最新珠算能力検定問題集 準2級編




まえがき

日本商工会議所主催・珠算能力検定試験が,平成14年度より規則改正されたことにともない,東京商工会議所主催の準級珠算能力検定も,これに準じた内容で同時に改正されました。

この問題集は,検定問題を手がける作問者によって厳正に作問されたものです。準級制度を活用してさらに上級をめざされることを期待します。

編者

東京珠算教育連盟 (著)
出版社: 暁出版 (2015/9/20)、出典:出版社HP

 

珠算能力検定試験準2級
程度および内容・合格基準

1. 程度および内容
A みとり算
7けたの円名数の加算又は加減算10題(1題10口,1題の総字数70字)
B かけ算
法・実合わせて8けたのもの20題(無名数のもの10題,円名数のもの10題で,小数第3位未満・円位未満四捨五入)
Cわり算
法・商合わせて7けたのもの20題(無名数のもの10題,円名数のもの10題で,小数第3位未満・円位未満四捨五入)
※制限時間はA・B・C合わせて30分

2. 合格基準
300点満点で,210点以上
※みとり算(100点),かけ算(100点),わり算(100点)の総合得点で審査

東京珠算教育連盟 (著)
出版社: 暁出版 (2015/9/20)、出典:出版社HP

 

補数計算のしかた

能力検定試験の2級以上の見取算には,計算途中の数より大きい数を引く計算問題が出題される。このような計算を補数計算という。たとえば,8の補数は2であり,75の補数は25である。

1.補数とその読みかた
そろばん面の数から補数を読むには,上のけたからどのけたも合計が9になるように読み,末位のけただけが10になるように読めばよい。

2.補数計算の方法
2日目までの「そろばん面」395から3口目の564が引けないから,1,000を借りて引く。その結果,そろばん面が831になる。
したがって、借りた1,000に対する831の補数169が-(マイナス)の答えとなる。
答え -169

3.つぎの問題で練習してみよう。

No. 1 2 3 4 5 6
1 456 832 605 1,628 5,091 2,963
2 213 -159 713 3,450 6,287 4,701
3 -987 -476 -852 -2,739 -4,903 -3,054
4 -305 -961 -5,124 -7,156 -6,872
5 274 -3,842 ※-9,185
そろばん面 682 892 779 7,215 5,477 88,553

(補数)
-318 -108 -221 -2,785 -4,523 -11,447

※(6)そろばん面4口目7,738から,-9,185を引く場合に、さきに借りた同じけた(1万の位)に9をおいてから計算する。

東京珠算教育連盟 (著)
出版社: 暁出版 (2015/9/20)、出典:出版社HP