プロジェクトマネージャ試験(PM)のおすすめ参考書・テキスト(独学勉強法/対策)




プロジェクトマネージャ試験(PM)の概要

プロジェクトマネージャ試験(PM)は、システム開発プロジェクトの責任者として全体の計画を作成し、資源の確保・予算計画・納期・品質に対して責任をもってプロジェクトを管理・運営する人のための試験です。プロジェクトマネージャとしてメンバーを成長させることを目標とする人に最適な資格です。

最新のプロジェクトマネージャ試験(PM)テキストを確認する
Amazon  Rakuten

プロジェクトマネージャ試験(PM)の公式テキスト

公式テキストなどは存在しなく、翔泳社や技術評論社など情報処理技術者試験では定番の出版社から参考書を選ぶ必要があります。試験の難易度は高いので幅広い知識が必要とされます。ここでは、プロジェクトマネージャ試験のおすすめ参考書をご紹介します。

プロジェクトマネージャ試験(PM)のおすすめ参考書

1.「情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2019年版」(翔泳社)

三好 康之(著),ITのプロ46(著)
出版社:翔泳社(2018/9/20)、出典:amazon.co.jp

本書は、プロジェクトマネージャ試験に合格するための知識とテクニック、学習方法など、さまざまな情報を結集した対策テキストです。

2.「平成31年度 プロジェクトマネージャ合格教本」(技術評論社)

金子 則彦(著)
出版社:技術評論社;第3版(2018/9/26)、出典:amazon.co.jp

合格率13%と難関のイメージがある本試験ですが、試験を知り尽くしたベテラン講師が、手取り足取り、やさしく丁寧に解説することで合格に導きます。まず午前2問題対策で基礎知識をひとまとめ。午後1問題の記述式については、解答の導き方を設問ごとに、別解も含めて詳細に解説します。午後2問題の論文形式では、合格する論文の書き方や、演習方法を具体的にアドバイス。論文の実例も多数掲載しています。さらに、付属CD-ROMには午前1・2問題の演習ソフトDEKIDAS-2や、過去6回分の過去問題と詳細な解説・論文例を収録しました。この1冊こそ合格の近道です。

3.「2019年度版 ALL IN ONE パーフェクトマスター プロジェクトマネージャ」(TAC出版)

本書は、それぞれの試験問題に対し、重要ポイントの整理と記述/論述テクニックの解説そして問題演習を組み合わせた、合格のためのすべてを一冊に凝縮したテキスト&トレーニング集です。 本番でもあわてることなく記述、論述(論文作成)することができるテクニックを伝授します。

4.「2019 プロジェクトマネージャ『専門知識+午後問題』の重点対策」(アイテック)

本書はプロジェクトマネージャに合格するために必要な知識の習得と、試験に合格するために必要なテクニックを備える事を目的として構成されています。忙しい時間の合間をぬって受験勉強をされる方のために、最短ルートで資格取得ができるよう工夫した書籍となっており、最短ルートでの資格取得を目指すために、効率の良い学習ができるようどこを重点的に行えばいいのか明確に示しています。

情報処理教科書 プロジェクトマネージャ

はじめに

プロジェクトマネージャ試験対策本の“定番”となった本書も・・・平成31年度版で17年目を迎えます。平成30年度の本番試験でも、おかげさまで大きく乖離した出題もありませんでした。そういう意味では、特に変更する必要もなかったのですが・・・今回も・・・「ここをこう変えた方がわかりやすい」とか、「ここはビジュアルで記憶に残したい」とか、「ここはちょっと違ったテイストで印象に残そう」とか・・・よくもまぁ毎年毎年出てくるものなんですねというぐらい手を加えました。それもこれも、筆者は今でも…年間500本以上の論文を添削し、試験対策講座に登壇し、読者や受講生の貴重な意見に耳を傾けているから改善案が尽きないのです。ちなみに、今回の変更点はこんな感じです。

平成31年度の強化ポイント
・PMBOK第6版対応、
・序章をよりイメージしやすいよう、記憶しやすいように変更
・点(PM)から線(他の試験区分含むキャリア形成)へという方向性の強化

奇しくも今回対応したPMBOK第6版では「テクニカル・プロジェクトマネジメント・スキル」の重要性に言及しています。これまでOKだったかもしれない
「え?納期直前のこの時期に有休を取るの?無理だろ。わかるよね。」というような・・・”仕事重視当たり前”のマネジメントが、そろそろ時代に合わなくなってきているのは明らかですよね。スケジュールを組む時に、残業時間は含めず、全員の有給休暇を加味するぐらいはもはや当然のことになりつつあります。

「帰るな」というとパワハラになるので、自分が帰らないようにして必死で帰らないオーラを出すという・・・誰も得をしない“無言の圧力を出すぐらいなら、同じ無言の圧力でも、「勉強しなよ」という声かけの代わりに、自らスキルアップしている姿勢を示して,その重要性と必要性を示した方が…全然カッコいいですよね。

そして・・・自分自身が資格を取得した暁には…それを見ていた部下やメンバが合格の秘訣を聞いてくると思うので…その時にはぜひ、本書を使って教えてあげてください。すると筆者も安泰ですから(笑)。

冗談はさておき、最後になりますが、いつもいつも読者代表と勘違いしている著者の意見を最大限に受け入れてくれている翔泳社の方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。おかげさまで、今年も最高の仕上がりになりました。
平成30年8月著者ITのプロ46代表三好康之

付録のダウンロード
本書の付録として、プロジェクトマネージャ試験の午前I・午前II・午後I・午後IIの過去問題と、その解答・解説,答案用紙及び用語集を電子ファイルで提供しています。
●平成14~30年度の本試験問題と解答・解説
平成14~30年度のプロジェクトマネージャ試験の午前・午後I・午後II問題とその解答・解説、及び解答用紙(なお、本書に掲載している午後I・午後IIの解答・解説については電子ファイルの提供はありません)
●平成13年度以前の重点問題
特に重要な午後問題について、問題,解答・解説,解答用紙
●平成7~30年度の午後II問題
平成7~30年度のプロジェクトマネージャ試験の午後IIの問題文
●試験に出る用語集
提供する電子ファイルは、すべてPDF形式のファイルになっています。本書の付録を提供するWebサイトは下記のとおりです。ダウンロードする際には、アクセスキーの入力を求められます。アクセスキーは本書のいずれかの章扉ページに記載されています。Webサイトに示される記載ページを参照してください。
※提供開始は2018年9月末頃の予定です。
※電子ファイルのダウンロードには、SHOEISHAID(翔泳社が運営する無料の会員制度)への会員登録が必要です。詳しくは、Webサイトをご覧ください。
※ダウンロードしたデータを許可なく配布したり、Webサイトに転載することはできません。
提供サイト:https://www.shoeisha.co.jp/book/present/9784798158143
アクセスキー:本書のいずれかのページに記載されています(Webサイト参照)
※コンテンツの配布期間:2019年12月末日まで

目次 – 情報処理教科書 プロジェクトマネージャ

はじめに
付録のダウンロード

序章
合格するためにやるべき事
1.学習開始にあたって
2.PMBOKでプロジェクトマネジメントの全体像を押える!・
3.午後I(論述式)対策
3-1初めての論文
論述試験の全体イメージ
合格論文とは?
2時間手書きで書けるようになる練習
「情報処理教科書高度試験午後II論述」の紹介
3-2論文三大NGポイント!
課題克服その1具体的に書く!
課題克服その2初対面の第三者に伝える!
課題克服その3問題文の読み違えを無くす!
3-3他の論述式試験区分に合格している人
3-4事前準備
“論述の対象とするプロジェクトの概要”の作成
設問アの前半400字「プロジェクトの特徴」の作成・
設問ウのパターンを念のため準備しておく

午後II試験Q&A
4.午後I(記述式)対策
4-1午後I対策の方針午後I対策の考え方一過去問題の正しい使い方
4-2過去問を使った午後I対策の実際
4-3『情報処理教科書高度試験午後I記述」の紹介
4-4プロジェクトマネージャ試験の特徴
5.午前対策
6.読者の勉強方法-合格体験記とその方法

第1章ステークホルダ
1.1基礎知識の確認
要員数の計算FE
プロジェクト体制FE
責任分担マトリックスFE
要員管理
組織の制約
1.2午後II章別の対策
1.3午後I章別の対策
1.4午前II章別の対策
午後I演習平成30年度問3
問題の読み方とマークの仕方
IPA公表の出題趣旨・解答・採点講評
解説
午後II演習平成30年度問1
解說
サンプル論文・

第2章リスク
2.1基礎知識の確認
リスク
定量的リスク分析で使用するツール
リスクマネジメント手順
2.2午後II章別の対策
2.3午後I章別の対策
2.4午前II章別の対策
午後I演習平成30年度問1
問題の読み方とマークの仕方
IPA公表の出題趣旨・解答・採点講評・
解説
午後II演習平成28年度問2
解説
サンプル論文

第3章進捗
3.1基礎知識の確認
所要期間の見積りFE
プロジェクト・スケジュール・ネットワーク図
スケジュール作成技法.
進捗遅延の原因と予防的対策(リスク管理)
重要工程での兆候の管理
進捗管理の基礎
CPM/CCM
計画進捗率と実績進捗率を使った進捗管理技法FE
進捗遅延時の事後対策
3.2午後II章別の対策
3.3午後I章別の対策
3.4午前II章別の対策
午後I演習平成27年度問3
問題の読み方とマークの仕方
IPA公表の出題趣旨・解答・採点講評
解說
午後II演習平成30年度問2
解説
サンプル論文

第4章予算
4.1基礎知識の確認
生産性基準値を使った見積りの基礎FE
ファンクションポイント法による見積りFE
EVM(Earned Value Management)FE
費用管理
4.2午後I章別の対策
4.3午後I章別の対策
4.4午前I章別の対策
午後I演習平成28年度問3
問題の読み方とマークの仕方
IPA公表の出題趣旨・解答・採点講評
解説
午後Ⅱ演習平成28年度問1.
解説
サンプル論文

第5章品質
5.1基礎知識の確認
品質計画
品質管理
レビューFE
テストFE
信頼度成長曲線,管理図FE
品質管理ツールFE
品質不良の事後対策
5.2午後II章別の対策
5.3午後I章別の対策
5.4午前II章別の対策
午後I演習平成30年度問2
問題の読み方とマークの仕方
IPA公表の出題趣旨・解答・採点講評
解説
午後II演習平成29年度問2
解説
サンプル論文

第6章
調達
6.1基礎知識の確認
契約の基礎知識
調達計画
調達管理
海外労働力の活用
6.2午後II章別の対策
6.3午後I章別の対策
6.4午前II章別の対策
午後I演習平成29年度問2
問題の読み方とマークの仕方
IPA公表の出題趣旨・解答・採点講評
解説
午後II演習平成27年度問1
解説
サンプル論文

第7章
変更管理と完了評価
7.1基礎知識の確認
プロジェクト立上げ~プロジェクト計画まで
変更管理
7.2午後I章別の対策
7.3午後I章別の対策
7.4午前II章別の対策
午後I演習平成26年度問1
問題の読み方とマークの仕方
IPA公表の出題趣旨・解答・採点講評
解説
午後II演習平成24年度問2
解説
サンプル論文

付録プロジェクトマネージャになるには
試験終了後に読んでほしいこと一合格後に考えること一
暗記チェックシート
受験の手引き
プロジェクトマネージャ試験とは
出題範囲
索引

●注意事項
本書では、平成15年度版以来、その後作成し続けてきた過去問題(17年分)の解説を提供させていただいてます。今後も、できる限り継続して提供していく予定ですが、解説の仕方は年々より良いものになるように進化させていることにより、年度が違うと微妙に”解説の仕方が変わっている場合があります。ご理解ください。

最新のプロジェクトマネージャ試験(PM)テキストを確認する
Amazon  Rakuten

この記事に関するタグ: 参考書独学情報処理技術者テキストプロジェクトマネージャIT