改訂版 西洋・日本美術史の基本 美術検定1・2・3級公式テキスト




はじめに

本書は、美術と日本美術の古代から1970年代までの美術通史をコンパクトにまとめたものです。

今から美術史の勉強を始めたい、あるいは、美術史は正式に学んだことはないけれど少し興味がある、でも本が多すぎてどれを読めばいいのかわからない…そういった方々に向けて編集しました。この1冊で美術史の大きな流れがつかめます。

美術史を学ぶうえで大切なのは、「知識」だけではありません。「作品」をしっかり「みる」ことが基本です。そのため、美術史の各時代や様式を代表する作品のカラー図版で大きな流れのわかるページも用意しています。

美術史が初めての方は、ぜひ、このページからじっくり見てください。また、通史を読むうえで 参考になるコラム、試験勉強にも活用できる時代のポイントをまとめたページもあります。

最終章では、作品鑑賞にも役立つ、基本的な制作技法などにも触れています。全編を読んでいるうちに、その時代の作家たちがどのようにして作品を生み出してきたのかという背景も知ることができるでしょう。

この本が読者のみなさんの、美術へのさらなる興味のきっかけとなれば…そんな思いも込めて本書を編集しました。

※本書は『美術検定公式テキスト西洋・日本美術史の基本』
『美術検定3級速習ブック』をもとに再構成及び加筆し編集したものです。

美術検定実行委員会 (編集)
美術出版社; 改訂版 (2014/5/19)、出典:出版社HP

もくじ

はじめに
ざっくり美術史と本書の構成
凡例など

Part1 西洋美術史

みてわかる Art History
1 原始・古代の美術
2 中世美術
3 ルネサンス美術
4 バロック・ロココ美術
5 近代美術
6 20世紀と現代の美術

読んでわかる Art Story
1 原始・古代の美術
2 中世美術
3 ルネサンス美術
4 バロック・ロココ美術
5 近代美術
6 20世紀と現代の美術

ポイントでわかる Art Facts
1 原始・古代の美術
2 中世美術
3 ルネサンス美術
4 バロック・ロココ美術
5 近代美術
6 20世紀と現代の美術

Part2日本美術史

みてわかる Art History
1 先史・古墳時代の美術
2 古代美術
3 中世美術
4 近世美術
5 近代と現代の美術

読んでわかる Art Story
1 先史・古墳時代の美術
2 古代美術
3 中世美術
4 近世美術
5 近代と現代の美術

ポイントでわかる Art Facts
1 先史・古墳時代の美術
2 古代美術
3 中世美術
4 近世美術
5 近代と現代の美術

Part3 もっと詳しく知りたい

色彩
西洋絵画の画材と技法
日本絵画の画材と表装と技法

掲載作品データ
主要人名索引

ざっくり美術史と本書の構成

本書中の表記および凡例など

※本書中の美術用語の一部は統一表記としています。
例:着色・著色→著色、屏風・屏風→屏風

※カラーページに掲載の作品キャプションは、作家が判明している作品については、作家名、生没年、主に活動した場所(西洋美術史の場合は国名、日本美術史の場合は現在の都市名)、作品名、制作年で構成しています。

※海外の美術館などで所蔵されている海外作品のタイトルは、日本国内で一般的な表記で掲載。

※作品キャプション、作品データはすべて2019年8月現在。

※西洋美術史ページ掲載のキャプション中の国名は以下のとおり省略しています。
米=アメリカ合衆国
英=イギリス
伊=イタリア
奥=オーストリア
蘭=オランダ
ギ=ギリシア
ス=スイス
西=スペイン
独=ドイツ
ネ=ネーデルラント
仏=フランス
フ=フランドル
ブ=ブルガリア
ベ=ベルギー
リ=リトアニア
ル=ルーマニア
露=ロシア、ソ連

美術検定実行委員会 (編集)
美術出版社; 改訂版 (2014/5/19)、出典:出版社HP