色彩検定 公式テキスト 1級編 (2020年改訂版)




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はじめに

「文部科学省後援色彩検定1級」の公式テキストとなる本書は、色彩文化や流行色の変遷、世界の色彩調和論や表色系なども取り上げており、色彩についてグローバルに理解できるように構成されています。

さらに色彩に対する意識を商品やデザインに反映できるように、「色彩心理」ではイメージの調査やデザインの評価など、主観的な色に対する意識を数値化する心理評価法を学習します。また、「色彩とビジネス」では、特に色彩と関わりあいの深いカラーマーケティングやカラーバリエーションの考え方、色彩戦略などを取り上げ、今まで学習した色彩の基礎的な知識を、実際的な考え方に発展させて解説しています。代表的なカラーリサーチ用カラーコードも紹介していますので、実務に役立てて頂けることと思います。

このように1級では、3級、2級で学習された知識をベースに、さまざまな業界で実際に役立てて頂ける内容になっています。

内閣府認定 公益社団法人 色彩検定協会 (編集)
公益社団法人 色彩検定協会; 初版 (2020/2/24)、出典:出版社HP

目次

はじめに
目次

・色彩と文化
西洋の色彩と文化
古代ヨーロッパの色彩
中・近世のヨーロッパの色彩
近代ヨーロッパと色彩学

日本の色彩と文化
日本の古代の色
古代から中近世の日本の色彩
近代の日本の色彩

・色彩調和論
色彩調和論
色彩調和論とは
ジャッドの色彩調和、四つの原理
シュヴルールの色彩調和論

ルードの色彩調和論
オストワルトの色彩調和論
イッテンの色彩調和論
ムーンとスペンサーの色彩調和論

・光と色
心理的な見えによる色の分類
色の様相
色の分類
照明

照明の性質を表すもの
測色の照明
混色
グラスマンの法則(加法混色の法則性)

・色の表示
XYZ表色系
均等色空間とL*a*b*色空間
色差の表示
オストワルト表色系
色相環

色の表示方法
等色相面
色立体
NCS
ヘリングの6主要色

色相環と色相の表し方
等色相面での色の表示
色の表示方法
色立体と色票集
色名

色を表す言葉の分類
SCC-NBS色名法
JISの光源色の色名
光源色の系統色名

・測色
側色
測色とは
視感測色一直接比較法
物理測色

・色彩心理
心理評価法
心理学的尺度構成法の基本
心理学的尺度構成法
心理物理学的測定法

色の心理的効果
記憶色と色記憶
色知覚の複雑性
色の見えの変化
ものの見えの安定性

・色彩とビジネス
色彩のビジネス活用
色彩効果のビジネス活用
カラーコミュニケーションツールの役割
色指定ツールとしての色見本
色づくりの参照ツールとしての色見本

色見本の種類
コンシューマプロダクツのビジネスプロセスと色彩
企業アイデンティティ戦略における色彩
商品企画における色彩
商品デザインにおける色彩

製造における色彩
流通における色彩
プロモーションにおける色彩
小売りにおける色彩

カラーマーケティング
カラーマーケティングの基本視点
カラーリサーチ
カラーリサーチの手法
カラー戦略

CMF
概念から実体へ(コトからモノへ)
商品企画におけるCMF
CMFでのカラーバリエーションの検討
制作におけるCMF®(コトからモノの制作)

・ファッション
ファッションカラーの変遷
ファッションビジネスにおけるカラーコーディネーターの役割
カラー情報の収集・調査
カラー情報の整理と分析
シーズンテーマカラーの決定

VMD
素材の知識
繊維
繊維の長さと発色性
織物と編物

ビジュアルマーチャンダイジングと色彩
ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)の取り組み
商品陳列のカラーコーディネーション

・景觀色彩
最観法とは
景観法の概要
景観法の特徴
景観計画について
景観計画に基づく届出と手続き
景観計画における色彩基準

色彩基準の役割
色彩基準の運用
色彩基準における面積比の考え方
色彩基準の示し方
色彩基準の適用除外
屋外広告物の色彩基準

色相、明度、彩度と景観形成とのかかわり
遠景・中景・近景を踏まえた色彩計画
遠景・中景・近景とは
遠景・中景・近景を踏まえた色彩計画における
配慮事項

・資料・光と色(1)
色の知覚
資料・光と色(2)
相関色温度と演色評価数
資料・CMF
素材と工法
索引

内閣府認定 公益社団法人 色彩検定協会 (編集)
公益社団法人 色彩検定協会; 初版 (2020/2/24)、出典:出版社HP