色彩検定 公式テキスト 3級編 (2020年改訂版)




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はじめに

私たちの身のまわりにはたくさんの色があり、生活やビジネスシーンでも積極的に取り入れられています。特に「デザイン」の分野と色彩とは密接な関係にあり、色の使い方によって、そのデザインの評価が決まってしまうこともある、といってもよいほどです。

「文部科学省後援色彩検定3級」の公式テキストで学習して頂くのは、デザインで重要な役割を果たす「デザインの色彩」であり、「カラーコーディネート」にかかわりのある色の世界を広く取り上げています。色をコーディネートするとき、ただ単に好きな色を選べばよい、というわけではなく、目的にあったカラーコーディネーションを実現するためには色の性質を知り、本質を理解した上で、さまざまなことを考える必要があります。

本書では、基礎項目として「光と色」や「色の表示」、色のイメージを理解する「色彩心理」、配色の基本を学習する「色彩調和」、さらに基礎項目の実践編として「ファッション」「インテリア」を取り上げています。

「色彩調和」の項目では、実際にカラーカードを使って自分で配色をつくります。これにより、配色の基本を楽しみながらより深く理解し、目的に応じた配色をつくることができる実力を身に付けて頂きます。

本書の内容は、色彩検定®の2級、1級の基礎ともなります。このテキストをきっかけとして、色彩の世界へ楽しく興味をもって頂くことを期待しています。

内閣府認定 公益社団法人 色彩検定協会 (編集)
公益社団法人 色彩検定協会; 初版 (2019/12/26)、出典:出版社HP

目次

はじめに
目次

・色のはたらき
色のはたらき

・光と色
色はなぜ見えるのか?
光とは何だろう
光の性質と色
眼のしくみ
色を見る眼のしくみ
網膜における光の処理

照明と色の見え方
混色
混色とは何か?
加法混色
減法混色
混色を応用した身近な例

・色の表示(表色系)
色の分類と三属性
色の分類
色の三属性
等色相面
純色、清色、中間色

色立体
表色系
PCCS
色相
明度
彩度

三属性による色の表示
等色相面
色立体
トーン

・色彩心理
色の心理効果
基本的な印象への効果
色の連想と象徴
色の視覚効果
補色残像

色の対比
色の同化
面積効果
主観色

・色彩調和
配色の基本的な考え方
色相を手がかりにした配色
色相を手がかりにした配色の考え方
色相に共通性がある配色
色相にやや違いがある配色
色相に対照性がある配色

トーンを手がかりにした配色
トーンを手がかりにした配色の考え方
トーン共通の配色
トーン対照の配色

色相とトーンを組みあわせた配色
まとまりの感じられる配色
変化の感じられる配色
配色の基本的な技法

アクセントカラー
セパレーション
グラデーション
配色演習の解答例と解説

・配色イメージ
配色イメージ
色の三属性と配色イメージ

・ファッション
ファッションと色彩
ファッションコーディネートにおける色彩
ファッションにおける色彩の注意点

基本的なカラーコーディネート
トップとボトムの配色効果
色相を主体としたカラーコーディネート
トーンを主体としたカラーコーディネート
色相とトーンを組みあわせたカラーコーディネート

・インテリア
インテリアと色彩
インテリアとは
インテリアデザイン
インテリアのカラーコーディネーション
インテリアのカラーコーディネーション
インテリアに使われる色
インテリアの配色形式

配色とイメージ
インテリアにおける色の心理効果
色の心理効果
色の視覚効果

・慣用色名
慣用色名(JISの慣用色名より)
和色名
外来色名

資料・色名
索引
付録・PCCSカラーダイヤル

内閣府認定 公益社団法人 色彩検定協会 (編集)
公益社団法人 色彩検定協会; 初版 (2019/12/26)、出典:出版社HP