最新珠算能力検定問題集 準2級編
まえがき
日本商工会議所主催・珠算能力検定試験が,平成14年度より規則改正されたことにともない,東京商工会議所主催の準級珠算能力検定も,これに準じた内容で同時に改正されました。
この問題集は,検定問題を手がける作問者によって厳正に作問されたものです。準級制度を活用してさらに上級をめざされることを期待します。
編者
珠算能力検定試験準2級
程度および内容・合格基準
1. 程度および内容
A みとり算
7けたの円名数の加算又は加減算10題(1題10口,1題の総字数70字)
B かけ算
法・実合わせて8けたのもの20題(無名数のもの10題,円名数のもの10題で,小数第3位未満・円位未満四捨五入)
Cわり算
法・商合わせて7けたのもの20題(無名数のもの10題,円名数のもの10題で,小数第3位未満・円位未満四捨五入)
※制限時間はA・B・C合わせて30分
2. 合格基準
300点満点で,210点以上
※みとり算(100点),かけ算(100点),わり算(100点)の総合得点で審査
補数計算のしかた
能力検定試験の2級以上の見取算には,計算途中の数より大きい数を引く計算問題が出題される。このような計算を補数計算という。たとえば,8の補数は2であり,75の補数は25である。
1.補数とその読みかた
そろばん面の数から補数を読むには,上のけたからどのけたも合計が9になるように読み,末位のけただけが10になるように読めばよい。
2.補数計算の方法
2日目までの「そろばん面」395から3口目の564が引けないから,1,000を借りて引く。その結果,そろばん面が831になる。
したがって、借りた1,000に対する831の補数169が-(マイナス)の答えとなる。
答え -169
3.つぎの問題で練習してみよう。
No. | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
1 | 456 | 832 | 605 | 1,628 | 5,091 | 2,963 |
2 | 213 | -159 | 713 | 3,450 | 6,287 | 4,701 |
3 | -987 | -476 | -852 | -2,739 | -4,903 | -3,054 |
4 | -305 | -961 | -5,124 | -7,156 | -6,872 | |
5 | 274 | -3,842 | ※-9,185 | |||
そろばん面 | 682 | 892 | 779 | 7,215 | 5,477 | 88,553 |
計 (補数) |
-318 | -108 | -221 | -2,785 | -4,523 | -11,447 |
※(6)そろばん面4口目7,738から,-9,185を引く場合に、さきに借りた同じけた(1万の位)に9をおいてから計算する。