ユーキャンの登録販売者 速習テキスト&重要過去問題集 第2版【オールカラー&過去問200題収録】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)




登録販売者とは

2009(平成21)年6月施行の薬事法(現「医薬品、医療機器等の口の有効性及び安全性の確保等に関する法律」)の改正により、一般用医の販売方法が変わりました。
この改正により、一般用医薬品がリスクに応じて、第一類医薬品、第一酒医薬品、第三類医薬品の3つに分類され、第二類医薬品と第三類医薬品-限っては、薬剤師がいなくても登録販売者がいれば、一般用医薬品の販売を行うことが可能になりました。「登録販売者になるには、毎年各都道府県で実施される登録販売者試験に合格し、販売従事の登録をする必要があります。

●一般用医薬品の販売従事者

医薬品のリスク分類 対応する専門家
第一類医薬品(特にリスクが高い) 薬剤師
第二類医薬品(リスクが比較的高い) 薬剤師または登録販売者
第三類医薬品(リスクが比較的低い)

 

次の業務は、薬剤師にのみ認められており、登録販売者は行うことができません。
・処方箋による調剤・薬局医薬品の販売・要指導医薬品の販売・一般用医薬品のうち、第一類医薬品の販売

登録販売者試験について

受験資格
平成27年度実施の登録販売者試験から、実務経験や学歴などの受験資格は撤廃され、誰でも受験が可能となりました。

試験形式
筆記試験(マークシート方式)

実施回数と試験日
都道府県ごとに、少なくとも年に1回以上実施されます。試験日は都道府県ごとに異なります。住所や勤務地に関係なく、どの都道府県でも受験が可能です。

出題範囲
試験問題は、厚生労働省作成の「試験問題の作成に関する手引き」に準拠して出題されます。

試験項目
各試験項目の出題数と時間配分は以下のとおりです。

試験項目 出題数 試験時間
医薬品に共通する特性と基本的な知識 20問 40分
人体の働きと医薬品 20問 40分
主な医薬品とその作用 40問 80分
薬事関連法規・制度 20問 40分
医薬品の適正使用・安全対策 20問 40分
合計 120問 240分

試験は、午前と午後に分かれ、午前は60問を120分、午後は60問を120分以内に解答します。

合格基準
合格には以下の基準を満たしていることが必要です。1総出題数120問に対して7割以上正答すること2試験項目ごとに都道府県が定める一定の割合を正答すること。
※上記の内容は、2018年6月現在のものです。今後変更されることも予想されるため、受験される方は各都道府県のホームページなどで最新の情報をご確認ください。

目次

登録販売者とは/登録販売者試験について
本書の使い方

第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識

1日目 医薬品概論、医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因
2日目 適切な医薬品選択と受診勧奨、薬害の歴史

第2章 人体の働きと医薬品

3日目 人体の構造と働き1内臓器官一消化器系、呼吸器系一
4日目 人体の構造と働き2内臓器官一循環器系、泌尿器系一
5日目 人体の構造と働き3感覚器官一目、鼻、耳一
6日目 人体の構造と働きの運動器官・神経系一外皮系、骨格系、筋組織、中枢神経系、末梢神経系一
7日目 薬が働くしくみ
8日目 症状からみた主な副作用

第3章 主な医薬品とその作用

9日目 精神神経に作用する薬1一かぜ薬一
10日目 精神神経に作用する薬2一解熱鎮痛薬一
11日目 精神神経に作用する薬3一催眠鎮静薬、眠気防止薬、鎮暈薬、小児鎮静薬一
12日目 呼吸器官に作用する薬
13日目 胃腸に作用する薬1
14日目 胃腸に作用する薬2
15日目 心臓や血液、排泄部位に作用する薬
16日目 婦人薬、内服アレルギー用薬
17日目.鼻炎用点鼻薬、眼科用薬
18日目 皮膚に用いる薬
19日目 歯や口中に用いる薬
20日目 公衆衛生用薬、一般用検査薬
21日目 漢方処方製剤
22日目 生薬製剤

第4章 薬事関係法規・制度

23日目 医薬品医療機器等法の目的など、医薬品の分類・取扱い等1
24日目 医薬品の分類・取扱い等2、医薬品販売に関する法令遵守
25日目 医薬品の販売業の許可
26日目 医薬品の販売従事者、情報提供および陳列等
27日目 薬局または店舗の掲示等、行政庁の監視指導等

第5章 医薬品の適正使用・安全対策

28日目 医薬品の適正使用情報
29日目 医薬品の安全対策、副作用等による健康被害の救済など
30日目 「してはいけないこと」(「手引き」別表5-1).
31日目 「相談すること」(「手引き」別表5-2)

重要過去問200

さくいん

別冊重要過去問200解答・解説

本書の使い方

Step1「学習のポイント」を確認
まずは、その日に学習するポイントを読んで、全体像をざっくりつかみましょう。

Step2本文の学習
本文中の項目にざっと目を通し、全体の流れを理解しましょう。本文の赤字や囲み、図表を中心にポイントを押さえて効率的に学習しましょう。

●ちょっとずつ「31日」で学習完成!
「手引き」の重要ポイントを「31日分」に収録しました。

●学習のポイント
その日に学習するポイントをまとめています。

●補足アドバイス
ユーニャンが本文を補足。理解がより深まります。

●受験生からよくある質問
受験生が抱きやすい本文中の疑問を、Q&A形式で解説しています。

●本文だけではわかりにくいポイントも、図解やイラストなどで明確に!

●重要なポイント
重要なポイントは、鈴マークの囲みや表で、コンパクトにまとめています。

●用語
本文に出てくるわかりにくい医療用語などを解説。解説する用語には▼がついています。

重要過去問題にチャレンジ
Step3ミニテストで理解度チェック
1日の学習の終わりに○×形式のミニテストがあります。知識の定着度をチェックできます。

Step4特に重要な過去問題200問を厳選して収録しました。どれも必ず解いておきたい問題ですので、すべて正答できるまで取り組みましょう。

●「必答」問題
特に試験で取りこぼせない問題は、「必答」アイコンで示しています。

●頻出問題
試験でよく出る問題は、「頻出」アイコンで示しています。

●解答・解説は、使いやすい別冊!
重要過去問200の解答・解説は、確認しやすい別冊にまとめました。

・本書の内容は、厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月版)」に準拠しています(以下、本文中「手引き」)。

・本文中の「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」については、「医薬品医療機器等法」「法」と省略して表記しています。

・本文中の「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則」については、「規則」と省略して表記しています。

・「重要過去問200」において、実際の問題を一部変更して掲載しているところがあります。また、「試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月版)」からの出題に対応するため、一部オリジナルの問題を掲載しています。