2019年度版 医療秘書技能検定実問題集3級(2)




本書で学ばれる皆さんへ

現代における医療は、複雑・高度化による機能分化が進み、チーム医療の的確かつ円滑な推進が以前にも増してより強く望まれるようになってきました。

こうした状況の中でクローズアップされてきているのが、近代医療を積極的にサポートするコ・メディカル・スタッフとしての医療秘書の存在です。

医療秘書は、医療機関の中で、診療・看護・医療技術・介護の行使に関する業務を、知識と技能で遂行する職業で、医療チームにおいて専門的な援助と各部門間の連絡調整に当たる役割を持ちます。今後、近代医療の一層の高度化にともなって、さらにその存在は重要視されるでしょう。

しかしながら、そのニーズの増大とともに学校数、学生数は年を追って増加しているものの、教育内容が十分整理されていないのが現状であり、教育者また医療機関から医療秘書教育の基準となる資格認定の制度化が強く求められてきました。「医療秘書技能検定試験」は、このような社会要請に応えるべく、医療秘書教育の充実と医療秘書の社会的地位向上を目的に発足した医療秘書教育全国協議会が実施する検定試験です。

この検定は、医療秘書としての専門知識と技能を判定するものであり、それが医療秘書をめざす学生にとって学習の励みとなり、また採用する側でも習得レベルの判断材料になるものと信じます。

本書により意欲的に学習し、いち早く合格され、スペシャリストとして社会医療の第一線で活躍されるよう願っております。

一般社団法人
医療秘書教育全国協議会 前会長
日野原重明

医療秘書教育全国協議会試験委員会 (編集)
出版社: つちや書店 (2019/4/2)、出典:出版社HP

2019年度版 医療秘書技能検定実問題集3級②
目次

まえがき
本書の使い方

問題編
本試験問題
Ⅰ 第57回問題(H28.11.6)
Ⅱ 第58回問題(H29.6.11)
Ⅲ 第59回問題(H29.11.12)
Ⅳ 第60回問題(H30.6.10)
Ⅴ 第61回問題(H30.11.11)

解答・解説編
本試験問題解答・解説
Ⅰ 第57回問題解答・解説
Ⅱ 第58回問題解答・解説
Ⅲ 第59回問題解答・解説
Ⅳ 第60回問題解答・解説
V 第61回問題解答・解説

本書の使い方

①本書は、問題編と解答・解説編から構成されています。
※解答・解説編は、本編から抜き取れるようになっています。必要に応じて抜き取ってご利用ください。

②本試験問題の答案は、本試験と同様に、各回問題巻末の解答用紙に記入してください。

③検定実施団体の医療秘書教育全国協議会では、本試験の配点を公表していません。本書の問題についても採点は利用者ご自身にお任せしています。

④医療事務関係の算定点数は常に改正される可能性のあるものです。本書ご利用の際に既に改正されていることがあり得ることを、あらかじめご了承ください。

医療秘書教育全国協議会試験委員会 (編集)
出版社: つちや書店 (2019/4/2)、出典:出版社HP