とシステムライフサイクル
4-1-2 システムとクラウドの適合性
4-1-3 サービスモデルの検討
4-1-4 実装モデルの検討
4-1-5 パブリッククラウド導入時の留意点
4-1-6 プライベートクラウド導入時の留意点

4-2 クラウド設計・構築時の留意点
4-2-1 物理サーバー設計・構築時の留意点
4-2-2 ストレージ設計・構築時の留意点
4-2-3 ネットワーク設計・構築時の留意点
4-2-4 仮想サーバーの設計と配置
4-2-5 サービス要素
4-2-6 クラウドへの移行

4-3 クラウドを活用した事業継続
4-3-1 クラウドシステムとBCP
4-3-2 バックアップ
4-3-3 アーカイブ
4-3-4 レプリケーション

4-4 クラウド環境のテスト
4-4-1 クラウド環境のテスト
4-4-2 テストの種類と特徴

第5章 クラウドの運用と管理
5-1 クラウドシステムと運用管理
5-1-1 クラウドの運用管理
5-1-2 リソースの管理
5-1-3 インシデント
5-1-4 構成管理
5-1-5 変更管理
5-1-6 運用管理の自動化

5-2 モニタリングとパフォーマンス管理
5-2-1 モニタリング
5-2-2 情報収集の技術
5-2-3 モニタリングソフトウェアによる監視
5-2-4 パフォーマンス管理

5-3 クラウドのセキュリティ管理
5-3-1 クラウドとセキュリティ対策
5-3-2 仮想サーバーとハイパーバイザーに対するセキュリティ
5-3-3 ネットワークセキュリティ
5-3-4 ストレージセキュリティ
5-3-5 アカウントの管理
5-3-6 認証技術と暗号化技術
5-3-7 セキュアプロトコル

5-4 トラブルシューティング
5-4-1 トラブルシューティング
5-4-2 トラブル (障害)の例
5-4-3 トラブルシューティングの例

TAC IT講座 (編集)
出版社 : TAC出版 (2019/8/1)、出典:出版社HP

学習にあたり

本書の使い方
これからCloud+(CVO-002)試験を受験する方は、受験する方は、本書を最初から順番に読み進めていくことをおすすめします。興味のある章から読むこともできますが、本書は、知識を体系的にまとめ学習しやすいように構成されています。
本書は、Cloud+(CV0-002)試験に必要な知識が得られるように構成されています。

本書の構成
・本書は章・節・項目に分けて構成されています。
・各章の初めには、「この章で学ぶこと」と、その章で学習する節タイトルが表記されています。「この章で学ぶこと」には章全体で学習する内容がまとめられているので、最初にその章で学習する内容の全体像を把握しましょう。
・各節の扉には、その節内で学ぶ項目のタイトルが表記されています。
・各項目の最初には、「学習ポイント」が挙げられています。ポイントをつかみ、効率よく学習を進めてください。
・重要な部分は、太字で表記されています。
・欄外には、本文中の※印のついた語句についての補足説明が記載されています。
・節ごとに穴埋め式の確認問題があります。学習した内容の習得度を確認できます。
・章末には選択式の章末問題があります。

※難しい英語名称は名称の後のカッコ( )内に、読み方とフルスペルを表示しています。
複数の読み方がある場合には、一般的なものを表示しました。

TAC株式会社は独立した企業であり、CompTIAとは関係を有しません。
本書は、CompTIA認定試験に対応した学習書です。CompTIA、著者、発行所およびTAC株式会社は、本書の使用によるCompTIA認定試験の合格を保証するものではありません。
●A+、Network、Server+、Security+、CIT+、 Project+、 IT Fundamentals+、Cloud Essentials、 Cloud+、Security+、CySA+、PenTest+米国CompTIAの商標商標です。
●その他記載されている社名、製品名はそれぞれの会社の商標および登録商標です。

TAC IT講座 (編集)
出版社 : TAC出版 (2019/8/1)、出典:出版社HP

Get! CompTIA Cloud+ クラウド時代の必修科目(試験番号:CV0-002)

はじめに

クラウドサービスという言葉は、かつてはバズワードだと呼ばれていました。しかし、AWS やAzureといったクラウドプロバイダの台頭により、もはや社会インフラとして定着したと言ってよいでしょう。


今回、CompTIA Cloud+の新バージョン(CV-002)に対応した本書を執筆するにあたって、我々はクラウドサービスを構成する様々な技術・要素を再度調査し直し、もはやクラウドがインフラとして無くてはならない存在であることを改めて痛感しました。特に、新バージョンからはクラウドのセキュリティや運用、事業継続など、従来のオンプレミスシステムに要求されていた仕様がすべて盛り込まれており、ここからも、クラウドがインフラとして定着していることがわかります。新Cloud+の受験を通じて、きっとクラウドをインフラとして運用していく知識や技術が身につくことでしょう。

最後になりましたが、本書の作成にあたり、執筆者の先生方はもとより、様々な方面から協力を頂きました。ここに深謝の意を表します。

著者を代表して
2019年4月
越智 徹

越智 徹 (著), 平岡 一剛 (著), 山内 建二 (著), (株)ウチダ人材開発センタ (著)
出版社 : 翔泳社 (2019/5/1)、出典:出版社HP

目次

第1章 クラウドコンピューティングの概要
1.1 クラウドコンピューティングとは

1.2 クラウドコンピューティングの基本的な特徴

1.3 クラウドサービスのタイプ
1.3.1 SaaS (Software as a Service)
1.3.2 IaaS (Infrastructure as a Service)
1.3.3 PaaS (Platform as a Service)
1.3.4 CaaS (Communication as a Service)
1.3.5 DaaS (Desktop as a Service)
1.3.6 DBaaS (Database as a Service)
1.3.7 BPaaS (Business Process as a Service)
1.3.8 XaaS (Everything as a Service)

1.4 クラウドサービスの運用モデル
1.4.1 プライベートクラウド
1.4.2 コミュニティクラウド
1.4.3 パブリッククラウド
1.4.4 ハイブリッドクラウド
1.4.5 クラウドコンポーネント

1.5 クラウドサービスの特徴と用語
1.5.1 オンプレミスとオフプレミス
1.5.2 マルチテナント
1.5.3 オーケストレーションプラットフォーム
1.5.4 エラスティシティ(Elasticity)
1.5.5 Pay-as-you-grow
1.5.6 チャージバック
1.5.7 デプロイメントの迅速化
1.5.8 クラウドバースティング

第1章 チェック問題
第1章 チェック問題の解答と解説

第2章 ストレージ・ネットワーク
2.1 ネットワーク
2.1.1 VLAN (Virtual Local Area Network)
2.1.2 VXLAN (Virtual Extensible Local Area Network)

2.2 ストレージ
2.2.1 ストレージの種類
2.2.2 DAS (Direct Attached Storage)
2.2.3 NAS (Network Attached Storage)
2.2.4 SAN (Storage Area Network)
2.2.5 FC-HBA (Host Bus Adapter)
2.2.6 IP-SAN
2.2.7 FCoE (Fibre Channel over Ethernet)
2.2.8 ゾーニング
2.2.9 マルチパス
2.2.10 RAID
2.2.11 オブジェクトストレージ
2.2.12 ストレージの階層
2.2.13 ストレージのプロビジョニング
2.2.14 ストレージセキュリティに関する考慮事項

第2章 チェック問題
第2章 チェック問題の解答と解説

第3章 セキュリティ
3.1 セキュリティの要素技術
3.1.1 セキュリティポリシーの確立と適用
3.1.2 一般的な規制要件
3.1.3 データの保護と暗号化

3.2 ネットワークセキュリティ
3.2.1 IP経路のセキュリティ
3.2.2 通信データの暗号化
3.2.3 トンネリングプロトコル
3.2.4 VPN
3.2.5 暗号化方式
3.2.6 公開鍵暗号基盤
3.2.7 コンピュータシステムへのアクセス制御
3.2.8 ネットワークベースのアクセス制御
3.2.9 ストレージアクセス制御
3.2.10 サービスのセキュリティ確保
3.2.11 アクセスコントロールの適用
3.2.12 任意アクセス制御
3.2.13 強制アクセス制御
3.2.14 ロールベースアクセス制御
3.2.15 非任意アクセス制御
3.2.16 多要素認証
3.2.17 シングルサインオン(SSO)
3.2.18 ネットワークの適切な分割と配置
3.2.19 セキュリティの機能
3.2.20 セキュリティの実装
3.2.21 セキュリティ張期の自動化

第3章 チェック問題
第3章 チェック問題の解答と解説

第4章 クラウドサービスの展開と維持・運用
4.1 クラウドのリソースと利用.
4.1.1 クラウドのリソース
4.1.2 クラウドの組織での利用
4.1.3 要件に基づいたクラウドシステムの設計
4.1.4 クラウドへの接続方法

4.2 クラウドへの移行計画
4.2.1 データの収集と文書化
4.2.2 クラウドサービス導入のための検討事項
4.2.3 クラウドの検証とクラウド移行への準備
4.2.4 クラウドのテスト
4.2.5 システム要件の検証
4.2.6 クラウドの永続性
4.2.7 物理環境の移行
4.2.8 さまざまな種類のサーバ移行
4.2.9 ストレージデータの移行

4.3 適切な維持と運用
4.3.1 パッチとロールバック
4.3.2 セキュリティパッチの適用場所
4.3.3 パッチの適用方法
4.3.4 オペレーションと依存関係のパッチ適用
4.3.5 ワークフローの自動化
4.3.6 仮想化の自動化ツールとアクティビティ
4.3.7 バックアップ
4.3.8 バックアップターゲット
4.3.9 バックアップとリストア操作

第4章 チェック問題
第4章 チェック問題の解答と解説

第5章 クラウド管理の概要
5.1 クラウドの指標
5.1.1 指標とモニタリング
5.1.2 クラウドサポート契約
5.1.3 標準的なクラウド保守の責任
5.1.4 構成管理ツール

5.2 クラウドリソースの追加と削除
5.2.1 必要なリソースの予測と使用パターンの決定
5.2.2 クラウドバースティング
5.2.3 クラウドプロバイダ間の移行
5.2.4 リソースのスケーリングとクラウド範囲の拡張
5.2.5 アプリケーションライフサイクルについて
5.2.6 ビジネスニーズの変更

5.3 アカウントプロビジョニングの管理
5.3.1 アカウント識別
5.3.2 認証と認可
5.3.3 アカウントライフサイクルの管理
5.3.4 ユーザアカウント管理の自動化

5.4 クラウドサービスのベースラインと検証
5.4.1 クラウドサービスのベースラインの分析と検証
5.4.2 ベースライン要件を満たすクラウドの変更適用
5.4.3 SLAベースのレポート

第5章 チェック問題
第5章 チェック問題の解答と解説

第6章 災害復旧、事業継続、および継続的な保守
6.1 災害復旧の実装
6.1.1 BCP、RTO、RPO
6.1.2 サービスプロバイダの責任と能力
6.1.3 災害復旧計画に用いられる技術

6.2 事業継続計画
6.2.1 事業継続計画の策定
6.2.2 クラウドの保守
6.2.3 保守作業の自動化の影響と範囲
6.2.4 保守作業の自動化

第6章 チェック問題
第6章 チェック問題の解答と解説

第7章 トラブルシューティング
7.1 クラウドの容量のトラブルシューティング
7.1.1 クラウドの容量境界
7.1.2 ベースライン測定値からの超過
7.1.3 予想外、計画外の拡張

7.2 ライセンス

7.3 時刻同期

7.4 ネットワークやセキュリティ問題のトラブルシューティング
7.4.1 クラウドネットワーク障害のトラブルシューティング
7.4.2 クラウドにおける一般的なネットワーク障害の特定
7.4.3 ネットワークのトラブルシューティングに用いるコマンド
7.4.4 セキュリティ問題のトラブルシューティング

第7章 チェック問題
第7章 チェック問題の解答と解説

索引

越智 徹 (著), 平岡 一剛 (著), 山内 建二 (著), (株)ウチダ人材開発センタ (著)
出版社 : 翔泳社 (2019/5/1)、出典:出版社HP