メンタルセラピスト検定試験のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)




メンタルセラピスト検定試験の公式テキスト

公式のテキストがあります。下記サイト等で購入可能です。

メンタルセラピスト検定公式HP
またホームページでは試験問題の例題を見ることができます。

目次 – 心を大切に考える! メンタルセラピスト検定テキスト (国家・資格シリーズ 346)

まえがき

心理の分野には、多岐にわたる様々な手法や文献があります。

第1章では、これまでの心理学について触れています。この書籍を手にした方は過去の心理学を知りたい訳ではないと思いますが、心理は様々なジャンルに分類されて研究されて来た事をお伝えしたくて、ここではほんの少しではありますが、その歴史や流れを紹介しています。

心を伝える時、表現する時、心の発達や成長の目的など、やはり過去の歴史ある研究者の言葉が一番理解しやすいのではないかと考え引用させて頂いています。「心理を伝えるには歴史から」とも言われています。現代はネットの時代でもあり、検索することで様々な情報が簡単に手に入ります。その中でも大切な一部分をいくつか抜粋しています。

人間の感情や感覚は大切な機能であり、体調の変化のサインにも現れる重要な部分でもあります。人の感覚の観察や認識の重要性などにも触れつつ、感情は抑えこむものでも発散し過ぎるものでもない事をよりお伝えしたく説明しています。現在、日常の環境、生活習慣などで脳内のホルモン分泌のコントロールをして響を抑制出来るという情報もあります。そういった幾つかの報告や、協会での最新情報等もとりまとめております。

全てではありませんが、カウンセリングの世界では、密かに今までタブーとされてきた部分も存在しますが、私達はそれに共感する心を持ち、向き合う姿勢を持っています。きっと、この言葉ひとつで驚かれる方もいらっしゃるかも知れませんが、辛い時にカウンセラーに話してみたけど何かが違うと思ったことはありませんか?

それは、話を聞いているだけで、共感はしていないケースが多いからなのです。だからこそ、心に関しての問題は解決されることなく、現在も尽きることがありません。クライアントの話を聞いて「ミイラ取りがミイラになる」などという出来事が日常的に起きているからなのです。

しかし、その回避方法があるとしたら貴方はどう思いますか?回避だけではなく、人の話を聞く事から学びや気付きがあるとしたら…このテキストでは、人の話を聞く事こそが広い視野を持ち客観的な視点で人生を見つめられる手段であるという事も詳しく説明して行きます。心は繊細に感じる部分です。相手の姿勢で話しても無駄だと感じ取ってしまうものなのです。

時に傷ついた心は誰にも話さないまま感情を押し殺し過ごしてしまい、いつしか何かのきっかけで心が沈んでしまったりパニックを起こしかねないものなのです。

誰もが欝の種を持っています。特別な病気ではありません。常に感じる人間にとって欝とは特別な病気ではないのです。ただ、なぜその状態をいつまで続けてしまったかが問題なのです。なぜなら、人は癖になりやすい生き物でもあります。習慣性が付いてしまえば抜け出すこともままならないのです。早目の切り替えや開放ができる様にとそれらについての説明も取り入れています。

第2章では共感することの大切さと危険、追体験の大切さなどを伝えています。話を聞くだけではありません。相談者の中の多くは、話を聞いて欲しいだけの人もいます。話を聞いて何が起きているのか説明を求める人もいます。話をしてどうしたらいいのか、改善策を求める人もいます。それらをしっかりと見つめ、見極め対応出来る人材を育成したいと考えています。

なぜそうなってしまったのか?何が起きてそうなったのか?どうしたいのか?常に客観的な視点で見つめながら共感してゆく事は、欠かせない同なスキルなのです。

第3章では脳の話をはじめ、マイナス思考から抜け出す方法なども伝えています。思考には癖があります。どのような癖なのかを客観的に認識することか。さえすれば、変更することも可能なのです。

気持ちのバイオリズムに関しては様々な説明があり、知るだけ・認識するだけで改善したという方も多くいらっしゃいます。ぜひ自分自身や困っている方がいらしたら使って頂けたらと思います。
気持ちのバイオリズムにはポジティブとネガティブの領域がありまどうしてもポジティブならいいと考えがちです。テンションが上がっていいとも考えられていますが、実はどちらでもない領域があると言っています。

第4章では、心の問題に多い、過去の環境について取り上げ家族関係や周りで起こる人間関係についての受け取り方を説明しております。心が乱れた時何が起きているのでしょう?きっと驚いて蓋をしたり、見てみない振りをしてしまったり、時にはその乱れた感情に巻き込まれて日常が疎かになってしまうこともあります。

この章ではそれらの説明と共に自己選択の大切さや認識する事の強さなども伝えています。セラピストが人を救うのではなく、セラピストは話しを聞いて導く人、暗がりにいる人の足元を光で照らす道先案内人なのです。

そして、悩んでいる人も頼るばかりではなく、自立する心・選択する心から未来設定や希望や願いを話し合いながら言葉にして、その言葉で自己認識して行くものでもあります。第5章では、現在から未来においての意識の大切さについてや、大人になればなるほど探究心や無邪気さが大切になる事と、関わり全てに愛がある事を説明しています。

家族や恋人・友人・知人・環境・物に対しても愛はあります。そしてそれぞれの愛の形が違うことを認識できたら、きっと心の問題もすっきりするのではと考えています。形がない心や愛は行き過ぎてしまうと愛ではなくなるというお話も出てきます。その様な問題は恋愛や人間関係家族問題に深く関与しているのです。過ぎてしまう愛という認識がとても大切だと考えます。当協会では、このテキストを手にし、認定試験を受験合格し認定書を受け取ってから3年間は会員の一員となります。会員資格は3年毎の更新になっています。

それだけではなく、どのような部分で活用して行きたいのか?個人的に相談も受け付けてゆきます。インターネットを活用しての情報交換も推進して、新しいネットワーク作りも考えています。
ホームページ上では、活躍するメンバーの紹介をし、当協会がお勧めする人材紹介をしていけたら、と考えてもいます。

当協会では、さらにネット社会化が進み、これからはスカイプを使った電話相談やメール相談などが主流になるという未来像を踏まえ、もっと多様な形で相談者の身近に立った社会貢献活動を目指しています。このテキストを手に取り真摯に学ぶ会員の皆様と協会が一体となって、この活動を日本全国世界各国に広げていけたらと考えております。

田中 千栄子 (著)
出版社: 弘文社; 第2版 (2016/7/8)、出典:出版社HP

目次

まえがき
日本メンタルセラピスト協会趣旨
受験案内

第1章 これまでの歴史と研究
1.カウンセリングについて
2.ユング連想検査から伝わる心の刺激
3.心の成長
4.ユング的な心の動き
5.コールバーグによる道徳判断の発達

6.エリクソンによる発達段階
7.マスローによる自己実現
8.アダルトチルドレン(AC)の定義
9.ジョハリの窓
【コラム】人格:パーソナリティーとして見つめる

第2章 心を知るために
1.心とは何だろう?
2.『心からの願い」の重要性
3.夢Dream
4.夢を恐れないで下さい
5.感覚-Feeling

6.第六感Sixsense
7.五感の(5つの)バランスがとても大切です
8.食について
9.適度な日光浴と運動
10.一日の気持ちの整理整頓

11.笑い・ユーモア・楽しさ・喜びの大切さ
12.心の切り替え
13.エンパシーEmpathyより共感してしまう人
14.共感能力は常にチェックが必要です
15.共感能力(エンパシー)タイプ

16.共感能力において注意しなくてはならない良くない意志
17.共感能力において役に立つ意志
18.内分泌系に注意
19.セロトニン&メラニン
20.セロトニンでエンジョイ生活
21.強い感受性をおやすみするには
22.追体験を活用する

第3章 右脳と左脳そして内面にある動き
1.右脳と左脳の違い
2.内面のバランス
3.心の問題と分類
4.心の問題と時間
5.コミュニケーションのあり方
断る言葉の使い方
ごめんなさいとありがとう
挨拶からコミュニケーションは始まっている

6.過去の嫌な思いでとの向き合い方
7.心の中にある登場人物(童話の世界)
8.ネガティブ&マイナス思考から抜け出すために
9.想いの動き
10.喜怒哀楽

11.心の弱さ・不安
12.11の心の弱さからの大切な一面と危険
13.気持ちのバイオリズム(冷静な視点)
大切なニュートラルな場所
X地点の重要性

14.直感と感情の違い
15.直感のある人の特徴
16.不安やトラウマ
17.エゴか直感か?
18.エゴの兆候

第4章 環境を考える(心を知るために)
1.自分を中心とした環境を見つめる
2.自分自身を取り巻く環境
3.意識して判断や決断をしましょう
4.常にあなたは自己選択している
5.あなたは人生の主役(ヒーロー&ヒロイン)

6.自己責任の中の決断
7.人間関係から見る鏡の世界
8.人との関わりから見える部分
心の内面鏡
9.もうひとつの肯定的な視点(考え方)
10.よくあるコントロール関係
コントロールドラマ

11.コントロールのない役割がある事を知りましょう
12.コントロールドラマの役割を変化させると
13.イメージ解散療法
14.強迫性障害の特徴
15.子供の行為障害と大人の反社会性人格障害
16.アスペルガー症袋群

第5章 今から未来へ
1.人とのコミュニケーションを考える前に
自分の気持ちや感情を知りましょう
2.やるべき事とは何でしょう?
3.やれる事とは何でしょう?
4.やりたいこととは、何でしょう
5.3つのバランスの重要性

6.未来を創る
7.出来事から起こる感情の記憶とは
8.気付きの中で未来を描く
決断
9.運命の人(赤い糸とは?)
出会い
10.愛の段階

11.関わりの中での愛
12.性のあり方について
13.素直になるには
14.探究心や無邪気さの素晴らしさ
15.ホスピスでの関わり方

巻末
歴史的な心理学者達
おわりに
著者紹介

田中 千栄子 (著)
出版社: 弘文社; 第2版 (2016/7/8)、出典:出版社HP

一般社団法人日本メンタルセラピスト協会趣旨

現代はストレス社会と言われています。同時に、様々な情報が溢れ、脳が処理しきれない時代とも言われる中で、誰もが心の葛藤を抱え生活しております。日々の出来事で起きる問題は時に人に話をする。そして人の意見を耳にするなど、心にも情報交換が必要な時代でもあります。

人の話を聞く事ができる人はとても重要です。心の情報交換ができるためには共感する気持ちが大切です。そこで、共感できるセラピストの育成をするべく、一般社団法人として協会を立ち上げました。

日本メンタルセラピスト協会では人の話を聞く技術と、セラピストの為の検定試験である日本メンタルセラピスト検定資格の認定を行なっております。心は目に見えません。しかし心は誰もが持っている大切な部分です。

気持ちや想いを伝え、理解することは簡単ではありません。その様な部分を含めて心を大切にすることは重要です。感情をそのままにしていては健康によくありません。私どもの協会では、これからは気持ちを伝える。そして共感して話を聞く事が大切ではないかと考えました。その共感のベースになるのが、話を聞く人の存在です。

本来、話を聞くのは身近な家族や上司、友人や知人の役割です。しかし現代ではそのような関わりの方が少ないように感じました。実際、病院でのお話の技術の大半は、共感しないカウンセリングになっています。分析をするカウンセリングです。病名を見つける為の関わりではなく親身になって話を聞く姿勢や気持ちこそが、これからは大切な時代ではと思っております。

話を聞く人の存在はとても必要です。話を聞く人は、身近な人に対する心のケアーになるのではないかと信じております。本法人は、メンタルセラピスト感覚の啓蒙と、その感覚を持つ人の育成を兼ねた協会です。

心の問題は様々な所で取り上げられております。心療内科や精神を療機関等において、お薬を必要とする人に対して心から話を聞く人たち側にいたら、心の問題に関して悩む方は軽減するのではないかと協会では考えました。そんな意味でも、心に関心がある方や人の気持ちを共感出来る人は大切です。

優しい気持ちをお持ちの人や、人の話を聞く事が出来る人は、メインセラピスト気質がある方だと考えます。人の話を聞く事が好きな人もです。人の話を聞く事が多い人は、相手が心を開いているからです。そんな心優しい人は沢山いらっしゃいます。

しかし、なかなか活動する場所もありません。「良い人」だけで終わってしまったり、優しすぎて逆に話を聞いて疲れてしまう人もいます。その優しい行為から利用されて自分の身を守る事ができなくなってしまい、心を閉ざしてしまった方々のお話を沢山お聞きしました。人の話を聞く事の素晴らしさを実感しながら、多くの人が人の心に共感する方が増えることを願い協会があります。

田中 千栄子 (著)
出版社: 弘文社; 第2版 (2016/7/8)、出典:出版社HP

心を大切に考える日本メンタルセラピスト検定資格

心の問題は、話を聞くだけではなく、対話の中で今の気持ちにより共感して理解出来るセラピストが必要ではないかと考えています。理解できる人というのは、分析や診断を重要視するのではなく共に今の状況を理解して「どうしてゆきたいのか?」を考える人ではないかと思います。時には一緒に話を聞いて泣いたり笑ったりしてもいいと思うのです。

本当の対話とは聞くばかりではなく、円滑な会話のキャッチボールが出来る事。気のない挨拶や返事ではない様に感じます。見えない心だからこそ、共感の心で対応する存在はこれからとても大切になります。なぜなら感受性が強いからこそ、誰にも言えないままの人には、その気持ちをわかって貰える人がこれからは必要だからなのです。感受性はとても素晴らしい感覚です。しかしそれが故に心を開けないままの人も少なくありません。

人としての気持ちを生かしながら親身になって話せる・受け取るセフジトリの検定資格です。対話の中での共感から、原因を見つめるばかりではなく、観的に相談者の気持ちを把握し、今の状態を説明できるアドバイザーでも。ます。一人で抱え込まないケアーと、心の葛藤や問題などの話を聞く存在です。

皆様の大切なお時間を考えると、これからはインターネットを使った式ではないかと考えました。申し込みをされて、好きなタイミングして一人で受験出来ます。自分磨きやスキルアップのひとつとしてメンタルセラピスト検定を実施し、切に考える方がより増えることを願い日本メンタルセラピスト検定を実施しております。

田中 千栄子 (著)
出版社: 弘文社; 第2版 (2016/7/8)、出典:出版社HP

受験案内

一般社団法人
日本メンタルセラピスト協会は心を大切に考え、人の話を聞く人の育成を考え、スキルアップのひとつとして検定を行なっております。当協会はホームページより検定申し込みを受付けております。費用は2,6000円になり、後日、IDとパスワードがメールにて送信されます。

そのIDとパスワードにて日本メンタルセラピスト協会HPよりメンバー様としてログインできます。こちらのテキストをよく理解した上で、自分の好きなタイミングで受験できます。1度限りです。試驗內容1章~5章まであります。各章ごとに20問出題しています。択一方式で、合計100問、時間制限は60分です。

80点以上で合格です。試験が終わり次第結果がすぐその場でわかります。合格者は、写真データを協会宛てにメールで送って頂き、後日協会より認定カードが自宅へ届きます。有効期限は3年間です。更新は3年毎に5000円です。

くわしくは、一般社団法人日本メンタルセラピスト協会で検索
http://www.jmental.com

田中 千栄子 (著)
出版社: 弘文社; 第2版 (2016/7/8)、出典:出版社HP